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44回 アンケート集計結果

「資格取得」について

今、資格取得を「考えている」方は「83%」。転職活動で、資格が役立ったことが「ある」方は「25%」。
( ※ 一番多かった回答より )
第44回は「資格取得」についてお伺いしました。不況による将来への不安感などから、資格取得を目指す方が増えているようです。今回は、どんな資格を取りたいか?資格を取る目的は?といった取得に関する質問や、実際に転職に当たって役に立ったかどうかという切り口でお聞きしました。ぜひご覧ください。
実施期間:2009723日~ 2009826
有効回答数:1304
担当:事務局 きむら
資格取得についてお伺いします。
a)今、資格取得を考えていますか?---[考えており、取得に向けて行動している]全体:37%、20代:41%、30代:42%、40代:35%、50代:32%[考えているが、まだ動いていない]全体:46%、20代:52%、30代:46%、40代:48%、50代:42%[考えていない]全体:17%、20代:7%、30代:12%、40代:17%、50代:26%
b)aで「考えており、取得に向けて行動している」「考えているが、まだ動いていない」とお答えの方にお伺いします。今、最も取得したい・受験したい資格は何でしょうか?---【全体】1位:TOEFL・TOEIC、2位:宅地建物取引主任者、3位:社会保険労務士、4位:中小企業診断士、5位:情報処理技術者(高度)
【20代】1位:TOEFL・TOEIC、2位:日商簿記検定、3位:司法書士、4位:税理士、5位:宅地建物取引主任者【30代】1位:TOEFL・TOEIC、2位:日商簿記検定、3位:社会保険労務士、4位:宅地建物取引主任者、5位:中小企業診断士【40代】1位:TOEFL・TOEIC、2位:宅地建物取引主任者、3位:社会保険労務士、4位:中小企業診断士、5位:情報処理技術者(高度)【50代】1位:宅地建物取引主任者、2位:TOEFL・TOEIC、3位:中小企業診断士、4位:社会保険労務士、5位:ファイナンシャル・プランナー
c)最も取りたい・受験したい資格についてお聞きします。
1.その資格は、今の仕事に関連したものですか?---[関連している]全体:54%、20代:54%、30代:55%、40代:56%、50代:48%[関連していない]全体:46%、20代:46%、30代:45%、40代:44%、50代:52%
2.その資格を取りたい理由は何ですか?---【年代別グラフ】
3.いつまでにその資格を取りたいと考えていますか?---[半年以内]全体:20%、20代:18%、30代:23%、40代:22%、50代:13%[半年~1年以内に]全体:30%、20代:24%、30代:31%、40代:29%、50代:32%[1年~3年以内に]全体:32%、20代:36%、30代:29%、40代:32%、50代:35%[3年後以降に]全体:3%、20代:5%、30代:4%、40代:2%、50代:2%[まだ決めていない]全体:15%、20代:17%、30代:13%、40代:15%、50代:18%
資格取得を「考えている」という方は、全体の「83%」にのぼりました。皆さんの意欲の高さが伺える数字になりました。年代別で見ると、20代では実に「93%」の方が考えていると回答していました。ただ、仕事に関連したものかどうか?という質問では、関連しているという方は約半数。仕事に直結はしないけれども、自己啓発的な位置づけで、資格取得を目指す方が多いことがわかりました。

ちなみに資格を取りたい理由の第一位は「転職に有利だと思うから」でした。実際のところはどうなのでしょうか?これ以降の質問で、転職と資格の関係を掘り下げてみましょう。
転職経験のある方にお伺いします。
a)転職活動で、資格が役立ったことはありますか?---[役立ったことがある]全体:25%、30代:19%、30代:22%、40代:25%、50代:31%[役立ったことはない]全体:75%、30代:81%、30代:78%、40代:75%、50代:69%
b)どんな資格がどのような点で役に立ちましたか?---【TOP 5】1位:1級・2級建築士、2位:TOEFL・TOEIC、3位:日商簿記検定(1級、2級)、4位:宅地建物取引主任者、5位:情報処理技術者
1級・2級建築士
役に立つというよりは、取るのが難しい割に「持っていて当たり前」の資格のため、持っていないと土俵にあがれない。(32歳 女性) 応募資格で必須なので、無いと応募ができなかった。(34歳 男性)
資格を持っていたおかげで、応募できる幅が広がった。(44歳 男性) 資格があったので、部長として迎え入れてもらった。(49歳 男性)
TOEFL・TOEIC
TOEICの点数が上がって、サイトの情報を更新したら、スカウトが増えた。(26歳 男性) 国内メーカーから外資系(米国)メーカーへの転職だったが、TOEICで優位に評価された。(人事の後日談)(49歳 男性)
外資系への転職の際には、条件に入っていることが多かった。(32歳 女性) 決定要素ではないが、書類選考で有利に働くと思う。(37歳 女性)
日商簿記検定(1級、2級)
会計の知識があるという裏づけになりました。加えて実務でどう活用したか例示することで説得力が増す気がします。(27歳 男性) 原価計算の仕事ができることを裏付けることができ、めでたく転職に成功することができました。(47歳 男性)
経理担当としては、2級は必須でしょう。(38歳 女性) システムエンジニアですが、この資格があることで、財務会計系に明るい事をアピールできた。(41歳 男性)
宅地建物取引主任者
不動産会社では必須で、建設会社でも取得が望ましいとされる資格。合格率も15%程度で難易度もそこそこ高いため、実力・学習能力のアピールになる。(39歳 男性) 不動産業界では必須。(42歳 男性)
情報処理技術者
応募資格にしているところもあるので、持っていたことで選択の幅は広がった。(32歳 女性) 持っている人が必ずしも仕事ができるとは限らないけれど、目安にはなると思いました。(42歳 男性)
知識レベルの証明にはなったと思われます。(35歳 男性) 基礎的知識を持っているものとして、話を進めてもらえた。(37歳 男性)
c)「資格が意外なところで役立った」ということがあれば、教えてください。
◆ 茶道(講師)
若い時期の転職だったが、きちんとしたマナー等も身についていると考えていただけた。(28歳 女性)
◆ 毛筆検定、茶道
あまり業務上必要ない資格でしたが、字がきれいということと、茶道など海外からの来客に喜ばれるスキルを持っていたためCFO秘書として推薦され、自身のスキルもアップしました。(30歳 女性)
◆ 資格を10個持っていること
資格をたくさん取っていることで、使っていなくてもその意欲的な人間性を見てもらえる会社があった。転職の活動の時に話題としても使え、有利だった。(41歳 男性)
 
資格が転職活動に役立ったという方は、全体の25%でした。転職活動のために資格を取りたい!という方には、意外な結果になってしまったかもしれません。詳しくお聞きしていると、転職に直接役立ったのは、建築士や宅地建物取引主任者など、資格が必要な業務のものが多かったです。

実際にコンサルタントの話を聞いていると「資格はアピールポイントのひとつ」という位置づけであることが多いようです。例えば、経験・スキルがある上に資格があることで、「自発的に学習する意欲の高さ」や「知識水準の把握」といった加点評価もありえるということです。資格を取ること自体は、向上心のあるとても素晴らしいことです。「転職」に目的を限定せず、自分の仕事・人生を充実させるという視点で勉強されると、大きな収穫が得られるのではないでしょうか。
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