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2回 アンケート集計結果

「転職」について

平均転職回数は1.8回。やっておいてよかったことは「職務経歴書など応募書類の作成」。
( ※ 一番多かった回答より )
第2回目は「転職」についてうかがいました。全体の平均転職回数は1.8回。世の中全般で考えられているより、低い数字ではないでしょうか。実は、転職回数0回という人が28%いらっしゃるために、回答者全体で見ると平均転職回数が非常に少なくなります。転職経験者のみの平均転職回数は、2.5回となっています。あなたの転職回数と比べて、この結果はいかがでしょうか?
今回は転職経験者の方に、転職活動にあたって「やっておいてよかったこと」や、転職活動を振り返って「やっておけばよかったこと」を詳しくお聞きしました。これから転職活動に臨む方は、ぜひみなさんの体験談を参考にしてくださいね。
今回もたくさんのご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
実施期間:2006123日~ 2006221
有効回答数:1052
担当:事務局 いとう
転職のご経験はありますか?
1回ある:22%、2回ある:19%、3回ある:14%、4回ある:8%、5回以上ある:9%、ない:28%
年代別グラフ 全体平均:1.8回、20代平均:0.9回、30代平均:1.7回、40代平均:2.2回、50代平均:2.1回、60代平均:1.1回
転職活動において不安な点は何ですか?(3つまでの選択式)
自分の転職可能性:38%、金銭面:34%、面接:29%、自分のアピールポイント:26%、在職中で時間がとれないこと:24%、企業情報の収集:20%、応募書類の作成(内容):16%、筆記試験:16%、離職期間が長いこと:11%、やりたいことがわからない:10%、応募先選定の優先項目:10%、現職の退職のすすめ方 :8%、転職理由が明確でないこと: 6%、現職の引継ぎ:5%、家族の反対:4%、特にない:2%、その他:6%、その他の回答で多かったもの:年齢、転職回数が多いこと
転職後(入社後)不安なことは何ですか?(3つまでの選択式)
給与・賞与等の待遇:55%、組織・風土になじめるか:46%、任される仕事の範囲・レベル:38%、活躍できるかどうか:31%、経験を活かせるか:23%、会社の成長性:17%、休日休暇:17%、勤務時間:17%、転勤・異動:12%、昇給・昇格:10%、資格を活かせるか:2%、特にない:2%、その他:3%、その他の回答で多かったもの:人間関係、経営者の考え方、性格
転職は情報戦と言われるほど、いかにタイムリーに、そしてより深い報をキャッチ出来るかに成否がかかってきます。入社後の心配の種になる待遇などの諸条件や社風なども、人材紹介会社によっては、非常にしっかり把握している場合があります。どの紹介会社が情報把握が強いかについては、ユーザー評価のほか、その会社が掲載している求人情報の詳細を見れば、情報把握力を比べることができると思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。また転職にあたって「自分の転職可能性」を知る方法としては、スカウトコーナーの利用があります。匿名でWEB履歴書を公開してみることによって、市場の反応が分かります。転職準備の第1歩として、オススメです。
  転職活動にあたって、やっておいてよかったことは何ですか?(転職経験がある方のみ回答/3つまでの選択式)
職務経歴書など応募書類の作成:37%、スキル・キャリアの棚卸し:29%、在職中に転職先を決めた:25%、人材紹介会社への登録:24%、企業情報の収集:16%、資格取得:15%、面接の事前準備:14%、貯金:14%、転職についての家族との話し合い:13%、スカウトサービスの利用:11%、求人情報のメールサービスの利用:9%、転職に関するセミナー等への参加:5%、上司への相談:2%、特にない:13%、その他:2%
「職務経歴書など応募書類の作成」と回答された方の理由より
応募書類は共通部分は予め作成しておいて「これは!」と思う求人を見つけたら即送付できるように準備しておいた。転職した際に採用後自分の応募書類がいちはやく届いて印象に残ったと言われたのでマイナスにはならないと思う。(39歳 女性) 自分自身の価値がどんなものなのか!ということに疑問がでて、はたして次の会社に影響するんじゃないかと不安になり、書面にしたことではっきりと残り、自信が出た。(35歳 男性)
応募書類の作成に関しては、思った以上の時間と手間がかかるから、いざ応募しようというときに即対応できなかったと思われるので。(26歳 女性) 職務経歴書は、複数の企業に応募する事になるので履歴書と共に作成しておいた方が効率が良い。(36歳 男性)
転職先の検索に全力を注げた。(47歳 男性)  
「スキル・キャリアの棚卸し」と回答された方の理由より
面接準備や職務経歴書作成の為、過去のキャリアを書き出しました。その過程で自分は今何が出来ていて何が欠けているのか、又今後何がしていきたのかが自ずと明確になってきて、転職活動はもとより今の会社での仕事にとっても大いに役立ちました。(37歳 男性) 自分にどんなスキルが備わっているのかを書き出してみることは、今現在の自分自身を再認識する上で非常に重要。自分を知らなければ面接官に対して十分なアピールはまず出来ないでしょう。(34歳 男性)
スキルの棚卸のお陰で面接時に説明しやすくなったし、応募の際に個別企業への手直しをしやすくなった。(32歳 男性) 漠然と自信を持っていた経験も言葉や文章にして他人に伝えるためには見直しと整理が必要。(43歳 男性)
転職活動では自分の市場価値を相手にアピールするのだから、自分が有する人生経験をまとめておかなければ短時間での説明に向かない。(43歳 男性) 「その時にしたい事」じゃなく、長い人生という物語で、今の自分の置かれている状況や流れを冷静に見直せる絶好のチャンスです。(33歳 女性)
「人材紹介会社への登録」と回答された方の理由より
今までの自分のキャリアに自信はあっても、いざ面接でアピールしようと思うと、別に特別な事をしていないように思えた。それを人材紹介会社の人などに見て貰い、実際に会って色々聞かれる事で、自分が今まで考えてもいなかったアピールポイントが自分にある事が分かり、それを自信を持って面接で発表する事が出来た。(44歳 男性) 職務経歴書の書き方は特に聞かないと分からないことが多かった。過去の職歴における自分の強み、あるいはそれを今後の仕事にどうつなげるかなど他の人に後押しされないとなかなか自分から率先して書けなかったからです。面接の事前準備もそれと同じ位重要だと感じましたが一人でできることではないので、実際にすごく助かりました。(34歳 男性)
さまざまな人材会社に登録し、その都度自己紹介など一通りの模擬面接を行うので、本番まで場慣れするし、客観的な意見が聞けて、修正できる。(33歳 男性) 在職中なので、時間がない中で、転職先を探すのに、ありがたいと思いました。(49歳 男性)
スカウトは紹介会社のフィルターに1度かけられた上でお誘いも来るし、経歴書の指導もあった。こっちも希望するものを言えば面談調整もお任せで良く楽。気に入った紹介案件に受かって転職したが、登録して紹介会社のスカウトを利用しなければ非公開案件だった今の面白い仕事との出会いはなかったから。(31歳 女性)  
「企業情報の収集」と回答された方の理由より
応募する企業の情報を収集する事により、その会社の将来性・社風・待遇などが見えてくる。また、企業が求める人物像も見えてくる事により、応募書類、面接に活かす事が出来た。 (25歳 男性) 「面接で相手の情報を得よう」では一歩遅いと思う。分かる範囲で相手企業の事を調べ上げ、そこで浮かび上がった疑問点を質問する事で、相手にこちらの真剣度・やる気が伝わるのではないでしょうか。(52歳 男性)
「資格取得」と回答された方の理由より
経験はあっても、資格等、表面的にも説明できるものがないと説得力に欠けると思ったから。(34歳 女性) 英語必須の企業が増えた為、現在、英語及び英会話の訓練中です。(51歳 男性)
企業側が求職者へ対するひとつの判断材料として有効。企業によって、有効の度合いは変わってくるが、向上心があることのアピールにはつながる。さらに現職の会社から言われての取得ではなくて、自分自身のやりたいことのために、そのステップとして取得していれば、企業側の評価となる。(30歳 男性)  
転職活動にあたって、やっておけばよかったことは何ですか?(転職経験がある方のみ回答/3つまでの選択式)
資格取得:38%、貯金:31%、企業情報の収集:25%、在職中の転職活動:24%、スキル・キャリアの棚卸し:18%、人材紹介会社への登録:13%、面接の事前準備:12%、スカウトサービスの利用:10%、職務経歴書など応募書類の作成:9%、転職に関するセミナー等への参加:9%、転職についての家族との話し合い:5%、求人情報のメールサービスの利用:4%、上司への相談:2%、特にない:12%、その他:3%
「資格取得」と回答された方の理由より
資格など手に職をつけることは自分にとっての大きな武器となるから。やはり何もないよりは企業にとってはより大きな力となりうる可能性があると見られるし、それが生かされる仕事も任せてもらえるかもしれない。(43歳男性) 転職先が外資系であったので資格というか英語のレベルを若い時からネイティブ並みまで上げられていたら、苦労が少なかったであろうと思いました。(45歳 男性)
事務系の仕事につき、これという資格を取得することなく来た。現状は有資格者という条件を提示していなくても、意識が低いとみなされる場合があるので。(28歳 男性) 資格取得は、やはり必要でした。現在のキャリアの裏づけの資格取得はしていましたが、転職する次の職種への資格をもっととっておくべきでした。キャリアチェンジの私には資格だけが証明できる数少ない手段のひとつでした。(33歳女性)
英語の勉強、TOEICの受験。面接で聞かれるから。(39歳 男性)  
「貯金」と回答された方の理由より
貯金がないと余裕がなくなってしまい、転職先を妥協してしまう。(33歳 男性) やはり先立つものが無いと、交通費すら困った(37歳 男性)
やはり無職期間は不安である。幸い離職期間が短く多少の貯金切り崩し程度で済んだが、離職期間が長かったらと思うと貯金のないのは不安を助長すると思う。(42歳 男性) 転職前後は環境が変わって交通費やら、通勤の服とか何かとお金がかかるので、数ヶ月はしのげる程度の貯金はしておきたかったです。(37歳女性)
交通費や衣料品などで予想以上に出費がかさんだため。(29歳 女性)  
「企業情報の収集」と回答された方の理由より
如何に早く新しい会社に慣れるか、良い結果を出せるかがその後の昇進や昇格に影響する。その為にも色々な角度から、企業の情報を得ておくのは大切なことである。(43歳 男性) 最初の転職は職安の求人情報を見ただけで応募し、よく情報収集していなかったので会社の雰囲気に馴染めず苦労した。(45歳 男性)
転職してから実際の仕事内容が「違った!」という経験があり、企業情報はよく調べておくべきだと思いました。セミナーなどはそういった情報が入手できいい方法だと思います。(35歳 女性) 転職先の企業形態や、職場状況等の収集をしておけば、事前にこちらからも、企業取捨選択が可能で、無駄な時間を過ごすことが無くなる。(51歳 男性)
企業情報の収集をしなかったために転職したいところが見つからなかった。(33歳 女性)  
「在職中の転職活動」と回答された方の理由より
仕事を辞めてから、次の仕事を探すのは難しいと感じた。やはり面接に進むにもすぐではなく、数日おいてからだし、そんなこんなで数ヶ月経ってしまった!というのが今の現状です。仕事をしていた間に探していたら、大変だっただろうけど、金銭面の不安や精神的な不安はなかっただろうと思う。時間があると思うとまた、だらけるので、結局失敗だった。(28歳 女性) 何かと準備に時間がかかっていることや、希望の職種の募集が常にあるわけではなかったことなどを考えると在職中から行動しておくべきだった。(34歳 男性)
求人にもタイミングがあり、タイミングが合わないと長期化する恐れがあること。在職中の活動は時間的にも難しいが、スムーズに移行できる。(49歳 男性) 離職期間が長くなると、精神的にも肉体的にもストレスが増え、正常な判断ができにくくなる。在職中に転職活動がベスト。(48歳 男性)
転職をするしないに関わらず、自分のたち位置の確認のため常に情報収集はしておくべきである。(39歳 男性)  
「備えあれば憂いなし」と言いますが、転職準備として「職務経歴書」と「お金」は必準備ですね。多くの転職経験者の方が、職務経歴書は思ったより時間がかかると言っています。あわてないように、できれば余裕のあるうちに準備しておきたいですね。やっておけばよかったことで「資格取得」が1位になりましたが、特に、転職時には英語ができるできないによって、転職先の選択肢も広がり、待遇もよくなることが多いため、TOEICなどの英語力を証明する資格があるとよいと考えられているようです。また、「在職中の転職活動」と回答された方の理由はいずれも切実です。在職中は時間がとりにくいとは言え、転職サイトや人材紹介会社を利用するなどの工夫で、乗り越えられた方も多いです。仕事が決まらないストレスのため、妥協転職してしまわないようにしてくださいね。
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