みなさんの声を活かすためのユーザーアンケート集計結果
195回 アンケート集計結果

「家事育児の分担」について

未就学・小学生の子どもを持つミドル世代の家事育児分担は「夫3割・妻7割」が最多。
「分担割合が良かった」と感じる男性は52%女性は32%と乖離あり。上手くいかないポイントは「分担の決め方・家事時間の偏り」が多数。
今回は、ミドル世代に「家事育児の分担」について伺いました。
配偶者・お子さんがいらっしゃる方に、「家事・育児の分担割合」について聞くと、現在、子どもが未就学・小学生時の方は「夫3割・妻7割」が最多になりました。 子どもが中学生以上の方に、過去、未就学・小学生時の「家事・育児の分担割合」を聞くと「夫1割・妻9割」が最多となり、近年で夫の家事育児参加が進んでいることが見て取れます。

何かと手がかかる未就学・小学生時の家事育児分担について所感を聞いてみると、分担割合が 「良かった(「どちらかと言えば良かった」含む)」と回答した人は50%。 男女別に見てみると、男性は「良かった」が52%。一方、女性で「良かった」と回答したのは32%と、20ポイントも乖離が発生。夫側は上手くいっていると思っていても、妻側はそう思っていない状況が垣間見えました。

分担が上手くいかなかったポイントを聞くと、「正社員と専業主婦・主夫など、家にいる時間の長い方が家事・育児を多く担った」「ワンオペ育児や家事・育児時間に偏りがあった」が上位に。「仕事が忙しく任せきりになった」というフリーコメントが多数見られました。他にも、「上手くいったポイント」や「男女格差へのご意見」もお聞きしています。ぜひご覧ください!

今月もご回答ありがとうございました。現在実施中のアンケートにもぜひご参加ください。

アンケート実施期間 : 2023年11月10日 ~ 2024年1月9日有効回答数 : 1,712名
Q1.あなたは、共に生活を営む「配偶者(事実婚含む)」がいますか?
Q2.あなたには、「お子さん」がいらっしゃいますか。
Q3.Q2で「未就学の長子がいる」「小学生の長子がいる」と回答された方にお伺いします。
今の「家事・育児の分担割合」はどれくらいですか?
※30代~50代に限定。
Q4.Q2で「中学生以上の長子がいる」と回答された方にお伺いします。
お子さんが「未就学・小学生」の頃の「家事・育児の分担割合」はどれくらいでしたか?
※40代~60代に限定。
Q5. Q2で「未就学の長子がいる」「小学生の長子がいる」「中学生以上の長子がいる」と回答された方にお伺いします。
何かと手がかかる「未就学・小学生」時期において、配偶者との家事・育児の分担割合について、どう感じていらっしゃいますか?(中学生以上のお子さんをお持ちの方は、未就学・小学生時を振り返ってお答えください)
男女別
家事分担率別
また、そう感じている(感じた)理由を教えてください。
配偶者との分担割合は、ちょうど良い(良かった)
配偶者との分担割合は、どちらかと言えば良い(良かった)と回答した方の理由
  • 子供が中学生以下の頃は親の家事負担は大きかったが、妻がパートで時短勤務で補っていたためバランスは良かったと思います。(40代・男性)
  • 在宅勤務ですので、空き時間で片付けや掃除ができるから。(40代・男性)
  • 共働きのため、お互いに気づいたところは率先してやるようにしていた。押しつけず、恩着せがましくせず、お互いやって当たり前だと話し合っていたのが良かったのだと思う。残業が多く帰宅が遅い方が家事・育児の負担は減るが、その分会社で頑張っているので、これは相殺だと思っています。(50代・男性)
配偶者との分担割合は、どちらかと言えば良くない(良くなかった)
配偶者との分担割合は、まったく良くない(良くなかった)と回答した方の理由
  • 料理がまったくできないので、そこが100%負担になるのがしんどい時があります。こうやってと要望をするとキレられるので、ガマンしている方がまだストレスがない状態です。(40代・男性)
  • 自分の会社の働き方が柔軟になればもっと家事育児をしたいと考えている。妻の会社のほうが働きやすさを考慮した会社だといえる。(40代・男性)
  • 私も生活費を稼ぐ必要があり、同等に働いているにもかかわらず家事育児の負担はほぼ私にのしかかっている。(30代・女性)
わからないと回答した方の理由
  • 今思えば申し訳ないと思う。今は家事は半々です。(50代・男性)
  • 妻が専業主婦とはいえ、自分の子育てへの関わりが足りていないと感じる。(50代・男性)
  • あの当時妻からの不満は聞いていないが、今振り返ると、家事や育児については妻に任せっきりの状態で、あまり積極的に手伝うことはしていなかったように思う。(60代・男性)
Q6.Q5で配偶者との分担割合は「ちょうど良い(良かった)」「どちらかと言えば良い(良かった)」と回答された方にお伺いします。
家事・育児の分担が、上手くいっている(上手くいった)ポイントを教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 家族用のスケジュール共有アプリを使い、子ども行事や其々の予定を入れ込んで共有している。(40代・男性)
  • 基本的には全て自分でやると思っている。なので、やってくれたらありがとうしかない。感謝と尊敬のロジック。(40代・男性)
  • 疲れたときに疲れたという。疲れた時は、部屋で一人になる時間をつくる。してほしいことは伝える。(30代・女性)
Q7.Q5で配偶者との分担割合は「良くない(良くなかった)」「まったく良くない(良くなかった)」と回答された方にお伺いします。
家事・育児の分担が、上手くいっていない(上手くいかなかった)ポイントを教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 妻の仕事が多忙で自分の負担が増えている。 妻が働かなくても済むだけの収入が無い為、議論の余地無し。(40代・男性)
  • そもそも休日が無いほど自分が仕事にのめりこみ過ぎた。(50代・男性)
  • 海外出向、海外出張が多く、配偶者に対応を任せた。(60代・男性)
Q8.Q1で配偶者は「いない」と回答された方にお伺いします。
父親と母親の家事・育児の分担について、以下のような考え方がありますが、あなたが家庭を持つとしたら、どの考えが近いですか?
また、その理由を教えてください
共働きなら、父親も家事・育児に協力すべきと回答した方の理由
  • 共働きでなければ子育てが厳しい世の中なので、女性だけに働きながら家事・育児を負担させるわけにはいかないと思う。(30代・男性)
  • 共働きなのでお互いに育児をするのは当然だと思うし、そうしないと一方だけに体力、時間、精神的に負担がかかってしまうから。(40代・男性)
  • 共働きならば、父親も家事や育児には積極的に協力すべきだと思います。ただ、共働きとはいっても、仕事の内容や残業時間なども違うと思うので、トータルで平等にお互いを思いやりながら分担すべきではないかと考えます。(50代・女性)
共働きなら、父親は母親と同等に家事・育児に協力すべきと回答した方の理由
  • 理想は同等にやるべきだけど、日本の就業時間の拘束が、どうしてもフルタイムで働く事には適していないのが現状としてあると思う。(40代・男性)
  • 昔から父親も料理をしていたので、性別で役割を分けることにすごく違和感があります。得意不得意で分けるなら納得できますが・・・。(30代・女性)
  • これからの時代はそうあるべき。但し、働いている場合、その当本人である父親と母親だけでは無理であることが多々あるので、他人の助けを借りたり、外注すべき。(50代・女性)
母親に仕事があってもなくても、父親は同等に家事・育児をすべきと回答した方の理由
  • 家事育児は私生活における共同のタスクであると考えれば、仕事同様に配分するべきである。(40代・男性)
  • 仕事と家庭は別作業。家事・育児は共同責任作業。(50代・男性)
  • お互いに家事・育児が出来なければ、どちらかが体調不良等で動けなくなった時や老後に困るから。(30代・女性)
家事・育児は母親がすべきと回答した方の理由
  • 働かない以上は家を守ってもらわないといけない。(40代・男性)
  • 専業主婦の仕事だから。(60代・男性)
Q9.日本は、先進国の中で「家事・育児分担」の男女格差が飛びぬけて大きいという調査結果が発表されましたが、結果についてあなたはどう思いますか?
男女別
また、その理由を教えてください。
男女格差はなくすべきと回答した方の理由
  • 男性だから育休が取りにくいとか、女性だから再就職しにくいとかは無くした方がいいと思う。男女関係なくその家庭の環境でどちらが休みやすいとかが違うため。(40代・男性)
  • 忙しいのはお互い様なんだから、分担するのは当たり前。さもなければ家事の軽視か単なる男尊女卑の思想。(50代・男性)
  • 男女格差が無くならない限り、少子化に歯止めをかけることは出来ないと感じるから。出産後も女性が変わらず仕事に打ち込める環境が必要。(40代・女性)
ある程度の男女格差は仕方がないと回答した方の理由
  • 無くすべきですが、実態として社会が追いついていないと思います。扶養控除の制度や、復帰したくてもできない環境、働くことに対するネガティブな文化等、国民性や日本社会に取り巻く未成熟な部分を是正する必要があります。(30代・男性)
  • 経済的責任負担が平等にならない以上、男女の家事育児分担を当然のように50:50が前提とするような風潮は夫婦の分断を生みやすい。(40代・男性)
  • 子供を産めるのは女性だけという時点で、機能的な差がある以上、完全に平等にすることが難しい。(40代・女性)
男女格差があるのは当然だと回答した方の理由
  • 社会構造が偏っているので、結果として男女格差が出るのは仕方ないのではないかと思う。男性がパートで、女性が正社員として稼いでくれるなら、育児をしたいと思います。(40代・男性)
  • 専業主婦であれば格差は当然あると思う。共働きであれば収入に応じて家事も分担すべき。(40代・男性)
  • 格差ではなく(どちらかに負担を大きくかけるという事ではなく)、それぞれの特性を活かした形で家事・育児分担をして行ければ良いのではないでしょうか。(50代・男性)
わからないと回答した方の理由
  • 他の先進国のように個人主義が定着していない地域と日本とでは、生活環境そのものの条件が違うように思うため、単純比較は難しい。(40代・男性)
  • 人それぞれであり、多様な考え方を尊重したい。格差が定着した背景には、政治と経済が都合よく「働き手」の働き方を誘導する制度(扶養者控除など)があったため。少なくとも国家制度ではこのような誘導はやめてほしい。(50代・男性)
  • 格差は同性同士でも存在するので、格差ではなく、差別をなくすことを考えた方が建設的。(30代・女性)
[ 本アンケートに関するお問い合わせ先:en-press@en-japan.com ]
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