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41回 アンケート集計結果

「仕事の忙しさ」について

1年前に比べて仕事が忙しくなった方は、全体の「36%」。『仕事が忙しいのは良いことだ』と思う方は「81%」。
( ※ 一番多かった回答より )
第41回目は「仕事の忙しさ」について伺いました。社会全体では、人員の過剰感が強いと言われる中、各個人レベルでの仕事の忙しさはどの程度なのでしょうか。今回は、皆さんの置かれた「忙しさ」の現状や、転職を通じての忙しさの変化忙しさに対する考え方などをお聞きしました。これからの働き方を考えるにあたって、ぜひ参考にしてください。
実施期間:2009423日~ 2009527
有効回答数:1894
担当:事務局 きむら
現職もしくは、前職の仕事についてお伺いします。
a)1年前に比べて、仕事が忙しくなったと感じますか?---[大変忙しくなった]全体:16%、20代:15%、30代:19%、40代:15%、50代:12%[忙しくなった]全体:20%、20代:23%、30代:19%、40代:21%、50代:21%[変わらない]全体:23%、20代:15%、30代:24%、40代:24%、50代:23%[あまり忙しくなくなった]全体:22%、20代:24%、30代:21%、40代:22%、50代:25%[全く忙しくなくなった]全体:19%、20代:23%、30代:17%、40代:18%、50代:19%
b)aで「大変忙しくなった」「忙しくなった」とお答えの方にお伺いします。忙しくなった要因は何だと思いますか?---【年代別グラフ】
忙しくなって、良かったと思うこと
様々な業務に携わることができ、成果を出すチャンスが増えた。結果的に成功体験や達成感を感じる機会が増えた。(28歳 男性) 自分で抱えていては処理しきれないので、適切な人に任せるようになった。誰に何を任せるかの目が鍛えられるようになってきた。(37歳 女性)
残業時間の削減によって無駄に多かった仕事が削減され、定時内に効率よく仕事をするために仕事への集中度が高まった。結果的に、家族との時間や自分の勉強時間が作れるようになった。(32歳 男性) 人員削減で、組織の形が変わり、横のつながりを重視するようになった。それによって業務の無駄がなくなり、円滑に仕事が進むようになった。ただ、それにしても忙しい…。(36歳 男性)
忙しくなって、これは問題だと思うこと
忙しくて体調を崩す社員が増えた。それによって、また個人への負荷が高まり、別の人が倒れるという悪循環を招いている。(26歳 男性) 人員削減で忙しくなっているのだが、売上につながっている気がしない。(44歳 男性)
人員を増やさずに乗り切ろうという経営方針のため、結果的に残業でカバーしています。その結果、家族との時間や自己啓発の時間が失われた。(32歳 男性) 効率化が強く求められるようになったが、ついてこれる部下とついてこれない部下がいる。ついてこれない部下の育成は、なかなかに大変です。(39歳 男性)
c)aで「あまり忙しくなくなった」「全く忙しくなくなった」とお答えの方にお伺いします。忙しくなくなった要因は何だと思いますか?---【年代別グラフ】
忙しくなくなって、良かったと思うこと
残業がなくなり、早く帰れるようになった。自分の時間を確保でき、勉強などに充てられるようになった。(27歳 女性) 家族と過ごす時間が増えました。(38歳 男性)
以前は終電で帰る毎日でしたが、最近は8時頃に帰っています。睡眠時間が確保でき、体調が格段に良くなりました。また、仕事への集中度も高まりました。(30歳 男性) 今までは忙しくて取り組めなかった、機械のメンテナンスに取り組んでいます。次に忙しくなるときに備えて、仕込みをしておくことができます。(44歳 男性)
忙しくなくなって、これは問題だと思うこと
残業がなくなったことで、給与が20%近くダウンしてしまった。(26歳 女性) 仕事が減ったことで、組織全体のモチベーションが低下している。(44歳 男性)
あまりに仕事がないので、会社の先行きに強い不安を感じている。転職活動もしていますが…。(33歳 男性) 今している仕事が10年後の自分の土台になるという考えなので、現在仕事が少なくなり手が空いてしまっていることへの危機感を感じる。(34歳 男性)
各年代を通じて『忙しくなった』方と『忙しくなくなった』方は、ほとんど同じくらいの割合でいらっしゃることがわかりました。詳しく見てみると、忙しくなった方の場合は「業務量の増加」が最大の要因で、特に20代、30代でその声が多かったです。一方、忙しくなくなった方は「業務量の減少」が最大の要因でした。会社の事業内容や仕事の内容によって、同じ環境でも忙しくなった方、忙しくなくなった方の両方が生まれたことがわかります。

『忙しくなった』という方に良かった点を聞いてみると、「業務の効率化」「仕事への集中度の高まり」「新しい仕事に取り組む機会」といった点を評価していました。これまでに見逃してきた、ムリ・ムダ・ムラを取り除くよい機会なのだと感じました。一方、『忙しくなくなった』方に良かった点を聞いてみたところ、圧倒的に多かったのは「家族との時間がとれた」「自己啓発の時間が取れた」という声でした。仕事の質・人生の質を高める機会という観点では、仕事以外の時間を確保することも大切なことだと改めて思わされた結果でした。

では、引き続いて「転職と仕事の忙しさ」などについて見てゆきます。
転職経験がある方にお伺いします。
a)転職して、忙しさに変化はありましたか?---[大変忙しくなった]全体:15%、20代:9%、30代:17%、40代:15%、50代:12%[忙しくなった]全体:33%、20代:37%、30代:28%、40代:34%、50代:37%[変わらなかった]全体:30%、20代:22%	、30代:30%、40代:31%、50代:30%[あまり忙しくなくなった]全体:18%、20代:20%、30代:22%、40代:17%、50代:17%[全く忙しくなくなった]全体:4%、20代:12%、30代:3%、40代:3%、50代:4%
b)転職前に想像していたのと比べて、忙しかったですか?---[忙しかった]全体:29%、20代:25%、30代:30%、40代:29%、50代:30%[想像通りだった]全体:48%、20代:40%、30代:44%、40代:51%、50代:47%[忙しくなかった]全体:23%、20代:35%、30代:26%、40代:20%、50代:23%
あなたにとって、仕事が忙しいことは良いことですか?
[大変良いことだと思う]全体:23%、20代:23%、30代:18%、40代:22%、50代:30%[良いことだと思う]全体:58%	、20代:56%、30代:62%、40代:59%、50代:53%[あまり良くないと思う]全体:16%、20代:19%、30代:18%、40代:15%、50代:14%[良くないことだと思う]全体:3%、20代:2%、30代:2%、40代:4%、50代:3%
「良いことだと思う」と回答された方の理由より
今のうちに仕事でのいろいろな経験を積むことで、将来より高いレベルの仕事ができる人間になれると思う。そのためには、忙しくて機会が多い方がいいと思う。(27歳 女性) 忙しい方がいいが、自分が主体的に関わっている忙しさであることが必要だと思う。やらされ感が強い忙しさは良くない。自分から関わって忙しくなっている状態にすべき。(30歳 男性)
純粋に今の仕事が好きだから。(32歳 女性) 忙しいのは仕事がある証拠。仕事が暇になっていては業績も下がり、給料も下がる。仕事があることに感謝。(49歳 男性)
もともと自分で選んだ仕事なので、より多くの仕事をこなしてお客様から叱咤激励の声をいただくことはやりがいにつながっている。(38歳 男性) 適度に忙しい職場の方が、会社全体に活気がある。いくつもの会社に転職してきて、ヒマなのが一番良くないと思っている。(45歳 男性)
「良くないことだと思う」と回答された方の理由より
バランスの問題だと思います。あまりに忙しいのは、自分の余裕がなくなり仕事のレベルが下がります。(26歳 男性) 今は毎日終電帰り。プライベートな時間が無く、インプットができないので仕事の質が上がらない。(29歳 女性)
雑用が増えて忙しくなっているのが、今の状況。業務の整理をしたくとも人手が足りずにできず、手が施せない。これでは長くは働けない。(39歳 男性) あまり無理をしていると、そのうち精神的・肉体的に影響が出てきます。自分にとって、適度な忙しさをしっかりと認識しておくことが大事だと思います。ただ、忙しいときにそれを知るのは難しいですが…。(48歳 男性)
『忙しいのは良いことですか?』という質問に対して、肯定的な意見は全体の8割を超えました。皆さん、本当に働き者です。年代別でも、ほとんど差がない結果となりました。理由を聞いてみると、仕事があることへの感謝や、仕事を通じての自己成長などがポイントになっていました。忙しく働く中で、会社が成長し、自分自身も成長できるという姿を理想像に描いている方が多いという印象でした。また、否定的な意見の方でも「忙しすぎるのは良くない。適度な忙しさならば良い」という方が多かったです。忙しさそのものを否定するのではなく、バランスが大切ということですね。

忙しいは「心を亡くす」と言われます。皆さんからのご意見を見ていて、自分自身が意義や意味を感じられない忙しさに振り回されてしまうと、まさに「心を亡くす」に通じると思いました。仕事に対して意義を見いだし、仕事に主体的に関わってゆく中での忙しさであれば、それを通じて得られるものも多いのではないでしょうか。
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