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54回 アンケート集計結果

「転職のリスク」について

転職することは「リスクが高い」と思っている方は「74%」。
今、会社を辞めることに、リスクを感じる方は「67%」。
( ※ 一番多かった回答より )
第54回のアンケートは「転職のリスク」についてお伺いしました。まだまだ雇用環境が厳しいと言われる中で、転職をすることへのリスクを感じている方も多くいらっしゃいます。その一方で、今の会社に居続けることに対してもリスクを感じる…ということで、転職活動に踏み切る方もいらっしゃいます。今回は、皆さんが「転職のリスク」をどの程度意識されているかを伺いました。また、転職のリスク軽減のための工夫についてもお聞きしています。ぜひご覧ください。
実施期間:2010527日~ 2010623
有効回答数:990
担当:事務局 きむら
Q1、「転職する」と「転職しない」では、どちらの方がリスクが高いとお考えですか?
【年代別グラフ】[転職するほうが、リスクが高い]全体:74%、20代:64%、30代:69%、40代:76%、50代:78%[転職しないほうが、リスクが高い]全体:26%、20代:36%、30代:31%、40代:24%、50代:22%
「転職する方がリスクが高い」と回答された方の理由より
転職先の情報は現在以上に分からないことが多く、全てを期待ベースでしか考えられないため。(職場環境リスク、解雇リスク、給与リスク等あげればきりがない)(23歳 男性) するかしないかは、その人の状況に依存する部分がかなりあると思います。ただ、一般的には、転職先の内部事情が分からないので、転職の方がリスクは高いはずです。何を「リスク」と捉えるのか、定義にもよりますね。(41歳 男性)
転職する場合、新たに1から人間関係を構築していかなければならない。あくまで、今の会社での人間関係がうまくいってることが前提ですが、次の会社で人間関係がうまくいけばいいが、そうでない場合かなり苦しくなることが予想される。(26歳 男性) 現在の雇用環境はかなり厳しく、年齢によって転職を考える必要があり中高年は年齢の壁は厚く厳しいです、かなりの覚悟が必要です。技術や専門知識があれば、まだよいですが、それでも年収アップなどを望むとかなり大変だと思います。(52歳 男性)
どちらを選択するべきか、とても迷いました。私の場合、今の職場も仕事も気に入っていますが、業績の悪化で給与がいただけず、暮らしの為に転職するしかありません。仕事が合わないとか様々な理由があるとは思いますが、今ある状況できちんと生活が保障されるなら、安易な転職はリスクがあると思います。(32歳 女性) 現職と同業界に転職する場合を除くと、概ね、収入は良くて現状維持か、ダウンするのが昨今の状況です。収入がアップする人は、前職が低かったいうのが実情でしょう。また、営業職の方は、転職後に成果を企業から要求されますが、この市況で、すぐに良い成果を収めるのは非常に困難だと思われます。(45歳 男性)
日本の風土では、また転職回数を気にする企業が多いのが残念なところ。一生ひとつの企業に貢献するような人材を想定して募集していることも多く、転職の回数が増えないほうが良いし、年齢が低いほうがよい。私のように30歳を超えているとリスクが高い。(34歳 男性) 転職することで、新しい職場環境や人間関係に順応しなければなりません。同じ職種に転職した場合でも、業務フローまで同じとは限りません。転職はこれらの不安要素を乗り越えてもステップアップしたいという気持ちがあるかどうかだと思います。(39歳 男性)
「転職しない方がリスクが高い」と回答された方の理由より
個人のスキルの向上には色々な業界に携わり、肌で感じる事が最良だと思っています。多少のリスクは付き物ですが、得るものは多いし、大きいと信じております。(28歳 男性) 今の会社が危ないと思うから転職するのであれば、長期的にはリスクは軽減されるだろう。そのまま会社に居残って、年取って、結果的につぶしがきかなくなってしがみつく方が危険だ。(30歳 男性)
企業戦略に伴う人員配置は昨今の経済事情からより柔軟性を求められています。それにともない今日までやっていた業務内容が明日から突然役に立たないなんてことも想定しなければなりません。一つの枠にとらわれることなく、さまざまな職種、業種で経験を積むことは、ビジネスの柔軟性を求める企業にとっても、そこで働く個人にとっても大きな利点となると考えています。(31歳 男性) 転職=現状(仕事、評価、環境など)の不満を解決させるということだと思います。以前まで私は、不満に関しては自力で改善すればいいと考えておりましたが、外部環境の影響も大きく、なかなか自力だけでは改善できるものではないと思い至りました。昨今の不況で、会社と従業員の関係に、義理人情は通用しないということも感じました。不満がたまった際には見切りをつけることも重要だと思います。(35歳 男性)
これまでのモデルが崩れて、先行きや予想が描きにくい状況がこれからも続く中、結果的に転職しなかったとしても、あらかじめ転職する、あるいはせざるを得ない状況がありえることを考慮しておいた方が、変化に対してリスクが少ないと思います。(40歳 男性) 実際の回答はどちらともリスクはあるとなると思いますが、転職経験が無い状態で、40代を過ぎて転職せざるを得ない環境になった際には、かなり厳しいと思います。価値観が硬直化している可能性があるので。(42歳 女性)
何もしなくても、会社が安泰であれば、転職することはリスクが高いと思います。ただ、いざという時に、転職をまるで考えておらず、いきなり退職勧奨を受けたとすると、それこそ大きなリスクとなりえると思います。転職するしないに関わらず、いざというときに自分が何をできるかを整理して磨いておくことは大事だと思います。(45歳 男性) どちらもリスクが付き物と思いますし、現職の状況にもよりますので、ケース・バイ・ケースと思われます。ただ、私個人の場合、現職に留まる方がリスクがあるし、将来への展望といった可能性はないし、今の状態ではデメリットしかないです。(48歳 男性)
Q2、現在、在職中の方にお聞きします。
a) 今、会社を辞めることに、リスクを感じますか?---【年代別グラフ】[非常に感じる]全体:22%、20代:2%、30代:15%、40代:26%、50代:30%[感じる]全体:45%、20代:49%、30代:44%、40代:45%、50代:42%[あまり感じない]全体:22%、20代:39%、30代:26%、40代:19%、50代:20%[ほとんど感じない]全体:11%、20代:10%、30代:15%、40代:10%、50代:8%
b) 逆に、会社にとどまることに、リスクを感じますか?---【年代別グラフ】[非常に感じる]全体:20%、20代:21%、30代:26%、40代:20%、50代:15%[感じる]全体:60%、20代:55%、30代:57%、40代:64%、50代:60%[あまり感じない]全体:15%、20代:21%、30代:13%、40代:13%、50代:17%[ほとんど感じない]全体:5%、20代:3%、30代:4%、40代:3%、50代:8%
c) 会社にとどまるリスクを、どのような点で感じますか?---【年代別グラフ】
Q3、現在、離職中の方にお聞きします。
a) 今、会社を辞めることに、リスクを感じますか?---【年代別グラフ】[非常に感じた]全体:35%、20代:26%、30代:31%、40代:39%、50代:41%[感じた]全体:35%、20代:27%、30代:29%、40代:37%、50代:36%[あまり感じなかった]全体:20%、20代:24%、30代:28%、40代:14%、50代:18%[ほとんど感じない]全体:10%、20代:23%、30代:12%、40代:10%、50代:5%
b) 逆に、会社にとどまることに、リスクを感じますか?---【年代別グラフ】[非常に感じた]全体:29%、20代:16%、30代:38%、40代:31%、50代:26%[感じた]全体:44%、20代:47%、30代:39%、40代:44%、50代:46%[あまり感じなかった]全体:17%、20代:5%、30代:13%、40代:17%、50代:21%[ほとんど感じない]全体:10%、20代:32%、30代:10%、40代:8%、50代:7%
c) 会社にとどまるリスクを、どのような点で感じますか?---【年代別グラフ
今回は、転職のリスクについてお伺いしました。まず、転職する方がリスクが高いと感じるか、転職しない方がリスクが高いと感じるかをお聞きしたところ、いずれも「リスクが高い」という回答が半数以上となりました。つまり「する」「しない」のどちらにせよリスクは高いと回答された方がいらっしゃったということです。転職というものを前にして、お気持ちが逡巡していることが伝わってきます。

また、会社にとどまるのはリスクだとお考えの方にお聞きした理由では、「会社の事業に将来性が感じられない」「さらに年齢を重ねると転職が難しくなる」といった声が多かったです。特に、20代でその傾向が強かったです。ただし、気をつけなければいけない点があると思っています。「年齢を重ねると転職が難しくなる」から転職を検討するというのは、本末転倒になっています。例えば、本来人生・仕事を豊かにするための手段のひとつが転職です。転職は、人生の中でも重要な決断ですから、ぜひ意識していただければと思います。
Q4、転職先企業に対して不安に感じることは何でしょうか?
【年代別グラフ】
Q5、転職のリスクを軽減するために、あらかじめ知っておきたい情報は何でしょうか?
【年代別グラフ】
Q6、転職のリスク軽減という観点で、人材紹介会社を上手く活用した事例があればお聞かせ下さい。
人材紹介会社様を利用することで、転職の相談にのってもらったり、履歴書・職務経歴書の書き方の指導をしていただいたりと少しずつですが、転職に対する不安ななどを解消されてきておりますので、同時にリスクも減ってきていると思います。(26歳 女性) 個人での情報収集や人脈では限界もあり、且つ、企業が本当に欲している情報までの収集は困難だが、紹介会社のような提案企業へ入りこんでいると、相応の情報のフィードバックがあり、自分の方向性とのマッチングを改めて認識できること。(34歳 男性)
会社が求めている人材や、内部情報など自分で行う会社研究からは決して知ることのできない密度の高い情報を知ることができ、また転職の面接において自分のセールスポイントをいかに短時間で伝えるかなど、アドバイスもしっかりしていただいた点。自分一人だったら、絶対にできなかったと思う。(30歳 女性) 求人情報を手に入れたり、その会社の内部事情を聞いたりすることができ、その会社にはいって「こんなはずではなかったのに」というリスクを軽減できると感じる。ただし、人材紹介会社もビジネスで紹介しているだろうから、信頼できる人物かどうかの見極めをしないと、却ってリスクになりかねません。(42歳 男性)
転職をするための情報提供をしてもらったり、やりとりの架け橋となるという意味では、人材紹介会社は非常に素晴らしい支援をしてくれます。ただ、それによって転職すること自体のリスクがなくなるものではないと私は思います。(31歳 男性) 自分がこの仕事に、この会社に合っていると思っていたとき、人材紹介会社からこういう合わない点もあるのではと指摘されたことがある。独りよがりにならないために活用するという点で、リスク軽減につながると感じる。(32歳 男性)
リスク・・というより気持ちの持ち方についてですが、独りで悶々としているより、相談にのってくれるプロがいるのは心強い。そして、実際にその会社で働いている人を知っているので、それも不安の解消に役立つ。(37歳 女性) 非公開案件の紹介や書類の書き方アドバイス、さらに候補先企業への紹介や攻め方などについてアドバイスがもらえ、応募できる会社の数が増やせること、一般応募よりは内定しやすい環境が作れることがリスク軽減になります。(38歳 男性)
Q7、転職のリスクを軽減するために、工夫していることがあればお聞かせ下さい。
自己啓発をすることです。転職をするということは新たな会社での再出発です。ですので、新たな会社で自分を評価してもらえるためにもっと自分を今のうちに磨いておきたいと思っております。そして、会社に必要とされ貢献できる人間になりたいと思います。(26歳 女性) 複数の人材紹介会社様に登録する事で、様々な人の目で自分の経歴書を見てもらえるため、企業様の目に留まりやすい経歴書になるようにしています。また、担当の方によって自分を見る目も違いますので様々な視点からの就職活動アドバイスをもらう事ができます。(28歳 男性)
求人に応募する前に、その企業についてあらゆる情報を集める事に意識を置いています。入社してから、職務内容に大きな違いがあったケースを経験済のためです。(29歳 男性) 自分のモチベーションを離職中も落とさずに、健全な生活をおくること。自分のやりたい仕事をみつけるために、情報収集を怠らない。家族と良く話し合って、理解してもらい、在職時と同じ生活レベルを守る。(36歳 男性)
面接を面談と思って、会社を見抜くこと。ただ選んでもらう新卒での面接とは違い、会社と自分はお互いに選ぶ権利があると思うので、疑問点は納得がいくまで話し合う様にしていました。また自分の中で絶対に譲れない条件を決め、それ以下の会社から2次面接に呼ばれても断る勇気を持ち続けて、気づいたらなんでもいいから受けていたというのを避けるようにしました。(30歳 女性) 「お客様を大事に。従業員を大事に。」と謳っている企業は多いけれど、実際は個々の社員の自覚や取り組みに委ねているケースが多い。経営理念に沿って会社がどんな具体的なアクションをしているかが重要だと思う。長期勤務を希望しているので面接では必ず確かめるようにしています。(40歳 男性)
とにかく情報収集のスキルを向上させることと、自身の書類の内容を随時推敲して、チャンスに対していつでも対応できるようにしておくこと。たとえ立派な実務経験や能力・スキルがあっても、それを広告して、世の中に認めさせて、買わせる為の能力はまた別のモノであり、後者の能力を一定水準以上に引き上げる努力をしなければ、何十社応募しても希望は見い出せないです。チャンスを探す能力と、チャンスに対して応募して掴む能力も、また別モノですよね。(35歳 男性) 自己分析と現状把握、各転職サイトに登録している職務経歴書の随時更新・改訂。選ぶ立場であるのに就職難で選ぶ立場にないのが現状。書類選考については会社の採用担当者の気持ち一つで判断されてしまう事が多いので、自分でラインを引かずに従事したい企業には条件が合っていなくても構わず応募してみる。ダメでもともとなので、面接まで通ればあとは自分の努力次第。いわゆる自分自身の営業を如何に企業毎に準備して行えるかだと思います。(36歳 男性)
入社先の社風・経営状況など、分かる範囲で徹底的に調べる。商品や店舗があれば、足を運んで、実際に見てみる。HP等で手に入る限りの情報を収集する。入社した際に戸惑うであろう事柄をイメージし、不明点は面接時に質問しておく。(42歳 男性) 自分の将来像、希望、条件等を明確にしておくとともに、現職の仕事を全力でこなし周囲から一目おかれる存在になるよう努力しながら、転職活動を密かに行なうようにしています。周囲に転職を考えているなど微塵も感じさせないことが大切だと思います。(47歳 男性)
転職を正式に決めたら、次の上司に当る方から、いろんな面でアドバイスして頂く機会をお願いしています。そうするとこちらも、新しい会社入る前に自分は自分なりに少しでも心の準備が必要ではないかと思います。そうすると心は初日から開いで緊張せずにクリアできますね!(42歳 女性) 現職は絶対に辞めず、現職にとどまりながら転職活動し、これはと思うものに対しては実際に移って失敗しないよう出来る限りのリサーチをし、現職以上のものであると確信が持てなければ動かない。そのくらいの用心をもってやること。(47歳 女性)
転職にあたって感じる不安点は「自分のスキル・経験が通用するか」「上司・同僚・部下との人間関係」「社風や雰囲気になじめるか」という点が上位を占めました。皆さんの感覚と比較していかがでしょうか。これらの項目は、「入社して、仕事をしてみなければわからない」、つまり転職前には不確定な要素であるといえます。残念ながら、これらの不安点を100%クリアにすることはできませんが、できるだけ意識して集めるようにされることは必要だと思います。

また、転職のリスク軽減という観点から、皆さんの様々な取り組みをお寄せいただきました。転職活動をされる際の、ヒントになる要素があれば、私も大変嬉しいです。人材紹介会社の活用という観点では、求人広告やホームページの情報だけでは得られない内部事情が得られる点を評価する声がよせられました。ぜひ人材紹介会社もひとつの情報源として有効にご活用いただければと思います。

特に、人材紹介会社を活用する場合には、自分の希望する分野を得意とする会社に相談を依頼することも大事なポイントです。
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