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191回 アンケート集計結果

「男性育休」について(2023年版)

男性の育休取得について、「賛成」と回答したミドルは約8割
取得実績は8%に留まる。取得の壁は「人手不足」「収入減」「取得しづらい雰囲気」
今回は「男性育休」についてお聞きしました。

男性が育休を取得することについて、「賛成」と回答したミドルは約8割(79%)。 賛成と回答した方からは「男性が育児にかかわるのは当たり前の時代」「男性の育児参加が、女性の復職支援に繋がる」というコメントが集まりました。

一方、「反対」「どちらでもない」と回答した方からは、「家庭内でフラストレーションがたまるため、男性は会社にいて欲しい」という女性側の声も散見されました。

お子さんをお持ちの男性で、育休を取得したことが「ある」と回答した人は8%に留まりました。しかし年代別に見てみると、30代で取得率は16%と高く、近年の育休推奨が影響していることがわかります。

男性育休の取得率が低い理由について見解を聞くと、「職場が人手不足」「収入を減らしたくない」「育休を取得しづらい雰囲気がある」の順に並び、この3つが育休取得の大きな壁になっていることが見て取れました。

他にも、育休取得の希望や、妥当な育休期間等について伺っています。ぜひ参考にしてください。今月もご回答ありがとうございました。現在実施中のアンケートにもぜひご参加ください。

アンケート実施期間 : 2023年3月9日 ~ 2023年5月8日有効回答数 : 1,827名
Q1.2022年10月から、育休の分割取得や一部就業が可能となる「産後パパ育休(出生時育児休業)」が施行されことをご存知ですか?
※30代は、35歳以上のミドル層に限定しています。
Q2.あなたは、男性が育休を取得することについて賛成ですか、反対ですか?
また、上記の回答について、理由を教えてください。
賛成と回答した方の理由
  • 男性も育児に関わるのに当たり前の時代となっており、共働きが多い世代のため夫婦が協力出来る育休制度に賛成です。(30代・男性)
  • 育児の必要性や苦労等について女性と同じ立場で理解することができるし、仕事についても一度立ち止まって見つめ直すことができる。(40代・男性)
  • 男性側の積極的な育児参加を早期からしておいた方が、その先女性側が復職した後の支援に繋がるかなと思う。父親の育児参加はまずは育休などで自律性を育む機会にして欲しい(30代・女性)
  • 産休・育休でブランクを作りたくないのは女性も同じ。子供と関わる時間も大切。男性だから女性だからではなく協力して両立していくべきと考えるから。(40代・女性)
反対と回答した方の理由
  • 今の社会情勢や会社の慣例が根強く残っている以上は、簡単に会社を空けられないので無理。(40代・男性)
  • 年齢的に重要な役割を担っていることが多く、周りに代替できる人も少なく周りへの負担が大きい。勤務時間内でも育児対応を許容した様な在宅勤務を会社側が許可することで対応できる様に思う。(40代・男性)
  • お昼の支度から諸々…赤ちゃん以外に手がかかるのが目に見えるため。(40代・女性)
どちらでもないと回答した方の理由
  • 少子化人不足の世の中で、中小企業は社員への説明等も含め企業経営負担が増して、一層苦しくなる。従業員側は働きやすくなる。企業努力の範疇であっても大企業、勢いのある企業にしか現実的ではない気がする。(30代・男性)
  • 月の収入が減るのが不満です。
    更に云うと現場ではその分他の人への負担が増えるので復帰し辛いですね。(50代・男性)
  • ワンオペ育児の率は減るかもしれないが、育児は毎日なので毎日ずっと協力体制でいてくれる男性は少ないと思うから。あと、全体的に育児に協力しないのなら口出しもしないでほしいので、お互いのフラストレーションの為にも会社にいて欲しい。(40代・女性)
Q3.男性が育休を取得する際、妥当な期間はどのくらいだと思いますか?
Q4.男性の方にお伺いします。もしこれからお子さんが生まれるとしたら、育休を取得したいと思いますか?
Q5.男性の方にお伺いします。育児で休みを取得するとしたら、どちらを選びますか?
Q6.男性で、かつお子さんをお持ちの方にお伺いします。これまでに育休を取得したことはありますか?
Q7.Q6で「ある」と回答された方にお聞きします。
育休を取得した期間を教えてください。
Q8.Q6で「ある」と回答された方にお聞きします。
育休の取得に際して、上司への相談の仕方や仕事の引継ぎなどで工夫したことがあれば教えてください。
30代の方の回答より
  • 女性社員含めて前例がなかったこともあり、取得する半年以上前から上司に相談をしていました。幸い有給なども取りやすい会社であったこともあり、社内の皆様協力的でとても助かりました。(30代・男性)
  • 産後に特別有給休暇がとれる会社だったが一人部署のため、いなくても業務が回るように手配した。(30代・男性)
  • 引き継ぎは数ヶ月前から実施。また、繁忙期は出勤し、分割取得した。(30代・男性)
40代の方の回答より
  • 育休でなくとも、怪我や病気で離脱される方のカバーをしてきた経験から、常に自分にしかできない仕事を作らないように進行させていました。自分にしかできない仕事を作ることで評価を得る方もいらっしゃいますが、常に目標設定などを通して、周囲にその重要性を伝えてきておりました。(40代・男性)
  • 通常休暇を使用した。(40代・男性)
  • 数ヶ月前から相談し事前に予定日を共有してもらった。チーム・部下にもお願いして、いない期間の仕事を引き継ぎ、仕事を減らしていくイメージで頼んでいった。ただし、育休中もリモートで出来る事は行うようにしていました。(40代・男性)
50代の方の回答より
  • 早い段階から仕事のサブ担当を付けて、複数で担当する仕組みを作った。会社及び同僚に理解があったことからの幸運なケースであった。(50代・男性)
  • チーム全体の負担が増え過ぎないように取引先との調整も事前準備をした。(50代・男性)
  • 連続での休暇ではなく、単発で取っていました。(50代・男性)
Q9.Q6で「ある」と回答された方にお聞きします。
育休を取得して良かったと思うことがあれば教えてください。
30代の方の回答より
  • 職務面は上長含め育休取得に前向きな会社の姿勢を感じれたこと。家庭面では産後の妻のフォローやそれまで妻が中心となってやっていた兄弟の家事育児のフォローが出来たこと。慌ただしくも家族全員で食卓を囲める時間を確保できたこと。(30代・男性)
  • 社内での育休取得者が増えるきっかけになった。(30代・男性)
  • 育児の大変さについて、身をもって理解できた。子供への愛情が深まった。より長い期間育児休暇を取得してくれるパートナーに対して、感謝の気持ちが芽生えた。(30代・男性)
40代の方の回答より
  • 育休によって得られた喜びや成果があった。自分しか出来ない仕事を事前に優先するなどスキルアップに繋がった。育休不在中のリモート業務が出来る様になった。(40代・男性)
  • 自分のキャリアを見つめ直す良い時間となりました。そのキャリアには、生まれてきた子供を含めて、家族でどのような生き方をしたいかまで。(40代・男性)
  • 産後間もないころは赤ちゃんのお世話が本当に大変な時期にサポートすることができた。また、子供との最初の貴重な時間を過ごすことができて感謝の気持ちである。(40代・男性)
50代の方の回答より
  • 子供との時間が十分に取れ、父親としての認識が赤ちゃんの時代に持ってもらえたことと、母親の負担が大きいことに気づかされ、家事分担を積極的に申し出る機会にもなったこと。(50代・男性)
  • 頑張って産んでくれた妻の支えになれました。沢山の必要品を買いに行ったり産まれて来てくれた我が子との時間は素晴らしい時間でした。(50代・男性)
  • 誕生から半年の昼夜無い生活を知れたこと。それを後輩に伝えられること。(50代・女性)
Q10.男性育休の取得率が低い理由は何だと思いますか?(複数回答可)
その他と答えられた方の回答より
  • 会社や、法整備がまだ甘い。安心して取得できるのは富裕層または、金銭面に余裕のある人だけ。(30代・男性)
  • 主に収入が減ることに対して妻や周囲の理解が得られない。(40代・男性)
  • 前例が少ないからか、人事担当も男性の育休取得について理解できていない。(50代・男性)
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