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56「年収1000万円超ミドルと1000万円未満ミドルの経歴の違い」について

アンケート実施期間 : 201881日 ~ 2018816日 / 有効回答数 : 109
年収1000万円超ミドルは「平均給与額が高い業界でキャリアを積んできている」との回答が約7割。
しかし一部の高年収業界には、今後変化が訪れるとの見解も。
評価されるビジネスパーソンの基準のひとつとして、メディア等で取り上げられることもある「年収1000万円以上」。この基準に至るミドルと至らないミドルを比べた時、どんな違いがあるのでしょうか。

「経歴において、年収1000万円未満ミドルと比べて1000万円超ミドルがより多く該当するもの」を尋ねたところ、「平均給与額が高い業界でキャリアを積んできている」との回答が7割を超えました。

年収1000万円超が実現しやすい業界としては、以前から高年収で知られるコンサルティング業界が62%、金融業界が60%で、1位・2位を飾る結果に。しかし同業界の今後の展望について伺ったところ、特に金融業界に関しては「Fintechなどの影響で業界の就業人口が減る」「リストラがすでに始まっており、転職市場への流入者が増える」など、気になる意見が目立ちました。

変化の兆しが見える中で、年収1000万円超を目指すにはどうしたらいいか、アドバイスもお伺いしています。「30代40代でチャレンジをする」「リスクを取る」といったご意見も。ぜひ参考にしてみてください。

Q1経歴において、年収1000万円未満ミドルと比べて1000万円超ミドルがより多く該当するのはどれですか?

その他の回答
  • 専門性のある職業に従事(例えばMR等)。
  • 希少性の高いスキルをお持ちである。
  • マーコムなどの専門スキルがある。
  • 経営管理職としての豊かな経験がある。

Q2「平均給与額が高い業界でキャリアを積んできている」とお答えになった方にお伺いします。
年収1000万円超が実現しやすいのは、どの業界ですか?

同業界の現状と今後の展望について見解をお聞かせください。
コンサルティング業界について
  • コンサル業界に関しては同業界と事業会社という2つの選択を可能とする業界のため、売り手市場は継続すると予想します。
  • グローバル化の拡大に伴い、社外のコンサル情報を活用する機会が拡大する。特化した領域と総合的な領域の双方を網羅した、「コンサルティング」力が求められる。
  • 全体的な視点で考えた際にメディカル、コンサルティング等はAIに取って代わられるため、徐々に年収は低下していくと思います。
  • 高水準は以前と変わらず、今後も景気を揺るがす事態が起きなければ大きな変化はないのでは、と思います。
  • 特に外資金融、コンサルは年収ゾーンが高く、ミドルハイクラス層はその傾向が顕著です。
  • 大手以外は採用拡大が難しい。
金融業界について
  • 金融業界に関しては、ご存知の通りリストラがすでに始まっており、転職市場への流入者が増えると思います。
  • 業界の中でもFintech、スタートアップ企業は現状求人は出ており、今後も高年収帯や新規事業系の求人は伸びる見込み。ただし業界全体では転職市場は鈍化。
  • 金融に関しては、Fintechなどの影響で業界の就業人口が減るものと予想します。業界に残ることができれば、年収水準そのものは下がらないと思います。
  • 金融業界は人材の流出が始まっていますが、地方では潰しの利かない業種であるため、金融出身者のミスマッチが増えていくと考えています。
  • AIの発展・発達で金融は二極化するでしょうし、どの業界が良いというのではない。本人の実力次第というのが正しい答えのように思います。
  • 地方銀行は支店数が絞られ、人材が流出している。今後は店舗数だけでなく、各店舗のあり方も変わっていくだろう。
商社について
  • 上場企業で平均年収が高い企業に挙がる業界として、商社・メーカー系のイメージがありますが、グローバル化が進み語学力での評価も加わってくると感じます。実際に経理や法務などの管理部門でも語学力を求める求人がたくさんありますので、今後の展望としては「語学力」かなと考えます。
  • 商社、金融、メディカルは給与の平均水準が高く(ただし大手に限られる)この傾向は変わらない。
  • 商社でも大手5社限定です。これからはもっと厳しくなると思います。
  • 商社は過去の長期間での実績もあり、ほぼ確実。
IT・インターネット業界について
  • 東京を本拠に置くグルーバルIT企業で優良な学歴の経営者は金融が後押しをしているので、今後も伸びるであろう。課金形式のゲーム会社は成功率高い。ただし、継続した運営ができるかどうかは不明。上場まではいく会社が多い。
  • 先端技術者の採用が、ますます拡大します。最先端技術者は、今後「若手からベテランクラス」に広がる。人手不足と技術展開の領域が拡大。
  • IT・インターネットは厚待遇の求人が急増すると思いますが、地方への波及は限定的で採用難が今後も継続すると思われます。
  • ITは高度人材に出す年収はロングスパンで見たときに増えていくと思われる。その他はしばらく変わらずとみている。
  • IoTやAIなどの技術発展や、新たなソリューション開発等で採用拡大していく企業も多いと予想。
  • ベンチャーが入りやすい業界は、成功すると高収入の可能性が見込める。
  • 給与面では二極化していくと思います。
メディカル業界について
  • メディカル業界におきましては、職種にかかわらず高い年収を実現している。理由は当該業界の利益率の高さにある。さらなる高齢化の進展により病気の方が増え、MR数の減少があるとはいえ継続的な成長が期待されると思います。
  • 製薬業界は常に新薬を開発する必要に置かれており、開発費が膨大になってきています。今後世界でビジネス展開をする上では厳しくなってきております。
  • 製薬企業は、今後はMR数が減少していき、しばらくは厳しくなると思われる。
  • 当面横ばいだが、今後は厳しくなる。
  • 新薬開発次第です。
それ以外の業界について
  • 教育等は、AIに置き変えることができないため、相対的に年収は向上していくと考えます。
  • 広告・出版は特に今後はシュリンク傾向にあると思います。広告がマスから離れていっているので。
  • マーケティングでいえば、マーケティング環境のデジタル化に伴い一時的に専門スキルの空白がおきている。すなわち一時代前の経験者はいるがそれでは用が足りず、一方で限られた高収入の専門家がいる状態。
  • 自動車業界は慢性的な人材不足。専門性を磨きコンピテンシーを高めることでかなり幅広い選択肢から転職先を選べる状況になります。
  • メーカーは今までの商品から別の分野での事業拡大を目指している印象を受ける。
  • 半導体業界や自動車業界に関しては、今後も安定した成長が見込めます。
  • メーカー、建設は景気の波で上下は繰り返すかと思います。
  • メーカーは、中国、インドなどの勢力により不透明。

Q3「大手企業に長年勤めている」とお答えになった方にお伺いします。
大手企業においてどのような役職であれば、年収1000万円超を実現できる可能性が高くなりますか?

その他の回答
  • 大手で意図的に海外留学させるような人材。
  • 専門特化した技術や資格がある(例:モデルデータベース開発、1種・2種電気主任技術者等)。

Q4「MBAや専門性の高い資格を取得している」とお答えになった方にお伺いします。
具体的に何の資格を取得すれば、年収1000万円超を実現する可能性が高くなりますか?

  • 弁護士、行政書士、医師、税理士、公認会計士などの資格はよく目にしますが、不動産鑑定士、弁理士、中小企業診断士、外資系コンサルなどの資格を求める企業も多くいる印象があります。それらを目指すために、会計や法律の知識を学びますので、さらに世界を相手に語学力も磨けば、さらなるフィールドへ進めそうなイメージです。
  • 現状におきましてはMR認定資格を取得すれば、年収1000万円超を実現できます。
  • MBA・中小企業診断士・TOEIC800点以上。
  • MBA(上位校)、CPA、TOEIC(800点以上)等。
  • 一級建築士、技術士、弁理士。
  • 海外一流大学のMBA。
  • アクチュアリー。

Q5「ベンチャー企業でチャレンジングなキャリア構築をしている」とお答えになった方にお伺いします。
より具体的にはどのようなケースが多いですか?

その他の回答
  • 自ら手を動かしながら経営的観点を持っている。
  • ベンチャー企業での新規事業立ち上げ。
「ベンチャー企業でチャレンジングなキャリア構築をしている年収1000万円超ミドル」について、より具体的な人物像やエピソードがあれば、お答えください。
  • 最初異業界からスタートし、2社目からIT業界へ。当時先進的だったITニュース系ベンチャーにてイチから修業を積み、音楽系コンテンツ配信企業、エンタメ系アプリ開発企業などのベンチャーを経て、最終的に誰もが知っている某ネット広告最大手のネットベンチャーで活躍。
  • コンサル出身の経営者。自身のコネクションを駆使して会社の軌道修正している能力があるイメージです。与えられた仕事をこなすのも大事ですが、人脈やセンスで軌道に乗せる能力も必要だなと思います。
  • ベンチャー企業でチャレンジする方は、比較的大手企業に在籍している傾向が高い。その上で、年収・将来の安定を捨てベンチャー企業に入社して成功している。
  • 往々にして能力は高いが移り気で、給与などの待遇が良い企業へ転じ続けている方が多く、一つの企業へのロイヤリティは低く自分の成長を追求している。
  • 新卒で大手企業にて数年勤務し、その後ベンチャー企業へ転職。そこでキャリアを積み、現在は経営層メンバーになっている。
  • 自分のやりたいこと、方向性がハッキリされている方で、運の良い場合だと成功されていると思われます。
  • 経営と近い位置での業務経験とその企業の成長により、ラッキーで給与が上がっている人も多い。
  • 大手にて新規事業立ち上げ→ベンチャー事業立ち上げ。
  • 大手にて経営企画→ベンチャーにてコーポレート立ち上げ。
  • コンサルティング会社→ベンチャーCxO。

Q6経歴以外で、年収1000万円超ミドルと年収1000万円未満ミドルに見られる違いはありますか?

Q7Q6で「ある」とお答えになった方にお伺いします。
それは何だと思われますか?

  • 現状、経歴以外のヒューマンスキルを非常に重視している企業も多いと思います(マネジメントスキル、目標設定能力、部下育成など)。もちろん経歴やその結果から判断はされますが、「一緒に働くイメージが湧く」「この人なら一緒に会社を作り上げることができそう」…このような人物面での判断を面接の段階でしていただけたら、年収交渉の幅も広がるのかなと思います。
  • 同じ社内でも、年収が1000万円超の方もいれば、いない方もいます。仕事に臨む姿勢や結果を出しているかいないかで年収に差が出てくると思われます。
  • 本当に大成する人は、素直で情熱的で子供の心を持っていると思います。また、人任せにしないことも実はポイントだと思います。
  • 眼前の課題や目標に対する成果へのこだわりの強さ。絶対にやり遂げるというプロ意識の高さ。逆境でもあきらめない粘り強さ。
  • 上場企業においては、経歴・スキル・業績が必須。ベンチャーにおいては、人望・人格・キャラクター重視。
  • コミュニケーション能力が高く、ロジカルな思考で意思決定が早く、数字に強い傾向が多い。
  • 自分のアピールポイントをしっかり理解している。キャリアビジョンが明確。
  • 向上心があり、新しい知識や情報を得ることが習慣化されている。
  • 学歴はある程度、間違いなく活きているような感触があります。
  • 自分の名で仕事をしてきたか、会社の名で仕事をしてきたか。
  • 地頭の良さ、エネルギー/パワー、行動力。
  • 人脈、リーダーシップ、初対面での印象。
  • 向上心、新しい発想をする力。
  • 組織にうまく適応している。

Q8年収1000万円超を目指すミドルにアドバイスをお願いします。

  • 何のために年収1000万を目指しているのか?1000万を手段に考えて目的は何なのかを明確にするべきかと思います。ミドルの場合は目的と活躍が一致しないと、年収が下がってくる世代です。年収目的だけで転職をしてもまた違う悩みが生じます。自分のまず転職目的を明確にする。その目的がどこなら実現できるのか?その場所が適していれば、結果として年収の大幅上昇に結びつくはずです。
  • 現職で1000万円超が可能なポストがあるのなら、そこに登れるだけの実績を上層部にアピールするとよいと思います。転職しないと難しい場合は、転職サイトにて1000万円超の求人を探し、スキルマッチしたら転職活動開始。スキル不足の場合は、そのスキルを身につけられるような方向へ一歩踏み出す(転職または異動など)と良いかな、と思います。
  • 単に高年収を目指すのか、仕事内容、勤務環境を重視するのかで方向性も変わってくる。経験・スキルあっての処遇なので、自分の能力を見極めて活動することが望まれる。単に年収を求めるのであれば、リスクの高い外資企業への転職がベターである。
  • ネットワーキング、日ごろの人間関係を大切にする。しかし、年収のためにやっているような露骨さは絶対ださないこと。自然に人のために役立とうとする信念が大切。
  • 30代40代でチャレンジ(リスクをとって)をして大きく自分い変革をされた方は、そのあとは魅力的な給与と企業との出会いがあると思います。
  • 何位になったとか、〇長をやっていたではなく、0から何をつくれるか、何を経験し転職先で何をどう生かすことができるのかが、分かれ道。
  • 年収1000万を超えても、生活は思ったほどは変わりません。それを目指すよりも、本当にやりたい仕事を優先したほうがいいですよ。
  • 成長することをやめず、常にナマの情報にさらされ続けるひとが、ハイキャリアなポジションを担えるのだと思います。
  • まずは、目の前のミッションに愚直に取り組んで結果を出すことが評価を上げ、年収を上げるコツだと思います。
  • 年齢が高くなるとポストが激減するので、40歳代後半から50歳代初めに転職を考えられた方がよいです。
  • 自己都合での短期(5年未満)退職を繰り返すことはなさらないほうがよいかと思います。
  • 基本的には専門性を磨くこと(資格取得も含め)と同時進行で語学力を磨くこと。
  • スキルも必要ですが環境要素も大きいため、早めのキャリア設計をお勧めします。
  • 免許制の業界や専門性の高い業界を目指すことが、良いかと思います。
  • なぜ1000万円以上を目指すのかをもう一度考えてみるとよいと思います。
  • 継続的な勉強や新しいことにチャレンジする気持ちではないでしょうか。
  • 専門性を高めると共に、現職で価値を高めて次の職場に移る。
  • 目的達成のためには手段を選ばない程の強さと信念を持つこと。
  • マメに色々なところに顔を出し仲間を増やすことが大事。
  • 長く1社で頑張っていくのが近道だと思います。
  • 壁を乗り越える精神力をもつ。リスクをとる。
  • プライドは持ち続けてもこだわりは減らして。
  • 経営者視点での業務を心がける。
  • スペシャリストを目指して下さい。
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