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64「ミドルの転職後の年収」について

アンケート実施期間 : 201944日 ~ 2019410
有効回答数 : 224
71%のコンサルタントが「転職で年収が上がる人が多い」と回答
年収アップのポイントは「業績好調な業界への転職」
ミドル層の求人募集が増える中、実際に転職成功している方の年収変化はどのような状況なのでしょうか。「ミドルの転職後の年収」についてコンサルタントに伺いました。

「ミドルの転職で年収が上がる人が多い」と答えたコンサルタントは71%で、2016年に行なった同調査よりも13%増加。年収の上がり幅も上昇傾向で、2016年と比較した回答率は、上がり幅「51~100万円」が4%アップ、「101~150万円」が5%アップとなりました。

年収がアップするケースとしては、多い回答から「業績好調な業界への転職の場合 48%」「転職後に役職が上がる場合 43%」「日系企業から外資系企業への転職の場合 40%」の順となりました。経年で変化があったケースとしては「大手企業からベンチャー企業への転職 21%」で、2016年と比較し17%上昇しました。

ミドル層の転職活動においては、自身のスキルが活かせる業界を見極めることが年収アップのポイントとなりそうです。その他、年収が上がる方が評価されている点、年収アップが実現できるキャリアの積み方、についても伺っています。ぜひご覧ください。

Q1ミドル層の転職者は、転職後に現在よりも年収が上がる人と下がる人ではどちらが多いですか?

Q2ミドル層の転職者の年収が上がる際には、どのぐらい年収が上がる方が多いですか?

Q3ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような職種の方が多いですか?

Q4ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような業種の方が多いですか?

Q5ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような役職の方が多いですか?

その他の回答
  • 店長。

Q6ミドル層の転職者で転職後に年収が上がるのは、どのような年代の方が多いですか?

その他の回答
  • 30代前半。
  • 20代後半。

Q7ミドル層の転職者は、どのようなケースにおいて転職後の年収が上がることが多いですか?

その他の回答
  • メーカーから金融系への転職。
  • 1級施工管理技士等、業務上必要な資格者を採用する場合。
  • 自動車業界で、Tier1からOEMなど 上の社格の企業へ転職する時。
  • 大企業に転職する場合。
  • 採用難易度が高い職種、ポジションの場合。 例えば、〇〇業界で売上〇〇億円規模の企業でIPO経験のある40代半ばのCFO、など。

Q8ミドル層の転職者で転職後に年収が上がる方は、どのような点を評価される傾向にありますか?

その他の回答
  • 過去の経験、実績。
  • 業務改善。

Q9ミドル層の転職者の年収が下がる際には、どのぐらい年収が下がる方が多いですか?

Q10ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような職種の方が多いですか?

その他の回答
  • 介護職員。
  • 55~60歳クラスの話になりますが、年収よりも社会貢献意欲・これまでの知見貢献意欲が最上位となる為、年収云々よりは企業・案件の魅力に興味が行く方が圧倒的に多いと実感しています。
  • 技術系以外は使ってみないと実力が分からないケースが多いので現状より低めに設定されるのが普通。
  • 職種に限らず、地方へのUターン希望者の対応が多い為、全般的に年収は下がります。

Q11ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような業種の方が多いですか?

その他の回答
  • 建築業界のシニア。
  • 介護業界。
  • 人材がひっ迫している業界以外は皆その傾向にある。

Q12ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような役職の方が多いですか?

その他の回答
  • 大手→やりがい求めてベンチャーのパターンと、残業緩和やダブルジョブなどの働き方重視の場合は下がってもOKが多い。

Q13ミドル層の転職者で転職後に年収が下がるのは、どのような年代の方が多いですか?

Q14ミドル層の転職者は、どのようなケースにおいて転職後の年収が下がることが多いですか?

その他の回答
  • 事業会社からコンサルティングファームへの転職。
  • 最初の条件提示については、今いる同年代・同等の方の給与に配慮した金額を提示される事が多い為、必然的に1年目は下げて提示が多い傾向にある。 半年、1年後にベースアップや役職が付きアップすることが多い。
  • 役職者が、役職候補からスタートする場合。

Q15どのようなキャリアを積んだ方が、年収アップを実現できると思われますか?

  • 専門性のある人です。ゼネラリストで何でもできるバランス型はCxOなどの経営層であれば別ですが、ミドル・ハイクラスの現場採用においてはあまり評価されず、年収アップは期待できません。一方、年齢が高くても特定分野に強い専門性がある人はその強みを活かして新しい環境でも成果を残してもらえることが期待できるので、年収もアップできる可能性が高いです。特に、最新技術に強いITエンジニアや、法務・コンプライアンスなどで専門知識のレベルが高い人(特にFintechなど異業種の金融業界参入などはまだその企業に専門家が少なく、高く評価されやすい)、もしくはコンサル業界での業界内転職におけるタイトルアップ、年収アップなどです。
  • 「今後のビジョンをしっかり持っている方」「働く条件がしっかりと明確化している方」「自分がどのように活躍出来るのか分かっている方」「マネジメント経験のある方」が強いと思います。企業の採用側もこれから育てる未経験者でない限り、即戦力を求めることはもちろんのこと、途中入社で自分の会社のビジョンに共感してもらえる人でなければ、一緒に働きたいという意欲もわかず、年収UPの交渉にも応じる意味がないと感じると思いますので、漠然としたビジョンや志望動機ではなく、明確さがはっきりとしている方が実現出来ると感じます。
  • 仕事に対して前向きな転職の方が年収UPできる傾向にあると思います。転職を検討されている方の多くは、待遇面に不満があったり人間関係で転職を考えられている方印象です。 その方々とは対照的に、“成績を出しても評価されないから転職を考えているんです(ノルマ等もなくいくら働いても同じ)”や“現在の職場ではやり切ったので転職を考えています(入社時の目標を達成した→資格を取った、実務経験を積んだ)”等で転職される方は、次の転職先でも成果を出されご活躍されている印象です。
  • 技術系(ソフトウェア、ハードウェア)の人材については、特定の分野の技術経験を長く持っている方(あまりやっている方が多くない分野を専門にずっとやってきた方)であれば、企業はその方を逃したくないという動きになり年収は上がる傾向にあります。プロマネ系の方は、現状どの企業も不足しているので、やはりある程度上がる傾向にあります。ただ、一定期間以上、一定規模以上のマネジメントを行った方です。
  • ミドル層になるとある程度の技術スキルと、マネジメントスキルは求められます。 企業によってはそういった経験をしっかりと評価せず、 実力に見合わない給与水準になってしまっている場合があります。 そういった方を掘り起し、適正な評価が出来る企業に売り込み、マッチできれば おのずと年収はアップさせられるかと思います。
  • 年齢に応じた専門的な知見やスキル、ノウハウを持っている方。 最近では、技術者の育成という場面や、社長の交代で、新社長のサポート役・右腕となる方を募集を考えられるポジションにおいては、年齢関係なく初年度から給与条件がアップしたケースも見られる為、専門性というのが給与アップのポイントだと思います。
  • 転職回数が少なく、一貫したキャリアを蓄積した方、在職中にもしっかりと自己成長に繋がる勉強や資格取得などに取り組んでいた方、グローバル系(海外採用、国際基準会計、海外営業、海外赴任)などの経験を積んだ方、大手企業のIPO・上場プロセスに深く携わった経験のある方。
  • ケースバイケースなので一概には言えませんが、強いて言えば、しっかりとした成功体験を持たれている方、技術者の場合は「現状の技術についての経験・知識はもとより新しいことを吸収しようとする意欲のある方、人材育成を主としたマネージング力のある方。
  • 物事を俯瞰して見る力を養えた方。キャリアアップが実現できているかどうかは自己満足ではなく、対外的な評価であることから、自身の市場価値を常に意識し、社会に役立てる、求められる自身かどうかを冷静に判断するとヘッドハンティングもあるだろうし、転職時期も見誤らない。
  • 技術者にしろ事務系にしろ、インプット(知識)だけでなく、アウトプット(利益貢献)の実績を確実に持っている人。ミドル層ほど経験をアピールしますが、結果を出している人はさほど多くなく、利益貢献の高い人は希少性があり年収アップに近いと思います。
  • 「即戦力」がキーワードだと考えています。「エンジニア(ものづくり)」「AI領域」「金融専門職」などは年収UPが実現しやすいと考えています。また「語学」も重要だと考えます。「国内」→「海外」も年収UPにつながります。
  • 採用難職種でキャリアを積まれた方:技術系(機械・電気・電子・IT・建設)ゼネラリストではなくスペシャリストとして経験を積まれた方経営者への助言が可能な経営層もしくは経営層直下の部門でキャリアを積まれた方。
  • 専門分野・専門職種でのスキル・経験。つまり転職経験がなく、1つの会社で総務・人事・営業などを社内異動で経験している人材よりも、1つの分野で専門性を身に着けた人材の方が即戦力として、年収が上がる傾向にある。
  • 1社経験で経験を積んだ人より、3社ほど経験をしキャリアの幅を広げた人の方が評価される方が多い(バックオフィス系)1社経験でも評価されるのは、だれもが知っているような大手企業で経験を積んだ方が多い。
  • 転職経験の有無は関係なく、現在求められている市場に合致した経験(同職種・同業種は限らず)を積んでいている方、またマネジメントと実務経験のバランス(マネジメントのみに寄りすぎない)が取れている方。
  • ご経歴に一貫性があり(ない場合はなぜキャリアチャンジをされたのかをロジックを持ってお話しできる方)、企業に対する価値貢献と、企業からの求められる人柄を兼ね備えた方。
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