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46回 アンケート集計結果

「働きがいのある会社」について

今(前職)の会社で「働きがいを感じている」方は「34%」。
働きがいを感じている理由は「自分自身の成長が実感できる」から。
( ※ 一番多かった回答より )
第46回は「働きがいのある会社」についてお伺いしました。「働きがいのある会社」と言っても、人それぞれに考える会社像は違うと思います。また、働きがいのある会社に巡り会えるかどうかは、その時の経済情勢や雇用環境によっても変わってきます。今回は、そんな『働きがい』について、皆さんのお考えをお聞きしました。
実施期間:2009924日~ 20091021
有効回答数:1093
担当:事務局 きむら
現職(もしくは前職)についてお伺いします。
a) 今(もしくは前職)の会社で『働きがい』を感じていますか?---【年代別グラフ】[強く感じている]全体:7%、20代:7%、30代:8%、40代:6%、50代:6%[感じている]全体:27%、20代:34%、30代:24%、40代:24%、50代:32%[あまり感じていない]全体:43%、20代:34%、30代:45%、40代:45%、50代:44%[ほとんど感じていない]全体:23%、20代:25%、30代:23%、40代:25%、50代:18%
b) a)で「強く感じている」「感じている」と回答した方にお伺いします。どんな点で『働きがい』を感じていますか?---【年代別グラフ】
c) a)で「あまり感じていない」「ほとんど感じていない」と回答した方にお伺いします。『働きがい』を感じられないのは、どんな点でしょうか?---【年代別グラフ】
d) 働きがいの変化についてお伺いします。
(1)入社当事と比較してどのように変化しましたか?---【年代別グラフ】[かなり高まった]全体:9%、20代:10%、30代:7%、40代:8%、50代:10%[やや高まった]全体:14%、20代:25%、30代:13%、40代:13%、50代:17%[あまり変わらない]全体:13%、20代:14%、30代:14%、40代:12%、50代:12%[やや下がった]全体:22%、20代:25%、30代:20%、40代:22%、50代:25%[かなり下がった]全体:42%、20代:26%、30代:46%、40代:45%、50代:36%
(2)変化した要因は何でしょうか?---【年代別グラフ】
「かなり高まった」「やや高まった」と回答した方のコメントより
入社当時は、担当業務の重要性や緊急性を実感することがなく、与えられた業務をなんとなくこなしているにすぎなかった。現在は、会社として困難とされる業務を任されるようになり、他の部門を巻き込みながら問題解決を行う業務へと変化している。自分がやらなきゃ誰がやる?と言う思いです。(31歳 男性)

入社当時は、会社内の事情もわからず、自分が収入を得るためだけに働いているという気持ちが大きかったです。昇進して自分の立場が変わり、周囲のことが分かってくるに従って、何のために働くのかを見つめ直して「働きがい」が変化しました。自分のためだけに働くだけでは「働きがい」を得ることが難しいということに気付いたのだと思います。(52歳 男性)

自分の自信のなかったことも仕事を通じてやるようになって、それができて評価されたりすると、自信がつき自分の能力を発見できたこと。それによって、もっといろいろなことを挑戦するようになり、積極的に仕事に取り組めるようになった。(38歳 男性) マーケティング部門として入社して、2年間が経過。社内公募制度で経営企画部門へ異動し、今までとは全く違ったレベル感での考え方を要求されている。プロジェクトをリードしていく立場になったことで、精神的に自立できつつある。(40歳 男性)
当初セールスをやっていましたが、その後、メーカーに指名され、マーケティング職に変わりました。仕事の範囲が非常に広くなり、又、出張で海外に行く事が非常に多くなりました。土日も無いくらい非常に多忙でしたが、充実した日々を送る事が出来ました。(47歳 男性) 一番大きな要因は、責任者として管理面や実績面においても責任ある立場になったことでやりがいが大きくなりました。(37歳 男性)
「かなり下がった」「やや下がった」と回答した方のコメントより
世の中の経済状況の悪化より、当社も営業基盤、財務基盤が悪化し経営再建を行っている。リストラと給与カットを行ったが、先の見えない状況に変わりなし。経営者の今後の経営計画や方針が全く見えず、また説明も不足している。人事異動も会社の方針が見えない中、この会社での働きがいを感じることが少なくなった。(33歳 女性) 景気の良い時期は、目の前の仕事をこなすことに社員が一丸となって取り組んでおり、達成感も感じられた。しかし、業績不振により、会社都合の退職、給与カットが続き、今後の方針や会社の理念がはっきりと示されないため、何に向かって仕事をすればよいか社員が迷走している。(31歳 男性)
なにもわからず、がむしゃらに頑張っていた新入社員時と、家庭を抱えて、経済的に厳しい状況である現在とでは、明らかに異なる。自分の信念や感情を押し殺してでも、とにかく成果を上げることが必要だと感じている。(32歳 男性) 転職して、会社の仕組みや仕事への取り組み方、社員の対応を見ていて、あまりのひどさにモチベーションが下がってしまった。以前働いていた職場の方が断然良かったと気づかされました。(28歳 男性)
入社当時の年俸制から人事制度が変わり、若干だが年収が下がった。また自分を認めてくれていた上司が別な職場へと異動になり、上司が変わった事によって、働きがいが下がったと感じている。今は唯一、生活の為に働いていると言って良いと思う。(46歳 男性) 経営が掲げる課題と、現場で問題になっていることの間に乖離がある。大きな変革の時期であるだけに仕方ない部分もあるが、意思決定が出来ない状況が続き、結果が出しにくい環境になった。働きがいに対する価値観が揺らいでいる状態。(35歳 男性)
「人件費を削れ」という本社命令のもと、職場の7割を占める非常勤社員たちは、次々と退職に追い込まれました。個人の業績には関係なくほぼ一律に。働きがいのある仕事内容でしたが、これ以降、会社に対しての働きがいはなくなりました。(39歳 女性) ゆとりを求めて、給与がかなり下がる転職をしました。しかし、働くうちに、やはり収入がほしくなって、働き甲斐がなくなりました。また、毎日ほぼ同じことの繰り返しなので、成長が感じられません。(34歳 男性)
今の会社で『働きがい』を感じていますか?という質問に、感じている方は全体の34%と、約3分の1という結果になりました。現在の経済環境が影響しているのかもしれませんが、残念な結果ですね。特に、30代・40代の方の働きがいが低い結果となりました。
働きがいを「感じている」方に、どんな点で働きがいを感じているかと聞いたところ、20代・30代・40代では「自分自身の成長が実感できる」、50代では「社会的に意義のある仕事ができる」が最も多い回答でした。キャリアを積む中で、自分自身の事よりもむしろ社会に目が向いてくるようになっていることが伺えます。また「社員同士がお互いに信頼しあえる」「会社の風土が自分に合っている」といった働く環境を評価する声は、20代が最も高く、年代が進むごとに割合が下がっていました。
一方、働きがいを「感じていない」方に、その理由を聞いたところ「給与・報酬が低い」が最も多い回答でした。特に30代の回答が多かったです。続いて多かったのは「経営者の考え方に疑問がある」「会社の経営方針に疑問がある」という声でした。これは特に50代という経営に近い年齢層の方で多く回答がありました。
転職経験のある方にお伺いいたします。
a) 転職して『働きがい』はどのように変化しましたか?---【年代別グラフ】[より強く感じるようになった]全体:32%、20代:32%、30代:33%、40代:31%、50代:33%[変わらない]全体:44%、20代:48%、30代:44%、40代:42%、50代:47%[あまり感じられなくなった]全体:24%、20代:20%、30代:23%、40代:27%、50代:20%
b) 変化した理由は何でしょうか?具体的に教えてください。
「より強く感じるようになった」と回答した方のコメントより
前職で「働きがいがない」と感じていた認識が誤っていたと、転職を通して理解することが出来ました。自身の行動力が「働きがい」を生み出すのであって、周りの動きを待っている限りは、不満が募ることが多いということを、転職したことで強く感じております(35歳 男性) 転職してみないと見えない部分も多く、実際失敗した転職もありました。が、それだけに良い会社(良い上司、仲間がいる会社)に勤務出来たと感じる際は、今まで以上に働きがいを感じると考えています。(33歳 男性)
前職は大企業でしたが、仕事に対する自由さがなく、非常に窮屈でした。今は、規模は大きくないですが、自分の考えで仕事を進めていけるので、働きがいを感じています。(30歳 男性) 転職前の会社で得られた経験・スキルが、次の会社では業務の幅を広げてくれました。対応できる業務の範囲の広さで、他の社員との差別化をはかることができました。(42歳 男性)
国内の大手商社から、外資系の小規模な会社に転職し、何もかにも変わりました。変化に戸惑うこともありましたが、全ての変化をポジティブにとらえることで、やりがい感が強まりました。(40歳 男性) 転職によって、仕事に対する意識や姿勢が高まっていった。また、新しい自分を発見することができた。ただ、メリットはあると思いますが、転職により好転するか否かは水ものだと感じています。(45歳 男性)
「あまり感じられなくなった」と回答した方のコメントより
入社当初と労働条件が変わったことで、働きがいを感じられなくなりました。また会社の社風がトップダウンのため、一方的に物事が進められる風土です。周りの社員をみてても、モチベーションが下がる一方でした。(28歳 男性) 自分の得意とする分野が活かせず、会社に貢献しているという実感が持てていません。現在の業務では、頑張りが空回りしているように思える。(36歳 男性)
常に組織変更と人事異動を行っているような企業なので、当初のキャリアプランは全く白紙状態に戻ってしまった。今現在の仕事に集中しようにも、またいつ異動辞令が下るか分からないので、すでにやる気はゼロに。これでは転職した意味がない。(34歳 女性) 前職は営業職であったため、評価は数字に基づいており、客観性が高かった。事務職に転職したところ、数値的な評価は無い上に、評価者の主観のみでの、偏見を含んだ評価をされている状況です。(39歳 男性)
自分の転職の仕方に問題があったと反省している。2回転職したが、2回目はコンサルタントを使わず、自分の人脈で行った。その結果、客観的な判断で見落としが多くあったと感じている。現在の職場に、働きがいは感じられない。ただし、営業職になったことで、ユーザとの接点が多くなり、仕事そのものへの働きがいは反対にアップしている。(47歳 男性) 最初は、新しい環境でがんばろうと考え、自分の力を見せようという気持ちもあり、やりがいがあった。しかし現在は、会社についての理解が深まり、その結果、良くない点について多く気付いてしまったため、働きがいを全く感じられなくなってしまった。(42歳 男性)
転職後の『働きがいの変化』についてお聞きしたところ、「変わらない」という方が44%でした。また、働きがいを「より強く感じるようになった」方は32%、「あまり感じられなくなった」方は24%という結果になりました。転職を通じて、自らの視野・考え方の幅が広がるなど、自分自身の成長によって働きがいが高まったという回答が多く見られました。転職する・しないに関わらず、環境よりもむしろ自分自身に目を向けることで、働きがいを高められるのではないかと感じました。
『働きがい』のある会社にするために、あなた自身で意識・行動してきたことはありますか?
---【年代別グラフ】[ある]全体:60%、20代:51%、30代:61%、40代:60%、50代:62%[ない]全体:40%、20代:49%、30代:39%、40代:40%、50代:38%
具体的には…
社員間の交流を少しでも取れるようにと社員用の掲示板の運用を提案・実行したことがある。また、開発現場ではチームメンバー等と密にコミュニケーションをとるよう心掛けてきた。(30歳 男性) 「やれ」と言うだけではなく、何故それが必要かということ、理由や必要性等、背景を、機会ある毎に、説明するようにしている。特に若手社員に対して。 (46歳 男性)
上司や部下とコミュニケーションを密にし、信頼できる関係を築いていく必要があると感じて、常にそれを大切にしてきました。それによって思い違いや考え違いによる仕事上のミスや行き違いが少なくなると考えています。それによって顧客へのサービス品質の向上へつながり、自分の「働きがい」を得ることとなり、最終的には会社自体の評価へも結びつく重要なことと捉えています。(52歳 男性) 個人の成長努力は当たり前ですが、組織としてお互い思いやって協力しなければ会社として成長しないと思います。したがって、情報共有や組織としてのボトムアップをするため、マニュアルを自発的に作成したり、トピックスを探して、社としてよりよい環境になるよう心がけています。また、一番大事なのはコミュニケーションであるため、積極的にコミュニケーションをとるよう心がけています。(27歳 女性)
関係各所あるいは、組織の全部署と積極的に係わり合い、意思疎通や関係改善に努めた。上司や先輩方そして後輩社員や部下達との円滑で有意義なコミュニケーションを図り、職場環境の改善に努めた。コスト削減・合理化など、現在の組織環境下で、できうる限りの改善に努めた。自分自身の意識を、前向き思考に変えた。(37歳 男性) 約束、時間に厳しい組織作りをしている。実務年数の浅い、たとえば新入社員でも意見を発言できるようなブレインストーミング的な会議を開催している。怒るときはタイミングよく怒り、褒めるときはタイミングよく褒めることを意識している。決定を先延ばしにしないなどです。(47歳 男性)
有言実行。コミットしたことには責任を持ち最後までやり抜き結果を持って周囲に影響を与えること。一人でも多くの人間が共感し、積極的に仕事に取り組むことで『働きがい』のある環境は整えられる。(51歳 男性) あまり恐れないで、自分の意見をぶつけてみること。ただし、浅はかな知識では、いつか壁にぶち当たる。しっかりとしたリサーチを行ったうえで、自信を持って意思を伝えることで、事務所全体の何かが変わる。(32歳 女性)
最後の質問では『働きがい』のある会社にするために、あなたが取り組んだことは?とお聞きしました。皆さん、様々な取り組みをされていて、とても頼もしく感じました。自分が主体となって「働きがいのある会社」を作るために努力することで、周りの人だけでなく自分自身の『働きがい』も高まってゆくのではないでしょうか。
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