転職コンサルタントの本音 各分野に精通する転職コンサルタントへのアンケートを集計!

47「年収1000万円以上の転職の実態」について(2017年版)

アンケート実施期間 : 20171018日 ~ 20171024日 / 有効回答数 : 126
年収1000万円以上のポジションの採用は増えているか、との質問に、
37%のコンサルタントが「増えている」と回答(昨年より約10ポイントUP)。
海外展開や新規事業への取り組みにより、さらに求人が増加する、との意見も。
「年収1000万円以上の転職の実態」について、2016年に引き続きコンサルタントに伺いました。

「昨年と比較して、年収1000万円以上のポジションの採用は増えていますか?」との質問には、37%が「増えている」と回答。2016年と比較し、11ポイントUPしました。

「年収1000万円以上のポジションを採用することが多い企業は」という質問に、65%の回答を集め一位になったのは、昨年同様『外資系企業』。「年収1000万円以上のポジションに多い職種は」との質問への回答も、昨年と変わらず『経営企画・事業企画職種』が一位。同ポジションが求められる企業や職種について、大きな変化はないようです。

一方で、募集背景については「マネジメントポジションの募集」が「スペシャリスト募集」を上回るなど、ミドルが注目すべき違いも。この1年での転職市場の変化も感じられる内容となっています。
「年収1000万円以上の転職の実態」について(2016年版)はこちらから

アンケート後半では、年収1000万円以上の転職者に向けたアドバイスや、今後の転職市場動向についてもお話を伺っています。海外展開や新規事業への取り組みにより、さらに求人が増加する、との意見も。ぜひ、転職準備にお役立てください。

Q1昨年と比較して、年収1000万円以上のポジションの採用は増えていますか?

Q2年収1000万円以上のポジションを採用することが多い企業の特長を教えてください。

その他の回答
  • コンサルティングファームのアッパーポジション。税理士法人の後継者案件。
  • インフラを持たない企業(例:金融、商社、TV局等)。
  • 薬品メーカー。
  • VC。

Q3年収1000万円以上のポジションに多い役職を教えてください。

その他の回答
  • 課長クラスでも1000万円以上にはなり得る。
  • M&Aなどのスペシャリスト。

Q4年収1000万円以上のポジションに多い職種を教えてください。

その他の回答
  • 海外拠点等の立ち上げメンバーや工場長。
  • 海外駐在などグローバルポジションが多い。
  • デジタルマーケティング。

Q5年収1000万円以上のポジションの求人で多い年収帯を教えてください。

Q6年収1000万円以上のポジションの募集背景を教えてください。

その他の回答
  • 管理部門の強化。
  • 新規事業の拡大に伴う経験者の採用。

Q7年収1000万円以上のポジションで決定する求職者に、共通する仕事の能力を教えてください。

その他の回答
  • 成果を出す力。計画だけでない完遂力。
  • 即戦力として売り上げに貢献できるスペシャリスト。
  • 専門分野で研究開発を行なう能力。
  • 高い語学力。
  • これまでの実績とこれからの期待感。

Q8年収1000万円以上のポジションの求人は、今後増えていくと思いますか。

上記について、その理由を具体的に教えてください。
増えていくと回答されたケース
  • 優秀な人材の取り合いになっており、高待遇でないと採用ができないため。
  • この数年、若手ポテンシャル採用が出来た企業が、30代~40代の若手を育て伸ばせる人を欲しがっている。
  • 企業が増えている中で、生き残っていくためには年収1000万円以上の層が必要。
  • 中途採用を行っている企業が、1000万円以上の人材の採用について慣れてきている。
  • 少子化による優秀な人材の早期確保のため。
  • 経営者層の高齢化に伴い、事業継承の流れが活発化し、ヘッドハンティングが盛んになる。ハンティングだと基本的には前職よりも年収を上げて提示する場合が多いため、提示年収は暫くは釣り上がっていくのではないかと思われる。
  • 給料が安いポジションはAIに置き換えられ、エージェントは高年収ゾーンの転職支援を行うケースが増える。また、転職可能年齢の上限が上がり、それにより1000万円を越えるポジションが一般化、増えていく。
  • 海外展開などを考え即戦力人材の要望が高まっている。
  • 新規事業に取り組む企業が増えるため。
  • 以前はクローズな中でされていた採用が、オープンになってきたため。
  • インダストリー4.0、ビッグデータ、AI等の関連性。
  • 職業はより二極化が進みコンサル職は1000万を超え、作業的職業は年収が下がるため。
減っていくと回答されたケース
  • ホワイトカラーエグゼンプションをはじめ全体的に年収を減らす方向で国家施策が策定されている。
  • 若手(35歳以下)確保活発化の時流が顕著である。そのため給与の平準化が進む。
変わらないと回答されたケース
  • 世代交代が進みハイクラスのポジションが埋まる。また今後の景況感が不透明である。その一方で、事業転換・グローバル化が進み、新たなリーダーの需要が増える。以上が相殺されて、求人数はあまり変わらない。
  • そのポジション組織の構成人数は、あまり変化がないため。この層は組織の中で育てる事も必要、と考えている企業等も多い。

Q9転職を検討されている年収1000万円以上の方に、アドバイスをお願いします。

  • まず経営者との面談が全てです、ご自分の希望条件に固執せず、虚心坦懐にお話しをしてみることをお勧めいたします。
  • 面接企業を理解し、ディスカッションのような面接だと好印象。
  • 何をしてきたか、をアピールするだけでは不足です。何ができるか、どうその企業に貢献できるかを、具体的に語るようにしてください。 過去の栄光をいくらひけらかしてもいいことは何もありません。謙虚さや、ある種の青臭さをもって面接に臨んでください。
  • いままでの常識的な優秀人材というより新たな時代にそった専門性、M&Aの増加に伴う内部統制、組織活性化などをリードできる経験やスキルを保有するかを振り返ること。
  • ご自身のキャリアアップ以上に、転職先企業でこれまでのキャリアをどのように生かすことで貢献し、企業が発展する一助となるかをアピールしていただきたいです。
  • 給与額以外の拘り要件を最低3つは挙げられるようにしましょう。
  • 入社後の1年間はかなりのハードワークを覚悟して成果を上げることに邁進してほしい。
  • Exective層に強いエージェントの見極めをしっかり行う。
  • 問題意識を常に持ち、課題を自分で見つけ解決して行く実行力が求められる。黙っていても人がついて来るような人格を持った人物が望まれる。
  • 重要かつ不可欠なのはお人柄であり、行動力・決断力・思いやりとユーモアを備えた、礼節正しい人格が求められます。
  • プレイングマネジメントのスタイルであること。
  • 英語力はビジネスレベルが必要になってきている。
  • 入社時だけに捉われず、入社後中長期的(3~5年)スパンでのキャリアパス(昇給)も視野に企業を検討して頂きたい。
  • 自身のスキルや経験が市場において優位性があり、かつ企業の看板が必要ないのであれば、ベンチャー企業への転職や自身で起業することを強く薦めます。
転職先がご決定されたみなさまへ
毎月50名様にAmazonギフト券5,000円分をブレゼント!
転職先情報の入力へ
転職コンサルタントの本音「「年収1000万円以上の転職の実態」について(2017年版)」毎月1000人の転職コンサルタントのアンケートを集計。コンサルタントに中途採用の実態を調査。採用活動などから転職成功へのヒントをご紹介。