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100「ミドルの入社後の定着度・活躍度」について

アンケート実施期間 : 2024425日 ~ 202451
有効回答数 : 175
転職後、離職せず「100%定着している」とコンサルタントが回答した「幹部クラスのミドル」43%、「一般社員クラス」38%。
定着・活躍できない要因は「上司・部下と合わない」「職務内容が合わない」が上位。
今回は、「ミドルの入社後の定着度・活躍度」についてコンサルタントに伺いました。

直近転職した幹部社員のミドル人材について、離職せず「100%定着している」と回答したコンサルタントは43%。一方、一般社員については38%となりました。

転職したミドル人材が定着・活躍できない理由については、幹部社員・一般社員ともに「上司・部下と合わなかった」がトップ。次いで「職務内容が合わなかった」との結果に。

「他社員とコミュニケーションが取れる」「事業の拡大を自分事として捉えることができる」「職務内容やミッションを十分に理解している」方が入社後定着・活躍できる一方、「不明点を自分から聞かず他責思考」「会社の雰囲気やスキル・経験がミスマッチ」といった方は定着・活躍しづらいといった声が寄せられました。

その他、入社後定着・活躍するためのアドバイスなどについても伺っています。ぜひご覧ください。

Q1直近1年以内に転職したミドル人材のうち、「幹部社員」について教えてください。
幹部社員における、入社後の定着度はどの程度ですか?

※設問によっては、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。

Q2幹部社員の入社後の活躍度について、どのような印象ですか?

Q3幹部社員が入社後、定着・活躍しなかった要因はどのようなことだとお考えですか?

その他の回答
  • 業種・商材の差で営業スタイルに違いがあり差を埋められなかった
  • 入社後に離職した方がいない
  • ご家庭の環境が変化したため

Q4直近1年以内に転職したミドル人材のうち、「一般社員(幹部でない社員)」について教えてください。
一般社員における、入社後の定着度はどの程度ですか?

Q5一般社員の入社後の活躍度について、どのような印象ですか?

Q6一般社員が入社後、定着・活躍しなかった要因はどのようなことだとお考えですか?

その他の回答
  • 入社前の説明と業務実態との差異があったため
  • 婚約者の転勤
  • 定着している

Q7直近1年以内に転職したミドル人材について、幹部社員と一般社員で入社後の定着度・活躍度に違いはありますか?

Q.

その理由・詳細を教えてください。

はい(定着度・活躍度に違いがある)
幹部社員のほうが活躍している
  • 幹部社員の方が定着率が高いと感じております。
    理由としては、一般社員の場合だと業界に対する理解や自身のスキルがどこまで通用するのか、キャリア軸をどこに持って行くのか、という解像度が高まり切っておらず、入社後の業務内容やスキル面でのギャップに苦しんだ際に対処する術が固定されておらず、昨今の売り手市場に便乗して早めに見切りをつける印象がございます。(実例として、一般社員がコンサル転職をしたものの、上手くトランジションができず、早々にベンチャー企業へ転職をしたという事例がございます)
    逆に幹部社員は、自身がどこまでのスキルを持っているのか、マネジメントは何人で、といったスキル面でのできる/できないがハッキリとしているため、面接内でもお互いにフィット感をしっかりと確かめられている印象です。また幹部社員の方が少々の困難があっても、それを乗り越えられる覚悟を持ち合わせているとも感じております。
  • 幹部社員の方が、即戦力として入社しているケースがほとんどの為、活躍度が高いと考えています。
    ただ、会社の雰囲気が合わず定着しないケースも見られます。

    一般社員は、未経験の入社のケースもあり、仕事が合わないとすぐに退職するケースがあるように感じます。
  • 幹部の方はより年齢が高く、毎回の転職を最後にする思いが強く、転職活動に対してより慎重に行われている。転職後も安定して働くケースが多い。
    一般社員はキャリアアップ・年収アップを目指して転職する方が多いため、比較すると慎重ではない。
一般社員のほうが活躍している
  • 一般社員と違って幹部人材の方が、あまり活躍できていない印象があります。これは、候補者側が活躍できないという事もありますが、採用企業側の採用が上手くないという理由もあると思います。
  • 幹部社員で定着している方はスキルプラス上司・役員・社長とコミュニケーションが取れる方。短い期間で退職(1年未満)された方はその逆。
    一般社員の方は比較的定着率は高い。
いいえ(定着度・活躍度に違いはない)
  • 中間管理職については上からも下からも良くも悪くも圧力あるので人間関係で苦労する話はよく聞きますが、中間管理職の深刻な人手不足もあり、会社側も大事にする傾向が強まっている気がする。そういった理由から定着度はそこまで違いはないと感じた。
  • 入社後に求められるミッションを明確にし、それを理解いただいた上でご入社いただいており、ギャップは生まれにくいのかと分析しております。
  • カルチャーフィットしている方を紹介しているので、皆さん入社後この会社に入社して良かったとお聞きしています。
  • 一緒に働く上司・部下との相性に左右される印象がある

Q8入社後定着・活躍するミドル人材に共通する特徴があれば教えてください。

  • 事業拡大を自分事として捉える事が出来る人は活躍、定着される印象があります。逆に業績が悪い、事業成長しないなどのように組織成長しない理由を他責にしてしまう人は活躍しない印象があります。ミドル・幹部人材は自身が会社を成長させるポジションであるためです。
  • ミドルに限らずですが、いかに自身のキャリア設計を具体的に言語化できているのか、また現職の不満ポイントと次の転職先に求める環境を具体化できているか、という入社前の下準備をしているかどうかに依存すると感じております。
  • 職務内容、ミッションをきちんと理解したうえでご入社された方は入社後定着する傾向にある為、面接回数が多い中で内定に至った方は長期のご就業につながるかと感じております。
  • スキルが高く、謙虚な姿勢を忘れず、向上心があり、人間的にも周りとコミュニケーションを取れるような柔軟さがある方が、定着・活躍されている印象です。

Q9ミドル人材が入社後定着・活躍するために、意識した方がよいことがあれば教えてください。

  • わからないことは、聞いてみることをあきらめないこと。

    全体像がわからないと困っている方で、うまくいっている方は、周りへの不満は言っていない。逆に、「教えてくれない」という不満だけで終わっている方は、定着に時間がかかっている印象です。

    ただ、周りの支援の有無や環境にもよるのは確かなので、そういった支援が受けやすいように、自分から挨拶したり、雑談して相手に自分から声掛けすることは、一番簡単で重要なことかと思いました。
  • 企業選びの際にお金や働きやすさだけではなくその会社の事業内容や中長期計画に賛同できるかをしっかり見定めて選ぶ必要があります。
    お金重視の転職活動者が数年前と比べて増えています。
    これは選考が通過しない原因にもつながります。
    企業は希望年収が高い人ほどそれ相当の実力者を当たり前ですが求めています。自分にそれを成し遂げるだけの経験やスキルがあるか今一度考えてください。
  • 「自分がしたいこと」だけでなく「会社が自分に求めていること」を意識すること。また、それに向けて「頑張りすぎないこと」も大事です。心身ともに健康でいることが最も重要視されるべきことですから。
  • しっかりと懸念ポイントを払拭した上での入社をした方がいいと思います。短期離職が大きなダメージとなるため、活躍イメージをしっかりつけて入社するべきかと思います。
[ 本アンケートに関するお問い合わせ先:en-press@en-japan.com ]
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