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6「求人企業が面接で、実は重視している確認ポイント」について

アンケート実施期間 : 201448日 ~ 2014418日 / 有効回答数 : 184
「求人企業が面接で最も重視する点」は、「志望動機」。
今回のアンケートに回答したコンサルタントの55%がそのように答えました。また、求職者が面接で失敗するケースとして、最も多かったのも志望動機に関する事例。実に65%のコンサルタントが、「志望動機が明確でない点で、求職者は面接を失敗している」と回答されています。

それでは、志望動機に関して具体的にどのような点を注意すればいいのでしょうか。
志望動機の重要性を指摘しているコンサルタントは、「『自身のキャリアの軸はXXであり、将来的にはXXでありたい。その為に御社が何故必要なのか』を論理的に話が出来るようにすること」「志望動機は各社毎に考えること」といったことが重要だと指摘しています。

また、「転職の理由を『ネガティブに語ってはいけない』と不必要に意識しすぎている求職者が多く、かえって本当の理由が伝わりにくくなっているケースが多い」という声も。面接だからといってあまり着飾りすぎず、自身について正直に伝えることも、選考を進めるためには重要となるようです。

人材紹介会社のコンサルタントは、企業が選考において重視する点を踏まえたアドバイスを提示してくれます。志望動機の内容や、面接におけるポイントなどに関して、ぜひ積極的に相談してみてください。

Q1求人企業との面接に際して、アドバイスをしたほうがいい求職者と、必要のない求職者とではどちらが多いですか。

Q2アドバイスをしたほうがいい求職者は、面接においてどのような点に力を入れて伝えてしまっていますか。

その他の回答
  • そもそも伝えることが苦手な方が多い。
  • 何に力を入れると言うより、どこかにポイントを入れて話すこと自体が出来ていないと感じます。

Q3アドバイスの必要がない求職者は、面接においてどのような点に力を入れて伝えられていますか。

その他の回答
  • 自分の言葉で伝えることができている。

Q4求人企業は面接において、どのような点を重点的に確認する傾向がありますか。

その他の回答
  • 論理性。
  • その人が入って、何が変わるか。

Q5求職者が面接で失敗するケースとして、どのようなものが多いですか。

その他の回答
  • 意欲・気概・前向きな姿勢が感じられない言動。
  • 転職理由、志望動機が自分目線。
  • 労働条件重視で、企業側の要望に応えようとしない。

Q6求職者に対して、面接についてどのような点をアドバイスしていますか。

その他の回答
  • 志望職種に就いたときの具体的なアクションの取り方について。
  • 先方の課題を認識したうえで、自分ができることはなにか、を伝えて下さいと。
  • 面接の話法は、「簡潔・明瞭」に「結論から報告」する点をアドバイスしています。
企業が重視しているポイントと答えられた方の回答より
  • 企業側が面接で知りたいこと、確認したいことを伝え、さらに、求める人物像をイメージしていただく。
  • 企業の経営状況や応募する部門を把握して、ポジティブな質問を2,3事前に準備すること。
  • 相手(面接先企業)の目線に立っての回答を心がけるよう伝えている。
  • 応募企業の概要、面接官の特徴、どのような質問が想定されるか。
転職理由の内容・伝え方と答えられた方の回答より
  • 転職の理由を不必要に「ネガティブになってはいけない」と意識しすぎている方が多く、そのため本当の理由が伝わりにくくなっているケースが多い。自分が実現したいキャリアに対して、現職ではなぜ(どのような事由・環境的理由)それが実現しえないのかを端的に伝えるように助言している。
  • 退職理由の伝え方。自分のマイナスになると思って、詳細を伝えないと、人事が変に勘繰ってしまうため、マイナスにならない程度に具体性を持った転職理由の伝え方をアドバイスする。自己PRが少ない方が多い気がするので、ここをPRしたらこの企業には響きますなどの情報提供をします。
  • 特に次について受験者にお伝えするようにしています。1. 現職の仕事内容をまとめて、論理的に伝えるように。2. 退職理由を論理的に、前向きな表現を使いながら説明するように。3. 現職を退職する理由が、応募先企業への志望動機に自然につながるのがベスト。4. 現職の悪口を言わないように。
  • 基本的な志望動機、転職理由、退職理由について具体的に語れるようにすることと全て前向きな回答になるようにすること。
志望動機の内容・伝え方と答えられた方の回答より
  • どの企業においても、将来的なビジョン・キャリアの軸を持っているかをチェックしているので、「自身のキャリアの軸はXXであり、将来的にはXXでありたい。その為に御社が何故必要なのか」を論理的に話が出来るようにアドバイスしています。
  • 志望動機やキャリアプランがしっかり答えられない方には、その点を面接までに考えてもらえるようにアドバイスをしています。また、書類でもその点が弱い求職者には、書類を作成する上で自分を見つめ直していただき、今後の転職活動がスムーズになるようアドバイスをしております。
  • 志望動機を「紹介会社から紹介されたので・・・」という人がたまにいる。論外です。たとえ紹介会社から紹介されて応募したとしても、志望動機は各社毎に考えましょう。
  • 志望動機は実現したいことの延長線上にあり、一貫したストーリーが伝えられること。
仕事内容・事業概要などの理解と答えられた方の回答より
  • 企業の事業内容を理解し、自分がどのように貢献できるか、したいか明確にすること。
  • 入社後にどのように仕事を行うか、具体的なイメージを描いて、返答できるよう準備をしておくようにアドバイスをしています。
求職者自身のアピールポイントと答えられた方の回答より
  • 自らが手を動かして行った部分と、チームで行った部分のすみわけをわかりやすく伝える。
  • 自分自身をありのままに表現する。美化・背伸びしない。
面接に対する心構えについてと答えられた方の回答より
  • 特に饒舌な方については、長話・自慢話にならぬようにアドバイスします。
  • 「面接は、決して受け身にならず、自分の希望に合致した会社であるかどうかを見極める場でもある事」と伝えている。
  • 一緒に働く仲間に求めることは誠実さと信頼感。その面接官の意図から、着飾って嘘にならないよう正直に誠実に答え、久しぶりの友人と会う時位の適度に緊張してありのままを話して下さい。
面接官がどのような人物かと答えられた方の回答より
  • 企業カラー、ご担当者に合わせた言葉づかい・表現で伝えること。例)古い(語弊がありますが)体質の企業様やご担当者様には、横文字を使わない、など。

Q7面接において、求職者が心がけておくべきことを教えてください。

  • どんなに経験豊富な方でも、応募する企業やポジションについてできる限り情報収集し、勉強して面接に臨むことが大切です。優れたスキルと実績がある方でも、会社に興味がないことが企業に伝われば、良い結果には至りません。
  • 面接はお互いを判断する場なので、受け身ではいけないと思います。企業側も求職者側も積極的に情報を引き出せるように気になることを積極的に質問をすべきです。杓子定規にならず会話形式の面接が理想だと思います。
  • 嘘は見破られるし、不誠実さはなんとなく伝わるもの。誠実さが一番。
  • 志望動機と自己PRが一貫していること。「自分の●●の経歴が貴社の▲▲の部分において活かせることができます」というように関連して話せること。
  • 転職するにあたり、自分のこれまでのキャリアの棚卸をすべきだと考えている。(自分は何ができるのか、何が強みなのか、反対に何ができないのか等)自分のキャリアを整理することにおいて、面接で緊張せずに質問に対して的確にこたえられるようになると考えている。
  • あなたが逆の立場、人事部採用担当者なら、あなたの「どこを見るか」「何を期待するか」をイメージして面接を受けてほしい。
  • 面接相手も人間で、入社したいと思っている人を好む為、是非入社したいという意思をもって積極的に臨む。現実的には必ずしもまだ入社したいと思っていない企業を受ける場合もあるが、様子見の姿勢などみせたらアウトなので、一生懸命、誠実に対応する。
  • 事前にあらゆる情報を確認しておく、そして自分に何が求められているか、どこに興味を持っていただいているのか、求められているポジションに具体的に過去の経験をどのように活かせるのか?仮説をもって望む。
  • 面接されているという気持ちではなく、こちらも企業内容、採用後の職務など知るべきことを聴くことが必要。
  • 言葉の中身だけではなく全てがいろいろな角度から見られていることを自覚すること。かといってあまり緊張してもいけない。
  • 面接に受かるためにどうするかより、自分が本当に活躍できる場所なのかを積極的に確認する場と捉える。
  • 企業研究は絶対に必要です。企業独自の人物評価の指標がありますので、信頼できるコンサルタントと事前の打ち合わせをしたほうがよいでしょう。
  • 緊張のあまり笑顔を忘れてしまい、マイナス評価を受けることがあるので、なるべく笑顔を忘れないようにすること。自分の強み・PRポイントをいやらしくないように伝えることを心がけてほしいということ。
  • 自分のキャリア棚卸を行い、そのキャリアが応募企業でどのように貢献できるか、具体的にまとめておくこと。
  • クライアント情報を事前に頭に入れておくことは勿論ですが、面接官の質問を最後まで良く聞いて十分理解した上で、自分の言葉で簡潔・明瞭に答えること。その際に、必ず面接官の目を見ることをアドバイスしています。
  • 同じ日に2社以上の面接を設定しないこと。遅刻せずオンタイム到着するため、30分前に行って場所などを確認すること。
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