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35「ミドルの転職期間」について(2016年版)

アンケート実施期間 : 20161018日 ~ 20161026日 / 有効回答数 : 108
64%のコンサルタントが「3ヶ月以内に転職が決まるミドルが多い」と回答。
転職活動が長引いた時はこれまでの転職活動を分析し、転職コンサルタントの協力を得てみることがヒントに。
転職活動を行うにあたり、どれ位の期間を想定して計画を立てることがベストなのでしょうか。今回は「ミドルの転職期間」について、人材紹介会社のコンサルタントに伺いました。

「3ヶ月以内に転職が決まる」と答えたコンサルタントは64%。年代ごとに見てみると、30代前半までで約80%、40代前半までは約60%、40代後半以降で平均46%の方が、3ヶ月以内に転職先が決まったという回答が出ています。

転職活動が長引いてしまった際の対処法として有効なことは「これまでの転職活動を分析する」(54%)、「転職コンサルタントのカウンセリングを受ける」(48%)という結果に。コンサルタントからのアドバイスの中にも「自分がなぜ、転職活動をするのかを明確にすること。 譲れないこと、譲れること、またそれが市場として的確かどうかを客観的に判断すること」「客観的な判断のできるキャリアコンサルタントへの相談をお薦めします。家族、友人知人は客観的な判断ができないことが多い」といったコメントが。

自身を冷静に振り返ると共に、第三者の目から見た価値や評価について考えてみることが必要だと言えそうです。

他にも、転職活動に適したタイミングや、転職活動を計画通り進めるためのアドバイスなどについてもまとめています。ぜひ転職活動のご参考になさってください。

Q1担当したミドルの求職者のうち、転職が決まるまでどのくらいの期間を要する方が多かったですか?

Q2求職者の年代ごとに、転職が決まるまでどのくらいの期間を要する方が多かったか教えてください。

Q3求職者の職種ごとに、転職が決まるまでどのくらいの期間を要する方が多かったか教えてください。

Q4在職中・退職後で、それぞれ転職が決まるまでどのくらいの期間を要する方が多かったか教えてください。

Q5退職のタイミングとして適切だと思うのはいつですか?

その他の回答
  • 個別(企業・人)に合わせて転職。
  • 現職と転職先との調整において、良好な関係である時。
  • 現職の場合:6ヶ月~9ヶ月前に活動準備する事、ご提案致します。
  • 基本的には次の職が決まってからが良い。
上記のタイミングが適切だと思われる理由を教えてください。
転職先の入社時期に合わせると答えられた方の回答より
  • 適切な退職のタイミングは、求職者の方の私生活、仕事上の事情によりますが、社会人としてのマナーは守るべきであると思います。ミドルの場合、転職先で、また現在の会社との関係が出来上がることも十分考えられます。そのため、現職の引継ぎ、業務に区切ることは当然として、転職先との良好な関係を築いていくことが大切ではないかと思います。従って、双方の調整がついたのが、最適なタイミングと考えます。
  • 人と人は今後も何処でどのように繋がるかわからないため、良好なタイミングで迷惑をかけることなく退職することがベスト。一方で、次の会社への入社時期を延ばし迷惑をかけることは何の利益も生み出さないので、極力調整を行い時期を合わせるべきである。
  • 次の仕事が見つからない状況で辞めた=無計画との印象を企業に与えると共に、本人に焦りが生じ、冷静な判断が難しくなると考えるため。
  • ミドル層は求人数の絶対数が多くない割に、背負う家族などの責任が重いため、転職先が決まらないと退職リスクが高い。
  • 横並びの候補者が多く存在するので、候補者の都合での遅れは企業が待っていないため。
現在の業務・プロジェクトに区切りがついた時と答えられた方の回答より
  • ローカルではネットワークが入り組んでいていつなんどきに以前の会社と出会う事が有るかもい知れないのですっきりした形での退職が望ましい。
  • 現職のPJや業務を無視した進め方をした際、現職からの引き留め圧力が強くなり、最終的に内定辞退に繋がる危険度が高まるため。
  • 転職先の入社時期に合わせることも大切ですが、自身の役割責任をきっちり果たし円満にご退職頂きたいと思います。
  • 現職の企業と内定先企業の両方にできるだけ迷惑がかからないタイミングとなるから。
  • マネジメント業務が主たるミドル以上の人材は、現業をしっかり引き継ぐべき。
引継ぎが終わった時と答えられた方の回答より
  • 立つ鳥、後を濁さずと考えたタイミングを鑑み、出来るだけ早めに要領良く引継ぎ等を終わらせ、転職先の入社日を決めてゆくことが肝要かと考えております。
  • 就業規則等に定めた期間内で、十分な引継等をこなすことを前提とし、転職先のリクエストに応えることが重要。
  • 前職に感謝せず、転職をされる方は、受け入れ側の企業様もよい目で見ないため。
賞与が支給された後と答えられた方の回答より
  • ボーナス時期は絶対確認する。やはり誰だって貰える物は貰ってから退職した方が良いと思うので・・。
  • 賞与対象期間の評価があるので、やはり支給後の転職がベストかと。
  • 賞与をもらってから退職したいと考えているかたが多いため。
どのタイミングでもよいと答えられた方の回答より
  • 転職は個人の自由なのと、それぞれの職種により退職までの長さが違うので、一概に企業都合を押し付けても意味がないと判断するため。
  • 会社や組織の都合に合わせていると、転職の良い機会を失うから。
  • 先方都合もあるが、優秀であれば先方も待ってくれるから。

Q6転職活動が長引いた場合に、有効だと思う対策を教えてください。

その他の回答
  • しっかりとした面接対策を行う。
  • 条件を緩和する。
  • 自分自身が持っているものと応募先が求めているものとの距離感を確認すること。
  • 高望みをやめる。
  • 応募先や業界の視野を広げる提案やキャリアコンサルを受ける。
  • 離職中に何をしたかを記す(仕事関連なら何でも)。

Q7転職活動を計画通り進めるためのアドバイスをお願いします。

  • 会社ごとに求められるものが当然に異なるため、限られた情報の中で、会社ごとに対策を講じる必要があると思います。応募先が求めているものが何なのかしっかりと見定めることが大切ですし、自分自身の職業生活で得た経験やスキルがそれに見合うものなのか定点観測をしないといけないと思います。また、計画通りに進めるためには、転職に際して、いつまでに、何を実現したいのか、何を優先するのか、その価値観をしっかりと定めておくことが大切だと思います。
  • 自分を過大評価しないこと。もうポテンシャルで見てくれる年代ではないのだから、経験がないことをやりたいというような甘い考えはさっさと捨てて、等身大(およびちょっとストレッチするくらいのところ)に転職すべき。どうしても経験が少ない分野にいきたいなら、年収は捨てるべき。欲張る方が多い。
  • 入社時期など、目標を明確にすることが一番。ゴールを決めれば、必然的に計画が具体的に立てられ、後は動くだけです。その上で、転職コンサルタントなど、人材マーケットのプロの話を聞くこと。自分が特別なわけではなく、転職活動でつまずくポイントは、おおよそのパターンがあります。
  • 就業中であれば現在の仕事に支障をきたすことの無いようにすべき。転職先を考える場合は、企業の規模、年収の高さも重要な要素であるが、企業選択する場合に、転職先となる企業の自分なりのコンセプト、自身の企業に対するコンセプトを明確にして、転職目標時期を設定すると良いと思います。
  • まず、自分がなぜ、転職活動をするのかを明確にすること。譲れないこと、譲れること、またそれが市場として的確かどうかを客観的に判断すること。また、市場感を理解するために、一般的な転職情報サイトや公開されているエージェントの求人などをまずよく見てみるとよいと思う。
  • まずは自分自身の経験に合わせて応募したほうがよいと思います。また、応募する際に第一希望グループ,第二希望グループなど決めてから応募したほうが効率的に良いと思います。バックアッププランができずに全て第一希望グループの会社に応募すると長引きやすいです。
  • (在職中の場合)なぜ転職が必要なのか、転職する目的やキャリアパス、今までの経験・スキルを棚卸ししてから、求人を厳選する。(離職中の場合)自身の強み・弱みを客観的に分析し、入社時期の目標を定め求人を厳選する。
  • 転職時期の具体的なゴールを決めそれに向けての進捗管理を行うことと、応募先企業にも自身の進捗を共有することで、狙ったタイミングに内定を集めることが出来、幅広い選択肢から入社先を選べるかたちが理想形だと存じます。
  • 業務、経験、年齢など、強みによっても、希望によってもこちらの計画通りにはいかないものです。計画通りに、という自分視点を外し、業界や職務によってタイミングを計り、入念に準備する必要がある場合が多くみられます。
  • 計画通り進めるためには、ある期間ごとに自分が求める条件(内容・待遇・勤務地など)を見直しながら(妥協)進めるとよいです。ただ転職活動はご縁なので計画通り行くとは限りませんので、その前提で動かれる方がいいです。
  • 年齢が高くなる方ほど転職活動の開始が遅い。(もしくはすでに退職してから活動される方もいます)事前に転職するリスクをあらゆる方面から模索し、ご自身のキャリアを最大限に活かせる企業を探してほしいと思います。
  • 地方への転職の場合、年収の差も大きいが、それらを十分に調べず活動をスタートする方が多い。希望勤務地の求人市場を確認することから進められるとターゲットも絞りやすく活動がスムーズになる傾向が高い。
  • 過去のキャリアの整理を行い、応募企業の求める経験に沿う内容で応募書類を作成し、企業研究を充分にした上で面接に臨む。選考中は、企業理解を深めて、積極性や入社意欲を強くアピールする。
  • 客観的な判断のできるキャリアコンサルタントへの相談をお薦めします。家族、友人知人は客観的な判断ができないことが多いため、あくまでもアドバイスや助言は参考程度にすることが重要です。
  • やりたい事を考えるより、有効なのは、「これはやりたくない」事を決めるほうが、実は上手くいく場合が多い。また、年収・待遇面で選ぶべきではない。
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