第38回「ミドルの異業種への転職」について（2017年版）

現在いる業種とは異なる業種に転職する異業種転職。ミドルの異業種への転職は、どのようなケースで成功することが多いのでしょうか。コンサルタントに伺いました。

「異業種への転職を実現した転職者がいる」と回答したコンサルタントは、約60%。異業種からの転職者を受け入れている業種として、一番多い業種は「メーカー」（68%）、次いで「商社」（45%）「流通・小売・サービス」（45%）という結果に。

その中でも、異業種からの転職者の企業規模の変化として最も多いのが、「大手企業→中小企業へ」の転職でした（70%）。コンサルタントのコメントの中には「変革期を迎えた中小企業が多い」というものが多く見受けられ、企業の成長フェーズに合わせて異業種からの転職者を積極的に受け入れているということが言えそうです。

また、異業種に転職しやすい職種として挙げられている職種としては「営業・マーケティング系」（66%）、「経営・経営企画・事業企画系」（64%）「事務・管理系」（57%）の3つ。持っているスキル・キャリアを汎用化することが比較的しやすく、横展開して価値を発揮することが出来る職種が上位に挙げられました。

景況感の変化に、各社も対応しようと様々な戦略を取っています。ご自身のキャリア・スキルの専門性を磨き、新しい業種へチャレンジしてみるということも、選択肢の一つに入れてみるのはいかがでしょうか。