深刻な人手不足や2024年問題といった構造的な課題に直面する物流業界。この課題に挑むのが、三井物産など大手4社による合弁ベンチャー「プラスオートメーション社」だ。2019年の設立以来、サブスク型のロボットソリューション(RaaS)という革新的なビジネスモデルを武器に事業を拡大。こうした中、さらなる成長に向けて「コンサルティング営業」ポジション等を募集する。
2024年問題…2024年4月からトラックドライバーの時間外労働に年間960時間の上限が設けられたことに伴い、輸送能力の低下や物流の停滞が懸念されている社会問題。これまでドライバーが担うことの多かった荷積み・荷下ろしといった作業の負担が、今後は倉庫側へ移行するのではないかという見方も出ている。
2019年、三井物産と日本GLPの出資により設立され、物流向けロボティクスサービスを開発・提供する「プラスオートメーション」。2025年9月末時点で、導入拠点数は213拠点 以上、導入ロボット台数は6,700台以上にのぼり、設立から6年で、日本発の物流ロボティクス領域を牽引するプレイヤーとして存在感を高めている。
こうした成長の背景には、大手を基盤とするファイナンスやネットワーク面の優位性だけではない、同社ならではの革新性がある。その一つが、サブスクリプション型のロボティクスソリューション(RaaS:Robotics as a Service)により、中小規模の物流事業者にとって「倉庫の自動化」のハードルを一気に下げた点だ。
というのも、これまで物流業界において、倉庫の自動化は業務効率化の切り札とされていた一方、そこには数千万円規模の初期投資と導入後のメンテナンスコストが発生するため、中小規模の事業者にとって高い障壁となっていた。
そこに対し、同社は多額の初期費用をかけてロボットを購入するのではなく、「必要なときに必要な分だけ利用できるサービス」を実現することで、これまで自動化を諦めていた多くの企業に、新たな選択肢を提示したのだ。
EC需要は拡大する一方で、生産労働人口は減少しており、近い将来「物が届かなくなる」とも言われる昨今。倉庫内業務の効率化を実現する同社へのニーズは、ますます高まっていくと言えるだろう。
同社の代表的なソリューションが、仕分けロボット「t-Sort」。これは、倉庫内を縦横無尽に走行する小型の無人搬送車(AGV)が、荷物を自動で仕分けるシステムだ。その大きな特徴は、最短1週間での導入が可能である点。そして、導入企業の事業の繁閑に応じて、ロボットの台数、稼働面積、仕分け先の数などを自在に変更できる柔軟性にある。
導入した物流センターからは「ピッキングや仕分け作業のスタッフを87%削減できた」「1日あたり2万個もの出荷を、わずか4人で処理できた」といった声も寄せられているという。
その他にも、自動保管・ピッキングロボット「AirRob」や、搬送ロボット「LUC-1500V」「JUC-L600R」など、倉庫内のあらゆる工程に対応するラインナップを拡充。さらには、これらのロボット群を統合管理する庫内実行システム「+Hub」も自社開発するなど、新たなロボットソリューションの実証実験も並行して進めている。まさに、導入支援から保守・運用、改善提案までを一気通貫で提供する「総合力」も、選ばれる大きな要素となっていると言えるだろう。
そして、同社はさらにその先を見据えたロードマップを掲げている。
具体的には、3年後には、物の仕分け工程以外の倉庫内工程の自動化を実現し、5年後には、複数種類のロボットが融合し合う仕組みを取り入れ、倉庫の運営自体をより簡易化していく計画だ。これらを通じて物流現場における人・モノ・カネ・情報の全体最適を図り、最終的には物流産業において不可欠なプラットフォームとなることを目指していく。

(会社紹介資料抜粋)大手出資のバックグラウンドによる、充実した福利厚生も魅力の1つ。
こうしたなか同社では、足元で急拡大しているマーケットへの需要に応えていくべく、「コンサルティング営業」のポジション等で採用を強化していく。ミッションは、物流業務を包括的に受託する物流専門事業者に対し、顧客の課題に深く入り込み、型や表層的な問題にとらわれず最適なソリューションを提案していくこと。そして、既存アカウントの全国拠点の開拓だ。
社員に求めるのは、同社のバリューでもある
Co-Creation ~共に創る~
Deep-Dive ~情熱~
Fairness ~すべてに誠実に~
を体現していけること。そして、「お客様の信頼に応えられる品性」と、自社だけでなく顧客、ひいては社会全体の利益を考える「三方良し」の精神だ。

(会社紹介資料抜粋)
また、活躍する社員のバックグラウンドは、物流業界出身者に限らず、産業機械や素材メーカー、機械・金属・リース商社などさまざま。過去の経験ではなく、未知の課題に対して柔軟な発想で解決策を「共に創り出す」といった気概を重視しているようだ。
物流の危機をイノベーションの好機に変え、テクノロジーと人の力で日本の物流の未来を切り拓こうとしている同社。その挑戦の最前線で、自らの力を試し、社会に大きな価値を提供したいと考える人材にとって、またとないフィールドだと言える。また、今のタイミングでの参画は、自らの手でプラスオートメーションの知名度向上に寄与していく実感も得やすいに違いない。ぜひ求人の詳細も合わせてチェックしてみてほしい。

ソリューション事業本部 本部長 CCO 岡本
◆プラスオートメーションで働く魅力・得られる経験
プラスオートメーションの魅力は、物流現場の変革を“構想から実装まで”お客様と一緒に創り上げられる点にあります。現場のオペレーションを深く理解し、ロボティクス・ソフトウェアを組み合わせて最適解を導き出すプロセスは、極めて高度でありながらダイナミックです。このダイナミックな仕事をスピード感を持って対応していくことで自身の成長も感じられるはずです。物流の仕組みそのものを変えていく大きな挑戦の中で、事業設計・提案力・実行力が着実に磨かれ、キャリアの幅は確実に広がる環境だと感じています。私自身、物流経験の無い状態での入社でしたが、短期間で大きく成長を感じています。
◆応募者へのメッセージ
私たちが求めているのは、“前例がない状況を楽しめる人”です。物流現場の課題は業界・拠点ごとに異なり、正解も定型化もされていません。その中で、お客様の本質的な課題に深く入り込み、一緒になって解決策を創り出していく姿勢が欠かせません。また、ロボティクスという先端領域に挑む以上、学び続ける意欲や、部門を超えて協働できる素直さも重要です。私たちの目指すのは、日本の物流の未来を支える“新しい当たり前”をつくること。その挑戦の最前線で、自らの力を試し、社会に大きな価値を届けたい方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。