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198回 アンケート集計結果

「定年」について(2024年版)

25年4月以降、全ての企業で「65歳までの雇用確保が義務化」されることを「知っている」ミドルは60%
転職先を決める上で「定年の引上げ」「雇用継続制度」のある企業に注目集まる。
今回は、「定年」について聞きました。 2025年4月から、「継続雇用を希望する社員の65歳までの雇用確保」が、全ての企業に義務化されることを「知っている(よく知っている・概要だけ知っている)」と回答したミドルは60%となりました。

雇用確保の他、国が進める「高年齢者が働きやすい環境の整備」に関して、「賛成・どちらかといえば賛成」と回答したミドルは88%「元気な高年齢者の増加」「労働者不足を補うことができる」というコメントが集まりました。

また、転職先を決める上で、企業の「雇用確保措置」が影響するかを聞くと、「影響する」と回答した人は54%と、半数以上。具体的には「定年の引上げ」「雇用継続制度の導入」のある企業に注目が集まっていることが見て取れました。

「定年の引上げ」に関しては、「正社員や給与待遇が維持できる」ことに期待する声が。「雇用継続制度の導入」には、「一旦リセットして無理なく働けそう」など、区切りを意識した声が多く見られました。

その他、「何歳まで働きたいか」「その理由」などについても伺っています。ぜひ参考にしてください。今月もご回答ありがとうございました。現在実施中のアンケートにもぜひご参加ください。

アンケート実施期間 : 2024年5月10日 ~ 2024年7月8日有効回答数 : 3,050名
Q1.2025年4月から、継続雇用を希望する「65歳までの社員の雇用確保※」が、全企業に「義務化」されることをご存知ですか?
※「高年齢者雇用安定法」経過措置の終了に伴い、65歳までの「定年引上げ」「継続雇用制度の導入」「定年廃止」のいずれかの雇用確保措置が全企業の義務になります。
年代別
※設問によっては、端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
年収別
Q2.「65歳までの社員の雇用確保」に加えて、「70歳までの雇用確保」が企業の「努力義務化※」されていることをご存知ですか?
※「努力義務」とは、積極的に努力することが義務づけられるものの、法的拘束力はなく、企業の裁量に委ねられる規定です。
年代別
年収別
Q3.「65歳・70歳までの雇用確保」の他、働く意欲がある高年齢者が働きやすい環境整備を国が進めていますが、そのことに関して賛成しますか?反対しますか?
また、その理由を教えてください。
賛成・どちらかといえば賛成と回答した方の理由
  • 人材不足で悩んでいる業界も多く、働く意欲のあるベテランの存在は非常に心強いと思うから。(40代・男性)
  • 年金受給開始年齢が将来的に上へ上へとなると思うので働けるうちは働いた方がいいと考える。(50代・男性)
  • 平均寿命が伸び60歳以降余生を過ごす期間が長くなったこと、少子高齢化により年金制度の維持が難しいこと、それら国が年金制度を始めた当初の想定が崩れてしまっているので、賛成というよりも仕方がないと思っています。(50代・男性)
  • 人生100年時代に入り、定年後の健康な高齢者が増えた。対して少子化は止まらず若年層は少ない。若年層の労働者減を補う為にも高齢者雇用の環境整備を整えることは国策として必要と考える。(50代・女性)
反対・どちらかといえば反対と回答した方の理由
  • 働き手の確保を行うことも重要だが、企業の新陳代謝も必要であると考える。高年齢者がいかに有益な知識や経験を次の世代に継承していくかが大事。そうでなければ若手のチャンスの芽も摘んでしまう。年齢で区切るのではなく、企業で価値ある人材をポストに置くことに注力してもらいたい。(40代・男性)
  • 定年年齢を引き上げて昔に比べると長い期間働かされることになる。60歳で定年して普通にゆっくりしたい。(40代・男性)
  • 本人が希望すれば、と有るが、給与は元の半分程度になった上で、業務内容は同じとなるのは、果たして適切なのか?(50代・男性)
  • 体力などの衰えは個人差があり、無理をしてでも働かざるを得ない人もいるなかで、働きやすい環境整備は机上の空論でしかないと考えます。(50代・男性)
Q4.あなた自身は、何歳まで働きたいと思いますか?
Q5.Q4で「61歳~65歳まで」「66歳~69歳まで」「70歳まで」「71歳以上」働きたいという方にお聞きします。
その理由として当てはまるものをお選びください。(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 子供が成人して働くようになるまで働きたい。(50代・男性)
  • 家庭や地域という括り以外のコミュニティを持てるから。(60代・男性)
その理由を具体的に教えてください。
健康・体力維持のためと回答した方の理由
  • 働く日があれば生活にメリハリが出来て元気に過ごせると思う。(50代・男性)
  • 早期リタイアした人を見ると、同年代より老けて見えることが多い。頭の回転も遅い。(40代・女性)
  • 父が77歳で働いており、心身共に支障なく、現役で海外出張などへ行っているため。生涯、学習を続けることは重要だと考えます。(50代・女性)
年金だけでは生活できないからと回答した方の理由
  • 60歳から受け取る年金額では生活できない為。もし、金銭的に生活に支障がないとしても、健康上問題が無ければ何かしら報酬を得る仕事をするのではないかと思う。(40代・男性)
  • 貰える年金の額と余生の期間を考えれば、70歳まで働かなければ資産が枯渇し、生活できなくなってしまうから。(50代・男性)
  • 年金だけで生活していくのは、ますます厳しい時代になっていくと思われる。従来の定年よりも長く働ける環境作りが急務だと思う。(50代・男性)
社会参加を継続できるからと回答した方の理由
  • ボケ防止、収入確保もそうだが、社会的なつながりが人間には必要だと思います。(50代・男性)
  • 会社生活で培った知見の社会還元の機会を増やしたい。(60代・男性)
  • 社会の歯車になっていることで、社会に貢献している実感を持ちたい。(40代・女性)
Q6.Q4で「61歳~65歳まで」「66歳~69歳まで」「70歳まで」「71歳以上」働きたいという方にお聞きします。
将来、高年齢者として働くことへの不安はなんですか?(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 若者の働く場を奪ってしまわないか。(40代・男性)
  • 老害になること。(60代・男性)
その理由を具体的に教えてください。
自身の健康、体力がもつかと回答した方の理由
  • 40代半ばにして既に体力の衰えを激しく感じているのに、これから更に老いていったときに、果たして自分の体力はどうなっているのか?甚だ不安である。(40代・男性)
  • 健康でなければ健全な人間関係が築けないし、仕事に集中できないから。(50代・男性)
  • 自分自身が二型糖尿病であり、体力的には年々衰えていると実感しているから。30代のような無理はきかないし、慢性的な腰痛にも不安を感じている。(50代・男性)
希望する条件で働くことができるかと回答した方の理由
  • 時代の流れがある中で、いかに介在価値を保てるかが不安です。(40代・男性)
  • 年齢と共に衰える中で、全てにおいて満たされる雇用条件はないと思う為。(50代・男性)
  • 現在の会社では60歳で退職し、嘱託社員として1年契約で再雇用されます。1年毎の契約なので、同じ条件で働けるのかどうか。転職する場合はおそらく職種は大きく変えないと難しそうなイメージがあります。(40代・女性)
自身のモチベーションが維持できるかと回答した方の理由
  • 現在50代後半だが、既に肉体、精神的な衰えは感じているので、60代~70代になったときのメンタリティーやモチベーションが肉体的に維持出来るのだろうかと考えるから。(50代・男性)
  • 待遇低下→責任感が薄れる→モチベ-ションの維持は課題になる。(60代・男性)
  • 自分の体力や気力がどこまで持つかが分からないところに不安を感じる。(40代・女性)
Q7.Q4で「~59歳まで」「60歳まで」働きたいという方にお聞きします。
長く働きたいと思わない理由として、当てはまるものをお選びください。(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 先の事は先にならないとわからない為。(40代・男性)
  • 部下の昇進、成長の妨げになる。(50代・男性)
その理由を具体的に教えてください。
仕事以外のことに時間を使いたいからと回答した方の理由
  • ボランティア活動に従事し、社会貢献したいから。(50代・男性)
  • 人生は短く仕事だけで終わりたくない。余生は長くゆっくり過ごしたい。(50代・男性)
  • 趣味を楽しんだり、家族とゆっくり過ごす時間を持ちたいから。また、就業中は参加できなかった地域活動などにも貢献したいと考えているから。(40代・女性)
ゆっくりしたいからと回答した方の理由
  • ここから初めて自由な人生が始まる気がするから。(30代・男性)
  • 今の職場が体力的に既にきつく、長く勤める自信がない。今までプライベートを犠牲にして働いてきたため、自分の時間を早く持ちたいから。(40代・女性)
  • 仕事や人間関係でストレスをかかえ、何度も何度も病気をしてきたため、早く心穏やかに過ごしたいので。(50代・女性)
体力・健康に不安があるからと回答した方の理由
  • 現在持病があり、実際何歳まで働くことができるか不透明だから。(40代・男性)
  • 目や腰など、全身各部の不調が急に起こるから。(50代・男性)
  • コロナ後遺症のため、60歳定年であっても定年退職できる自信がない。(50代・男性)
Q8.転職先の企業を決める上で、企業の「高年齢者雇用確保」措置は、影響しますか?
Q9.Q8で「影響する」と回答された方にお聞きします。
どの「高年齢者雇用確保」の措置を講じている企業に転職したいと感じますか?(複数回答可)
その理由を具体的に教えてください。
定年の引上げと回答した方の理由
  • 60歳を越えても大幅に収入が減ることなく働きたい。(50代・男性)
  • 再雇用、雇用継続より、定年引き上げの方が、企業のやる気を感じる。(50代・男性)
  • 正社員の雇用が確保されるから。(50代・女性)
継続雇用制度の導入と回答した方の理由
  • もう一頑張り出来る期間があり新しい事に挑戦しようという気になる。(40代・男性)
  • 再雇用で継続という姿勢に社員への配慮を感じるから。(40代・男性)
  • 定年を引き上げしている企業より、一旦リセットして継続雇用制度の方が無理なく働けると感じるから。(50代・男性)
定年の廃止と回答した方の理由
  • 一律に年齢で区切ることに違和感がある。個人別に判断すべき。(50代・男性)
  • 今後の日本の人口構成を考える上で定年制度廃止は必須だと思うから。(50代・男性)
業務委託契約制度の導入他と回答した方の理由
  • 自身の裁量で仕事ができるようになると思うから。(40代・男性)
  • 正規雇用は企業には負担になる為、業務委託もしくは顧問的採用が必要では?(60代・男性)
[ 本アンケートに関するお問い合わせ先:en-press@en-japan.com ]
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