募集要項
- 募集背景
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核融合エネルギーの実現には、ITERプロジェクトの成功、長期的な研究開発が必要であり、「核融合エネルギー開発を担う人材の継続的・安定的な育成/輩出」も大切な要素です。その人材育成の鍵となるのが「ITERプロジェクトでの日本人の活躍」です。
各参加国の職員枠は建設期の各極の調達分担割合に準じて設定されており、日本は100人以上の枠があります。
しかし、現在日本人職員数は約40名であり、他の国々の職員数に比べ約4％と低い割合です。
日本は国際的に大きな貢献が期待されいて、人材育成の観点からも日本人職員増員を望んでいます。
- 仕事内容
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募集対象となる個々の「プログラムマネージャー」ポジションは次の通りです：
1. 原子力技術（NTP）プログラムマネージャー
原子力技術プログラムは、ITER建設プロジェクト部門長のリーダーシップの下、ブランケット、ダイバータ、トリチウム増殖ブランケット、ホットセル・放射線廃棄物、及び遠隔保守のプロジェクトの計画、管理、実施を行います。
2. 計測（DIAG）プログラムマネージャー
計測プログラムは、ITER建設プロジェクト部門長のリーダーシップの下、設計、組立、試運転、そして計測及び関連システムの運転準備を計画、管理、実施します。
3. プラントシステム（PSP）プログラムマネージャー
プラントシステムプログラムは、ITER建設プロジェクト部門長の指揮の下、トリチウムプラント・システム、真空システム、燃料供給・壁調整システム、冷却水システム（二次冷却とトカマク冷却水システム）、極低温システム、磁石試験施設、及び崩壊緩和システム（DMS）に関連するすべての調達活動及びエンジニアリング作業パッケージの準備を行います。
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各プログラムは、ITER 統合プロジェクトチーム (IPT) 内の他のプログラム及び国内機関 (DA) と緊密に連携して活動し、その活動範囲と連携して、要件とインターフェースへの準拠を確保します。
プログラムマネージャーとして、建設プロジェクト部門長 (HCP) に直属し、プログラムのサブセットを管理するプロジェクトリーダーのチームを監督します。プログラムとプロジェクトは、ファーストプラズマ後の統合試運転に必要な活動を含め、ITER ファーストプラズマ段階まで続きます。
ITERプロジェクトの運転フェーズの準備において、ファーストプラズマの重要なマイルストーンを無事達成するために、全体として、すべてのコンポーネントとシステムの設計、調達、組立と据付、統合試運転による試運転に至るまで、品質とパフォーマンスを含むコスト、スケジュール、および範囲の点でプログラムの目的を達成する責任を負います。
- 応募資格
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- 必須
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- 原子力施設と科学的または技術的な国際プロジェクトの分野における15 年以上の建設プロジェクト管理経験。
- 必要な基本的な能力と経験：
・実証済みの高度な技術力を備えた以下の項目の設計、製造が必須。
・できれば核融合分野における研究インフラの構築（原子力ライセンスプロセスを含む）。
・原子力建設における技術プロジェクト管理。
・多国籍協力による大規模建設プロジェクトにおけるプログラム管理の経験、現物調達、計画、進捗状況の測定、リスクとコストの管理、そして人的および財政的制約の中でプログラムや取り組みを管理するための進捗状況の報告。
・スタッフのモチベーションを高め、育成するための高レベルかつ包括的なリーダーシップ (健全な労働環境の維持)。
- 学歴・言語条件：
・工学、マネジメント、または他の関連する分野の「修士号」、「博士号」、または同等の学位（学歴条件は、同様の業務責任を伴う広範な専門的経験や、関連分野での追加の資格によって免除される場合があります）。
・英語：流暢（ライティングとスピーキング）。
- 歓迎
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・リーダーが最も適切なレベルで意思決定を行えるよう、部門間の横断的な分析と効果的な意思決定を促進する包括的な環境を構築できる方。
・プロジェクトのすべての関係者と強力なパートナーシップを構築し、積極的に協力し、品質、安全性、セキュリティ及び適用される技術基準に準拠した大規模な原子力、核融合、核分裂、または高度な技術的プロジェクトに適用される合意に達することを目的とした提案およびソリューションを推進する能力。
・同様の国際的または政府間の環境の下で管理構造において効果的なリーダーシップを発揮しながら、設計から運転段階に至る複雑な建設プロジェクトを調整及び監督した経験。
・様々なインプットや意見を求めて検討し、ITER プロジェクトの目的に沿った適切な勧告や厳しい決定を下す能力と意欲を含む、多国籍の内外のパートナーとのハイレベルな戦略的交渉及び影響力を与える能力。
・厳しく規制された原子力環境内で最先端の品質管理 (QC) を主導した経験は有利。
・安全で安心な労働条件を支え、維持し、最高水準の安全、健康、安心な労働慣行を強制するプロジェクト文化を推進する力。
- 雇用形態
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契約職員 (任期付き正職員)
※基本5年間の任期で『更新制度』があります。
- 勤務地
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13067 Saint-Paul-lez-Durance France
風光明媚な「南フランス」です（マルセイユ空港から70kmほど）
- 勤務時間
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8:30-17:30（週40時間、フレックスタイム制あり）
※テレワークの可能性あり（一定の条件下且つ業務上の必要性による）
- 年収・給与
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手取り年俸 2300万円以上（月給193万円・税引き後手取り額）
※「Take home salary」といって『年間手取り額』です（医療/死亡/傷害保険、年金、内部税差し引き済）！
※給与は現地通貨（ユーロ）で支払われます。表示の日本円は（1ユーロ=166円の場合です）
※諸手当は別途支給されます（配偶者手当、扶養低当て、教育手当）。
- 待遇・福利厚生
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ITERの福利厚生は日本からの移住にも手厚いです！
<保険・年金>
医療保険、死亡・障害保険、年金基金
※ITER機構独自の保険・年金システムです。
<ITER職員の特権・免除>
・所得税の免除
・家具や身の回り品の免税輸入
・配偶者及び未成年の同伴子供について、労働許可証の免除
<福利厚生>
・着任時・帰任時の旅費の払い戻し
・引っ越し費用の払い戻し（上限金額有り）
・着任手当（契約期間が2年以上に限る）
・Welcome Office支援（ビザ取得支援、住居手配支援、仏語講座等）
・自己啓発のためのトレーニング、能力開発の機会あり
・カフェテリアあり
・コンシェルジュサービスあり（クリーニング、郵便など）
・スタッフつながりによるスポーツ、カルチャーアクティビティ
・銀行サービスあり
・ITERサイト駐車無料
・通勤バスあり（自家用車なしで通勤可能）
- 休日休暇
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・週休2日制（土日休み）
・年間24日の有給休暇
・母国に帰省するための追加有給休暇付与（日本は6日）
- 選考プロセス
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1. ITER職員公募会員登録（プレエントリー）
2. 応募書類(英文のCV, Cover Letter)の作成
他提出書類（パスポートコピー、最終学歴の英文卒業証明書）準備
リファレンス準備
3. ITER日本国内機関による添削
（メールでのやりとり）
4. オンライン応募
(ITER機構ホームページから)
5. ITER日本国内機関からの推薦
（推薦後応募者へメール連絡）
6. 書類選考結果通知
（推薦後約4～6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡）
7. 面接試験
（結果通知から約2週間後、Teamsを利用したオンラインインタビュー）
8. 面接選考結果通知
（面接試験後約4～6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡）
※ITER機構のホームページより直接オンライン応募も可能ですが、ITER職員公募会員登録制度を利用し、添削支援を受けていただいたうえでのご応募をお勧めします。
※ITER職員公募会員特典：新規公募案内、応募書類添削、面接トレーニング(書類選考通過者に限る)、ITER職員公募関連イベント案内
