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87「ミドルの市場価値の磨き方」について(2022年版)

アンケート実施期間 : 2022321日 ~ 2022328
有効回答数 : 118
51%のコンサルタントがミドルの市場価値を判断する上で、「業務経験」を最も重視すると回答。
続いて「専門知識」の回答が19%と、業務遂行能力の重要性が分かる結果に。
今回は、コンサルタントがミドルの市場価値を判断するポイントと「市場価値の磨き方」について伺いました。

コンサルタントがミドルの市場価値の高さを判断する際に一番重視しているポイントは「業務経験」で51%。続いて「専門知識」が19%と、業務遂行能力の重要性が分かる結果となりました。

一方で、AIによる代替可能性の低さなどから「リーダーシップ」「定義化」といったヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルを最重視するコンサルタントも。時代背景の変化やテクノロジーの進化により、ミドルに求められることも変化するのでしょうか。

他にも「ミドル人材が市場価値を上げるために、日々取り組んでおいた方が良いこと」や「市場価値が高いと評価されたミドルの持つ専門スキル」なども伺っています。ぜひご一読ください。

Q1ミドル人材の市場価値の高さを判断する際に重視しているポイントは何ですか?上位3つを教えてください。

その他の回答
  • 専門知識の裏付けの国家資格の有無。

Q2上記で選択された3つの中で最も重視しているポイントを教えてください。

そのポイントについて、重視している理由を具体的に教えてください。

業務経験
  • ミドルクラスの転職の場合は、軸がブレず長く専門的な経験を積んでいることを重視する企業が多いため。
  • 次の会社で活かせるかどうかは今までの経験値が重要であり、そこから即戦力性を判断するため。
  • 企業が書類選考するにあたり最も重要視しているポイントだから。
  • スキルマッチを最優先としているから。
専門知識
  • 企業がミドル層に求めるポイントとして、企業に欠如した分野(業務)を補いたい傾向が強いため、汎用性よりも専門性を重視した採用となっているため。
  • 現役世代で対処できないため、専門知識をもったミドル層がターゲットとなるため。
  • 自社にない知見を持っている方を求める傾向にあるため。
  • 専門能力が高くないと書類選考をパスできないため。
技術力
  • 中途採用にはピンポイントでの技術力を求めるケースが最も多いことから。ゼネラリストは既に社内にいるケースが多い。
  • 技術を考える必要が多くなっているため。
定義化(物事の本質をつかみ言葉で表わす)
  • 情報や知識やノウハウはどんどん入手しやすい社会環境になっていっているなか、これらは外部リソースの活用も可能になっている。一方で、目の前の課題や事象の本質を見極め、言葉で表現できるか否かによって、指示をまって動ける人なのか、指示を出していける側(意思決定して方向性を定める側)なのかがかわる。より専門的なリソースやパワーをうまく活用しながら、課題解決が出来るかどうかは本質の見極め力が強く影響してくると思えるため。
  • 昨今はWEBにより誰でも容易に情報の検索ができる時代となり、単に経験を積み「情報を知っている」だけのデータベース的人間は利用価値が低くなった。
    無数にある情報から必要な情報をピックアップし、マーケットと照らし合わせた上で、的確な戦略を打ち出せてこそ優秀な人材と言える。
リーダーシップ(統率力、調整力)
  • 専門知識などはAIに代替されうる可能性を持つが、リーダーシップはAIに代替されない可能性が高い為。
  • 業務が仕組化される昨今の中で発想力・発信力・それを実現するための推進力を必要としている企業が増えている。

Q3これまでにご自身もしくは採用企業に市場価値が高いと評価された具体的なミドルの人物像について伺います。

Q.

どのような「業種」の方が多かったですか?

Q.

どのような「職種」の方が多かったですか?

Q.

どのような「企業タイプ」の方が多かったですか?

Q.

どのような「専門スキル」を持つ方が多かったですか?

その他の回答
  • ヘルスケア関連の技術系専門職。
  • 金融商品並びに金融サービスに関する知識。
  • 建築系資格を複数保有している方。

Q4ミドル人材が市場価値を上げるために、業務に取り組むうえで意識しておいた方が良いことがあれば、アドバイスをお願いします。

  • 採用企業では、業務内容に応じて即戦力人材を求めております。即戦力として有益な経験は、担当であれば事務レベルからある程度上司が対応する管理業務までを経験しているほうがベターで、管理職であればプレマネとして事務レベルから管理業務・法令対応等迄経験している事をもとめることが多いようです。年齢にもよりますが、限定的な業務経験では、企業の要求にこたえられませんので、普段から関係する資格を取ること等自己のスキルアップを意識して就業することが重要と考えます。
  • 日々の業務における「成功」「成果」を意識して取り組まれると良いと思います。ミドルの方の職務経歴書での自己PRでは抽象的な文面を作成される方が多いのですが、ミドルの方こそ具体的な実績や成果を書かれた方が企業側への説得力が増すように感じています。そのため、日々の業務の段階から実績や成果、ゴールを意識して業務に取り組まれ、その体験談を職務経歴書に落とし込むと良いと感じます。
  • ミドル層のニーズが強い中小企業では、人数が少ない、体制が整っていないことが多いため、マネジメントだけではなく、実務面で手を動かせるかどうかを重視する傾向が強い。多少なりとも実務を泥臭く手元に残しておくことが重要と考えます。
  • 会社内のポジションで考えるのではなく、世の中レベルの水準を常に意識して業務に取り組むことをルーチンとして行動をすること。
  • 自身の仕事に自信をもって強みを磨くこと。また、現職での社内の課題解決・改善をご自身がリードすること。
  • 自身の「これだけは自信あり」といえる経験・スキルを持つこと。
  • マネジメントに特化せず、自身も手を動かせる人材であること。
  • 専門的な知識の取得に加え、社内で横断的な業務に携わること。

Q5ミドル人材が市場価値を上げるために、日々の業務「以外」で取り組んでおいた方が良いことがあれば、アドバイスをお願いします。

  • 管理職としてキャリアを形成したい人は、社会教育、環境問題、キャリアプランニングの情報収集をすること。今後新卒で入る若手は、環境問題、国際問題、情報社会は十分に触れて入社してくる。一業務が好きでやる環境は求めれる社会世代ではないからだ。また自身の専門性を高めたい人は、国際社会とIT社会は止められない社会であることを認識して、他分野との融合性を高める活動を取り組むことをアドバイスする。
  • 日々の業務以外については、職種にももちろんよりますが、ITやテクノロジーの情報収集・学習している方はニーズがより高いかと思います。
    それ以外は、MBAやUSCPAなど何かしら専門的なスキルや資格を取得されると良いかと思います。
  • 学ぶ意欲。
    人生経験も豊富で、社会人歴も長くなると経験から様々なことが判断できてしまうが、その中でも学ぶ意欲を持ち、現状より成長しようという意欲があるかないかは転職する上で大切だと思います。
  • 新しい知識のインプットや自己研鑽。
    どれだけ業務経験が長くても、10年前の知識や考えのままだと企業からは求められないため、最新のトレンドは押さえておく必要がある。
  • 定期的に外部のキャリアコンサルタントと接触し「転職市場に関する情報を入手」することと「第三者目線で今後のキャリアについてディスカッションをする」事。
  • コミュニケーション力が重要ですので、ご自身の属している業界とは異なる業界の方との接点を増やし、自発的に多様な価値観と触れ合うことが大事だと思います。
  • 自身の経歴や志向の棚卸を行い、アウトプットを定期的にしてみること。
  • 従事している専門分野における資格取得。
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