みなさんの声を活かすためのユーザーアンケート集計結果
91回 アンケート集計結果

「海外での勤務」について(2013年版)

これまでに海外勤務の経験がある方:33% 海外勤務で「働き方」「働くことへの意識」に変化があった方:75%
( ※ 一番多かった回答より )
第91回は、「海外での勤務」について伺いました。海外での勤務経験がある方は33%。前回調査時(2010年)の24%より増加しています。なかでも40代、50代の海外勤務経験者が多く、50代では47%が海外勤務を経験しているという結果になりました。企業のグローバリゼーションの影響か、2010年よりも海外で働く機会が身近になりつつあることが伺えます。

今回は、実際に海外勤務を経験された方に、海外での勤務を通しての意識・働き方の変化や、海外勤務で得られた学びなどについて、アンケートを行なっています。ぜひご覧ください。
実施期間:201371日~ 2013731
有効回答数:3,304
担当:事務局 きむら
Q1.これまでに海外勤務(3ヶ月以上の勤務)をした経験はありますか?
【ある】合計:33%、20代:13%、30代:21%、40代:27%、50代:47%【ない】合計:67%、20代:88%、30代:79%、40代:73%、50代:53%
勤務経験があるという方にお聞きします。
a).どこの地域で働いた経験がありますか?
年代別グラフ
b).海外での勤務を希望していましたか?
【希望していた】合計:76%、20代:95%、30代:83%、40代:72%、50代:76%【希望していなかった】合計:24%、20代:5%、30代:17%、40代:28%、50代:24%
よろしければ、海外勤務を希望した理由をお聞かせください。
語学力を活かしたいという回答より
語学力を向上させられるし、世界の人間と交流出来るから。(40歳 男性) 中国語を生かすため。(40歳 男性)
最初は語学を生かした仕事がしたいという動機から留学し、その国で結局定住して現在に至っている。(44歳 女性) 語学力を生かすためにその会社に入ったので海外勤務も視野に入れていた(42歳 男性)
小さい頃からヨーロッパに興味があったのと、フランス語を活用できる仕事に就くことが夢だったので。(42歳 女性) 同地域の語学に堪能で、活かしたいと考えていたこと。海外勤務手当が充実していたため。(38歳 男性)
グローバルな職歴を付けることができる英語力、語学力をアップすることができる(28歳 男性) 語学力を活かして活動したい。日本で培った知識や技能を世界で試したい。(27歳 男性)
自身の成長につなげたいという回答より
伸びのある市場で挑戦したいことと、語学力に磨きをかけることと、(41歳 男性) 自分の理想の姿として世界に通用する人物になりたいという目標があります。(42歳 女性)
私は会社(製造工場)立上に携わることができました。日本ではなかなか新しい会社や工場を立ち上げるチャンスは減ってきていると思われます。その点で貴重な経験ができる思い希望しました。(43歳 男性) チャレンジングな環境で自分を成長させたいと思った。自分のマインドとスキルがまったく異なる環境でも通じることを確認したかったため。(34歳 男性)
日本での仕事より一つレベルの高い・裁量の大きい仕事が出来る(P&Lや人をマネージ出来る)(34歳 男性)
多様な価値観に触れたいという回答より
価値観の違いに触れ、将来的に視野の拡大を図るため(40歳 男性) 多様な文化/価値観を背景にもつ人、社会の下で生活することで、自らの価値観、考え方を広げたかったから(42歳 男性)
海外の仕事を通して、その国の人の考えや習慣を知りたかった、外から見て日本がどんな国なのか客観的に見てみたかった。(42歳 男性) 英語力を実務に即したものにレベルアップするため多国籍の人々と働くことによって、知識・経験の幅を広げるため(41歳 女性)
自身のスキルアップと視野を広げるためと新しい世界に飛び込みたい気持ちから。そして、単に言語だけじゃなく、現地の生の文化を肌で感じることができるから。(43歳 女性) 現地に身を置いて商習慣や価値観の習得を拡げたかったから。海外事業・海外営業の畑にキャリアの軸を移していくチャンスだと考えたから。(32歳 男性)
海外で日本のサービスやノウハウを広めるのに加えて、海外で新しい価値観に出会いたかったため。(36歳 男性) 海外においての競争力を実感したいと考えた点資源獲得という日本の基幹を担うという責任として。(53歳 男性)
最前線で働きたいという回答より
今後の市場の将来性グローバル展開の最前線にいることに魅力を感じたから(38歳 男性) 自社の開発本部がEUに所在しているので、本丸で勝負したかったので。(43歳 男性)
最先端のモバイル技術の習得及びマーケティング活動がしたかったため(41歳 男性) 業務の中心が中国の生産になっていたので、最重要の業務を担当したいという希望があった(43歳 男性)
語学力を活かして仕事がしたかったのと、業種柄、日本よりも海外(特に北米)のほうが技術的に進んでいることもあり、最先端技術に触れて、多くのことをキャッチアップしながら成長したいと考えていたから。(32歳 男性) 第一に、急速に伸びるアジア市場のビジネスを自分の手で手掛けたいと思ったこと。第二に、多国籍な人々との、コミュニケーション能力を、より伸ばせると思ったため。(28歳 男性)
日本に限定しないビジネスをしたい希望をもともと持っていた為。(52歳 男性) 海外でのプライベート生活の充実と、駐在員手当を期待していた。また仕事面では最先端の仕事ができるという理由から。(46歳 男性)
経験を得たいという回答より
海外で事業運営をはじめとしたマネジメントを経験したかったため。(34歳 男性) グローバルな視点に立ち、世界中にビジネスパーソンと互角に競争することを希望した為。(34歳 男性)
中南米は日本との商習慣の違いが大きくある為、同じ仕事をするのでも「ビジネスの考え方」という面において、多くの経験が積めると判断した為です。また、日々変化するビジネスの多くの場面を踏むことにより、語学力向上にもつながると考えた為です。(32歳 男性) 自分のキャリアのため。外国人の同僚と一緒に仕事(プロジェクト)を進めるために必要な知識、経験をつけたかった。北米だけでは世界の一部であるため、今後は他地域も希望している。(32歳 男性)
発展著しい東南アジアの今というものを実際に肌で体感し、今後の自分のキャリアで何か活かせるものはないかと考え志望しました。(25歳 男性) 外資系会社に勤めており、海外のオフィスを訪問し、現地社員と意見交換をしたかった。(55歳 女性)
海外フロント拠点の強化が必要であった為・キャリア、業務経験を積む為・組織マネジメント経験を積む為(46歳 男性) 世界を相手に仕事をしたいのが最大の理由ですが、個人的には日本人としてのアイデンティティーを確認し、日本の良さを世界に発信したいとの思いもありました。(53歳 男性)
自身の経験を活かしたいという回答より
海外のMBAコースで学んだことを国際ビジネス経験を通じて活かしたかったから。また、ヨーロッパの暮らしに憧れていたから。(34歳 女性) 自分の能力を海外で役立てたかった。英語には不自由しない自信があったので、その程度を試してみたかった。(55歳 男性)
海外(特に東南アジア)では、真摯に仕事を覚え、自分のものにしていこうとする現地スタッフを数多くみてきて、非常に魅力を感じており、また、私の経験・スキルを少しでも教えいきたいという気持ちがある為。(59歳 男性)
その他
普段やりたくでもやらせてくれない仕事を経験できますので、様々な仕事の中自分に合うことについて再発見できる機会です。(32歳 男性) 海外に営業所があり、新たな環境でチャレンジしてみたかった。又取引先開拓、売り上げ伸張のミッションがあったから。(40歳 男性)
大学も外国語学部を卒業し、外資系に入社しましたが、それまで留学を含め海外在住したことがなかったので、経験してみたいと思ったから。また仕事でも海外のスタッフとやりとりすることが多かったが、実際に行ってみてどのように仕事をしているのか見てみたかったから。(34歳 女性) 異文化の世界で、日本を売り込み、日本へ良いものを紹介する商社ビジネスに憧れて海外勤務を希望しました。 特に所属が自動車ビジネスだったので 世界No.1の自動車市場で思い切り力を試したかったのが動機です。 他にもアメリカ文化が好きでアメリカ映画や音楽に興味があったことも北米勤務を希望した理由です。(55歳 男性)
自分の裁量で即断できる環境と、グローバルな業務でやりがいを得られると判断したため。(53歳 男性) 外資系企業だったので、ステップアップには当然のこと(50歳 男性)
日本のように縦社会ではなく、実力主義だから。(46歳 女性) 留学していてそのまま現地採用だった(32歳 男性)
将来、もし日本の国や企業が破綻した場合の選択肢を増やしたかったから。基本的には日本が好きですが。(29歳 男性) 外資系に入社したので、本社の人間と仕事をして、考え方や仕事の進め方や取り組み方、英語の上達を目標としていました。(55歳 男性)
アメリカの大学を卒業してそのまま現地で職に就くことを希望していた。(40歳 男性) 日本以外での仕事を経験する事で、今の仕事の良い点悪い点を見つめなおす事が出来ると考えた為(42歳 男性)
c).海外勤務の前後で「働き方」や「働くことへの意識」に変化がありましたか?
【あった】合計:74%、20代:62%、30代:74%、40代:76%、50代:75%【なかった】合計:26%、20代:38%、30代:26%、40代:24%、50代:25%
具体的にはどんな変化がありましたか?
働き方に関する考えが変わったという回答より
日本では勤務時間が長いことがよいこととされる傾向があるが、海外では能率や仕事のパフォーマンスに重点がおかれ時間をかけていると能力がないと見られる傾向があるので考え方を切り替えなければならない。また私が勤務している欧州では家族が仕事よりも優先され、家族のために働き週末は家族を大切にする人が出世する傾向にあるので、なぜ働くかということを意識するようになった。(44歳 女性) 日本での勤務は残業が多かったが、当たり前と思っていた。米国の社員たちは、ほとんどの人が、定時退社するのを見て、そのゆとりがうらやましく、日本に戻ってきて、現実に引き戻されて、ショックを受けた。また、米国のオフィスは、キュービックになっており、個々のスペースがとても広い。帰国後、日本のオフィス環境に耐えられなくなった。(55歳 女性)
現地スタッフへの教育に関して、日本とは違う文化が他国には有る。例えば、スタッフが仕事で失敗した際、日本では皆の前で怒ったり、諭したりする方法が多いなか、現地では当人を別室などでプライドを傷つけない様にする必要があった。この様にスタッフを思いやる事で業務遂行が容易になった。(44歳 男性) 担当業務に対し自信とプライドを持って取り組んでいること。仕事は自分のために行うものであり、また、自分自身の社会的な価値を上げるために必要な知識や経験について非常に貪欲である。仕事とプライベートをしっかり切り分けている。(43歳 男性)
場合によっては日本の常識は非常識もしくはグローバルスタンダードではないことを痛感した。スタッフの使い方、ワークシェアリングの効果など人を使うということはどういうことかということを学んだ。(42歳 女性) 自分は井の中の蛙であったと気付かされた。会社の福利厚生に守られていることを実感出来、一つ一つの仕事に必死に取り組み、成果をあげることに以前より貪欲になった。(42歳 男性)
労使関係がイコール。基本的に残業はしないし、サービス残業は違法で訴えられる。ワークアンドライフバランス感覚の良さ。TORが明確で、曖昧さが無いことの心地よさ。(41歳 男性) 日本式の働き方の良いところ(個々人の能力の高さ、時間の正確さ等)と悪いところ(余計なところに厳密さを求めすぎる、マネジメントという観念が弱い等)がはっきり見え、これを改めるべきと強く意識するようになった。(31歳 男性)
異国の文化の違いにあわせた働きかたや、考えかたの違いを知ることができた。(35歳 男性) 完璧を求めなくなった。個人の価値観を尊重しながら、協力して仕事ができるようになった。(38歳 男性)
勤務形態や家族とどうあるべきか考え方が変わった。年功序列や終身雇用に疑問を持った。(40歳 男性) 誰も知らない海外の僻地で多くの日本人が働いているのを見て、華やかではなくても価値のある働き方というものがある、と強く思うようになった。(30歳 女性)
結果に対する責任が厳しい環境で仕事をすることが結果的には自分の成長につながる事をより実感できた.(41歳 男性) 自分の仕事を最優先に置く日本人の仕事感と自分の生活を軸に考える日本人以外のそれとの大きな差異。(40歳 男性)
コミュニケーション方法が変わったという回答より
コミュニケーションの重要性を知りました。(39歳 男性) 相手の意見を尊重するようになった(43歳 男性)
言語が違うのはもとより、仕事、ビジネススタイル、商慣習などが異なるので、それを理解して行動をしなくてはいけない。特に日本人は主張することが苦手であるので、人の意見を聞きながらもディスカッションができるようにした。その中で重要なことは自分を見失わないこと。極端は主張はしないように、かつ適切な言動を心がけた。(43歳 男性) 最も大きいのは、コミュニケーションの面で、何事も、明確にストレートに自分の要望をリクエストするようになった。また、会社の組織図の大きさが大きくなる中で、(アジア部門になったため)、如何に、スピーディーにアクションまで繋げるか、といった面で、質の高い迅速な意思決定が得られるように、全てのプロジェクトで考えるようになった。(28歳 男性)
これは日本人同士でも同じことですが、自分がわかっているので相手もこれぐらいのことは言わずとわかっていると思っていると大間違いでした。(51歳 男性) 自分自身の主張をはっきりとするようになったと思います(32歳 男性)
日本人以外の人とのコミュニケーションの大切さ。理解というより、お互いに長所短所を認め合うこと。どちらかが優れているということは絶対にない。(47歳 男性) 現地社員との交流することにより、仕事がよりスムーズに進められるようになった。また、日本から出張で部長や幹部クラスの社員が来られる際にアテンドする機会があり、そういうクラスの人間と仕事以外の会話をすることで人柄に触れることができ、少し打ち解けられたかもしれない。(40歳 男性)
中国人の自己主張の強さに驚き、言うべきことは言う意識を強く持った(37歳 男性) 外国人相手での人見知りがなくなり、コミュニケーションに自信が持てるようになりました。(38歳 男性)
アメリカの仕事の仕方は、権限と責任が明確であり、上司の指示は絶対。(51歳 男性)
多角的に物事を見られるようになったという回答より
今までは日本から見た業務という視点でしか仕事ができていなかったが、より多角的に物事をとらえることができるようになった。また海外スタッフとも面識ができたので、よりスムーズなコミュニケーションをとることができるようになった。(34歳 女性) 文化、歴史の違いを痛感し、それを乗り越えて共にチームとして働く喜びを覚えたのと、日本という国、文化、特殊性を客観的に見ることができた。(59歳 男性)
日本での常識は必ずしも勤務国(=米国)の常識ではないと言うことを身をもって感じた。知識、経験の幅が広がった。(55歳 男性) 自ら積極的に動かなければ必要な情報は得られない事を痛感した。(42歳 男性)
多角的に考えられるようになった。(43歳 男性)
その他
日本の政治や世界情勢により目が向くようになりました。例えば海外で大きな災害あった時、以前は大変だなと心が痛むことはあっても仕事に結びつけることはありませんでした。現在は工場が止まりどれだけ損害が出るか、いかに早急に手を打つかといったことも考えるようになりました。(41歳 女性) 勤務前のイメージが確信に変わった現地の歴史、文化、宗教への理解が重要エンジニアであるが、MBAなど経営・マネジメント能力が必要と認識(38歳 男性)
異文化や異なるビジネス習慣の中で働く上での考え方や立ち振舞いについて。(37歳 男性) 日本のためにもっと貢献しようと強く思うようになった。(26歳 女性)
世界の中での競争力・存在意義というものを意識するようになった(32歳 男性) 海外赴任の前は、決められた仕事しかできなくて、出向してからは責任者として幅広く管理業務全般に携わることができて、責任感とやりがいを実感しました。(40歳 男性)
物事をロジカルに考えようとするようになった気がする。(44歳 男性) 想定外の事も受け入れることができるようになった。(37歳 男性)
d).海外勤務の中で得られた、もっとも大きな学びは何でしょうか?
仕事に対する考え方に関して
様々なバックグラウンドや文化を持つ人とのコミュニケーション能力と、生き延びるためのタフさ。(34歳 女性) 自分の考えを表現しなければ評価されない。海外では積極的な行動が必要であり、考え方も積極的になった。(39歳 男性)
日々の活動、仕事の進め方、休息のとり方について自分の目指す生活、仕事の成果を上げることに効率的にアプローチできていると自信を持っていたが、かなり勘違いと思い込みが多いことに気づけたこと。(33歳 男性) “こうあるべきだ”というローカルルール(社内に存在する雰囲気など)に縛られず、自分の仕事を進めていったり、他人の仕事のやり方にも広い眼で見られるようになった。(34歳 女性)
自分の考えをキチンと持って行動すること。振り回されないこと(35歳 男性) 仕事は人生を楽しむ為のものである。(41歳 男性)
働く事の価値観の違いを、身をもって学んだ事。CEOとして業務にあたる中で、まずは人間の流動性の高さに驚き、また魅力の無い会社/職務に対してはドライに働く側がジャッジを行って去って行く判断の明快さに驚き、また年齢を意識しない就労のあり方にも感ずるものがあった。これらは自身の転職に関する考え方も大きく変え、いまは積極的に新しい可能性を探すに至っている。(56歳 男性) 仕事は自分でつくるもの。自分の仕事によって、会社、家族、従業員、そして従業員の家族の今後が変わってくる。足跡を残す仕事をしなければならない。貢献がすべて。(50歳 男性)
文化・思想の違いに関して
日本的な考え方は通用しない…これでもか!?というぐらいの確認が必要。現地スタッフに自分の意志&思いを伝え、要望を聞いてもらう難しさ…(41歳 男性) 外国人であろうと、それぞれ皆生活のために一生懸命に働いており、日本人と基本的な部分では変わりが無いことに気付いた。(41歳 男性)
外国人というのは、スケジュール感や仕事の段取りといった基本的なことを含めて仕事に対する姿勢や取り組み方が日本人とは異なっているものの、それでいて人間としての仕事に対する喜怒哀楽の感情といった根元の部分は共通していて、何だかんだいって分かり合える存在だと分かったこと。(31歳 男性) 文化や価値観は異なっても倫理は共通で人の為の努力は必ず相手の心に届く。目標を共有しゴールに向かって取り組むチームワーク体制は万国共通。(45歳 男性)
暗黙裡とか暗黙知という日本では当たり前の事が通じない。より明確な意思表示と確認を行わないと計画を遂行できない。(49歳 男性) 相手の歴史と文化を充分理解しないと仕事どころか、相互理解がおぼつかないと言う事。(55歳 男性)
日本での「正」が必ずしも、海外でも正ではない事。つまり、物事には色々な側面と考え方があるという事を肌感覚で感じ取る習慣が出来た事。(41歳 男性)
働き方に関して
様々な価値観で仕事を行っている人たちが幸せに暮らしていることを知り、経済大国である日本の働き方が決して幸せになる唯一の方法ではないこと。(40歳 男性) 年齢や勤続年数に関係なく、意欲のある人は、様々な仕事、プロジェクトに自分から応募してチャレンジできる、ということを知り、学んだこと。(33歳 女性)
コミュニケーションの大切さ。特に海外のエンジニアと仕事を行う場合はお互い文化が違うので、考え方や行動の仕方が違ってくる。そこで、お互いの文化の違いを理解した上で、自分の考えを相手に納得してもらう術が身に付いた事。(46歳 男性) チームとしての仕事の取り組みが失敗した場合でも個々の力で業務を完了させる強さ。この強さを感じる事で組織が統率される場合がある事。(35歳 男性)
日本人以外の顧客、colleagueに対する接し方を大きく変える柔軟性が必要だということを学んだことは貴重な経験であった。(40歳 男性) 大きく意見が異なる中でのマネージメント力の必要性 及び、互いの受容をすることの大切さ(44歳 女性)
自発的な発想や行動。(37歳 男性)
人間関係に関して
ヒトへの接し方では、本音を引き出し、共有することでお互いに仕事への協力体制が構築できること、それは世界共通ということを確信した。(47歳 男性) 日本人の島国意識は海外では通用しない。もっと他国の人々を尊敬する気持ちが大事であって、そこから本当の友情が生まれる。上から目線ですと孤立して最後嫌われてしまう。(44歳 女性)
海外では上司と部下でも、基本同等であること本音をぶつける事で信頼が互いに生まれる事(50歳 女性) 支え、支えてもらう、という人間関係がビジネスでの基本でもあるという学び(59歳 男性)
その他
国籍、文化の異なる同僚とミッションを共有し、友情を育み、取引先と商談をまとめるのは得難い経験でした。(40歳 男性) 小さな失敗に囚われない度胸。自分の考えは最初は理解されなくて当たり前、しかし誠意は必ず通じること。(34歳 男性)
日本人の世界でもまれにみる勤勉さ、また日本の製品や治安などあらゆる面での質の高さを実感できたこと。(30歳 女性) 日本式ビジネスを定着させるには労力と資金と時間が係る。商習慣、文化、国土世間等を十分考慮したうえで、現地スタッフの人材群を粘り強く作っていく。(49歳 男性)
外から、日本の良さ、悪さなどを把握できた事。またコミュニケーションの取り方も、海外そぞれの国の文化などで異なる事を理解できた事。(59歳 男性) 日本人より個々人がストレスを認識しており、ストレスマネジメントをカウンセラーを含めて対応している現実。 ストレスコントロールの重要性を認識。(59歳 男性)
日本人はとても勤勉で、日本を誇りに思えるようになった事。(40歳 男性)
Q3.今後、自分自身が海外で働く可能性はあると思いますか?
【かなりあると思う】合計:14%、20代:15%、30代:15%、40代:11%、50代:16%【おそらくあると思う】合計:28%、20代:31%、30代:33%、40代:27%、50代:28%【おそらくないと思う】合計:44%、20代:35%、30代:39%、40代:47%、50代:45%【全くないと思う】合計:14%、20代:19%、30代:13%、40代:15%、50代:11%
Q4.仮に今、在職している会社から海外勤務の辞令を受けたとします。あなたはどうしますか?
【赴任先に関わらず、喜んで受け入れる】合計:25%、20代:23%、30代:24%、40代:22%、50代:28%【赴任先によっては、喜んで受け入れる】合計:46%、20代:54%、30代:48%、40代:43%、50代:46%【希望しないが、やむなく受け入れる】合計:15%、20代:12%、30代:14%、40代:18%、50代:14%【拒否する】合計:14%、20代:11%、30代:14%、40代:17%、50代:12%
よろしければ、詳しい理由をお聞かせください。
喜んで受け入れるという回答より
これまでの経験や実績を活かしたいし、活かせると思うから。(54歳 男性) 海外の土俵で力を試したいから。(49歳 男性)
何事も最初は苦労。どの地域でも先人(日本人)の苦労の上で成り立っている。その苦労が先行者利益を生み出すと考えており、例え僻地であっても、得るものは大きいと思われるため。(49歳 男性) 日本のオフィス仕事がマンネリ化しており、刺激がほしい。海外勤務手当で貯金を増やしたい。子供に海外の生活をさせてやりたい。(38歳 男性)
自分及び帯同する家族の人間的成長につながるから。(46歳 男性) 今の会社で赴任であれば、従うとおもう。仕事はあるだけうれしい。転職するのに海外はあえて、選ばないと思う。(34歳 女性)
拒否するという回答より
親の面倒を見るのは、自分しかいないから(46歳 男性) 英語力不足で戦力にならないから(51歳 男性)
土地の事情が分からない場所で身の安全をどう保障してくれるのか、また今の年齢で海外生活に適応できない可能性が高く、受け入れられない。両親の介護が必要になった時に通うわけにいかないし、海外生活では不便が多すぎる。(44歳 男性) ニュアンスを伝れられるほどの語学力、外国人とのコミュニケーション能力を持ち合わせていないので、ストレスが溜まりやすく、誤解も生じやすく、諸々の不都合を誘発しかねない。外国の場合、生死の危険を伴うケースも多いため。(54歳 男性)
夫婦共働きである為、居住エリアから1~1.5時間以内の場所以外に勤務が出来ない。(44歳 男性) 現在の会社の下では、海外赴任することによって、現状より更なる出費が嵩んだり、家族への配慮など不利益を被ることが多いので。そういう心配のない会社からの辞令であると、「赴任先によっては、喜んで受け入れる」に印します。(58歳 男性)
Q5.海外勤務の可能性がある会社を、転職先として選びますか?
【積極的に選ぶ】合計:26%、20代:27%、30代:28%、40代:23%、50代:28%【勤務先の国・地域による】合計:20%、20代:20%、30代:21%、40代:19%、50代:21%【海外勤務の可能性にはこだわらない】合計:30%、20代:31%、30代:29%、40代:32%、50代:29%【できれば避ける】合計:16%、20代:15%、30代:15%、40代:18%、50代:16%【絶対に避ける】合計:8%、20代:7%、30代:7%、40代:8%、50代:7%
Q6.Q5で「積極的に選ぶ」を選択した方に質問です。
a).その理由は何でしょうか?
【年代別グラフ】
b).転職して、どこの国・地域で働きたいですか?最も働きたいところをお選びください。
【年代別グラフ】
今回のアンケート結果から、海外勤務の意向をお持ちの方が、前回調査時(2010年)に比べて増加傾向にあることがわかりました。例えば、海外勤務の辞令が出たと仮定した場合、「喜んで受け入れる」方は前回59%から71%に増加。若手だけでなく、40代、50代でも受け入れるという方がそれぞれ10%以上増加していました。年代問わず、海外での勤務をより身近に感じている方が増えていることが伺えます。

海外勤務を希望する理由として多かったのは、「自分の成長にプラスになる」「多様な文化的背景を持つ人と働きたい」など。海外での経験を、今後のキャリア形成に活かしたいといったご意見が多く見られました。

海外での勤務は、働き方や周囲とのコミュニケーションの取り方が大きく変わります。それに伴う苦労もありますが、多様な価値観に触れることで自身の視野を広げたり、小さな失敗に囚われない度胸が身についたりと、年代に関わらず成長の機会があると、アンケートから感じました。

なお、[en]転職コンサルタントでは、海外の求人情報も扱っています。こちらのページから検索することができますので、ぜひ活用下さい。

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今回もたくさんのご回答をいただき、ありがとうございました!
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