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68「転職すべき人 / 現職にとどまるべき人」について(2019年版)

アンケート実施期間 : 2019820日 ~ 2019826
有効回答数 : 132
半数のコンサルタントが、「面談した3人に1人は転職せずに現職にとどまるほうがいい人だった」と回答。
現職にとどまるべき理由は、「本人の希望と、転職市場での市場価値にギャップがある」が約8割。
今回は「転職すべき人 / 現職にとどまるべき人」について、コンサルタントにお伺いしました。
回答したコンサルタントの内、50%が「面談した3人に1人は転職せずに現職にとどまるほうがいい人だった」と感じており、その割合は2017年の調査に比べて6ptアップしていました。

現職にとどまるべきだと思う理由は「本人の希望と、転職市場での市場価値にギャップがある(77%)」との回答が圧倒的に多く1位。2位は「転職回数が多く、これ以上の転職には大きなリスクが伴う(39%)」という結果に。転職に踏み切る前に、社内ではなく市場という客観的な目線で、自身の価値を知る事が必要だという意見が多く集まりました。

後半では、コンサルタントに「転職すべきだと感じる理由」「転職すべきか現職にとどまるべきかを見極めるポイント」なども伺っているので、ぜひご参考にしていただければと思います。

Q1面談を行った方のうち、「転職せずに現職にとどまるべき」と思う方は全体の何割ほどいますか?

Q2現職にとどまるべきである人について教えてください。

a)

現職にとどまるべきである、と思う理由はどのようなものですか?

その他の回答
  • 抱いている不安や不満が入社数ヶ月で気づくようなことだが、改善を働きかけることなく在籍し続けいている。
  • 会社のブランドや細分化された役割の中だから活躍できたことに、本人が気付いていない。
  • 現職の状況、待遇等、恵まれていることに気づいておらず、現職以上の転職が難しい場合。
  • 自分の意思で転職する覚悟ができていない。
  • 転職後に実生活が成り立つかを、熟慮していない。

b)

上記理由での具体的な実例と、求職者へ行ったアドバイスを教えてください。

本人の希望と、転職市場での市場価値にギャップがある
  • 具体的な実例

    一流企業にいる40代の方。転職理由は、現状では仕事が限定されており、知識を活かして部門全般にわたる業務に携わりたい。年収800万に住宅手当や他手当もついており、現状維持を希望。 応募したのは年収レンジで700-800万円。中小企業で高齢の現任の後継者。自らも手を動かさなければいけないし、インフラも整っていない。しかし当該求職者のキャリアとは合致しており、マインドと待遇面以外は問題ないと思われる。
  • 行ったアドバイス

    現職企業が普通だと思っていると思うが、そこまで手厚い手当が出ているのは、日本企業400万社あるうちの1万社の大企業の中でも1%に満たない。分業になっているのは生産性を高めるためであり、組織がしっかりしている証拠。中小企業なら1から10まで携われるし、ポジションもそれなりにはなれるだろうが、裁量はオーナーにあることが多かったり、1から10どころか11、12という別の仕事まで押し付けられる。しかも指示だけしていれば良いのではなく、自分で考えて手を動かさなければならない。それで給料は今より下がる。でもそれは企業にとっては破格の待遇だから、実績が出なければさらに下がることだって考えられる。やりがいと成長を取るか、待遇と安定を取るか。両方をかなえることは恐らく無理である事を伝えた。結果、現職に残る決意をされた。
  • 具体的な実例

    41歳男性、奥様とお子様3人のご家族。新卒で地元の大手自動車部品メーカーに就職。約20年間一貫してプレス金型の開発を行い、大きなプロジェクト採用にも貢献した実績を持つ。1年前に地元の最大手メーカーに転職して、プレス金型ラインの生産技術職にキャリアをチェンジし、年収100万円アップ。ただ転職後に、生産技術ではなく開発がしたい事と年収以外の待遇面で、転職したことを後悔して弊社に相談された。年収を落とさずにプレス金型の開発職に戻す事を希望されているが、プレス金型の開発が出来る企業は前職を除くとほとんどなく、 現職は地元でも最大手なので年収ダウンが必至となる。
  • 行ったアドバイス

    お子様が3人いらっしゃるので、まずはやりたいことと待遇維持を家族でしっかり話し合う事を提案。やりたい仕事の幅や深みが前職よりも落ちること、年収は現職よりも落ちることを説明しました。最終的には納得いただいて現職残留を選択された。
  • 具体的な実例

    1歳の未就学児を育てる女性。大手商社勤務で、育児休暇・時短など、労働者としての権利が十分に満たされているが、将来AIにとってかわられるリスクを払しょくするべく転職活動を行っているとのことであった。面談すると「育児第一で働きたい」「給料を維持したい」「現在の環境には大満足」「育児をしている母としての権利主張が強い」という状況でした。
  • 行ったアドバイス

    現在勤務する企業環境は他社では得られない可能性が高いことを説明。自己の職業能力の棚卸が出来ていないこと、今のプライドがかえって社員同士の人間関係の軋轢を生みかねないこと、謙虚さが必要なことをお伝えしました。
他責感が強く、キャリアアップできない理由が会社にあると思っている
  • 具体的な実例

    転職するにあたり、現職での課題が具体的に捉え切れていない。結果として、転職先で何を実現したいのかが不明確なケースが多くあります。漠然とした不満を持って、どこかにもっと良いところがあるだろうという、他責の青い鳥症候群人材が多いのも事実です。
  • 行ったアドバイス

    現職での課題とそれに対する自分の取り組み方を振り返って、改善すべき点がどこにあるのかを見つめ直してください。其の上で、これ以上のやりようはなく”今が潮時”だと自覚するのであれば、 一緒に新天地を検討しましょう。そうでないと転職先でも同じことを繰り返すことが懸念されます。現状への見極めができていない場合には、現職にとどまることも選択肢の一つです。
転職により実現したいことが不明確である
  • 具体的な実例

    公務員の45歳男性、年収800万円、妻・子供2名(大学生と高校生)。転職したい理由が、仕事が忙しく残業が多いこと、仕事内容にマンネリを感じて事業会社で成長していきたいということであったが、家庭の状況から年収を下げるわけにはいかない。
  • 行ったアドバイス

    仕事のやりがいと家庭(生活や子供の進学)のどちらを優先したいのか確認。学費などもかかる年代のため、当面は家庭を優先したいとのことがわかったため、わざわざリスクを冒して転職しない方が良いこと、企業が年収800万円出す人に期待する成果はかなりハードルが高くなることなどを伝えた。そのうえで、お子様の進学などが落ち着いた時点で転職するかどうか考えた方が良い。それまでは現職で、自分が身に着けたいスキルを磨くことや副業的に小さく始められる何かを探すことをやっていくと良いとお伝えしました。
  • 具体的な実例

    大手メーカー在職中の求職者であったが、特段会社に対して大きな不満はなく、ただ単に同期社員や同学年の友人が転職をしていることを耳にし、自分自身も外の世界を見てみたいと考え転職相談に。しかし、明確な転職理由や転職で実現させたい目標はなく、自分に合いそうな求人を紹介して欲しいとのご要望でした。
  • 行ったアドバイス

    「勤務地や年収、視野に入れようとする業界や職種をもとに求人をサーチはして行きますが、必要に応じて現職に留まるということも1つの選択肢として持っておかれることをお勧めします。」とアドバイスしました。
未経験の業種or職種への転職を希望している
  • 具体的な実例

    エネルギー業界の専門商社所属、30代前半、年収800万円前後。現職ではとにかく社内でもトップクラスの営業実績を出しており、どこに行っても通用すると思っていらっしゃいました。現職は業績は堅調だが、業界的に尻すぼみで可能性がないのではないか? 現職では年功序列でなかなか上のポジションが空かないことを不満あり。さらに営業成績が自分以下なのに給料が多い上司に嫌気がさしてきて転職を志望。転職先は営業でも高年収をゲットできそうなIT業界希望。
  • 行ったアドバイス

    ・未経験業界へのご転職では、現年収を維持することさえも難しい。
    ・業界研究しよう!業界全体では尻すぼみでも、所属企業の事業内容は業界の中でも勝ち組で成長の可能性がある。
    ・社内での部署移動の相談をする。営業部は詰まっているが、新規事業開発部だと出世も含めポジションは空いてる。また営業だけのキャリアよりも新規事業開発の経験があれば、スキル面で転職の幅が広がる。
  • 具体的な実例

    40代中盤で、製造職勤務。年功序列で給与水準があがり、製造現場で交代制のため給与も高く、年収は600万円以上。製造現場の経験のみだが、人事への転職を希望。給与をあまり落とさず転職したい。
  • 行ったアドバイス

    経験のない業務に就くのであれば年収は下がっても仕方がなく、未経験の人を採用するのであれば年齢が若い方が有利であること。また、今の給与というのは今の会社で積み上げてきた結果であり、自身の市場価値に直結する訳ではない旨を伝えましたが、引き続きハローワークでも数十社受けて全て不合格 or 辞退を続けていらっしゃり、私のアドバイスは届かない形で終了しました。
明確な不満や不安があるわけではない
  • 具体的な実例

    メガバンク系の証券会社勤務。充分な実績があり年齢からしても高い年収を得ているが、本人は海外への憧憬から、シンガポールでビジネスをしたいという気持ちが強い。現職では大きな不満はないが、転職活動を始めた。
  • 行ったアドバイス

    現職の企業規模・本人の実績・待遇共に、同年代からみて申し分ない。単に海外で仕事をしたい・生活をしたいだけでは転職すべきではない。英語力を活かしグローバルな活動をしたいだけでは、転職理由としては不十分である。あくまでも、何のために海外で仕事をしたいのかが大切。ご家族もいるので、無理をしないで現職に留まるべきで、将来的に現職でも 海外赴任のチャンスがあるはず。とアドバイスした。
  • 具体的な実例

    公務員の30代前半男性、奥様、子供2人の家族構成。 公務員だと個人の裁量が今後も見込め、面白みがないと転職を考えていた。総務系が得意ということで、人事を希望。実際面談をしてみて人事としてのコアスキルがありませんでした。30代前半、公務員で600万以上の年収だが、現状この方のキャリアだと人事以外でもどこのポジションでも未経験枠になってしまい、希望年収と合わない。
  • 行ったアドバイス

    面談をしていく中で、現在の仕事や仕事環境に特に不満があるわけではなくむしろ満足しているご様子。民間企業のメリットデメリットのベーシックの部分と、今すぐに民間企業での年収アップはあまり見込めないことをお伝えしました。その上で、家族もいて持ち家もありローンを加味して、年収が下がっても転職したい覚悟はおありかという問いかけをしました。悩まれましたが、やはり現職が良い環境だとご本人自身が再度思ったそうで、現職に残ることを面談中に決断されました。
企業が中途採用で求めていることを理解していない
  • 具体的な実例

    <求職者イメージ> 大卒、30代後半、2社経験、年収500万円、奥様と共働き、2歳の子供1人 中小企業で人事労務・経理を10年以上経験(いずれの会社でも兼務) マネジメント経験なし
    <希望> 子供が生まれたので、600万以上に年収をあげたい/土日祝は確実に休みたい/残業はあまりしたくない/横浜付近勤務/転勤不可/経理としてスキルアップしたいので現在よりも大きな会社(500名以上規模)へ転職したい
  • 行ったアドバイス

    転職希望の中で譲れない条件の優先順位を聞きながら、なぜそのように考えているのか、いつから考えているのか、自身が他社で発揮できるスキルが何かを棚卸しした上で、希望の矛盾や両立の難しさを丁寧に説明。具体的には大手志望ではあるものの、中小規模での経験しかない中で、大手の経理で活かせるスキルや数年後にマネジャークラス登用を求められることへの覚悟がない点、年収をあげたいと思う際に同年代と比べた際の自身の強みを把握していない点、今回の転職が奥様に言われて活動している感じが強く、自身のニーズ(現職場で本当は満たされている)と乖離がある点などを明確にしました。今は子供との時間をとった上で現職でマネジメント経験を積んでから年収アップ可能な管理職クラスでの転職をした方が良いのでは、とアドバイス。
その他
  • 具体的な実例

    年収は相場の平均以上、年間休日は125日と業界トップクラス、残業が年間で1~2時間ほどと好条件が揃っているも通勤時間が約1時間掛かるので、待遇や条件は維持しつつ今よりも通勤時間を短縮できる職場を求めた求職者がいました。調べてみると本人が希望する通勤時間圏内の求人はあるものの、現職よりも条件がほぼ落ちるものばかりです。本人とも何度も話し合いを重ねた結果、現職に留まるという選択に至られました。
  • 行ったアドバイス

    まず、希望する通勤時間の圏内には現職の条件と同等のものが存在しない事実を伝えました。レベルが下がっても妥協できる条件や待遇があるかを尋ねたところ、思いつかないという回答が出ました。それを踏まえ、果たして現職を捨ててまで転職をする覚悟は持てるかどうか確認をしたところ、覚悟が持てないという返答が出ました。そのやり取りを重ねていくうちに本人も転職意欲が薄くなり、現職に留まってもう少し様子をみて頑張るという決断に至りました。アドバイスとしては、事実を伝えて本人の頭で考えさせて口で話させることで希望と現実のギャップを認識して貰うように言葉を投げかけました。

Q3転職すべきである人について教えてください

a)

転職すべきである、と思う理由はどのようなものですか?

その他の回答
  • ハラスメントのある企業、雇用条件と実際の内容が違う企業。
  • ワークライフバランスが激しく悪い。
  • 企業行動にコンプライアンス上の問題がある。
  • 家庭の事情や、親の介護など致し方ない状況に陥った。
  • 次にやりたいことが明確で、それを実現するキャリアがある。
  • 転職のリスクやデメリットへの理解・覚悟がある。

b)

上記理由での具体的な実例を教えてください。

今後やりたいことと、転職理由に整合性がある
  • 大手電機メーカー勤務の中堅(リーダークラス)の方。現在の処遇に不満はないが 自宅からの通勤時間が長く(1時間半程度)家族と過ごす時間が少ないこと、および 現在携わっている製品の開発は将来はコモディティ化し先細りとなるのではないかと感じていることから転職を決意。30代前半での転職で理由も明確であることから積極支援。
  • 長年税関での業務に従事し、上司との関係・処遇・自身の将来へのキャリアパスなど強い閉塞感を覚え、転職を決意した40代男性。お役所仕事としての職場環境の中で従事されてきたが、お話を聞いてもこの方にとって、今後長く勤め上げることができる環境ではないことが明白であり、経験業務(貿易関連)を生かせる事業会社、また本人希望により、以前勉強していたNLP関連の仕事(講師など)などまで幅広く目標を作り、ご本人が生き生きと働ける環境を目指すことを提案し、前向きに転職活層に取り組んでいただくようになった。
  • 上場企業メーカー1社のみに勤務、海外駐在の責任者という若くして魅力的なポジションでしたが、本人はコンサルティング業界をめざしていました。正直なところ給与はかなり下がる案件だったのですが、何よりも本人のトレードオフがきちんと事前に整理できており覚悟を感じたのでご支援を進め、内定・入社の運びとなりました。
現職企業に将来性がない
  • ある上場一部企業のアウトソーシングを専門に行う子会社の方。言われたことを実施する作業者の集まった会社で、そのスタイルは管理職になっても変わらず、会社全体がその方針であるとのこと。一方で世間では自動化や提案型になっている。その会社は時代の流れに乗れず、将来性や賃金上昇も見込めないと感じた。
  • 家族がいるが、会社の業績悪化に伴い年収が年々ダウン傾向にあり、このままの状態では生活もままならない状況となることから転職を決意し来社。ご自身のキャリアの棚卸も面談前より十分にできており、希望企業にピンポイントで紹介したところ、無事内定が得られ、転職を実現。
現職企業では、本人の希望が絶対に叶わない
  • マネージャーやそれ以上の職位への本人の意欲と能力があると思われ、また大変に努力をされておりました。現職では組織構成上、プロモートや新しい仕事に挑戦する可能性が極めて低く、また昇給も期待できない。そういった方には転職をお勧めすることとなる。ずっとプレイイングマネージャー職で、上が詰まっていて昇給・昇格が期待できない環境に居る方を、違う企業でのDirector ポジションにて紹介、採用いただきました。
  • ・社内異動ができず、自分が希望する部門・業務にはつけない。
    ・社員が定着せず、売上も下がってきているので、先行き不安。
    ・現職では、これ以上のスキルアップが望めない、学ぶことがない。
心身に不調が出て日常生活に支障をきたしている
  • 新卒入社以来20年以上に亘り、営業分野で大手取引先を新規開拓するなど、社内外での評価も高かった人材がいました。ところが、企業オーナーの息子である次期社長候補(年齢は10歳ほど下)の能力・人間性に問題があり、その息子を5年ほど補佐してきた中で、心身の不調が露出し、家族や信頼する仲間達からも心配の声が上がり始めた。それでも頑張ろうとしていた矢先、その社長候補に起因した品質トラブルが発生し、取引先に謝罪に赴いた際に、お客様の面前で罵倒されるという事件が発生し、これが”潮時”だと痛感し、転職活動に入っています。こういう人材の、職場環境(社長候補の人間性・会社の将来性)だと積極的に転職すべきだと支援しました。
給与・待遇などが、業界平均を下回っている
  • 設備工事施工管理職/40代/年収600万円。会社が小規模であり、ご自身に業務が集中していた。それにより残業過多となり、休日もままならない状況であった。またそれ相応の年収とも言えなかった為、転職を進めた。結果的に元請けのサブコンへの転職を実現し、環境・年収ともに大幅に改善した。

c)

転職成功された方のうち、どのような希望を叶えられた方が多いですか?

その他の回答
  • 海外勤務志向。
  • 実績と評価の整合性が取れた環境。
  • 職種の専門性を深める。
  • 能力の発揮機会。

d)

希望が叶った理由を教えてください。

年収のアップ
  • ・取締役総務部長定年時期向けての後任候補次長職への採用。ご本人の過去職務場で体験できた公私共の実務体験を新職場環境改善への好影響を与えている。
    ・経理責任者定年予定者後任者として、経理補佐として入社。ご本人の過去実務体験内容が、現職場でシステム化されていない故に、新システムと高感度で受け入れられている。
  • 素材メーカーの方の場合、より目に見え、何に役立っているかわかりやすい製品で実感を持って開発をしたいと、川下の製品メーカーを選択された。大手メーカーへのご紹介の場合、中小企業からの転職のでは安定・処遇UPとなるケースが多い。
仕事を通じての成長
  • ご紹介した企業では採用人数に制限がないため、入社した方々が新たに紹介して入社した方をフォローしてくれている。成功体験を持つ方々の中に入社すると成長が早い。仕事は誰と一緒に働くかで年収が決まるとお伝えしている。
仕事を通じての達成感
  • 転職支援で多い例が、未経験の仕事や業界への転職を希望したり、勧めるケースが多いです。そのケースで成功する場合は、ほとんどが給与のUPを希望よりも仕事の内容そのものや、やりがい・社風を重視している方が多いです。ご本人が持つ潜在素質や能力とのベストマッチングのケースが多かったです。
  • 社員が働きやすい職場づくりに力を入れている会社に転職したことにより、残業時間の短縮・休日休暇の増加を達成でき、やりがいを持って仕事に取り組むことができるようになった。
残業時間の短縮
  • 残業時間が無管理だった会社から、40時間制限の会社へ転職した事例。
  • 働き方の改善は、取り組みを強化している企業も多く、残業時間等は全体的にも減っている気がします。
休日休暇の増加
  • 働き方改革に伴い、ワークライフバランスの改善や、そもそもの考え方が変わってきているように感じます。ある程度休日や時間が担保できれば、多少給料が下がっても良いという方も出てきています。トップダウンの激しい会社では、いくら改善案を挙げていても上に上がった時点で却下される等の例もある為、ある程度裁量権を持たせてくれるような社風を好まれる傾向にあると思う為。
  • 面談にて軸をしっかりと定めてもらい転職で何を叶えたいかということを明確にすることによって、最終的には現職で抱えている問題が解決し、土日休みの確保やしっかりと休める環境、大手企業への転職が叶うものと思います。
自分に合う社風
  • その方の経験業務、ポジション、年齢などにかかわらず、今の職場環境が何らかの要素で「精神的な不安、不満、閉塞感」につながっている場合、たとえ収入が減っても、周囲との関係性・自分に対する評価・じっくり落ち着いて取り組める環境などを求める方が増えているためだと考えます。
周囲からの承認・賞賛が得られる環境
  • 目先の年収アップや環境改善よりも、将来的な年収の上がり幅を重視した方や、結果を出した際の正当な評価・待遇、成長が見込める企業への転職をした方が、転職の成功を感じていることが多いです。
  • 年収アップは結果論で、まずは、自身の興味関心と近い業界・環境を提案することで、やりがいや周囲からの評価アップ・承認が得られたことが希望をかなえたと受け止められた。

Q4転職を検討する際のポイントを教えてください。

a)

自身が転職すべきか現職にとどまるべきかを見極めるには何をすればいいと思いますか?

その他の回答
  • このまま今の会社にいた場合「会社業績ダウン」「仕事のやりがい」などで後悔することになるかどうかを想定する。
  • 本当に大切にしたいことは何か、数年後どうありたいかを具体的にし、それに対してのアクションのイメージを持つ。
  • ご本人の現家庭環境、10年先の社会構造への職務対応の心構えを持つ。
  • 同業の人の意見を聞く。

b)

その上で、どのようなことを心がけるべきですか?

転職によって解決したい課題を整理し、解決方法を検討する
  • よく転職市場感を知りたいと面談にこられる方がいらっしゃいますが、ご自身の強み・弱み・今後何をしていきたいかを明確になっていらっしゃらない傾向があるとお見受けします。まずは自身で棚卸ししていただき、今後どんなキャリアを築いていきたいのかを考えることによって現職に留まるべきかどうかも一緒に考えられるかと思います。
  • 漠然と現職をやめたいという方は失敗をする傾向にある為、現職での問題点と転職先に求めることを明確にしそれが現実的に自分のキャリアで叶うことなのか、転職しないと改善出来ないのかをコンサルタントに聞いたり自身で調べる等するのが良いと思います。
  • まずは自分自身で自分がどうなりたいか、どうしたいかを明確にする。そうでないと、コンサルタントの意見だけに流されてしまうことも。自分の軸を明確に、その上でいくつかのエージェントを使い分け、適切なフォローを得るようにする。
キャリアの棚卸しを行い、キャリアプランを見直す
  • 離れて観る。現企業のマイナス面だけでなく、プラス面を探してみる。留まる、と言う意味ではなく、判断の秤を水平に保つ。現企業在籍期間を全て否定するのではなく、必ず学べたものはある、と言うスタンスで自己のキャリアを肯定的に捉える姿勢を持つ。
  • 自身、今後のキャリアを考えた場合、何に重点を置き、それが今においてどうなのかの自己分析と、転職を考える場合、その職に就いてどのような情報を持ち自身のスキルとの関係でどう判断できるか(職業理解)、その上で自身の考えと一致する職があるのかどうかを判断すること。
  • まずは、自身のキャリアを棚卸しし、第三者的な立場で自分を見れるようにする。転職活動、また、転職後しばらくはものすごいエネルギーが必要との覚悟が持てるかの確認をする。
  • 転職市場感を知りたいと面談にこられる方がいらっしゃいますが、ご自身の強み・弱み・今後何をしていきたいかが明確になっていらっしゃらない傾向があるとお見受けします。まずは自身で棚卸ししていただき、今後どんなキャリアを築いていきたいのかを考えることによって現職に留まるべきかどうかも一緒に考えられるかと思います。
  • 自分が本当に必要なことに優先順位をつけ、自社で働く場合とのGAPを確認すること。将来の社会や所属企業、応募したい企業がどうなるかを考えた上で動くこと。
コンサルタントにキャリア相談を持ちかける
  • 自身や周囲(同僚、友人)の話に頼りすぎると危険です。偏った情報、考え方にとらわれてしまう可能性があるためです。転職市場、業界情報等、幅広い情報を持っているコンサルタントからも情報収集し、総合的に判断することがベストアンサーに近づくのではないでしょうか。
  • 個別の案件の確認よりも、まずは、エージェントに自分を理解してもらうように務めること。エージェントと信頼関係を築き、率直な意見を求めること。エージェントの強み、関係の強いクライアントを理解して応募すること。
現職企業のマイナス面を整理し、解決が困難かを見極める
  • 他の会社に入社しても、同じようなことが起きるとまた転職の繰り返しになるので、会社を変えることで解決するかどうかを知る。特に、正義感が強すぎる人は会社への課題意識が高いため、その他の会社に行っても同じような問題意識を感じることがある。また、会社や環境のせいではなく自分の問題ではないかを理解することも大切。
転職市場や希望業界の動向について情報収集をする
  • マーケット感覚を持つこと。自分の強みが市場で求められるスキルだとは限らない。現職で過大評価されており、見合わない年収を希望する候補者が多いため。
  • まずは社外から情報得ること。そして転職ですべてが叶う訳ではないことを知ること。自分の能力が低いのに評価されたり給与が上がることは転職に限らず、現職に留まっても、無いということを知ること。
転職活動を始めてみる
  • まずは転職活動をやってみるべきだと思います。その中で自分の立ち位置を理解して、今後のキャリアプランを考えるべき。
その他
  • 求職企業の会社理念が、現職場で運営されているかの把握と自分が追従出来るかの判断。そのうえで、自分の家族が幸せな家庭環境を維持できる自信が持てる企業かの判断をする。
  • 大切にしたいことがすぐに思い浮かばない場合、「どうしても受け入れられないことは何か」を考えていただきます。また、今すぐだけでなく、3年後・5年後、どうありたいかも考えていただくようにしています。
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