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64回 アンケート集計結果

「仕事における外国語の活用」について

仕事の中で外国語を使うことがある方は「47%」。転職後、これまでのスキル・経験が通用したと感じる方は「86%」。
( ※ 一番多かった回答より )
第64回のアンケートは「仕事における外国語の活用」というテーマでおこないました。グローバル化する中で、外国語でのコミュニケーションが必須という職場も増えてきています。また、外国語を使わない企業にいても、突然の外資系企業によるM&Aで外国語が必要に…という話も現実にありえます。今回のアンケートでは、現在どの程度の方が外国語を仕事で使っているのか。どんな点に苦労しているのか。など、ビジネスにおける外国語の活用についてお聞きしました。ぜひご覧ください。
実施期間:2011324日~ 2011427
有効回答数:851
担当:事務局 きむら
Q.仕事における外国語の活用についてお伺いします。
a:現在、仕事の中で外国語を使うことはありますか?【年代別グラフ】[かなりある]全体:21%、20代:16%、30代:20%、40代:22%、50代:22%、[たまにある]全体:26%、20代:25%、30代:24%、40代:26%、50代:28%、[ほとんどない]全体:24%、20代:18%、30代:22%、40代:26%、50代:24%、[全くない]全体:29%、20代:41%、30代:34%、40代:26%、50代:26%
b:aで「かなりある」「たまにある」とお答えの方にお聞きします。何語を使っていますか?---【年代別グラフ】
Q.仕事上で必要とされる外国語の活用レベルについてお伺いします。
a:仕事上で必要とされる外国語について、問題なく使えていますか?【年代別グラフ】[全く問題がない]全体:22%、20代:31%、30代:22%、40代:18%、50代:25%、[ほぼ問題がない]全体:26%、20代:30%、30代:24%、40代:28%、50代:24%、[やや問題がある]全体:25%、20代:24%、30代:23%、40代:25%、50代:22%、[かなり問題がある]全体:27%、20代:15%、30代:31%、40代:29%、50代:29%
b:aで「やや問題がある」「かなり問題がある」とお答えの方にお聞きします。どんなシチュエーションで問題があるとお感じになりますか?(複数回答可)---【年代別グラフ】
英語の公用語化についてお伺いします。
a:あなたの会社では、英語の公用語化はなされていますか?【年代別グラフ】[されている]全体:7%、20代:8%、30代:8%、40代:6%、50代:6%、[されていない]全体:93%、20代:92%、30代:92%、40代:94%、50代:94%
b:社内における英語の公用語化を進めた方がよいとお考えでしょうか?【年代別グラフ】[進めた方がよい]全体:37%、20代:42%、30代:38%、40代:36%、50代:34%、[進めない方がよい]全体:63%、20代:58%、30代:62%、40代:64%、50代:66%
進めた方がよいと回答された方の理由より
これからの時代は、他国との協力がないと発展できないから。また、優秀な外国人労働者を受け入れることも、企業の発展につながると思うから。(33歳 男性) 英語の標準化はグローバルスタンダードであるし、今後外資系は勿論、国内企業に於いてもマネジメント層には求められる必然性を感じている為。(45歳 男性)
違う言葉を学ぶことによって、話す順番を考えたり、言葉を選ぶようになります。特に外国語の場合、自分で考えたことと100%マッチする言葉を使えないことが多いので、ニュアンスを誤解なく伝えるために、複数の角度から伝えたいことにアプローチするようになります。その過程で、考えが深まるような気がします。(40歳 男性) 実際に外国人の方も就業しており、適切かつ効率的なコミュニケーションをとるためには、英語が必須な状況だから。(27歳 男性)
海外の企業との商談や、顧客への対応がどんどん増えてきている。英語力が必要とされる機会が今よりも大幅に増えると考えている為。(41歳 男性) 私自身、もともと英語が苦手なので、強制的に覚えなければいけない状態にすることで使いこなせるようになりたいと考えています。(36歳 男性)
進めない方がよいと回答された方の理由より
日本人同士では、日本語でコミュニケーションしたほうが効率的だから。(30歳 男性) 勤めている企業の取引先や仕入れ先に海外顧客がいるなら必要だけど、現在勤めている会社は国内のお客様なので、公用語を英語にしても全く意味がないので。(41歳 男性)
無理に公用語を変える必要はなく、必要とする人が自ら外国語を学んで習得するもの。(32歳 男性) コミュニケーションのミスを生む公用語化はすべきではないと思う。(33歳 男性)
Q.今後、仕事の上でより必要になる外国語はありますか。もしあれば以下からお選びください。(複数回答可)
【年代別グラフ】
Q.日常の中で、外国語力を高めるために工夫している点があればお聞かせください。
外国人の友人と飲みに行く。TOEFLの勉強をする。フェイスブックで外国人の友人とコミュニケーションをする。(26歳 女性) ネイティブから届いたメールなどの文章で気の効いた表現を見つけたときは、自分の「使える言い回しファイル」に保存しています。(47歳 男性)
通勤でのリスニングなど、空き時間の活用。(24歳 男性) 休日や休息時間等でインターネットラジオの英語放送を聞いて慣れるようにしている。(44歳 男性)
話す、読む、聞く、日常DVDを購入し、英語の字幕で見ています。文字を読むことと発音を聞く、そこに今度は文法を取り入れて文の構成を読解する。ということを頻繁にしています。(41歳 男性) 洋画や海外ドラマなど、意識的にみるようにすること。また、その中で、外国人の思考や行動から読み取れる外国の文化も意識するようにしています。(36歳 女性)
今回は、仕事での外国語活用についてお聞きしました。仕事の中で外国語を使う機会についてお聞きしたところ、全体の47%の方が「使うことがある」と回答されました。まだまだ半分以下というのは、意外な結果でした。年代別に見ると、年代が上がるにつれて、外国語を使う方が増えています。

外国語でのコミュニケーションの中で苦労されている点をお聞きしたところ「顧客との交渉」が最も多い回答でした。こちらを年代別に見ると、20代では「書類等のリーディング」、50代では「海外との電話」が難しいという回答の傾向が見られました。

あるコンサルタントの方が「今は語学力を持っていることで、転職が有利に進められる。しかし、近い将来には、語学力がないことが転職の障害になる」と語っていました。果たしてそのようになるのかどうかはわかりませんが、できれば“その時”に備えて勉強をしておくことが大切ではないでしょうか。ぜひこの機会に、ご自身の中で外国語とどう向き合うかを考えてみていただければと思います。
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