品川区「情報推進担当」公募
大手メーカーから「品川区」へ。現場・組織が抱える「課題」の中枢で、社会貢献の実感が持てる仕事を――。
「区民の幸福度向上」の実現に向け、デジタル技術やデータの活用に積極的に取り組む品川区。今回取材したのは「ミドルの転職」経由で、2024年に品川区に入庁し、DX戦略担当部長 兼 DX戦略課長(CIO / CISO) として働く西澤 拓さん(40)。もともと日系大手メーカーでプロジェクトマネージャとして働いてきた西澤さんは、なぜ、転職先に品川区を選んだのか。そこには、現場・組織が抱える「真の課題」に向き合い、仕事で社会貢献を実感していきたいといった思いがあった――。
- 仕事内容
- 情報推進担当(自治体業務の最適化)◆係長級採用/リモートワーク可/民間出身者も活躍中「システム標準化」は自治体DXの一環として位置づけられており、昨年度末までの移行期限に向けて対応を進めてきました。あなたには「情報推進担当」として、品川区のシステム標準化後におけるDXに関するプロジェクトの推進をお任せします。今後の自治体業務の「あるべき姿」を、他自治体とも連携しながら共に創り上げていきましょう。
<ガバメントクラウドを活用し、自治体業務の最適化を目指します>
昨年度までのシステム標準化対応により、大半の業務システムについては、政府共通のクラウドサービスである「ガバメントクラウド」への移行は完了しました。
しかしながら、ガバメントクラウドの利活用は、全国的にもまだ発展途上の段階です。
そのため、先進技術を活用しながら、自治体業務の最適化手法を検証していきます。
「BPRにおいてつまずきやすいポイントは何か」「工数を削減するにはどのような取り組みが有効か」といった検証結果が、後続団体の指針となることを目指しています。
<システム標準化プロジェクトを推進するポジションです>
システム標準化未完了業務の対応、および、稼働後の管理・運用について、専任担当として、所管課と連携しながら、システム事業者との打ち合わせや事業者間の調整を担っていただきます。
<具体的な仕事内容>
■システム標準化対応に伴う業務最適化およびプロジェクト推進に関すること
・システム標準化プロジェクトの全体進捗管理
・ICT関連コストの内容精査と最適化
・標準準拠システムのデータ連携に係る事業者間の仕様調整
・AI、BI、各種デジタルツールを活用した業務効率化の検討
・ガバメントクラウドを活用した行政サービス高度化の検討および運用
- 応募資格
- 必須
学歴不問/ブランクOK
<社会人経験10年以上の方も歓迎します>
■民間企業などにおいて、係長3年以上またはそれと同程度の経験があり、プロジェクトマネジメントした経験を有する方
<こんな方を歓迎します>
□自治体業務の知識を有する方(戸籍、住基、税、国保、介護、生保、健康、児童、障害者福祉、年金、就学、選挙など)
□SEなどの経験を有する方(特に公共向け)
□人とのコミュニケーション、調整が得意な方
□新しい情報などに興味があり、分からないことがあればすぐに調べる方
- 勤務地
品川区役所/東京都品川区広町2-1-36
※転勤はありません。
※業務の状況に応じてリモートワークも可能です。
<交通>
JR線・東急線・りんかい線「大井町駅」より徒歩8分
東急大井町線「下神明駅」より徒歩5分
- 年収 / 給与
月給35万4600円~50万5560円
※経験や能力を考慮して決定します。
※残業が発生した場合の時間外手当は全額支給します。
※上記月給には、一律支給の地域手当(給料月額の20%)を含みます。
※年収:550万円~
自分の手で「行政」を変えていく挑戦を
前職では、ITをはじめとする社会インフラ事業に強みを持つ日系大手メーカーで働いていた西澤さん。まずは転職を考えたきっかけから話を聞いた。
前職では、金融機関のシステムインテグレーション、クラウド事業のプロダクト開発、そして上流のサービス企画・開発・セールスまで、多岐にわたる経験を積んできました。自分で言うのもおこがましいですが、一定の評価をされ、給与や待遇にも満足していました。ただ、2023年から2024年にかけて、私が所属していた1,000人規模の事業部全体が、半年後に分社化されることに。もちろん、そのまま残る選択肢もありましたが、「転職をするなら、今が良いタイミングかもしれない」と考えました。というのも、転職直前までハードウェア事業に従事していたのですが、世の中の流れもあり、よりリアルな業務に近い領域に携わっていきたい。そういった思いがあったからです。また、30代後半から40代にかけて、キャリアとしても経験と実力が充実し、まさに「脂が乗っている」と言える時期。そのタイミングで、新しい挑戦をしてみたいと思い、転職を決意しました。
こうして転職活動を開始した西澤さん。その中でも、なぜ「品川区」だったのか。
転職活動の当初は、大手SIer、外資系企業やコンサルティングファームなど、さまざまな転職先を検討し、実際に選考も進んでいました。ただ、「あまりピンとこなかった」というのが正直なところでした。
そんな時に偶然「ミドルの転職」で目に留まったのが、品川区でのDX推進を担うデジタル人材の募集でした。今も覚えているのですが、見つけた瞬間に「これだ!」と。私自身が品川区民だったのですが、子育て世代として、現職の森澤恭子区長が推進する給食費無償化などの「子育て支援策」に注目していました。まさに同じタイミングで「DX推進に本格的に着手する」という方針を知りました。自分の住む街を自らの手でアップデートできるチャンスがある。そこに強く惹かれました。
また、前職のシステムインテグレーターとしての立場では、本質的な課題解決に踏み込みきれない「外の人」としての限界を感じていました。発注者側が求める役割の範囲を超えることはできず、本当に向き合うべき課題が見えていても、そこに手を伸ばしきれないもどかしさがありました。だからこそ、今度は「当事者」の立場で課題に向き合い、組織の内側から変革を推進したいと考えました。業務プロセスや意思決定の流れなど、内部にいなければ見えない「現場のドメイン知識」を獲得し、より高い解像度で仕組みづくりに携わっていきたい。こうした点が、品川区が提示するミッションともマッチしていました。
もう一つ、前職も創業から100年以上にわたり、日本の社会インフラを支え続けてきた会社でした。私自身、その一員として、社会の基盤となる大規模プロジェクトに携わってきた経験があります。自治体の行政をデジタルやITの力で変革していく。まさに「社会に貢献していく」という部分が重なりますし、これほど挑戦しがいのある仕事は他にはないと思い、入庁を決意しました。

西澤 拓|品川区企画経営部 DX戦略担当部長 兼 DX戦略課長(CIO / CISO)
新卒で日立製作所に入社し、ITエンジニアおよびプロジェクトマネージャとして15年間勤務。大規模システムの開発やマネジメントを経験した後、2024年に品川区役所へDX戦略担当課長として転職。2026年4月より現職に就任し、区のデジタル戦略の統括(CIO、CISO)を担う。 同年6月には「AWS Summit Japan 2026」に登壇し、自治体DXの取り組みを発信するなど、外部への情報発信にも積極的に取り組んでいる。
- 仕事内容
- 情報推進担当(自治体業務の最適化)◆係長級採用/リモートワーク可/民間出身者も活躍中「システム標準化」は自治体DXの一環として位置づけられており、昨年度末までの移行期限に向けて対応を進めてきました。あなたには「情報推進担当」として、品川区のシステム標準化後におけるDXに関するプロジェクトの推進をお任せします。今後の自治体業務の「あるべき姿」を、他自治体とも連携しながら共に創り上げていきましょう。
<ガバメントクラウドを活用し、自治体業務の最適化を目指します>
昨年度までのシステム標準化対応により、大半の業務システムについては、政府共通のクラウドサービスである「ガバメントクラウド」への移行は完了しました。
しかしながら、ガバメントクラウドの利活用は、全国的にもまだ発展途上の段階です。
そのため、先進技術を活用しながら、自治体業務の最適化手法を検証していきます。
「BPRにおいてつまずきやすいポイントは何か」「工数を削減するにはどのような取り組みが有効か」といった検証結果が、後続団体の指針となることを目指しています。
<システム標準化プロジェクトを推進するポジションです>
システム標準化未完了業務の対応、および、稼働後の管理・運用について、専任担当として、所管課と連携しながら、システム事業者との打ち合わせや事業者間の調整を担っていただきます。
<具体的な仕事内容>
■システム標準化対応に伴う業務最適化およびプロジェクト推進に関すること
・システム標準化プロジェクトの全体進捗管理
・ICT関連コストの内容精査と最適化
・標準準拠システムのデータ連携に係る事業者間の仕様調整
・AI、BI、各種デジタルツールを活用した業務効率化の検討
・ガバメントクラウドを活用した行政サービス高度化の検討および運用
- 応募資格
- 必須
学歴不問/ブランクOK
<社会人経験10年以上の方も歓迎します>
■民間企業などにおいて、係長3年以上またはそれと同程度の経験があり、プロジェクトマネジメントした経験を有する方
<こんな方を歓迎します>
□自治体業務の知識を有する方(戸籍、住基、税、国保、介護、生保、健康、児童、障害者福祉、年金、就学、選挙など)
□SEなどの経験を有する方(特に公共向け)
□人とのコミュニケーション、調整が得意な方
□新しい情報などに興味があり、分からないことがあればすぐに調べる方
- 勤務地
品川区役所/東京都品川区広町2-1-36
※転勤はありません。
※業務の状況に応じてリモートワークも可能です。
<交通>
JR線・東急線・りんかい線「大井町駅」より徒歩8分
東急大井町線「下神明駅」より徒歩5分
- 年収 / 給与
月給35万4600円~50万5560円
※経験や能力を考慮して決定します。
※残業が発生した場合の時間外手当は全額支給します。
※上記月給には、一律支給の地域手当(給料月額の20%)を含みます。
※年収:550万円~
「しながわDX」3本の柱
こうして2024年4月に品川区に入庁した西澤さん。現在、DX戦略担当部長とDX戦略課長を兼務し、デジタル戦略の統括を担う。その仕事内容・ミッション、そしてやりがいについて聞いた。
現在、品川区では「品川区DX推進基本方針(通称:しながわDX)」を策定しており、「サービスDX」「地域DX」「シゴトDX」の3本の柱を軸に、幅広くDXを推進しています。これらを一過性の施策で終わらせず、持続可能な行政基盤として定着させていく。これが私の主なミッションとなっています。
「しながわDX」3本の柱
■サービスDX
オンライン申請の拡充、マイナンバーカード・キャッシュレス決済を活用した「窓口DX」など、来庁不要で便利な行政サービス実現を推進。必要な行政情報へ容易にアクセスできる環境整備を進めている。また、AIを活用した電話応対の実証実験も進めている。
■地域DX
デジタル技術を活用した防災力の強化、官民データ連携による地域の課題解決とまちづくりの推進を行う。また、高齢者支援をはじめとするデジタルデバイド対策や、区民の意見を集めるためのデジタルプラットフォームも運用する。「教育」分野では、学校ICT環境の整備・改善を支援し、教育DXを推進している。
■シゴトDX
AIの活用やペーパーレス化といった職員の「働き方改革」を推進し、業務効率化と質の高い区民サービスの創出を両立していく。AI活用やシステム標準化に加え、DX人材の育成に注力している。データに基づく意思決定を軸に、各領域の具体的な施策を推進する。
その他、AIを活用した「予算編成や行政評価(EBPM)」のトライアルも進行中。過去の行政評価や予算データをAIが分析し、類似事業の抽出や前年度との比較などを支援する実証実験を進めている。これまで職員が目視で確認していた膨大な査定・分析業務を、テクノロジーで効率化する試みとなる。
(参考)https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kuseizyoho/digitaltransformation/index.html
品川区でのDX推進は領域が多岐にわたり、それぞれ課題に深く入り込むことができる。それこそが、この仕事の魅力だと西澤さんは話す。
前職のような「支援側」は、どうしても予算と仕様、そして解決すべき課題が定められているところからのスタートがほとんどです。もちろんその中で、どういった技術を活用していくか、どういった解決方法があるか、考えていくことにもやりがいがありました。現在は「当事者側」となるため、現場に眠っている違和感や、まだ顕在化していない課題に、直接アプローチできます。
続いて聞いたのは、自身が携わった「印象に残っているプロジェクト」について。
2024年に着任してすぐに関わった「子育て世帯へのお米支援プロジェクト」はとても印象に残っている案件の一つです。これは、子どもたちの夏休み期間中に「お米2キロ」を配布する「食の支援策」でした。まさに、決定された要件に従うだけでなく、具体的な配布方法や運用スキームを構築していく、上流段階から携わることができたプロジェクトでした。

「子育て世帯へのお米支援プロジェクト」
2024年 当時の告知チラシ(https://x.com/shinagawacity/status/1813395079794741500)
7月中旬に電子申請の受付を開始し、8月上旬には区内25カ所の児童センターで一斉配布する、非常にタイトなスケジュール。限られた時間の中で、現場の職員と何度もディスカッションを重ね、運用方式を一から設計しました。電子申請データをRPAで正規化して住民データと突合する仕組みや、AIチャットボットによる問い合わせ対応など、複数のデジタルツールを組み合わせて運用しました。結果として、現場では「名前」と「誕生日」を伝えるだけでスムーズに照合・配布ができるようになり、無駄なやり取りを最小限に抑えられました。
また、「今まで児童センターに来たことがない子どもたちに、お米の受け取りをきっかけに存在を知ってもらう」という大切な目的があったのですが、実際に初めて来たお子さんと職員が話をし、接点を持つことができました。そういった光景を目にすることができ、とてもうれしかったですね。

転職する際、多くの人が突き当たるのが「いかに新たな組織に馴染むか」だろう。西澤さんはその壁をどのように乗り越えたのだろうか。「私が最初に意識したのは、"まず理解する"という姿勢でした。現状を否定するのではなく、なぜ今の仕組みや進め方に至ったのか、その経緯と背景を丁寧に汲み取ることから始めました。外部から来た人間は、どうしても警戒されるもの。そんな中で、あるべき論や指摘ばかりを繰り出しても、誰も耳を貸してくれません。だからこそ、自分自身もひとりのプレイヤーとして具体的なタスクを持ち、成果を積み重ね、周りに認めてもらいながら、少しずつ信頼を築いていく――そのプロセスを何より大切にしました。」
- 仕事内容
- 情報推進担当(自治体業務の最適化)◆係長級採用/リモートワーク可/民間出身者も活躍中「システム標準化」は自治体DXの一環として位置づけられており、昨年度末までの移行期限に向けて対応を進めてきました。あなたには「情報推進担当」として、品川区のシステム標準化後におけるDXに関するプロジェクトの推進をお任せします。今後の自治体業務の「あるべき姿」を、他自治体とも連携しながら共に創り上げていきましょう。
<ガバメントクラウドを活用し、自治体業務の最適化を目指します>
昨年度までのシステム標準化対応により、大半の業務システムについては、政府共通のクラウドサービスである「ガバメントクラウド」への移行は完了しました。
しかしながら、ガバメントクラウドの利活用は、全国的にもまだ発展途上の段階です。
そのため、先進技術を活用しながら、自治体業務の最適化手法を検証していきます。
「BPRにおいてつまずきやすいポイントは何か」「工数を削減するにはどのような取り組みが有効か」といった検証結果が、後続団体の指針となることを目指しています。
<システム標準化プロジェクトを推進するポジションです>
システム標準化未完了業務の対応、および、稼働後の管理・運用について、専任担当として、所管課と連携しながら、システム事業者との打ち合わせや事業者間の調整を担っていただきます。
<具体的な仕事内容>
■システム標準化対応に伴う業務最適化およびプロジェクト推進に関すること
・システム標準化プロジェクトの全体進捗管理
・ICT関連コストの内容精査と最適化
・標準準拠システムのデータ連携に係る事業者間の仕様調整
・AI、BI、各種デジタルツールを活用した業務効率化の検討
・ガバメントクラウドを活用した行政サービス高度化の検討および運用
- 応募資格
- 必須
学歴不問/ブランクOK
<社会人経験10年以上の方も歓迎します>
■民間企業などにおいて、係長3年以上またはそれと同程度の経験があり、プロジェクトマネジメントした経験を有する方
<こんな方を歓迎します>
□自治体業務の知識を有する方(戸籍、住基、税、国保、介護、生保、健康、児童、障害者福祉、年金、就学、選挙など)
□SEなどの経験を有する方(特に公共向け)
□人とのコミュニケーション、調整が得意な方
□新しい情報などに興味があり、分からないことがあればすぐに調べる方
- 勤務地
品川区役所/東京都品川区広町2-1-36
※転勤はありません。
※業務の状況に応じてリモートワークも可能です。
<交通>
JR線・東急線・りんかい線「大井町駅」より徒歩8分
東急大井町線「下神明駅」より徒歩5分
- 年収 / 給与
月給35万4600円~50万5560円
※経験や能力を考慮して決定します。
※残業が発生した場合の時間外手当は全額支給します。
※上記月給には、一律支給の地域手当(給料月額の20%)を含みます。
※年収:550万円~
品川区を、「先進的な自治体」のモデルケースに
そして取材後半に聞いたのは、「今後、実現していきたいこと」。
自治体のDXに正解はなく、誰もやったことがないことへの挑戦の連続です。そういった挑戦を続け、品川区を先進的な自治体のモデルケースにしていきたいです。
あらためて「デジタル」は区民サービスから地域の課題解決、職員の仕事のあり方に至るまで、あらゆる領域に関連します。だからこそ、現場に足を運び、職員や区民が抱えるリアルな課題を直接拾い上げることが大切。そして担当部署の職員と深く話し合い、特性に応じた最適な手法を進めていければと思います。
また、そのための土台となるIT投資はもちろん必要ですが、それ以上に"どう設計するか"というソフト面が重要だと考えています。単に現状の業務プロセスをそのままデジタル化するのではなく、業務プロセスそのものを見直す、後続のデータ連携を見据えてフロント部分(入力・受付)を設計する――こうした踏み込みができなければ、本当のDXにはなりません。あわせて、現場で使いやすく、メンテナンスの負担が少ないシステムでなければ、持続できずにやがて使われなくなってしまう。だからこそ、将来にわたって持続的に回り続ける仕組みを築いていきたいです。
そして、こうした未来を実現するための中核を担うのが、今回募集する「情報推進担当」だ。西澤さんはこう続ける。
具体的には、ガバメントクラウドの利活用やコスト最適化、システム標準化後のデータ連携基盤の構築を推進していただくポジションです。国が示す標準化の枠組みを踏まえつつ、「品川区としてどう最適に使いこなすか」を設計から運用まで担っていく。ここが腕の見せどころだと思っています。
その先に見据えているのは、AI活用による業務効率化です。たとえば、これまで職員が目視で行っていた各種審査業務の支援や、データ不正の検出は、AIの活用が期待される領域です。あわせて、これまで各部署に散在してきたデータを繋ぎ、その利活用によって区民サービスそのものを充実させていく。単なるシステム刷新ではなく、行政の仕事の質を一段引き上げていく仕事です。
クラウドやデータ基盤の知見、大規模なシステム/PM経験をお持ちの方には、これまでの経験を存分に活かしていただける環境だと思います。"システム標準化のその先"を、一緒に描いていける方をお待ちしています。
最後に、西澤さんにとって「仕事」とは一体どういったものなのだろう。
私にとって仕事とは、「課題解決」と「価値創造」の二つだと思います。目の前の課題はもちろん、まだ顕在化していない課題――現場の違和感や、区民が言葉にできていないニーズにまで踏み込んで解決策を考える。そして、その先に新しい価値を生み出していく。この両輪だと思っています。
だからこそ大切にしたいのは、「課題に一番近い職員が、しっかりとその課題に向き合い、自らの手で解決していく」という姿勢です。「デジタルツールを入れれば何とかなる」「コンサルティング会社に頼めば何とかなる」では、根本解決にはなりません。課題を最も肌で感じているのは、その業務に日々向き合っている我々現場の職員自身。当事者が主体となって向き合わない限り、本質的な課題解決はできないと考えています。一つひとつの解決の積み重ねの先にこそ、真のDXがあると信じています。

西澤さんから応募者へのメッセージ/アドバイス
私からお伝えしたいのは、「ぜひこれまで培ってきた要素技術、知識、経験、スキルの"すべて"を持ち込んで勝負してほしい」ということです。
私自身、もともとシステムインフラ寄りの仕事が中心で、行政での実務経験もなく、正直「選考に通らないだろうな」と思っていました。それでも、課題を抽出して解決する力、技術を見極める力、プロジェクトを推進する力には自信があり、これまでの強みを総動員して勝負しようと決めました。そこがフィットしたポイントだと思っています。
単一の専門性だけでは、行政の複雑な課題は解けません。異なる知識や経験が越境し、多様な背景を持つ人と人とが交わり摩擦する場面にこそ、新しいイノベーションが生まれると私は考えています。だからこそ、「畑違い」を恐れず、ご自身の総合力で私たちに加わっていただきたいと思います。
また、選考では「取り繕わないこと」も大切です。今でも印象に残っているのが、面接で自治体特有の"三層分離構成に関する質問"について尋ねられ、「すみません、それはちょっとわかりません。入ってから勉強します」と正直に答えてしまったこと。ですが、後から聞けば、ごまかさなかった姿勢を評価いただいたようでした。
行政の専門知識は入ってからでも学べます。本当に重要なのは、業界や職種を超えて活きる強み。多様なステークホルダーとの合意形成力、プロジェクトをやりきる力、データ連携やシステム設計の知見。そして何より、「本当にテコ入れすべき"レバレッジポイント"はどこか」を見定め、「どの技術を、どう使うか」を見極める"目利き力"です。これまでの経験やスキルを信じ、正直にアピールしてほしいと思います。ぜひ自治体のDXに対する思いも伺えれば嬉しいです。共に挑戦できる日を楽しみにしています。
品川区企画経営部 DX戦略担当部長 兼 DX戦略課長(CIO / CISO)
西澤 拓
- 仕事内容
- 情報推進担当(自治体業務の最適化)◆係長級採用/リモートワーク可/民間出身者も活躍中「システム標準化」は自治体DXの一環として位置づけられており、昨年度末までの移行期限に向けて対応を進めてきました。あなたには「情報推進担当」として、品川区のシステム標準化後におけるDXに関するプロジェクトの推進をお任せします。今後の自治体業務の「あるべき姿」を、他自治体とも連携しながら共に創り上げていきましょう。
<ガバメントクラウドを活用し、自治体業務の最適化を目指します>
昨年度までのシステム標準化対応により、大半の業務システムについては、政府共通のクラウドサービスである「ガバメントクラウド」への移行は完了しました。
しかしながら、ガバメントクラウドの利活用は、全国的にもまだ発展途上の段階です。
そのため、先進技術を活用しながら、自治体業務の最適化手法を検証していきます。
「BPRにおいてつまずきやすいポイントは何か」「工数を削減するにはどのような取り組みが有効か」といった検証結果が、後続団体の指針となることを目指しています。
<システム標準化プロジェクトを推進するポジションです>
システム標準化未完了業務の対応、および、稼働後の管理・運用について、専任担当として、所管課と連携しながら、システム事業者との打ち合わせや事業者間の調整を担っていただきます。
<具体的な仕事内容>
■システム標準化対応に伴う業務最適化およびプロジェクト推進に関すること
・システム標準化プロジェクトの全体進捗管理
・ICT関連コストの内容精査と最適化
・標準準拠システムのデータ連携に係る事業者間の仕様調整
・AI、BI、各種デジタルツールを活用した業務効率化の検討
・ガバメントクラウドを活用した行政サービス高度化の検討および運用
- 応募資格
- 必須
学歴不問/ブランクOK
<社会人経験10年以上の方も歓迎します>
■民間企業などにおいて、係長3年以上またはそれと同程度の経験があり、プロジェクトマネジメントした経験を有する方
<こんな方を歓迎します>
□自治体業務の知識を有する方(戸籍、住基、税、国保、介護、生保、健康、児童、障害者福祉、年金、就学、選挙など)
□SEなどの経験を有する方(特に公共向け)
□人とのコミュニケーション、調整が得意な方
□新しい情報などに興味があり、分からないことがあればすぐに調べる方
- 勤務地
品川区役所/東京都品川区広町2-1-36
※転勤はありません。
※業務の状況に応じてリモートワークも可能です。
<交通>
JR線・東急線・りんかい線「大井町駅」より徒歩8分
東急大井町線「下神明駅」より徒歩5分
- 年収 / 給与
月給35万4600円~50万5560円
※経験や能力を考慮して決定します。
※残業が発生した場合の時間外手当は全額支給します。
※上記月給には、一律支給の地域手当(給料月額の20%)を含みます。
※年収:550万円~