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51「最高責任者(CxO職)の採用」について

アンケート実施期間 : 2018219日 ~ 2018227日 / 有効回答数 : 82
54%のコンサルタントが「今後、最高責任者(CxO職)の求人は増える」と回答。
採用が想定される年齢層としては、40代がトップに!
主に外資系企業で取り入れられていた「最高責任者(CxO職)」。
最近では導入企業が増え、それにつれて「最高責任者(CxO職)」募集も、見受けられるようになってきました。

そこで今回はその求人動向について、コンサルタントに伺っています。

「CxO職の求人は、今後増えていくと思いますか?」との設問に、54%が「増えていく」と回答。その理由としては、「市場が専門性を求めるようになってきた」「環境の変化に対するスピード重視の経営が必要」「世襲制ではなく、能力・経験のある優秀なCxOが必要になるから」などの声が挙がりました。

企業経営の環境がよりシビアに変化する中で、「最高責任者(CxO職)」が果たす役割への期待が垣間見られる結果となっています。

CxO職採用で想定される年齢層については、40代前半(40才~44才)が45%、40代後半(45才~49才)が61%と、ほぼ全てのコンサルタントが40代を選択。その理由として「即戦力として期待されているゆえ、経験があり、かつ手も動く40代が多い」「社内に40代の人材が足りないケースが多い」「10年後を見すえて」「年齢的には、前任者よりも若返るケースが多く見られるから」などの意見が寄せられました。

経験・専門知識と行動力・フットワークの軽さを兼ね備え、さらにある程度の長期スパンで会社とステップアップを共にできる40代に、注目が集まっているようです。

他にもCxO職採用を行うことが多い企業のタイプや業界、採用が想定されることの多い年齢層や年収帯などについて伺いました。ワンランク上のポジションを志向される方に、チェックいただきたい内容となっています。どうぞご覧ください。

Q1最高責任者(CxO職)採用は増加していますか?

上記の理由を具体的に教えてください。
増えていると答えられた方の回答より
  • ベンチャー企業の募集、もしくは事業承継による案件が多少増加している感覚がある。
  • 業績拡大意欲の強い企業が、海外マーケットのCEOを募ったり、既存の国内事業の強化を図るためにCEOを募集したりしている。
  • 企業の拡大にともなって若年層もしくはミドル層をマネジメントできる方を探している企業が増加している。
  • 企業経営が一筋縄ではいかなくなっている現代の中で、優秀な要職の採用をすることで対応しようとしている。
  • 業容を拡大する上で、「人心を一新したい」という考え方がある。
  • ベンチャー、アーリーステージ企業が増加しているため。
  • 東京の流れが地方にも浸透してきている。
  • 外資の事業革新による募集が増えている。
  • 起業家(元CxO)が増加している。
  • 急成長ベンチャーが増えているため。
  • 事業拡大に伴う新設が増えている。
  • 近い将来での事業承継を考えて。
  • 中堅企業の新規事業拡大。
  • 時流に合わせたポストだから。
  • 真のリーダー不足による。
  • リプレイスと抜擢。
減っていると答えられた方の回答より
  • 中小ベンチャー企業でないかぎりは経営者が自身で探されているため、なかなかマーケットに求人が出てこない。また大手については半年から2年のサイクルで探しており、大きなニーズの変動はない。
  • 一巡して落ち着いた感がある。
変わらないと答えられた方の回答より
  • 求人ニーズは増えているが、そこに適合する人材が少なく、結果として目に見えた変化はなく感じる。
  • 最高責任者ではなく、中間管理職の高齢化を解決するためのニーズの方が強い。
  • CxOを積極採用する外資系新規企業が増えていない印象。
  • ポジション自体が増えていない。
  • 内部で賄えている感がある。

Q2CxO職の中でも、どの領域の採用が増えていますか?

その他の回答
  • COO
上記の理由を具体的に教えてください。
CIO(最高情報責任者)と答えられた方の回答より
  • デジタル事業にドライブしている外資は不採算部門でリストラを行い、新規事業で新しい人材の採用を行っているため、これらのポジションの変動が見られる。
  • セキュリティ関連の案件が増えているが、そのトップのポジションに相応しい人があまりいない。
  • AI技術・最新技術の活用・採用に向けた動きの一環として。
  • IT強化が課題の企業が増えているため。
CEO(最高経営責任者)と答えられた方の回答より
  • 実質経営のトップとして手腕を託したいという背景。社内にはそれを果たせる人材がいない。
  • M&Aなどが増えている関係で、買収後の運営方針を決定する役職の募集が増えている。
  • 事業強化のため、社長が兼任していた事業を子会社化したりするため。
  • 圧倒的なトップマネジメントスキルが求められております。
  • 世代交代。
CTO(最高技術責任者)と答えられた方の回答より
  • CTOは移動が激しい。
  • マネジメント能力よりも特定のスペシャリティを活かす仕事ゆえ、機能しやすい。
CMO(最高マーケティング責任者)と答えられた方の回答より
  • 景気の上昇とともに本業以外の事業に展開する機会が増えたため。
  • 新規事業で方向づけのできる人材を欲しがっている。

Q3CxO職採用を行うことが多い企業のタイプを教えてください。

その他の回答
  • 自治体が運営する半官半民企業
上記の理由を具体的に教えてください。
ベンチャー企業と答えられた方の回答より
  • 事業領域に対する「新技術活用」の対応や、異業種への「新技術展開」の追求が行われているため。
  • ベンチャー企業はIT系など今どきの会社が多いため、役職の呼称もお洒落にしている印象がある。
  • 好景気を背景に、〇年後に上場したいという企業が増えてきた。
  • ベンチャー企業が新規事業立ち上げの際に行う募集が多い。
  • ベンチャーは会社規模を拡大していこうとしているから。
  • 社内に人材がいない上に採用力がないため。
外資系企業と答えられた方の回答より
  • 外資は事業戦略を変える時の組織改革が徹底しているので。
  • 責任の所在を明確化する傾向にあるから。
  • 社長交代による企業方針の変更がある。
  • 日本市場に詳しい人材が必要なため。
中堅・中小企業と答えられた方の回答より
  • 新規事業展開の拡大やM&A、事業再編成の活用を目的とした採用が増えている。
  • 中小、中堅企業の後継者問題が増えている。
日系企業と答えられた方の回答より
  • 海外進出に伴う部門強化のため。
  • 外部から新しい発想、アイデアを取り入れて新陳代謝したい考えがある。

Q4CxO職採用を行うことが多い「業種」を教えてください。

上記の理由を具体的に教えてください。
IT・インターネットと答えられた方の回答より
  • IT・インターネット業界はそもそも新興ゆえ、必然的に企業数が増加している。それに伴い求人も増加する。
  • 創業社長以下プレイヤーだけで大きくなってしまった企業が多いからと思われる。
  • 移り変わりの早いIT系の企業の事業拡大による募集。
  • 特にデジタルシフトの流れが急激なので。
  • ITセキュリテイの強化。
  • スピード重視。
メーカーと答えられた方の回答より
  • 経営施策が旧来のもので固定化してしまっている中小メーカーの立て直しのための募集。
  • 中堅中小製造業での経営者高齢化や次世代を担う人材不足が顕著なため。
  • 新技術吸収の必要性。またM&A、事業再編成の実施に必要。
  • ものづくりの流儀、哲学、極意がもっとも重視される環境のため。
  • 海外向け製品を開発する中堅メーカーのニーズ。
流通・小売・サービスと答えられた方の回答より
  • 海外進出によるニーズ。
  • 人材難のため。

Q5CxO職の求人で採用が想定されることの多い採用者の「年齢層」を教えてください。

上記の理由を具体的に教えてください。
30代後半(35才~39才)と答えられた方の回答より
  • IoT・AI・ビッグデータ等のIT技術知識保有者が多い年齢層。
  • 新規事業の展開などにおいては行動力が問われる。
40代前半(40才~44才)と答えられた方の回答より
  • 即戦力として期待されているゆえ、経験があり、かつ手も動く40代が多い印象。
  • 年齢的には、前任者よりも若返るケースが多く見られるから。
  • 社内に40代の人材が足りないケースが多い。
  • 意欲の高い求職者層がこのあたりなので。
  • ITの場合、若手が多いため。
  • 10年後を見すえて。
40代後半(45才~49才)と答えられた方の回答より
  • 45歳~52歳位が、経験スキルが豊富であり、残り10年頑張ってくれると期待されている。
  • ここから周囲を巻き込みながら企業を変化させられるマネジメント層。
  • 50歳前後に経営の中枢が多いので。
50代前半(50才~54才)と答えられた方の回答より
  • 相応の経験が必要なため。
  • やはり求めるのは経験値や人脈。

Q6CxO職の求人で多い年収帯を教えてください。

Q7CxO職の求人における募集背景を教えてください。

Q8CxO職の採用時に企業が求めるスキルは何ですか?

その他の回答
  • デシジョンメイキング(局面における最終判断力)。
  • リストラクチャの経験と、残存グループからの支持。
  • 本社との意思疎通能力。

Q9CxO職未経験者がCxO職もしくはCxO職候補者として入社決定するケースはありますか?

「ある」と回答された方にお伺いします。その理由を教えてください。
  • コンサルティングなど専門職では、その領域でのスキル、経験が認められればマネジメントスキルは問われないこともある。
  • CFOに関しては需要が高いため、経理およびマネジメントの経験がある人間は企業によってはCFO未経験でも採用になっている。
  • 大手から中小に入社のパターンは、CxOを経験していなくても対応できるスキルがある転職者が多いから。
  • 経験者だけに絞るとターゲットが少なすぎて採用が困難なため。
  • スキルセットが合致していれば、タイトルは関係ない。
  • マネジメント経験より専門性が必要なため。
  • ポテンシャルと将来の幹部候補として。
  • 素質、人物次第。

Q10CxO職の求人は、今後増えていくと思いますか?

上記の理由を具体的に教えてください。
増えていくと答えられた方の回答より
  • 以前は外資系企業にて圧倒的に募集が多かったが 昨今、日本企業も増えてきているため。
  • 求人案件自体はニーズが増えるので増加する。しかし求職者は足らず、ギャップが拡大する。
  • 省人化により企業ごとの人員が減るとともに、起業・事業が多様化していくと思われるため。
  • 組織の若返りと各業界で自社の事業変革が求められている傾向があるため。
  • 世襲制ではなく、能力・経験のある優秀なCxOが必要になるから。
  • 外資系企業のトップ交代やM&Aによる売買が増えているため。
  • 環境の変化に対する、スピード重視の経営が必要である。
  • 現在の好景気(企業業績の好調)が続く限り。
  • 今後、真のリーダーが徐々に育っていくため。
  • 市場が専門性を求めるようになってきた。
  • 変化の時代を乗り切るために必要。
  • 世代交代が進んでいるので。
減っていくと答えられた方の回答より
  • デジタルシフトの一時的な現象。外資のポジションは、今後減っていきはしても増えることはない。
  • 景気がまた悪くなるから。
変わらないと答えられた方の回答より
  • 社外にこの層を獲得しようと動くのではなく、この層の下の人材を採用し、自社カラーに染めてCxOにする傾向があると考える。
  • 一度このあたりで求人は落ち着くと思います。過去のバブル時代の経験値から、企業側も多少慎重になると思う。
  • 成長企業はそれほど多くないから。
  • 外資系新規企業が少ないため。
  • 特にトレンドとかいう話ではない。
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