定年延長等、国が進める高年齢者の労働環境整備に「賛成」と回答したミドルは82%。
働く高年齢者の増加で「健康寿命が延びる」と予測される一方、「後進のポストを奪う」懸念が散見。
今回は「定年」についてお聞きしました。
年金受給時期の選択や、定年延長など、法改正により高年齢者が働きやすい環境整備を進める国の方針に関して、「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答したミドルは82%。
具体的に「何歳まで働きたいですか?」と伺うと、「61歳~65歳」までが28%と最多。次いで「70歳まで」22%、「71歳以上」21%と続きました。
「61歳以上」も働きたいと回答した方に理由を聞くと、「年金では生活できない」「定期収入を得られる期間が延びる」「健康・体力維持」が上位になっています。
また、定年延長など働く高年齢者が増加することでの影響を聞くと、「意欲的な高齢者が増え、健康寿命が延びる」「年金制度等が変わる」「国民の生涯年収が上がる」が多かった一方、「ポストが空かず、後進の昇進を奪う」「若者の雇用を奪う」という懸念も散見されました。
それぞれの設問では、30代~60代の年代別での集計もしております。ご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
今月もご回答ありがとうございました。現在実施中のアンケートにもぜひご参加ください。
アンケート実施期間 : 2022年7月11日 ~ 2022年9月11日有効回答数 : 2,376名
Q1.【法改正:年金法】年金の受給開始を66歳~75歳まで繰り下げることが可能になり、繰り下げた場合、受給額が増額されるようになったことをご存知ですか?
Q2.【法改正:高年齢者雇用安定法】70歳までの定年引き上げや継続雇用制度の導入が、企業側の努力義務になったことをご存知ですか?
Q3.上記の法改正によって、働く意欲がある高年齢者が定年を延長できたり、長く働きやすい環境整備を国が進めていますが、そのことに関して賛成しますか?反対しますか?
その理由を具体的に教えてください。
Q4.あなた自身は、何歳まで働きたいと思いますか?
Q5.Q4で「61歳~65歳まで」「66歳~69歳まで」「70歳まで」「71歳以上」働きたいという方にお聞きします。
定年延長しても働きたいと思う理由について当てはまるものをお選びください。(複数回答可)
その理由を具体的に教えてください。
Q6.Q4で「~59歳まで」「60歳まで」働きたいという方にお聞きします。
定年延長などしない理由として当てはまるものをお選びください。(複数回答可)
Q7.定年延長などにより高年齢者が多く働くようになることで、社会や会社にどのような影響を与えると思いますか?(複数回答可)