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32回 アンケート集計結果

「ヘッドハンティング」について

ヘッドハンティングのイメージは「年収アップのチャンス」。実際にヘッドハンティングを受けたことがある人は「42%」。
( ※ 一番多かった回答より )
第32回目は「ヘッドハンティング」について伺いました。ヘッドハンティングに対するイメージを伺ったところ「年収アップや社外での評価を知るチャンス」「有効な情報源」などポジティブなイメージが大半を占めました。今回は、実際にヘッドハンティングを受けたことのある方の意見や、転職しても通用する力をつけるために普段から取り組んでいることなどをお聞きしています。転職について考える上で、ぜひ参考にしていただければと思います。
実施期間:2008717日~ 2008820
有効回答数:582
担当:事務局 いとう
ヘッドハンティングのイメージと経験についてお伺いします。
a)ヘッドハンティングを受けてみたいと思いますか?---思う:89%、思わない:11%
「思う」と回答された方の理由より
その会社が本当に必要だと判断してのお誘いなのでやりがいはあると思う。また、自分を必要と判断してくれたことに対して、応えてみたいと思う。(39歳 男性) 必要としてくれる企業が、自分の何をどれだけ評価しているのかを知るのは、相対的な自分の市場価値を測る上で非常に参考になる。(31歳 男性)
自分に対する対外的な評価を確認できる。また、自身が考えていなかった分野にも挑戦できるチャンスが広がると思われるため。(35歳 男性) 労働市場での自分の価値を客観的に把握できる。仕事の上で意識することがより明確になる。(52歳 男性)
自分の市場価値を認めてもらえる企業であれば活躍の場も多い可能性があると思う。(36歳 男性) 自分の市場価値が分かる。更なる収入アップへの近道であるため。(32歳 男性)
ヘッドハンティングされて収入が減る筈はないと思うので。(41歳 男性) 自分の技術を活かせる会社にめぐりあうチャンスだと思うから。(33歳 女性)
「思わない」と回答された方の理由より
現状のポジションやスキルではありえないことであり、もしあった場合には何か裏があることを感じざるを得ない。(44歳 男性) キャリアを認められるのは嬉しいですが、どこで自分の情報を得たのかが非常に気になってしまいます。(39歳 男性)
期待されてその会社にいく形になるので、相当のプレッシャーを感じ、本来の実力がだせない怖さがある。(34歳 男性) 何をもって私のことを判断しているかが不明瞭なため。(36歳 男性)
お世話になっている会社や同僚に対して後ろめたい。(34歳 男性) 相手のペースに引き込まれて、ゆっくり落ち着いて検討できないような気がするから。(33歳 男性)
まだ会社や上司の力で成果を上げている段階なので、ヘッドハンティングを受けても実力を誤解されているとしか感じられない。(26歳 男性) 他社に評価してもらうのは嬉しいが、それにうかれて転職してしまうことで天狗になってしまい、期待に応えられないと意味がないから。(25歳 男性)
b)ヘッドハンティングについて、どんなイメージがありますか?---【年代別グラフ】
c)これまでにヘッドハンティングを受けたことはありますか?---【年代別グラフ】
d)cで「ある」とお答えの方にお伺いします。ヘッドハンティングを受けたとき、転職活動はしていましたか?---転職活動していた:26%、転職活動はしていないが、漠然と転職を考えていた:37%、転職について考えていなかった:37%
e)ヘッドハンティングを受けて、実際に転職しましたか?---転職した:35%、転職していない:65%
f)eで「転職した」とお答えの方にお伺いします。転職を決めた理由は何だったでしょうか?---経験・能力が活かせる仕事内容であったため:69%、年収が上がるため:67%、求人企業が高く評価してくれたため:44%、希望に近い仕事内容だったため:33%、ポジション(役職)が上がるため:32%、信頼できるヘッドハンターだったため:21%、求人企業の社風・文化が合っていたため:13%、その他:4%
g)eで「転職していない」とお答えの方にお伺いします。転職を決めなかった理由は何だったでしょうか?---仕事内容が合わなかったため:42%、今転職すると現職の会社に迷惑をかけるため:20%、転職するよりも今の職場で働く方が幸せだから:19%、年収条件が希望に合わなかったため:17%、ヘッドハンターを信頼できなかったため:16%、ポジション(役職)が希望に合わなかったため:15%、現職での引き留めにあったため:8%、求人企業の熱意が感じられなかったため:7%、その他:13%【その他のコメントより】その時点では転職を考えていなかった、海外での勤務だったため、転居するのに躊躇したため
「転職していない」と回答された方の具体的な理由より
まったく面識のない人から誘われても、自分の何を知っていて何を評価しているのかわからないし、さらに異業種への転職の話だったから。(43歳 男性) ヘッドハンターが勤務先へ片言の日本語で電話をかけてきた。当時外資系企業に勤めており、赴任してきた新しい上司とうまくいっておらず、「ヘッドハンティングを装って退職させる目的ではないか」と疑ったから。(37歳 男性)
自分で転職を考えていない時の話だったので、転職したらリスクは…?等を考えると、ある程度のポジションや給与があると慎重にならざるを得ない。(41歳 女性) 当時は、今以上の環境の会社は他に絶対にないと考えていたため、話を聞かずしてお断りした。今なら少し検討してみたい気もしますが。(31歳 男性)
勤務地が自宅からかなり離れているので、単身赴任で行かなければならなかったため。(52歳 男性) 責任を任されていた仕事をしていたため、その仕事をなげだしては転職できなかった。(53歳 男性)
同業種からの誘いでないのに何をもって評価されているか分からなかったから。(42歳 男性) ヘッドハンターの話が面接時に説明された内容と食い違っていたため。(54歳 男性)
ヘッドハンティングを受けてみたいと思う方は89%にのぼり、興味・関心の高さが伺える結果になりました。また、ヘッドハンティングを受けたことのある方が全体の42%と予想以上に多くいらっしゃいました。コメントの中には「取引先から声をかけられた」「知人から誘われた」といった方も含まれているので、純粋にヘッドハンターからの誘いを受けた方だけではないようです。

ヘッドハンティングのイメージについて尋ねると「年収アップのチャンスである」「自分の社外での評価を知ることができる」という回答の割合が高かったです。いつ何時、転職することになるかわからない時代。ヘッドハンターから話を聞くことは、社外での評価や自分の活躍の可能性を推し量る上で、貴重なものとも言えますね。

一方、年代別でみると、20代で「一方的に転職の話を持ちかけられ迷惑なもの」「仕組みがよくわからないので怪しい」という否定的な意見が目立ちました。まだまだ成長途上であり、腰を据えて基礎力を磨くべき20代。安易に転職を考えない慎重な姿勢は、ぜひ大事にしてもらいたいです。
転職することについて、どのようにお考えですか。最も近いものをお選びください。
積極的に考えたい:42%、良い条件の転職先があるならば考えたい:51%、やむを得ない事情があれば考える:6%、転職はしないほうがいい:1%
別の会社でも通用する実力と実際の取り組みについてお伺いします。
a)今の自分の実力は、別の会社でも通用すると思いますか?---十分通用すると思う:34%、通用すると思う:55%、あまり通用しないと思う:10%、通用しないと思う:1%
b)別の会社でも通用する力をつけるために取り組んでいることはありますか?---ある:74%、ない:26%
c)bで「ある」」とお答えの方にお伺いします。実際に取り組んでいることを教えてください。---専門性を高めるための勉強をしている:50%、資格取得のために勉強している:42%、今の仕事に精一杯取り組んでいる:41%、転職に関する情報収集をおこなっている:38%、人脈形成に力を入れている:33%、難易度の高い仕事に取り組んでいる:25%、定期的に自分のキャリアを振り返っている:20%、社外のセミナー、研修に参加している:19%、その他:3%
「効果があったと感じる取り組み」のコメントより
社外セミナー、特に大学での講習会が良かった。専門分野の最先端を研究している大学のセミナーは本当に役に立つ。又、元々難しい仕事に挑むのが好きなので、難易度の高い仕事には全力で取り組み達成させることで自身の成長を感じ、それが自信に繋がっていくと感じている。(45歳 男性) 様々な分野の仕事を経験し、自分自身のスキルアップを図る。常日頃の仕事もただのルーチン作業的に考えず、絶えず新しいことに挑戦することにより、失敗もするが、それも経験で、良いスキルアップにつながっていく。(28歳 男性)
マネジメント能力を強化すべく勉強している。業界限定の専門知識などに比べると、広く通用する能力だと実感している。(34歳 男性) 専門性を高めるための勉強は、転職をするか否かに関係なく、役にたちました。また、人脈形成は業界の情報収集、自分の知識習得の場になっている。(46歳 男性)
今の仕事を精一杯やる事により自信、信頼、人脈、その他の結果が出る。スキルアップの近道だと思います。(59歳 男性) 自己啓発セミナーにてより一層の自信をつけ、その他には外からの情報をより多く手に入れ流れを読むこと。(40歳 男性)
難易度の高い仕事を進んでこなすことで同年代の技術者より多くの経験を積むことができた。(37歳 男性) 人材紹介会社へ登録することで自分の現在の位置が相対比較ができるようになった。(40歳 男性)
技術士等の国家資格があると仕事の幅が広がり、結果、転職にも有利。(38歳 男性) 時代の要求に合った内容の業務を積み重ねておくこと。(54歳 男性)
今の自分の実力は、別の会社でも通用すると思う方は、実に89%。そして、74%の方が、他社でも通用する力をつけるために何かしら取り組んでいるという結果になりました。皆さん、向上心が高くすばらしいですね!

取り組んでいることとして、資格取得や専門性を高めるための勉強を挙げている方が多数いる中で、今の仕事に精一杯取り組んだり、難易度の高い仕事に挑戦して効果を感じているという方の声も目立ちました。資格や専門性は必要ですが、難しい仕事に取り組んだ経験や自信も大切になってくるのですね。他社でも通用する力をつけるために何をしてよいかわからない…という方や、なかなか力がつかない…とお悩みの方は、まず目の前の仕事に精一杯取り組み、今よりも難易度の高い仕事にチャレンジしてみてはどうでしょう。

仕事人生の転機には、ヘッドハンティングのように突然やってくるものもあります。いざという時に慌てないためにも、外の世界を意識しながら自分の実力を磨き続けることが大事ですね。
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