募集要項
- 募集背景
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核融合エネルギーの実現には、ITERプロジェクトの成功、長期的な研究開発が必要であり、「核融合エネルギー開発を担う人材の継続的・安定的な育成/輩出」も大切な要素です。その人材育成の鍵となるのが「ITERプロジェクトでの日本人の活躍」です。
各参加国の職員枠は建設期の各極の調達分担割合に準じて設定されており、日本は100人以上の枠があります。
しかし、現在日本人職員数は約40名であり、他の国々の職員数に比べ約5%と低い割合です。
日本は国際的に大きな貢献が期待されいて、人材育成の観点からも日本人職員増員を望んでいます。
- 仕事内容
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• ITERの統合制御システムアーキテクチャ(CODAC)の全体管理における戦略的リーダーシップを発揮し、プロジェクト目標、安全基準、運用準備に沿った体制を研究インフラ全体で確保する。
• 制御および統合試運転プログラム(CIC)の目的達成を支援し、設計、調達、組立、ITER制御システムの設置、試運転活動において、範囲・コスト・スケジュール・品質・性能の観点から目標を達成する。
• トカマクおよびプラズマ制御・保護システムの納入と試験に特に重点を置き、プロジェクト成果物のエンジニアリング、調整、計画、実施を監督するための十分なサポートを確保する。
■ 所属部署について
制御および統合試運転プログラム(CIC)は、ITER建設プロジェクト責任者の指揮下で、トカマクの統合試運転の定義と実行を担います。これには、通常の制御、中央インターロック、原子力安全、プラズマ制御、さらにITERの科学データおよびコンピューティングセンターを含む、全体的な監視・制御システムの提供が含まれます。
トカマク試運転の準備を見据え、CICプログラムはプラントシステムの試運転および事前運転の調整・監督、ならびにメイン制御室からの運転管理も担当します。
- 応募資格
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- 必須
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• 核融合装置のCODAC(制御・指令・データ取得)システムの全体アーキテクチャ、設計、実装、試運転に関する豊富な経験。
• 磁場閉じ込め型核融合装置および関連する機器保護システムに関する知識。
• 多国間協力を伴う原子力建設における技術プロジェクト管理経験(現物調達、計画、進捗測定、リスク・コスト管理、報告など)、人的・財務的制約下でのプログラムまたはイニシアティブの管理。
• 健全な職場環境を維持する包括的なリーダーシップと、スタッフを動機づけ・育成する高い指導力。
学歴・言語条件:
• 工学、制御、または原子核物理学の「修士号」または同等の学位(学位は、同様の職務経験や関連分野の追加研修・資格によって代替可能)。
• 英語:流暢(スピーキングとライティング)。
- 歓迎
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• クロスファンクショナルな分析と効果的な意思決定を促進する包括的な環境を構築し、意思決定を最適なレベルで行えるようリーダーを支援する能力。
• 大規模な原子力・核融合・核分裂または高度技術プロジェクトにおいて、品質・安全・セキュリティ・技術基準を遵守しながら、すべてのプロジェクト関係者と強固なパートナーシップを築き、協働し、合意形成に向けて提案・解決策を提示する能力。
• 設計から運転段階までの複雑な建設プロジェクトを調整・監督し、国際的または政府間の類似環境で効果的な管理構造を提供するリーダーシップ。
• 多国籍の内部・外部パートナーとの高レベルな戦略交渉・影響力を発揮し、異なる意見や提案を取り入れ、ITERプロジェクトの目的に沿った適切な推奨や困難な意思決定を行う能力。
• 規制の厳しい原子力環境での品質管理(QC)経験。
• 安全で健全な作業環境を維持し、最高水準の安全・健康・セキュリティを徹底するプロジェクト文化を推進する能力。
• 特定プログラムにおいてフランスのセキュリティクリアランスを取得・維持できる能力。
- 雇用形態
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契約職員 (任期付き正職員)
※基本5年間の任期で『更新制度』があります。
- 勤務地
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13067 Saint-Paul-lez-Durance France
風光明媚な「南フランス」です(マルセイユ空港から70kmほど)
- 勤務時間
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8:30-17:30(週40時間勤務)
※テレワークの可能性あり(一定の条件下且つ業務上の必要性による)
- 年収・給与
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手取り年俸 2204万~2609万円以上(月給183~217万円・税引き後手取り額)
※「Take home salary」といって『年間手取り額』です(医療/死亡/傷害保険、年金、内部税差し引き済)!
※給与は現地通貨(ユーロ)で支払われます。表示の日本円は(1ユーロ=182円の場合です)
※諸手当は別途支給されます(配偶者手当、扶養低当て、教育手当)。
- 待遇・福利厚生
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ITERの福利厚生は日本からの移住にも手厚いです!
<保険・年金>
医療保険、死亡・障害保険、年金基金
※ITER機構独自の保険・年金システムです。
<ITER職員の特権・免除>
・所得税の免除
・家具や身の回り品の免税輸入
・配偶者及び未成年の同伴子供について、労働許可証の免除
<福利厚生>
・着任時・帰任時の旅費の払い戻し
・引っ越し費用の払い戻し(上限金額有り)
・着任手当(契約期間が2年以上に限る)
・Welcome Office支援(ビザ取得支援、住居手配支援、仏語講座等)
・自己啓発のためのトレーニング、能力開発の機会あり
・カフェテリアあり
・コンシェルジュサービスあり(クリーニング、郵便など)
・スタッフつながりによるスポーツ、カルチャーアクティビティ
・銀行サービスあり
・ITERサイト駐車無料
・通勤バスあり(自家用車なしで通勤可能)
- 休日休暇
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・週休2日制(土日休み)
・年間24日の有給休暇
・母国に帰省するための追加有給休暇付与(日本は6日)
- 選考プロセス
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1. ITER職員公募会員登録(プレエントリー)
2. 応募書類(英文のCV, Cover Letter)の作成
他提出書類(パスポートコピー、最終学歴の英文卒業証明書)準備
リファレンス準備
3. ITER日本国内機関による添削
(メールでのやりとり)
4. オンライン応募
(ITER機構ホームページから)
5. ITER日本国内機関からの推薦
(推薦後応募者へメール連絡)
6. 書類選考結果通知
(推薦後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
7. 面接試験
(結果通知から約2週間後、Teamsを利用したオンラインインタビュー)
8. 面接選考結果通知
(面接試験後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
※ITER機構のホームページより直接オンライン応募も可能ですが、ITER職員公募会員登録制度を利用し、添削支援を受けていただいたうえでのご応募をお勧めします。
※ITER職員公募会員特典:新規公募案内、応募書類添削、面接トレーニング(書類選考通過者に限る)、ITER職員公募関連イベント案内
