2013/12/08up!
日本企業の海外進出に伴い、グローバル人材のニーズ増
市場の変化
業界問わず、どうすればモノが売れるかを考える
今の時代において営業とマーケティングという区分自体が、意味をなさない傾向にあります。以前であれば、営業は「売る人」、マーケティングは「売れるものを作る人」もしくは「売り方を考える人」と、役割が明確に分けられていました。しかし、インターネットの普及により個人が取得できる情報が飛躍的に多くなったことで、マスコミを利用したプロモーションが機能し難く、「売る人」も「作る人」も、どのような商品をどのような対象にどのような方法で売るかを考えなければならない時代に。
さらに、デフレの影響でモノが必要以上に安くなったことで、良いモノはそれなりに高いという常識が破壊されてしまいました。その為、より売れる場所を求め、海外展開する企業が増加傾向に。中でも、日本固有の技術やホスピタリティを活かせる業界が活性傾向にあると言えます。
求人ニーズ
進む海外展開により、グローバル人材のニーズが激増
グローバル人材のニーズは増加傾向にあります。2年後のASEAN自由貿易地域の関税撤廃もあることから、各企業が積極的に海外展開し始めています。「買ってください、お願いします」とお客様に日参しても売れないか、すぐに売り上げが頭打ちになる時代になっている昨今。国内市場の縮小により、どの企業も生き残りをかけて海外に進出している。各企業は、海外から出来るだけ安い材料を買い、チャンスがあれば自社製品を世界中で売ろうと考えています。しかし、国内では大手と言われる企業でも海外では知られていない現実があります。そこで、企業は海外展開を0から進められる語学堪能なグローバル人材を求めているのです。
求人の数で見ると、大手企業は依然として高いのですが、それにも増して、今まで求人をしなかった中小企業からのニーズが高くなっています。
求められる人材像
語学力の習得と営業力を磨いている人
どんなモノを売るにしても、もう英語からは逃れられません。海外の下請けや拠点とのやりとり、最先端の情報収集をするにも、英語が話せない人は単純作業しか仕事がない時代がもうそこまでやってきています。営業やマーケティング職は比較的、英語ができる人が少ない為、少しできるだけで周囲からの評価は高くなり、キャリアアップにも繋がります。周囲の人と差をつける為にも、出来るだけ早く、英語の勉強を始め、流暢でなくても交渉が出来るレベルの英語を使えるようになっておくと採用に繋がりやすくなるでしょう。
営業の際には、日本に比べて知名度の問題などで最初のハードルが高い為、モノを綺麗に売るのではなく、泥臭く熱意で売れる営業力を持っていることが重要です。
さらに、仕事以外の時間を有効に使って、情報収集する姿勢なども大切。そこで得た知識を客先で情報提供していくことも大事になってきます。
アドバイス
自分の身を守る為に、どのような武器を身につけるか
企業は特定の製品・分野に特化したスペシャリストを求めていますし、どの仕事もスペシャリストでないと務まらない時代になっています。逆に言えば、昔より細分化された分、特定の分野に詳しければポジションを探しやすい時代と言えるでしょう。仕事を探すときは、とにかく自分の得意分野を作る、あるいは活かせるポジションに絞って探すことをおすすめします。
面接では、自分のキャリアを、実例・実際の数字、自分がどうやって売り上げを作ってきたかを詳細に書いた職務経歴書と共にアピールしましょう。多くの人が現在、活況な業界・企業を目指しがちですが、特に際立って衰退傾向にある企業でなければどこも同じ。むしろ、どのようなスペシャリティを磨くかで企業を選びましょう。
人材紹介会社の役割というのは、皆さんの持っているスペシャリティをどの会社が欲しがっているかを持てる全ての情報から探し当てる。そして、それを100%正確に企業に伝えることによって、皆さんの転職活動を後押しすることだと、我々は考えています。