自身のキャリアパスや業務内容の方向性を考慮して、Web制作会社でプロデューサーを続けていくよりも、事業会社でアートディレクターをやりたいという思いが強かった。また、業界全体の伸びや技術の進歩を考えたとき、技術を追いかける必要がある現職よりも、自社サービスをどのように売っていくのか考えることの方が、自身の成長につながると考えたため。
年齢的に厳しいと考えていた通り、オファーはあるものの、希望する事業会社からは、年齢を理由に弾かれてしまうことが多かった。逆に、同業種や広告代理店(Web制作会社・Webコンサル会社)からは、これまでと同等の職種で、好条件のオファーが数多く舞い込む。また、大手紹介会社からのオファーもほとんどが制作会社の紹介であり、同業への転職はしないつもりでいたものの、半年を過ぎたあたりから転職そのものをあきらめかけていたことも事実であった。
今回の成功は「同業種への転職はしない」ということを固く誓っていたことに加え、業界への知見が豊富で、専門性の高いコンサルタントが紹介してくれた結果だと考えている。案件を多く持っている大手よりも、無名であっても専門性の高い紹介会社の話を聞く方が、具体的に話が進むということを実感した。
同業種への転職はともかく、異業種への転職を希望する場合、どこまで具体的なイメージを持っているかがポイントかと思います。また、コンサルタントや紹介会社の専門性や得意分野を確認したうえで、相談することが転職成功への近道ではないでしょうか。紹介会社からは多くのオファーが舞い込みます。
ただ、紹介会社の中には、自身の数字を上げたいだけのコンサルタントも少なからず存在します。決して、登録者ご自身の人生に責任を持ってくれるわけではありません。なんとなく「今の仕事を辞めたい」が通用するのは30歳まで。中途半端な内容で妥協すると、痛い目に合うのではないかと思います。
まずは、オファーをいただいた事に、お礼申し上げます。また、それぞれの面接時には具体的な面接事例や、面接官・企業の傾向など、ご教示いただいたことにより、しっかりと事前準備をすることができ、内定をいただけたと感謝しています。有難うございました。