転職コンサルタントの本音 各分野に精通する転職コンサルタントへのアンケートを集計!

492018年の転職市場予測「ミドル人材の求人動向」について

アンケート実施期間 : 20171219日 ~ 20171225日 / 有効回答数 : 135
約85%のコンサルタントが『2018年はミドル人材を対象とした求人募集が増加する』と回答。
プレイングとマネジメントを並行できる40代の需要が高まるとの予想。
有効求人倍率が上昇し続け、さまざまな業界で人手不足が叫ばれた2017年。さらに「働き方改革」により、ビジネスの現場や採用市場に多くの変化が訪れた年でもありました。大きな「変革期」を迎え、2018年における「ミドル人材の求人動向」はどうなっていくのでしょうか。今年もコンサルタントに伺いました。

『2018年はミドル人材を対象とした求人募集が増加する』と回答したコンサルタントは約85%。2017年の調査における同質問の回答を7ポイント上回りました。

『求人募集が増加すると見込んでいる年齢層』については、40代前半(40才~44才)が70%、40代後半(45才~49才)が40%と、昨年に比べ40代の比率が上昇。若手人材の採用難や事業拡大に伴う即戦力人材の需要増の影響を受け、企業が求めるミドルの年齢層が上へと広がりを見せているようです。

各質問への回答を通して見えてきたのは、昨年に引き続き「プレイングマネージャー」が求められているということ。『企業側が早期の結果を求めており、数字構築や現場で対応できる方の採用を求めている』、『マネジメント層とはいえ、実務能力の高さが重要』など、管理能力だけではなく業務遂行力に触れるコメントが数多く見られました。

その他、2018年に求人が増加しそうな業界や職種、企業タイプなどもお伺いしています。2018年の転職活動を進展させるにあたり、ぜひ参考にしてみてください。

Q12018年は「35才以上」のミドル人材を対象とした求人募集はどのように変化するとお考えでしょうか。

Q2Q1で「増加すると思う」と回答された方に伺います。
その理由を教えてください。

その他の回答
  • 企業の雇用に関する考えや施策が変化したため。
  • この年齢層の方は、プレイヤーとしても管理職としても期待できるため。プレイングマネージャーとして、優秀な世代と企業が認識している。
  • より専門性の求められる時代になってきたため。
  • 特に定着率の良い企業は既存社員の年齢があがっていくケースが多く、次世代のリーダー候補を採用するケースがあります。また製造関係では、30代自体が不足している場合も多いです。

Q335才以上のミドル人材の転職トレンドとして、今後増えそうだと考えていらっしゃるものを教えてください。

その他の回答
  • 企業タイプではなく、自身の求めるキャリアの方向性に向かっての転職。
  • 中小から中小へ、大手から大手へもあり得る。
  • その人にあった企業への転職の増加。
上記の理由を具体的に教えてください。
「大手企業」から「中小企業」への転職と答えられた方の回答より
  • 大手企業が若年層の採用を推し進めている現状から、中間管理職の重要性が高くなると同時に業務負荷が一気にかかることが予想される。業務ボリュームが上がる一方で中間管理職の評価・収入面の増加が考えづらく、中小企業に動く可能性が考えられる。
  • 一部の大手企業が衰退していく傾向にあるのに対し、ベンチャーや新興企業が勃興し、大手企業での経験者(財務やIR、人事)の移動が増えると思われるから。
  • 中小企業でも海外事業拡大などに伴い即戦力採用を加速している。そのため柔軟な給料条件、魅力的なパッケージを持つようになってきている。
  • 大手では狭い職種内での経験しか持てない。幅広く企業全体を見れるポジションを求めて、中小企業へと向かう傾向が強まるであろうと考える。
  • 「大手企業=将来も安定、雇用安定」の神話が崩れ始めており、自分の能力をより発揮できる仕事の場を求める傾向がみられる。
  • 「大企業」が生き残り戦略として実施している、管理職のリストラの影響。
  • 中小企業がより優秀な人材の採用に積極的かつ人材難のため。
  • 自分らしい仕事をすることを求める方が増えると思うので。
  • 大手でのノウハウを欲しがる中小企業が多いため。
「首都圏の企業」から「地方企業」への転職と答えられた方の回答より
  • 地方・中小企業の人材不足が深刻であること。今後は条件や福利厚生の見直しを検討してくるはず。また大企業は50、55歳定年制があるが、一方でその年齢においてはまだ一線で活躍したい人が多数いるため、地方・中小企業に活躍の場を求めると考えられる。
  • 大企業のポスト不足により「仕方なく」中小企業に人は流れる。しかし大都市の中小企業よりも地方の中小企業の方が、地元密着型でうまく入り込めば充実した会社員人生を送れる可能性がある。
  • 地方の中小企業には、人材が不足している。また地方においては「大学を出て首都圏でビジネスマンを経験した」こと自体がブランドや価値になる面がまだまだあるため。
  • 地元へ帰りたい、単身赴任を解消したい、ワークライフバランスを取りたい等の理由で、実際に首都圏から地方企業へ転職する人が増えている。
  • ITの力によって、物理的な距離が及ぼす仕事への影響が少なくなり、地方企業での就業に関する心理的なハードルが下がると思うから。
  • ミドル世代になり保守的になる方が多いため。そして、現実的になる方が多いため。
  • 中小企業は引き続き人材不足であり、地方はUターン組が増えている。
  • ミドル世代のライフスタイルの変化。
「異業種」への転職と答えられた方の回答より
  • 業界・職種に関係なく、活かせる知識や経験はあると思うため。
  • 特にIT系からメーカーへ(IoT絡み)。
  • 先行きを考えた場合、異業種への転職も考えざるを得ない傾向がある。
「日系企業」から「外資系企業」への転職と答えられた方の回答より
  • 日系企業で確かな経験を積み、より良い待遇を求めて外資に移る求職者が多いため。
  • 定年時期が明確で特に管理職層が多い大手・日系企業から、年齢制限の少ない企業への転職が増える。
  • 日本に外資系の企業進出が増え、スカウトも積極的に行われているため。
  • 年収増加を検討される方が増え、日系企業では給与の限界があるため、外資系を希望される方が増加傾向である。
「中小企業」から「大手企業」への転職と答えられた方の回答より
  • 35歳~39歳は就職氷河期で、能力はあっても中小企業に甘んじた人が多い。就活リベンジとして中小企業から大手企業への転職希望が増えると思う。一方、大手企業もその時期に採用を絞り込んでいたせいで人材が不足しているので、双方のニーズがマッチしていると思われる。
  • 採用側に、求職者そのものの本質を見ようという傾向がうまれている。以前のような学歴(大学名)や所属会社名等での判断を避ける傾向にあり、 中小から大手への転職も可能になってきている。
  • 求職者の売り手市場のため、有名大手企業へ転職をして現状より年収アップを希望する人材が多い。
  • 大手企業経験者の枯渇感から、採用要件の拡大が想定されるため。

Q4求人募集が増加すると見込まれる「年齢層」を教えてください。

上記の理由を具体的に教えてください。
30代後半(35才~39才)と答えられた方の回答より
  • 若い方を管理職候補として採用したい会社が多いため。
  • 新しいカルチャーに溶け込むことができ、今後、管理職として活躍するベースづくりの期間が取れるから。
  • 中間管理職層の人材難および育成不足。
  • いわゆるロストジェネレーション世代。元々適正なポストに就いている人が少ないため、必然的に需要が増える。
40代前半(40才~44才)と答えられた方の回答より
  • 現在の役員/部長職クラスの危機感が薄いため、自分の将来像が不安と感じている中間管理職を採用したい。
  • 即戦力で、かつ自分ひとりでクローズまでできる層だと予想されるため。
  • 異業種でも汎用性、専門性が高いスキルを持った人材を求めれば、結果的に40歳以上の求人が増える。
  • 40代後半以降は年収もあがり、リスクも高まるため、まずは40代前半ぐらいまでで考える企業が多い。
  • 30代のニーズが高いが採用する事が困難なため、その上の年齢にターゲティングされる傾向がある。
  • 即戦力にてプレイングマネージャーもこなせる人材のニーズが高い。
  • ベンチャー経営者の年齢が上がってきているため。
  • 経験豊富でかつマネジメントクラス。
40代後半(45才~49才)と答えられた方の回答より
  • 中小・地方企業は20代30代の採用が困難であること。また即戦力を必要とする企業がまだ増える。中小企業は教育や制度等充実していないためより即戦力が必要になっている。
  • まだ50代の採用が活性化する土壌が出来上がっていないと考えるため、無難に40代の採用枠を拡大していく企業が増えると考えます。
  • 50代に入ると過去の経験を捨てられない人が多い。40代まではまだ頭脳が柔らかく応用力が効くと考えられます。
  • 入社後20年活躍できる年齢層なので。
50代前半(50才~54才)と答えられた方の回答より
  • シニア層(しっかりとしたスキル・コネクションのある人材)を確保し、若年層の迎え入れの土台を早急に整える可能性が高い。
  • 企業が、少なくとも最低10年以上は勤務し、会社に貢献して欲しいと考えているため。
50代後半(55才~59才)と答えられた方の回答より
  • 定年後人材の活躍の場が増えるとともに、定年後を見据えて転職を考える人が増えることを予測しての求人が増えるのではないかと思うため。
  • 人手不足の企業が多く、年齢幅を広げた採用に切り替える企業が増加しているため。
  • 年齢よりも経験、人柄を重視する傾向が強まっているため。

Q535才以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「業種」を教えてください。

上記の理由を具体的に教えてください。
メーカーと答えられた方の回答より
  • 中小メーカーの体制計画ができておらず、ミドル層の退職に伴い生産性が下がることに直面している会社が多いから。
  • 海外即戦力人材(部長クラス以上)が多く、中小企業でそのニーズがあるため。
  • 特に自動車業界は電動化、自動運転化に向け新技術開発が必要なため。
  • メーカーの人気が30代から落ちている。応募を確保しにくくなった。
  • 製造業復活に意欲を持ったキャリア人材を必要とする時期のため。
  • 製造業は新卒に不人気でミドル層の有能人材が不足のため
  • 他の業界より、受け入れる環境が整っている。
  • 異業種からの受け入れもあるため。
建設・不動産と答えられた方の回答より
  • 若年層の不人気業界である一方、国内も海外も人材不足が続いている。それに伴い企業側が、ミドル以上の人員補充に頼らざるをえないため。
  • 資格仕事で需要と供給のバランスが取れておらず、採用は継続的に加速すると考えられる。
  • オリンピック需要の後に新幹線の再開発需要が見込まれている。
  • 若手よりも経験豊富な人材を望んでいる。
流通・小売・サービスと答えられた方の回答より
  • 事業拡大、成長、事業変革などの可能性がある業界。また現時点でも人手不足となっており、業務や事業を回せる経験者が必要となると予想する。
  • どの業種も人手不足に陥っているが、商社、流通などは人の流動化が特に激しいため。
  • 働き方改革が必要な業界に人材の注入が必要なため。
  • 抜本的な人材不足が起こるため。
IT・インターネットと答えられた方の回答より
  • ITやコンサルなどの新興企業は成長につれて裏方の人材が足りなくなるので、裏方経験のあるミドルを求めるようになる。
  • この5年くらいで若手ポテンシャルをかなり採用したものの、それを育て管理できるミドル層が不足しているため。
  • 技術革新・変化が激しい業界で、事業領域が益々拡大する世界のため。
  • それぞれの専門家はいるものの、まとめ役がいないというケースが多いため。
メディカルと答えられた方の回答より
  • 診療報酬改定に伴い、全うに運営できる医療法人の減少が予想されるため、人材が流動的になる。また医療ドメインのコンサル会社の勢いが強いため。
  • 今後日本の経済市場価値が上がっていく分野のため。
  • マーケットが大きくなる業界であるから。

Q635才以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「職種」を教えてください。

上記の理由を具体的に教えてください。
営業・マーケティング系と答えられた方の回答より
  • 実績やネットワークなど自社にないものを保有している人材を獲得したいため。
  • 実際に2016年に比べて2017年は、上記職種の求人が実際に増加傾向であったため。
  • キャリアチェンジを展開しやすく、スキルを発揮しやすいため。
  • 若手人材不足による。若手人材は営業職を敬遠する傾向があると思われるから。
  • どの企業にも必要な業種のため。
  • 必要な経験と知識の変化が少ないためミドル層でも対応可能。
経営・経営企画・事業企画系と答えられた方の回答より
  • スペシャリスト人材の母数が少ないため、年齢が高い方のニーズが増える。
  • 腰を落ち着けて働く年代は、会社の基礎部分の職種で重宝される。
  • バックオフィス経験者がいない新興企業は多い。
  • 過去の経験を必要とし、且つ新たな発想も必要となる職種であるから。
  • 経営層は40代~50代が相応しい。また不動産はリタイアメント世代でも可能である。
技術系(機械・メカトロ・自動車)と答えられた方の回答より
  • 技術系は、年を重ねてもマネジメントしやすく、書類選考や面接でも年齢を気にされない場合が多い。技術があればミドル以上でも採用する企業が多い。
  • 会社内の構成として35才以上のミドル層がおらず、即戦力を求めている職種かなと思います。
  • 業界の人材不足(製造業への就業者不足)。
  • 特に若年層において技術系の人材がますます減少してきている。
  • 経験と能力のバランスが取れる人材が枯渇している。
  • パラダイムシフトする中で、大きな転換期を迎えることが予想されるため。
  • 自動車や機械製造業で生産管理や品質保証分野が今後ますます重要視されるから。
技術系(建築・設備・土木・プラント)と答えられた方の回答より
  • 人手不足が一段と深刻化し、対象年齢を上げざるを得ない。
  • 経験豊富なミドル層を雇用することで、少ない人材で効率的に業務を回せる。
技術系(IT・Web・通信)と答えられた方の回答より
  • 機械・メカトロについては、これまでいわゆるIT業界と違った括りにされていた業界が、自動運転、コネクティッドカーなど、ソフトウェアという意味でのITなしでは立ち行かなくなってきているため。
  • AI・IoT・ロボット他拡大領域が飛躍的に増加する。

Q735才以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「企業タイプ」を教えてください。

その他の回答
  • 一部大手企業を除く全般。
  • 企業のタイプに依存しないと思う。
上記の理由を具体的に教えてください。
中堅・中小企業と答えられた方の回答より
  • ベンチャーは若手人材のみで構成。大手は人気が高い。東証二部上場企業や「知る人ぞ知る」というところ、また中堅の優良企業などは、どうしてもミドル以上の良い人材を採用することで補填する割合が増えると見込まれる。
  • 大手企業でやりがいを感じれない人、大幅リストラなどで流出した人材を中小企業が即戦力として活用する構図。
  • 中堅中小企業の人材不足が逼迫しており、外国人と並行してミドル層がますます必要である。
  • 新規事業でビジネス構築をするために、ミドル層以上が必須なため。
  • 大手に勝つために、その経験と知恵を持つ人を求める企業が増えると思う。
  • 知名度が低く新卒採用が困難なため、有能人材が育っていないから。
  • ミドルを受け入れる器(理解)がある。
ベンチャー企業と答えられた方の回答より
  • マザーズ上場などの新興ベンチャー企業には経験者が少ない。
  • ビジネス堅調なため。
外資系企業と答えられた方の回答より
  • 能力があれば年齢は関係ないと考える企業タイプのため。
  • 年齢にかかわらず実力主義がまかり通るため。
日系のグローバル企業(海外展開)と答えられた方の回答より
  • 海外展開には海外経験者を採用する事が事業成長の早道だから。
  • 海外展開ではまだまだ人材が不足しており、年齢など気にしていられない印象。
大手企業と答えられた方の回答より
  • 即戦力の人材をいままでは今まではあまりとらなかったが、時代に取り残されないために取り始める。
  • 一定の規模以上の企業は、事業継続の為の年齢層の確保が必要であるため。
  • 就職氷河期層の補充。
  • 若手育成のため。

Q835才以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「ポジション」を教えてください。

上記の理由を具体的に教えてください。
課長クラスと答えられた方の回答より
  • 直接的に社員の教育、育成ができる立場。
  • 数字構築とマネジメントを同時にできる候補者を各企業が欲しているため。
  • 上級管理者よりも、「現場を管理する層」の方が絶対数が大きい。
  • 課長が変わる会社が多くなってきたため。
  • 課員たちも突然外部から入ってきても受け入れやすい役職。
  • 部長クラス以上になると、ピンポイントの募集になってしまうため。
部長・次長クラスと答えられた方の回答より
  • 全体を見ることができる人材がいない。
  • 責任部署を任せられる管理職層が求められている。
  • 判断権限をもった職階の人員が求められている。
  • 部長以上クラスの方のノウハウ吸収のため。
主任・係長クラスと答えられた方の回答より
  • 年相応の課長クラスが採用できればベストだが、そんな人材はなかなかいないので、課長手前で採用する人の年齢のバーを上げるというのが現実的な解。つまり43歳主任、という、従来の日本企業ではあまりなかった採用が増える。
  • 上級管理者よりも、「現場を管理する層」の方が絶対数が大きい。
  • 就職氷河期層の補充。
  • 働き盛りの層であるため。
役職なしのスペシャリストと答えられた方の回答より
  • 採用者の年齢は高くても良いが、管理職は増やしたくないというニーズがある。
  • スペシャリストであれば年齢が高くとも重宝される傾向にあるため。
  • 兼業副業が法制化するので、スペシャリストが脚光を浴びる。
  • 職位やポジションはどうでもよくなると思います。

Q935才以上のミドル人材を対象とした求人募集が減少すると見込まれる「年収帯」を教えてください。

Q1035才以上のミドル人材の転職者に対して「採用企業が求めるスキル」の上位3つを教えてください。

上記の理由を具体的に教えてください。
高いレベルでの実務遂行力と答えられた方の回答より
  • 見た目だけよくて中身のないミドル層を採用して失敗した企業が増えてきているため、業務遂行能力は必須で見られる。またそれなりの役職で入社するため、周りから「あの人なら納得」と思われる必要があり、それでいうと、課題解決力と適応力がまずは求められる。
  • 今までの経験を最大限活かし、即戦力として活躍してほしいと考えているため。
  • マネジメント層とはいえ、実務能力の高さが重要。
  • マネジメントだけでなく、プレイヤーとしての役割も求められると考える。
目標や課題を自ら設定し、解決策を考える能力と答えられた方の回答より
  • 即戦力として、自分自身で課題を設定しクローズまで持ち込める力を持っているスキルが必要だと考えます。
  • 上の指示待ちでなく、経験スキルを活かし、自ら率先垂範できる人材が求められている。たとえば大手企業での組織マネジメント、部下指導等において期待が大きい。
  • 管理職に求められる資質だと思う。
判断を自分で行い、それに対して責任をもつことと答えられた方の回答より
  • 自律しており、社内外ともにミュニケーション能力が高い人材が求められると思われるため。
  • 放っておいても自分で考え、自ら成果の出せる人が望まれている。
臨機応変に物事に対応する能力と答えられた方の回答より
  • フレキシビリティとクリエイティビティと唯一無二の高い専門性がすべてだと思います。
  • 経験に加え、業務遂行に対してしっかりとスケジューリングや計画を立てて行えるかどうか、またその中でもガチガチの考え方ではなく様々な事も吸収できるキャパや臨機応変さが必要とされるから。
さまざまなタイプの部下の育成・指導が的確にできる能力と答えられた方の回答より
  • 人材の自社育成の限界を感じているため。
  • 高い専門性、マネジメント力、人脈の3点が若手人材が保有しえないスキルであるため。
  • 次世代の管理職候補として求められる条件として。
  • チームのマネジメント能力と交渉力が重視される。

Q11ここ2~3年と比較して、ミドル人材に求められるスキルは変化してきていますか?

上記の理由を具体的に教えてください。
変化してきていると答えられた方の回答より
  • 企業側が早期の結果を求めており、数字構築や現場で対応できるプレイングマネージャーのような方の採用を求めている。
  • 60歳/65歳の定年制を取り払い、正社員から契約社員に身分を分け、長期に働けるケースが増えている。
  • ビジネスを取り巻く環境が大きく変わっています。英語、IT、会計の3つはますます大切になるかと思います。
  • 日本国内で調達できないグローバル若手層を補うために、海外経験者ミドルを採用する傾向がある。
  • 採用要件が少しずつ広がっている印象はある。
  • より能力主義になってきている。
  • マネジメント層だけでなく、メンバーとしての採用もある。
  • 働き方改革などで、仕事量でカバーするのではなく効率化が求められれている。
  • 業界を超えたポータブルスキルが求められるように。
  • 以前はマネジメント経験必須も多かったが今はそうではない。
変化していないと答えられた方の回答より
  • ミドル層の採用にはまだまだ厳しい一面もあり、企業側がそれほどハードルを下げているようには思えない。
  • ゆとり世代が35歳になる5年後以降は状況が一変するかもしれない。
  • 以前からの求められるスキルに変化はないが、加えて管理するだけでなくプレイングマネージャーとしての素養や柔軟性が求められていると感じる。
  • 必要とされるプロフェッショナル層は大きく変わっていない。単純に採用企業が増加傾向にあるだけだと思う。

Q122018年のミドル人材の転職マーケットを一言で表現すると、何になるでしょうか?
理由と併せて教えてください。

35歳転職限界説の崩壊
35歳以上の求職者の転職が増えているから。
発展途上
若手人材獲得が難しい状況下で、ミドル層に広げたばかり。どのようなミドル層を雇用すべきか明確に分かっている企業は多くない。
好機到来
経験スキルをより活かせるステージが沢山ある。
最後の転職
じっくり納得がいき、求められる人材であることを主眼に考えて転職をされる方が増えているから。
新技術対応マーケット
新しい技術への対応がマストなため。
企業の中核を担う人材市場
本当のミドルマーケットのスキルがある方はどの会社からも必要とされるため。
ミドルの就活時代
過去に比べ、ミドルの求人が増加。
チャンスと判断
選択肢は増えるが転職者の選択眼がまだまだのため、判断力が必要となる。
意識高い系マーケット
意識高い系の転職が増えるが、結局は横滑りの転職になりそう。
働き方改革をリードできる人材市場
多様性
自身での自由な動きに合わせて転職を考える
ハイスキル、高収入
変化への素早い対応が成否を分ける
企業の中核を担う人材市場
適材適所

Q132018年は、ミドル人材にとって転職に適した年だと思いますか?

上記の理由を具体的に教えてください。
思うと答えられた方の回答より
  • 社会人として、また業界人・業務スペシャリストとしてある程度の土壌ができており、今後はそれを活かす側に回るのであれば、シニアになる以前に動いた方が良いと思う。
  • 35歳転職限界説の崩壊に伴い、35歳以上の候補者への可能性がどんどん開けてきているから。2018年以降も同様の傾向はつづく。
  • 多くの業種・企業で企業業績の回復などから攻めの方向へ経営方針が変わり、採用意欲が増しているから。
  • 有効求人倍率が高まり、求職者優位のマーケットで優秀なミドル層にはオファーが殺到しているため。
  • 求人の年齢層が上がったので、今まで声の掛からなかった世代にスカウトが多数出ている。
  • 業績拡大と経営業績に貢献する即戦力人材を求める企業が増大している時代のため。
  • AI化が進む中、コミュニケーション力やマネジメント力が一層必要になるため。
  • 企業が、中小企業から中堅企業への脱皮意欲がより強いため。
  • 企業が「多様な人材」を受け入れる文化となってきている。
  • 変化の年であり、大きなトレンドの出発点となるから。
思わないと答えられた方の回答より
  • まだ時期尚早かなとは思う。タイミングではないとは思わないが選択肢は限られてくる印象。
  • どの程度のキャリアを築いてきたかによるから。
  • オリンピック需要、かつAI産業がどうなるかによる。
  • 世界情勢が不安定。
転職先がご決定されたみなさまへ
毎月50名様にAmazonギフト券5,000円分をブレゼント!
転職先情報の入力へ
転職コンサルタントの本音「2018年の転職市場予測「ミドル人材の求人動向」について」毎月1000人の転職コンサルタントのアンケートを集計。コンサルタントに中途採用の実態を調査。採用活動などから転職成功へのヒントをご紹介。