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92「ミドルの転職後の年収」について(2023年版)

アンケート実施期間 : 202316日 ~ 2023113
有効回答数 : 232
「転職後、年収が上がるミドルが多い」と回答したコンサルは、78%→84%に増加。
企業側の「採用難・厳選採用による年収引上げ」等が要因。
今回は、「ミドルの転職後の年収」についてコンサルタントに伺いました。

「ミドルの転職で年収が上がる人が多い」と答えたコンサルタントは84%で、昨年行った同調査よりも6ポイント増加。フリーコメントでは「採用難による企業側の年収引上げ」や「厳選採用による年収上昇」を要因とするコメントが散見されています。

年収が上がるミドル層の傾向については、昨年から大きな変化はなく、額では「51~100万円」、職種では「経営・経営企画・事業企画系」、業種では「IT・インターネット業界」が最多となりました。

また、どのようなキャリアを積んだ人が年収が上がるか伺うと、「上流もしくは大人数のマネジメント経験」「AIや機械学習などの専門スキル」「高いビジネススキル」を保有するミドルが評価されるとの回答がありました。

その他、逆に年収が下がる人の傾向や、今後の決定年収の動向などについても伺っています。ぜひご覧ください。

Q1ミドル層の転職者は、転職後に現在よりも年収が上がる人と下がる人ではどちらが多いでしょうか?

Q2新型コロナウイルス感染症流行前と比較して、ミドル層の転職者のうち転職後の年収が上がる人の割合は変化していると感じますか?

その理由を教えてください。

「増加していると感じる」「どちらかと言うと増加していると感じる」
  • 特にこの人手不足やリモートワークや円安等様々な環境が変化した昨今企業も給与を上げないと中々優秀な人材は取れないという事情を理解しているため。また外資は交渉次第で円安の影響で以前より簡単に給与をあげてくれるようになりました。 
  • 企業側の採用方針として、採用枠を減らしてより即戦力性の高い人の採用にシフトしてきており、それに伴いスキルが高い人は年収UPする方が増えている為。
「減少していると感じる」「どちらかと言うと減少していると感じる」
  • コロナにより先行き不安等で転職希望の方が増えている一方、企業としてはより厳選して採用費用をかけているため買い手市場になっている。求職者が足元を見られるケースが多く感じる。
「変わらない」
  • 社会構造の変化で、ニーズがある人材は年収増加、そうでない人材は年収は伸びず妥協、全体としては相殺され、変わらない印象
  • 求人動向はコロナ市場になる前に戻りつつあります。求人数は市場連動と言えますが年収面が上下しているとは感じません。

Q3ミドル層の転職者の年収が上がる際には、どのぐらい年収が上がる人が多いですか?

Q4ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような職種の人が多いですか?

その他の回答
  • 職種には関係ない

Q5ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような業種の人が多いですか?

その他の回答
  • 業種には関係ない

Q6ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような役職の人が多いですか?

Q7ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような年齢層の人が多いですか?

Q8ミドル層の転職者は、どのようなケースにおいて転職後の年収が上がることが多いですか?

その他の回答
  • 新規ポジションでの採用(経験を活かして立ち上げなど)
  • 成果報酬制度がある場合

Q9ミドル層の転職者で転職後に年収が上がる人は、どのような点を評価される傾向にありますか?

その他の回答
  • 人間性
  • 保有資格

Q10ミドル層の転職者の年収が下がる際には、どのぐらい年収が下がる人が多いですか?

Q11ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような職種の人が多いですか?

その他の回答
  • 下がったケースはない
  • 職種には関係ない

Q12ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような業種の人が多いですか?

その他の回答
  • 業種には関係ない

Q13ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような役職の人が多いですか?

その他の回答
  • 役職に関わらずスキル不足によって下がる
  • 役定者(役付き定年者)

Q14ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような年齢層の人が多いですか?

Q15ミドル層の転職者は、どのようなケースにおいて転職後の年収が下がることが多いですか?

その他の回答
  • SIerなどのクライアントワークから社内システム部門などの社内を相手にするポジションへの転職
  • 元々の金額が高すぎる
  • その分野のニーズが減少し、条件を下げても転職したいというケース

Q16今後、ミドル層の転職者の決定年収の平均は、どう変化すると思いますか?

Q17Q16で「上がると思う」と回答した方に伺います。
どのくらい上がると思いますか?

その理由を教えてください。

11~20万円
  • どの企業も人に対しての評価が高まり、バジェットが増えるため
21~30万円
  • 売り手市場の間は条件が良いと思う
31~40万円
  • 人材のキャリア、スキルよりも企業の給与形態が上がる時期に来ていると推察している。IT業界、自動車業界等はベースアップを実施すると思う。
41~50万円
  • 人にもよるが、全般的に人材不足と経済環境で、ベースが上がると思う。
51万円~
  • 転職における2極化が進んでいる。専門性を持つ優秀な人材は年収UPしており、家庭の事情等でU・Iターン転職を行う人材や、専門性が伸び悩んだまま転職を繰り返す人材は年収DOWNする傾向が強まっているが、景気回復に向けて人材不足感が更に強まり、定年退職者を含めた専門性を有する転職者希望者が優遇される傾向が強まるため
  • 日系企業も今後ジョブ型雇用にシフトして従来の年功序列でなくなる可能性も高い為。

Q18どのようなキャリアを積んだ人が、年収アップを実現できると思われますか?

  • 親和性のある業界への転職もしくは経営層など上流のマネジメント経験をしており、事業を俯瞰して見れるスキルがある方が年収アップを実現できる。
  • マネジメント経験を注視している企業が多いので、50~100人以上のマネジメント経験や、大人数の部署管理・運営経験を持つ人が年収アップしやすいかと思う
  • 競合性の低い専門性を持っている方、現在ですとAIや機械学習に早くから携わりそのノウハウを持っている方、もしくは若い世代にそれを引き継ぐことのできる方
  • コアの専門性と近辺のスキル、総じてビジネススキルが高いこと。1~3社の経験で成功体験を有し、転職先でも再現性を見込めるキャリアを積んでいる方。
  • 営業、事業企画などの職種で柔軟な思考をお持ちで、固定概念をあまり持っていない方が基本で、リスキリングなど学び直しや自己研鑽をしっかりと行える方
  • ・各社で実績をだしている
    ・問題の本質を見つけ出し、解決できる力
    ・語学含めてのグローバル対応力
    ・数字への強さ
  • 高い専門性を持つ、PL経験豊富な人材(年齢が上がってもプレイングマネージャーとして動ける。)
  • ・電気関連エンジニア
    ・ソフトウェア関連エンジニア
    ・英語を使うグローバルマーケター
  • 豊富なマネジメント経験、グローバルな動きに対応できる方
  • 最新のITスキルとビジネスレベルの英語力。
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