募集要項
- 募集背景
- 現在、重油焚きの船は世界の9割を占めています。近年の環境規制としては、国際海運では2050年までに重油焚きの船をゼロにする目標が掲げられ、その実現に向けて日本もカーボンニュートラルゼロを宣言しました。これらの環境規制に対応するため、今後は二元燃料焚き機関(既存では、LNG、エタン、メタノール、LPG。将来的には水素、アンモニア)の採用が見込まれます。当社としては、多種多様な機関仕様に対応することが喫緊の課題となります。これらの課題に対して、日本の大型舶用エンジンのシェア6割を生産する当社がこうした環境に配慮した製品に取り組むため、船舶用ディーゼルエンジンの試運転に関与する品質関連エンジニアを募集します。
- 仕事内容
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【役割】
陸上・海上運転を恙無く進め、注文仕様を満足し、かつ、健全に機能する機関を客先に提供する。
【担当業務】
船舶用大型ディーゼルエンジンの製品完成検査、細目として組立完成後の陸上試運転前調整、点検業務、試運転における性能データ計測、問題解決。
これに加えて、製品出荷後の客先における海上試運転前調整、点検、運転立会、問題解決。
陸上運転業務内容
➢起動前調整
✔組立完了した機関を回せる状態か確認・調整を行う *工具を使用した作業あり
➢初起動、摺合わせ運転
✔10%負荷で1時間運転し、クランクケース内部点検にて異常がないことを確認する
✔初めて110%負荷までロードアップするのでモニタリングを十分に行う
➢調整運転、予行運転
✔機関性能について仕様・計画を満足するようチューニングする
➢公試運転
✔船主・造船所・船級の立ち会いの下、運転要領書で決められた試験項目を行う
✔運転後、解放検査を実施し問題ないことを確認する
✔公試運転および解放検査の結果を説明し同意を得る
➢解放検査
✔事前に決められた部品について解放点検を行い良好であることを客先と確認する
➢出荷前確認
✔客先との取り決めやコメントが実施されているか最終確認を行う
海上運転業務内容
➢岸壁調整
✔船に搭載後に再組立された部品や配管、および結線を確認・調整を行う
➢係留運転
✔岸壁において機関を低負荷で回し、異常がないことを確認する
➢海上運転
✔メーカ技師として乗船し、陸上運転時の良好な状態を維持しているかを確認する
✔不具合発生時には速やかに対処する
➢機器取扱説明
✔船の乗組員へ向けて各機器の取り扱いに関する説明を行う
(その他)
✔業務のアウトプットとして、以下書類の作成を適宜行っている
◎陸上運転: 打合覚書、性能成績書、運転記録、不具合レポート、連絡書、手直し書など
◎海上運転: 運転記録、不具合レポート、連絡書、引渡し情報、など
◎その他 : 改善提案、社内通知書、技術資料、など
完成したエンジンの品質が仕様を満足しているかを確認するという最終工程を担う部署で、プレッシャーもありながら大きなやりがいを感じられる仕事であり、また全長300mもあるような大型船を当社エンジンが動かしていることを最も体感できるポジションでもあります。
- 応募資格
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- 必須
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・機械、自動車関係製造業において品質に関するげな🄱業務経験者
・人と話すことに抵抗が無い(大切なのはチームワーク)
・考えることが好き(仕事は問題解決の連続)
・英語に抵抗がない(上手に使える必要はなし)
・機械いじりが好き(工具を使用した作業あり)
・出張に抵抗がない(将来的には出張先で活躍する機会あり)
・現場に近い立ち位置で仕事をしたい(現場作業者への指示出し、客先への説明、折衝あり)
年齢 25歳~35歳
転職回数 3回以内(今回が4回目)
- 募集年齢(年齢制限理由)
- 技能、ノウハウの継承の観点から、特定の職種において労働者数が相当程度少ない特定の年齢層に限定し、かつ、期間の定めのない労働契約の対象として募集、採用 (特定年齢層の特定職種の労働者が相当程度少ないため)
- フィットする人物像
- 技能、ノウハウの継承の観点から、特定の職種において労働者数が相当程度少ない特定の年齢層に限定し、かつ、期間の定めのない労働契約の対象として募集、採用。
- 雇用形態
- 正社員
- 勤務地
- 岡山県玉野市
- 勤務時間
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8:00~17:00
- 年収・給与
- 400万円 ~ 650万円 (経験、能力による)
- 待遇・福利厚生
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通勤手当:全額支給
家族手当:有
寮、社宅:有 (住宅手当無し)
社会保険:寮社宅、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
退職金制度:有
<教育制度・資格補助補足>
OJTが中心
- 休日休暇
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完全週休2日制(休日は土日祝日)
年間有給休暇10日~22日(下限日数は、入社半年経過後の付与日数)
年間休日日数127日
メーデー、GW、夏季休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、有給休暇