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99「ミドルの転職後の年収」について(2024年版)

アンケート実施期間 : 2024229日 ~ 202436
有効回答数 : 273
「転職で年収が上がるミドルが多い」と回答したコンサルタント85%。年収アップ傾向は継続。
人材不足・物価高を背景に「優秀なミドル確保のため採用コストを出し惜しみしない」企業の声多数。
今回は、「ミドルの転職後の年収」についてコンサルタントに伺いました。

「ミドルの転職で年収が上がる人が多い」と答えたコンサルタントは85%で、昨年(84%)と大きく変わらない結果となりました。

一方、年収が上がるミドル層の傾向については、職種では「技術系(IT・Web・通信系)」、業界では「IT・インターネット」が、昨年から10%以上減少。「IT業界で外資系→日系企業への転職は、インセンティブやボーナスが減少する」との声も見られました。

また、ミドル層の決定年収平均については、今後「上がる」と予想する人が58%と、昨年より11%増加。フリーコメントでは、「良い人材に対して、採用にかかるコストを出し惜しみしない傾向がある」「人材不足と物価高により、給与水準をあげないと良い人材の確保が難しくなる」などのコメントが寄せられました。

その他、逆に年収が下がる人の傾向や、年収が上がるキャリアの積み方などについても伺っています。 ぜひご覧ください。

Q1ミドル層の転職者は、転職後に現在よりも年収が上がる人と下がる人ではどちらが多いでしょうか?

※設問によっては、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。

Q2ミドル層の転職者の年収が上がる際には、どのぐらい年収が上がる人が多いですか?

Q3ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような職種の人が多いですか?

その他の回答
  • サプライチェーン
  • 知財
  • 士業
  • 講師など

Q4ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような業種の人が多いですか?

Q5ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような役職の人が多いですか?

Q6ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような年齢層の人が多いですか?

Q7ミドル層の転職者は、どのようなケースにおいて転職後の年収が上がることが多いですか?

その他の回答
  • 中小→大手で技術力を評価されるケース
  • 組織・経営体制がしっかりした会社
  • 採用に苦労している中小企業
  • 何らかの成果報酬がある場合

Q8ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような職種の人が多いですか?

その他の回答
  • 成果実績がPRできること

Q9ミドル層の転職者の年収が下がる際には、どのぐらい年収が下がる人が多いですか?

Q10ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような職種の人が多いですか?

その他の回答
  • スキルが少ないと判断された場合は全般的に
  • 業績が上がっていない、実績がない

Q11ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような業種の人が多いですか?

その他の回答
  • 他業界への転職は基本的に年収が下がる
  • どの業種でもあり得る
  • 公益財団法人
  • 物流

Q12ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような役職の人が多いですか?

その他の回答
  • 役職問わず、やむを得ず離職をしている方達(リストラや、自己都合でも短期離職)
  • どのポジションでもあり得る

Q13ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような年齢層の人が多いですか?

Q14ミドル層の転職者は、どのようなケースにおいて転職後の年収が下がることが多いですか?

その他の回答
  • 内定が出るものの、スキルが不足している
  • 海外赴任から日本に戻る場合
  • ベンチャー企業からの転職
  • 同業種でのベース給ダウン
  • 役職定年を想定した転職

Q15今後、ミドル層の転職者の決定年収の平均は、どう変化すると思いますか?

Q16Q15で「上がると思う」と回答された方にお伺いします。

Q.

どのくらい上がると思いますか?

Q.

その理由を教えてください。

~10万円
  • 人手不足は深刻だが、中小企業中心に劇的に賃金を上げるのはまだ無理。
11~20万円
  • 人材不足と物価高により、給与水準をあげないといい人材の確保が難しくなると思うため、各企業のベースアップが進むのではと思いました。
21~30万円
  • 世の中のインフレ、経済発展によりベア・採用競争などにより確実にあがる中で、優秀な人ほどあがりやすくなるため平均すると20万くらいはあがるのではないかと感じている。
31~40万円
  • 世界的な賃上げの風潮のため。 (但し、50代以降の世代の方々は、特に両極端に分かれると思っています。40代の方もスキルや知見に応じて、その傾向が強くなると思います。)
41~50万円
  • 中堅層の中途採用に苦労している企業が増えており、35歳以上の方に門戸を開いている求人数がかなり増えている中で、処遇面のアップをしないと応募獲得に至らないと感じている企業が増えている為
  • 企業も経験者枠で人材を獲得したいところが増えている印象があり、本人の前年収よりもUPしてでもよりよい求職者を獲得しようとする動きがあるから。
51万円~
  • 人生100年時代で多くの大手企業も給与水準の引上げや60歳以降の雇用制度の見直しも行う中、新興系の企業を中心に、経験豊富なシニア層の引き合いが高まってくると感じるため。 またシニア層も昨今の人材の流動化の波にのって、自身の経験を外部に発信していきたいというニーズも一定数うまれるため、双方のニーズを満たすような採用が活性化していくと感じているため。
  • 企業の採用活動に変化が起きており、良い人材に対して、採用にかかるコストを出し惜しみしない傾向があるように感じる為。

Q17どのようなキャリアを積んだ人が、年収アップを実現できると思われますか?

  • 1. 希少性の高いスキルを持つ人
    AI開発者
    データサイエンティスト
    サイバーセキュリティスペシャリスト

    2. 業界や企業の中で高い成果を出す人
    営業職でトップセールスを達成する人
    マーケティング職で新規顧客獲得に大きく貢献する人
    エンジニア職で重要なプロジェクトを成功させる人
    マネジメント職でチームを業績向上に導く人
  • 専門性に加え、コミュニケーション力、柔軟性、適応力、リーダーシップ、謙虚さといった、人間力もバランスよく兼ね備えている。そして、キャリアの目標が明確である方が年収アップを実現できます。 皆さんキャリアにフォーカスしがちですが、人間力の高さも評価対象としている企業は多いです。
  • ①専門的な深い知見(M&Aなど)
    ②経理職x○○をお持ちの方(例えばIPO。逆に総務等のゼネラル職は年齢とともに減収傾向)
    ③工場管理・施設管理+事務能力高い人材
    ④施工管理経験者(長ければ長いほどアップする傾向)
    ①②③④が最も典型的かと思っています。
  • どの職種においても特定の業務を長く続けていて、その経験が実力に見合っている人材は、年収アップが期待できると思います。
    一方で短期転職が多く、職歴書に記載はあるものの実力があるか不明な方は、書類選考で落とされている印象です。
  • 持っているキャリアというよりも、ミドル層は現職で高待遇になっている方が多く、オファー額では一時的に下がることが多いが、その後の待遇想定は上がるので年収アップ実現は長期的には可能、そこを許容できるかどうかにかかっている
  • 専門的な知識を複数以上保有している人材(例:英語×海外等)
[ 本アンケートに関するお問い合わせ先:en-press@en-japan.com ]
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