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18「グローバルに活躍できる人材」について

アンケート実施期間 : 201541日 ~ 2015414日 / 有効回答数 : 170
近年、日本企業の海外進出が進み、「グローバル人材」へのニーズが高まっています。
今回は採用コンサルタントに「グローバル人材の採用動向」について伺いました。

グローバル人材に対する需要は昨年より増している:91%
特に求められるのは「30代後半」「営業・マーケティング系」「課長クラス」
昨年と比較して「グローバル人材への需要が増している」と答えた方は9割を超えました。また、グローバル人材に対する需要の充足度合いを伺うと、76%が「不足している」と回答。グローバル人材は「売り手市場」となっていることが見て取れます。

年齢別でみると、最もグローバル人材が求められるのは「30代後半」で64%。次いで「30代前半」が52%となっています。役職では最も多いのが「課長クラス」で55%、2位が「主任・係長クラス」で45%。いわゆる「ミドル層」で、グローバル人材が特に求められる傾向にあるようです。

実際、サイト上にも「グローバル人材」を求める求人情報が多数寄せられています。以下のリンクからご確認いただけますので、この機会にぜひご確認ください。

▼ 英語力を活かす求人
http://consultant.en-japan.com/color/eigo/
▼ 海外出張の求人
http://consultant.en-japan.com/color/kaigaishuccho/
▼ 海外折衝の求人
http://consultant.en-japan.com/color/kaigaisessho/

Q1採用企業からの「グローバル人材」に対する需要は、昨年と比較してどう変化していますか?

Q2採用企業の「グローバル人材」への需要は、どの程度充足していますか?

Q3「グローバル人材」が特に求められている年齢層を教えてください。

Q4「グローバル人材」が特に求められている業種を教えてください。

Q5「グローバル人材」が特に求められている職種を教えてください。

Q6「グローバル人材」が特に求められている役職を教えてください。

その他の回答
  • スタッフレベル

Q7採用企業が「グローバル人材」に求める要件はどのようなものですか?

その他の回答
  • 上記全てと専門性。定性的なところだけでは企業は採用しません。これまでの実績+業界や国の専門知識は大前提で必要です。
  • 海外駐在経験。国際基準の経理・財務、グローバル人事経験など。
  • 違う国・言語でも同じ価値を提供できる力。

Q8採用企業が「グローバル人材」に求める言語力のうち、多いものを教えてください。

その他の回答
  • ベトナム語

Q9今後の「グローバル人材」採用動向について、あなたの見解をお聞かせください。

  • ■ 採用企業側が期待する「グローバル人材像」

    (1) 主任・係長クラス:30代前半(30才~34才)
    ・自分の視野を広め「自己啓発」を実践する人材
    ・グローバル経験を基に、所属企業のグローバル展開に貢献する意欲人材

    (2) 課長クラス:30代後半(35才~39才)40代前半(40才~44才)
    ・常に未知の分野にチャレンジし、率先垂範タイプの人材
    ・グローバル経験を基に、所属企業のグローバル展開の課題を解決する人材

    ■ 求職者に求める「グローバル人材像」

    (1) 主任・係長クラス:30代前半(30才~34才)
    ・グローバル時代に対し、現状に満足せず常に自己向上を目指す志向を持つ事
    ・グローバル経験を基に、キャリアプランを構築する意欲を持つ事

    (2) 課長クラス:30代後半(35才~39才)40代前半(40才~44才)
    ・グローバル経験者(若い時代)は、所属企業の特徴をグローバルに展開する改善・提案する事
    ・グローバル未経験者(若い時代)は、構築した経験をグローバルに展開する創意・工夫する事
  • グローバル人材を求める求人と言っても、国内の拠点から海外を相手にした仕事をするポジションと、現地にて勤務する仕事と分けられると思います。どちらの求人も増えているようには感じますが、求められるものは少々違うようです。

    国内拠点に勤務するポジションであれば、英語力が重要。国内の商習慣を良く理解し、英語が使えれば務まるポジションが殆どです。

    しかし、現地に勤務するポジションとなると言葉だけではなく、商習慣や現地の文化にも対応できる、本当の意味でのグローバル人材が求められていると思います。

    こうした人材はなかなかいないですし、若手でそこまでの経験を持っている人材は本当に少ないので、自然と求める年齢も上がってくるのが現状です。

    いずれにせよ、単なる語学力だけではない、本当の意味でのグローバル人材はどこの企業に努めても重宝される人材です。
  • これまで&いまでも英語に対して抵抗が無い人でも採用されていたが、ある程度獲得が出来てきた企業だと、TOEIC800点以上、などハードルが上がってくると思われる。面接でも英語での受け答えを確認するところや、外国人上司との面接も増えている。グローバル人材採用は増えてきて転職者にとっての裾野は広がるが、一方で優良企業と呼ばれるところは段々厳選採用の傾向が強まってくると思われる。
  • バイリンガル人材で経験を豊富に積んでいる方でも、選考にもれる事態が発生してきております。今の時点で「英語が話せない」方は、どの国籍であっても年収を上げて社内外でのキャリアアップは難しい。 多言語を理解する事は異文化への理解に繋がるので、今後外国人人材を含めて日本の採用市場を見極める事が必要だと感じております。
  • メディカル業界ではここ数年、日本の製薬会社が外資系の製薬会社やベンチャー企業を吸収しており、組織の改編などグローバル化へ変換する企業が多い。しかし、海外の企業に比べて、グローバル化への変換のタイミングが大きく遅れを取った内資企業は、当面グローバル人材の需要は途絶えることがないと思います。
  • 英語はデフォルトになりつつある。そのなかで他者と差別化できるかどうかは志向性であり、海外へ対する特定のこだわり、地域への固執等を持たず、英語はツールでしかないと割り切り根源的なソフトスキルを身に付け活躍する人財こそがグローバル人財であり、市場から必要とされるものと考える。
  • 日本のグローバル人材というのは、結局GLOBALではなくあくまでもINTERNATIONAL人材であり、真のGLOBAL人材ではないし、またそれを十分に活用できる組織インフラが全く整ってない。人材のGLOBAL活用についても、日本はガラパゴス。
  • 伝統的日系企業のグローバル化が進んでおり、日系企業でもトップ人が外国人や外資系出身者というケースも見られる(例:武田薬品、リクシル、資生堂)。海外企業との資本提携も活発になってきており、国内のみを意識した仕事の仕方が通用しにくくなってきている。
  • 圧倒的に語学力のある人材が不足しているので、先ずはそこから。次いで、方法を問わずに自己の考えを多様な価値観を有する人たちに伝えようとする意識(リーダシップ)と能力が必要。グローバル人材という言葉が存在することにやや違和感を感じる。
  • グローバル企業では、「グローバル人材」とは言わない。そもそも、グローバル人材という括りで採用しているような企業は、全くのローカル企業。日本語以外の言葉を母国語とする人財に必要以上に、日本語のスピーキング能力を求めないことが重要か。
  • 日本企業の多くは、海外展開が遅れている。途上国への進出には、現地在住経験者が望ましいが、人材不足でもある。また、語学力があってもビジネス経験、センスのない方も多い。従って、クライアントが望む人材とのご縁が少ない。人はいても人材がいない。
  • 輸出ドライブがかかったり雇用面での人材輸入が加速度的に増加していますが、人材紹介会社の人選としては、語学力は保持していて当然であり、民族文化を尊重できる人格を持ったうえでビジネスを語れる人物を紹介することと考えています。
  • 今後、ダイバーシティが進むにつれてニーズはさらに高まると思うし、グローバルに通用するだけでなく、日本のドメスティックな企業方針、仕事の進め方・働き方、考え方などにも対応できるバランスが良い方が求められると考えます。
  • 英語が分かっても話そうとする勇気がなくて採用に繋がらないケース、または企業さんにご紹介する事ができないケースがあります。英語を話す事を恥ずかしがる傾向を打壊する事が採用にも繋がると思います。
  • ニーズは今後も止まらないでしょう。即グローバルの人材を採用するのは競争が高くなる一方なので、入社後にどうやってグローバル人材を生み出して行くか、と言う点で工夫出来る企業が勝つと思います。
  • 違う国・言語でも同じ価値を提供できる力を持つ人がグローバル人材だといえると思います。今後はこのような力を持つ人のニーズが増えますし、グローバル人材が増えないと日本が衰退すると思います。
  • ますます需要が伸びると思われますが、採用企業の体制が整っておらず残念な結果につながることも散見されます。グローバル人材を活かすための企業努力はより必要になってくることと思われます。
  • 英語力。但し、Toeic700相当以上。又、即海外に赴任を望む求職者多し、但し、それは間違いです。最低6ヶ月~1年その会社の日本ヘッドオフィスに在籍した後に、駐在すべし。
  • 海外で活躍できる人材はもちろん、国内でも外資系で働きたい人など、海外人材への需要は増えると思います。求職者の英語力を見ると(平均的に)日本の英語教育の足りなさを強く感じます。
  • 弊社の顧客では、海外進出を目的として、また体制構築のため、海外事業経験のある専門人材採用を検討する企業は増加しているが、実際に採用するかどうかはまだ不透明な感じを受けます。
  • 間違いなく必須となっていく人材需要ではありますが、企業自体がそういったグローバル人材を許容する文化・制度を構築しない限りは結局外にでてしまうので、獲得に向けて変革が必要。
  • 国内での若手グローバル人材の活性化及び内資系企業の海外勤務や駐在求人が増えてくるが、中国・韓国人だけでなく東南アジア(マレーシア・インドネシア)出身者の雇用が増える。
  • マネジメント層やハイクラスに関しては英語は必須となっているのは変わらないが、通常のスタッフレベルのポジションについても求められる度合いが高くなっている。
  • 教育業界に於いては中国や東南アジアへの教室展開を考えてる企業も増えてきているため、現地での採用活動や店舗開発のできる人財が必要になってくると思われる。
  • ことITに関して言えば、今後も益々グローバル人材の需要は高まり、5年後はバイリンガル、バイカルチュラルは必須の条件となる見込み。
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