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203回 アンケート集計結果

「ミドルの転職理由」について(2025年版)

ミドルが転職を考えたきっかけTOP3位は、「会社の考え・風土に違和感」、「業界・会社の将来性に不安」、「給与・待遇が悪い」
転職で実現したいのは、30代・40代「給与・待遇のアップ」、50代「経験・能力が活かせるポジション」が最多。
今回は「ミドルの転職理由」について伺いました。

ミドル世代に、転職を考えたきっかけ・理由を聞くと、最も多かったのは「会社の考え・風土に違和感を感じた」47%。次いで「業界・会社の将来性に不安」36%「給与・待遇・福利厚生が悪かった」23%と続き、TOP3になりました。

具体的なエピソードを聞くと、30代では「昇進や子育て」のキーワードが散見。40代以降は「家族の介護・定年間近の悩み・子の独立・定年後再雇用」といったキーワードが多く見られ、年代ごとの転職理由について違いが垣間見られました。

転職で実現したいことは、30代・40代「給与・待遇のアップ」、50代・60代「経験・能力が活かせるポジションへの転職」が多くなりました。「住宅ローン・子育てで年収アップが必要」という声や、「これまでの経験を活かせる仕事」を求める50代以降の声がありました。その他にも、ミドル世代が抱える転職への不安や、20代の転職活動の違いなども伺っています。ご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。

今月もご回答ありがとうございました。現在実施中のアンケートにもぜひご参加ください。

アンケート実施期間 : 2025年3月10日 ~ 2025年3月30日有効回答数 : 2,475名
Q1.転職について考えるようになったのは、いつからですか?
※設問によっては、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
Q2.転職を考えたきっかけ・理由を教えてください。(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 子供の教育、家族の為。(30代・男性)
  • 物価高の中で待遇が悪化した。(40代・男性)
  • 単身赴任が解消される見込みがない。(40代・男性)
また、具体的な理由・エピソードを教えてください。
30代の方の転職理由・エピソード
  • 会社が365日稼働しており、休日日数はそれなりだが土日祝も関係なく仕事。子どもも生まれ土日祝も休みたいので。(30代・男性)
  • 挑戦したい理由で現在の会社に入社したが、やることは事務的な仕事が多い。また、人間関係も良くない。(30代・男性)
  • 昇格制度のハードルが高いため給料が上がりづらい。(30代・女性)
  • 立場が上になり、プレッシャーと後輩のわがままに悩まされ、精神的に厳しくなった。(30代・女性)
  • 上司は椅子に座っているだけ、私はオーバーワーク。子供の学校などの用事で休暇や早退などの前日と後日は1.3倍の仕事をしなくてはいけない状態に悩んでいました。(30代・女性)
40代の方の転職理由・エピソード
  • 家庭内の環境の変化(持病がある高齢の両親の面倒を見ることになりそう)のため現在の給与だと厳しい。(40代・男性)
  • 転勤が多く、ひと昔前なら、転勤は会社に貢献している者と評価されて昇進したものですが、今は違い、全く評価に繋がらない。(40代・男性)
  • 社内での自分の立ち位置が確定させられてしまった感があり、自分が求めるキャリアが形成できないと判断したため。また、違った職種へのキャリアチェンジをしたいと思ったので。(40代・男性)
  • 業界全体的に売り上げが落ちていたことから、自社も受注が減り暇な時間が増えました。(40代・女性)
  • 夫の単身赴任。(40代・女性)
50代の方の転職理由・エピソード
  • 今年4月で58歳になるので、定年まであと2年となります。雇用延長では、給料が下がるため、60歳以降でも少しでも多くの給料を貰える企業を探したい。(50代・男性)
  • 子供が独立し家のローンも完済しているので、自分がやりたいと感じる仕事がしたくなった。(50代・男性)
  • 定年が見えてきたのと、人間関係、仕事のモチベーションが上がらない業務が増加。海外でもう一度自分の好きな仕事をしたいと思っている。(50代・男性)
  • 数年間の外部への出向から戻り、若い人が増え、会社が変わっていた。このままでは自分にキャリアアップの余地はないと考え、転職を決意した。(50代・女性)
  • 両親が80代と高齢なため先々のこと(介護など)を考え、前職より近距離での企業で働きたいと考えたため。(50代・女性)
60代の方の転職理由・エピソード
  • 年齢(60歳)が定年という事由だけで、職掌の制限が出来た。(60代・男性)
  • 現在の会社が、60歳になると能力に関係なく15%サラリーを低減する方針を取ったため。(60代・男性)
  • 自分が65歳になり、体力もまだまだあると思っていたところ、定年延長の道が閉ざされてしまったため、これまでの経験を活かせるような再就職先を考えるようになった次第です。(60代・男性)
  • 地方にある実家の家じまいを終え処分の目途がついたため、今年の1月に退職した。家族の住む関東で再就職活動を進めています。(60代・男性)
  • 定年後再雇用となったタイミングと経営層の交代により、後任不在にも関わらず、本来の業務から外れることとなり、現場が混乱している現状に耐えられない気持ちとなったため。(60代・女性)
Q3.転職で実現したいことは何ですか?(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 地元で貢献したい。(40代・男性)
  • 米国内で安定した仕事への転職。(50代・男性)
Q4.Q3で選択されたものの中で“最も”実現したいことは何ですか?
その他と答えられた方の回答より
  • 海外駐在。(40代・男性)
  • 社会貢献の出来る仕事を始めたい。(50代・男性)
また、具体的な理由を教えてください。
給与・待遇のアップと回答した方の理由
  • 住宅ローンやインフレが進む中、生活をより安定させるため。(30代・男性)
  • 子どもも小学校高学年になり、安定かつ余裕があることを人生の大前提としたいため。(30代・男性)
  • 入社から今まで年収が上がっていないので将来が不安。(40代・女性)
経験・能力が活かせるポジションへの転職と回答した方の理由
  • 年齢的に未経験職種への転職は望めないと考えており、これまでの経験を具体的に活かせる職種を選ばざるを得ないと実感している。(30代・男性)
  • ずっと設計開発のポジションでキャリアを積んできた。製造業の技術力アップに貢献しようと技術力を上げてきたが、来期からその願いも叶わず。自身のコア技術を使用できる仕事につきたい!(40代・男性)
  • これまで培ったSNSマーケティングのスキルを活かしながら、よりユーザーの反応をダイレクトに感じられる環境で働きたいからです。前職では管理業務が増え、施策のPDCAを自分の手で回す機会が減ってしまいました。(40代・女性)
やりたい仕事ができる環境での就業と回答した方の理由
  • 社会貢献性の高い事業内容、役割の高い企業で働きたいと思ったから。自己成長はもちろんですが、誰かのために働きたいと感じそれが仕事の活力だと思ったから。(40代・男性)
  • 早期退職に応募するか迷っていた時に、お客様ファーストを体現できる部署への移動を打診したが、年齢を理由に拒絶された。ならば、外に出て、やりたいことを探すべきだと考えたため。(50代・男性)
  • いまは総合職として働いており、苦手な業務(経理など)や他社だとアルバイトさんがやるような業務(備品の準備や整理など)も行っており、得意な分野では自画自賛ではあるが異例と言える実績を残しているのに、こんな働き方はもったいないと思ったから。(40代・女性)
Q5.転職を考える上で不安に感じることがありましたら、教えてください。(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 転職のための時間の確保。(30代・男性)
  • また同じ状況の企業に転職してしまわないか不安。(40代・男性)
  • 転職回数が多すぎる。(40代・女性)
Q6.転職を成功させるために、具体的に行っていることはありますか?(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 就きたい職業の専門エージェントからの情報収集。(30代・女性)
  • スキル習得のためにwebで学習してます。(40代・女性)
Q7.若手時代(20代)に転職の経験はありますか?
Q8.Q7で「ある」と回答頂いた方にお聞きします。
若手時代(20代)に比べて、今のご自身の転職理由に変化を感じますか?
「感じる」と回答された方にお聞きします。具体的に変化のポイントを教えてください。
30代が「感じた」変化のポイント
  • 20代では自分の為や会社への不満から転職を決意。現在では自分よりも家族の為などの理由で転職を検討。(30代・男性)
  • 35歳を超えると企業に見られてるポイントが実務経歴になってくるため、ミスマッチが見つかりやすく挑戦はしにくくなったように思います。(30代・女性)
  • 自己成長という意味では変わらないが、成長に求める範囲が広がった。(30代・女性)
40代が「感じた」変化のポイント
  • 企業選びの感覚が違うようになったと思います。20代は有名企業や年収の事を考えていましたが、今は社会的役割や会社の方向性といった考え方に変わったと思います。(40代・男性)
  • 20代は経験を積むこと自体が目的だったが、40代の今はこれまでの経験を活かせる仕事を探している。(40代・男性)
  • 20代の頃は就職氷河期で、理不尽な思いをして会社のやり方、働き方に合わせて気持ちに余裕がなかった。最近は自身に合う形での就業など見直されて転職に抵抗が無くなった。それとともに、給与も大事だが、環境も大事だし自身の生活も大切だと思うところに変化があった。(40代・女性)
50代が「感じた」変化のポイント
  • 将来への勉強ではなく、自身の経験を後進にどれだけ伝えられるか。(50代・男性)
  • 若い頃と違い、将来性や成長はあまり期待されていない。今あるスキルがどのくらい会社に利益をもたらすか、貢献できるかが問われていると感じる。(50代・男性)
  • 若手時代は目先のことしか考えず転職をしていました。今は、将来も見据えて、定年後を想定した転職を考えています。(50代・女性)
60代が「感じた」変化のポイント
  • 若手時代の転職は、新しい事業を目指した積極的な転職でした。現在は、定年の為に資格や経験を活かせない職場への移動するので、資格や経験を活かせる職場を探して転職活動を行っています。(60代・男性)
  • 20代の転職は、外資系への転職や収入のアップ、仕事環境の改善が大きな理由だった。今回は、嘱託の定年を控え、まだ数年は仕事したいという思いが強いです。(60代・男性)
  • 人生の締めくくりとも言える年齢なので、今は自分の力を活かせる仕事であること、人間関係のストレスが少なく気持ちよく働ける環境であることによりこだわりたいです。(60代・女性)
[ 本アンケートに関するお問い合わせ先:en-press@en-japan.com ]
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