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171回 アンケート集計結果

「官公庁・自治体など行政機関への転職意向」について

81%が官公庁・自治体など行政機関への転職に興味が「ある」と回答。
興味を持つ理由、第1位は「仕事を通じて社会貢献がしたいから」
今回は「官公庁・自治体など行政機関への転職意向」をテーマにアンケートを実施しました。

官公庁・自治体への転職に興味があるかについては81%「ある」と回答。その理由は第1位が「仕事を通じて社会貢献がしたいから」57%、次点は「培った能力・スキルを社会に還元したいから」46%でした。

官公庁・自治体への転職に興味が「ない」と回答した方も、過半数の53%が副業やテレワークなど柔軟な働き方が可能であれば興味を持つ可能性が「ある」と回答。「副業でなら経験や知識を活かしたい」「在宅で働けるなら魅力を感じる」などの声が理由として寄せられました。

アンケートでは、行政機関での勤務経験のある方が感じる仕事の魅力や、行政で外部人材を登用することへの賛否なども伺っています。近年、官公庁・自治体による外部人材の募集・登用は増加傾向にあります。ご興味のある方はぜひご一読ください。
アンケート実施期間 : 2020年3月6日 ~ 2020年3月31日有効回答数 : 2,634名
Q1.これまでに、官公庁・自治体などの行政機関で働いた経験はお持ちですか?
Q2.Q1で「ある」と回答された方にお伺いします。
官公庁・自治体などで働く魅力について教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 仕事の根拠が法令等で定められている。(40代・男性)
  • 大きな視点で世の中を見ることができる、様々な業界・分野の人と会う機会がある。(30代・男性)
  • 他にできない特殊な仕事ができる。(30代・男性)
  • 国の施策に直接関わる事ができるから。(40代・男性)
魅力を感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。
  • 国を代表する事業の予算要求から事業管理に従事した。様々なハードルがあったが事が成就した時は感激した。(50代・男性)
  • 社会的に話題になるような政策に関するシステム開発に携われることに誇りを持てるし達成感もある。(40代・男性)
  • 研修の機会が多く、すぐに仕事に還元できたことで、学ぶ意欲を高く保てました。(50代・女性)
  • 30歳前後に銀行から国家公務員として出向しました。銀行内で大勢のお客様の前で話をする機会は非常に少なかったのですが、出向し、制度説明の機会等、若いうちから様々な仕事を任せてもらえるのは、とてもいい経験になりました。(30代・男性)
  • 電子入札の準備のお手伝いをしました。のちに、そのデータ等が使われ、入札が行われ、建物が建ったりしたのを目の当たりにして、達成感が半端なかったです。(30代・女性)
  • 来られるお客様は無償でサービスを受けられるが、期待値が高い。その分やりがい=社会貢献につながると感じる。(40代・男性)
Q3.官公庁・自治体などへの転職に興味はありますか?
Q4.Q3で「ある」と回答された方にお伺いします。
a) 興味をもつ理由を教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 利益至上主義に捉われず大義と向き合えそう。(50代・男性)
  • どのような仕事か興味がある。(40代・男性)
  • 地方創生につながる仕事がしたいから。(30代・男性)
  • 民間会社は景気等の余波を受けやすいから。(40代・男性)
興味を持つ理由について具体的に教えてください。
仕事を通じて社会貢献がしたいからという方の声
  • 自治体での仕事は興味がある。特に自分の生まれ育った街での貢献はしたいと考えることはある。(30代・男性)
  • 営利のみを追求する民間企業に勤めたため、提供するサービスに制限があり辛かった。もっと社会貢献につながる仕事がしたいと思った。(40代・女性)
  • 現在医療機器メーカーで勤務してます。医療関係の仕事ということで少しでも地域社会への貢献しているというやり甲斐を感じながら仕事をしてます。その視点から考えると官公庁や自治体などで自分のスキルを活用出来れば、より地域に貢献出来るのではないかと考えるからです。(40代・男性)
  • 50歳を過ぎて仕事への取り組み方、考え方が変わってきた。自分と言うよりは、周りの人、周りの環境や社会に関わる、あるいは貢献できるような人になりたい。(50代・男性)
  • 仕事はまず、人の役に立つことが最優先であると思います。官公庁のように、利益を求めない組織の方が、よりその視点で仕事ができるのではないかという期待があります。(50代・男性)
  • 仕事を通じて、もっと人の役に立っていると言う実感を得てみたい。(40代・男性)
培った能力・スキルを社会に還元したいからという方の声
  • 今までのデザイナー経験を生かし、官公庁の発行物を内部からセンスアップし、より分かりやすいものを社会に発信していきたいから。今、デザイナーに依頼していない内部発信のものは本当にわかり辛く洗練されていなさ過ぎるため。(40代・女性)
  • クレジット会社にて数々の法改正に対応するため、社内システムや運用の見直しを行なってきたが、近年の技術革新に法令が追いついていない感がある。複雑で多様な技術が次々に生まれ続ける現在においては、スピーディーに健全な発展を目指すべく民間企業が理解しやすいガイドラインや支援を行ないたいと考えている。(40代・男性)
  • 稼げる街づくりを実現・継続させるために、これまでの自分自身の経験を活かせるような気がしているから。また、地場の企業と協力して、人材確保を行うなどの場面で、これまでの民間企業での経験は活かせると思うから。(30代・男性)
  • 官公庁や自治体と折衝する度に、民間企業や民間人との意識や常識のギャップを埋めることで合理的かつムダのない社会が実現すると感じているから。(40代・男性)
安定した収入を得たいからという方の声
  • やはり「安定」が一番の魅力だと思います。(30代・女性)
  • 公的な事業はなくなることは無いと考え、安定収入につながると考える。また、税金が資金となる事での責任もあり、モチベーションも上がると考える。(40代・男性)
仕事の幅を広げたいからという方の声
  • 業務知識習得のため子会社へ出向を経験し、今まで如何に小さな世界で仕事をしていたのかを痛感しました。民間の同業他社(子会社)で受けた刺激を官公庁・自治体ならより感じる事ができ、自身の仕事の幅を広げる事ができると考えたため。(30代・男性)
  • 官公庁などの仕事は社会的にも影響が大きくかつ、社会を創る仕事と思います。そのような仕事につき自身の幅を広げたいと思います。(40代・男性)
影響範囲の大きな仕事を手掛けたいからという方の声
  • 国家のプロジェクトは民間のものと比べて、大きなものが多いから。プロジェクトでなくても、大きな影響があるものが多くて、やりがいがありそうだから。(40代・男性)
  • 権限の大きさに仕事の充実を感じる。(50代・男性)
b) 官公庁・自治体への転職について不明なこと・不安なことを教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 雇用形態(有期契約と更新がないケース)。(50代・男性)
  • 学歴重視の選考。(40代・男性)
  • 選考スピードが遅いので、現実の転職とマッチしづらい。(40代・男性)
  • 年齢制限。(50代・男性)
Q5.Q3で「ない」と回答された方にお伺いします。
a) 興味を持たない理由について教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 古い体質、閉鎖的な感じがする。(40代・男性)
  • 学歴の都合上、応募資格がない。(40代・男性)
  • 将来的に、副業の可否などが改善されるかどうか不明。(30代・男性)
  • 一度経験させていただいたから。(40代・男性)
b) 副業として関われる、テレワークができるなど、柔軟な働き方が可能だった場合、官公庁・自治体などの仕事に興味を持つ可能性はありますか?
c) bで「ある」と回答された方にお伺いします。どんな働き方であれば興味がありますか?
選択した働き方であれば興味を持つ理由も教えてください。
副業として関われるのであれば官公庁・自治体などの仕事に興味を持つという方の声
  • 副業であれば今の自分の現在の仕事をメインに、使えるスキルや知識を活かした働き方が出来ると思うから。(50代・男性)
  • 副業として地方自治体など、人手不足やノウハウに困っている自治体の力になれることは興味がある。(40代・男性)
  • 官公庁の仕事はダイナミックで良い経験となるだけでなく、一般企業ができない社会的な意義が大きい仕事ができる。そうした仕事に副業として関わり続けることができたら、自分の幅も広がるため。(40代・男性)
  • 副業として関われるなら収入アップになるため。(30代・男性)
在宅勤務ができるのであれば官公庁・自治体などの仕事に興味を持つという方の声
  • 時間を有効に使える。通勤時間を省ける。(30代・男性)
  • 既定の労働時間や働く場所にとらわれることなく働くことができるのであれば魅力を感じます。(30代・男性)
テレワークができるのであれば官公庁・自治体などの仕事に興味を持つという方の声
  • 本業とのバランスが取りやすいため。(40代・男性)
  • 堅苦しさや職場の雰囲気を気にしないで能力だけで仕事ができるのであれば、問題ないと感じているため。(50代・男性)
Q6.Q3で「現在官公庁・自治体で勤務している」と回答された方にお伺いします。
公務員資格を持たない外部人材の募集・登用について思うことや、実際に民間出身の方と一緒に働いてみて感じたことなどがあれば教えてください。
外部人材の募集・登用について思うことについて
  • 色々な経験を持った人たちが知恵を出し合うのは良いとは思うが、外部人材登用のバランスが難しい。(40代・男性)
  • どの団体・自治体も旧来の前例踏襲を良しとしていた体制では、今後は業務維持がとても難しい状況となっていると感じます。(職員の減少・業務の多様化)したがって固定概念に囚われず、業務の効率化・廃止等思い切った判断が必要と思います。そのような意味では、従前の職員以外の参画は非常に有意義だと考えます。(40代・男性)
  • どの職場にも独特の感覚があり、変わることが良いばかりではない。民間の感覚を持ち込まれてもうまく回らないことも多い、そのことを理解した上で登用しないといけない。(50代・男性)
  • 税金の使い方の複雑で手間のかかる事務処理に驚いていたが、公的部門ではそれが常識なので、ここで躓くと後が続かないと思います。資格の有無は議論があるところ、しかし、国のためにという公への奉仕の意識が最も重要な動機だと思います。(40代・男性)
民間出身の方と一緒に働いてみて感じたことについて
  • 発想がユニークでスピード感を持って仕事をする人が多い。(50代・男性)
  • 公務員試験に合格したかどうかはあまり違いがないと思います。問題なのは、公務員としての意識の強さだと思います。法令に則って仕事をするとか、大きな組織の一員なのでまめな情報共有が必要だとか、そういった感覚が中途採用の人だとあまりないケースがあります。私が公務員だった時にベンチャー企業からの中途採用の人と一緒に仕事をしていてそのように感じました。(40代・男性)
  • 民間企業経験者は、非常にハングリー精神旺盛なので、物凄く刺激になります。(40代・男性)
  • 行政機関での仕事の進め方についての理解がないため苦労する方が多い。周りのサポートと本人の努力の両方がないとうまくいかない。(40代・男性)
Q7.行政に関して公務員資格取得者以外の外部人材を登用することについての賛否とその理由を教えてください。
選択された内容について理由を教えてください。
賛成の理由
  • 民間企業のほうがケーススタディ多いので、そういった経験を組織的にインストールすべき。(40代・女性)
  • 就職氷河期世代にとって公務員は夢のまた夢だった。民間企業での経験を行政に生かせるようになれば非常に良い効果を生み出せると思う。(40代・男性)
  • よりそれぞれの分野でプロフェッショナルな働きをした方々を結集する事で、従来とは異なる行政になる。環境の変化が激しいのでそれは必要不可欠のように考える為。(30代・男性)
  • 行政に多様な価値観を受けとめる必要もあるはず。ダイバーシティやジェンダーなど現代社会の価値観の多様化に常に適応する必要がある。純粋培養の組織では追いつかない世の中になっている。民間も同様かと。(40代・男性)
  • どんな業界でもそうだが、当たり前と思うことを何の疑問も持たずに仕事を進めたり考えても変革はなかなか出来ないと思う。それには外部の異業種経験者などを積極的に迎えた方が業務の質の向上や効率化などを格段に推進できると思うから。(40代・男性)
  • 様々な価値観やスキルセットを持つこのダイバーシティの世の中で、資格取得のみで限定していると、市中の良い人材は集めることが出来ないと思います。また、外部人材が目指すだけの魅力的要素を行政が持つことも肝要だと思います。(30代・男性)
  • 近年の技術革新は目覚ましく、各企業は多額のシステム投資を行ないグローバルに短時間で様々な判断、契約、決済などが行われている事から、国際的な競争力を維持する為にも外部人材の登用は必要と考えている。(40代・男性)
  • 行政機関だけでは、どうしても机上の空論になってしまって、現場との乖離が出てしまう。その隙間を民間出身者が上手く埋められたらと思う。(30代・男性)
  • 公には公の、民には民の強みと弱点があるので、お互いに補完できれば良い。(50代・男性)
  • 学校卒業時に公務員に興味を持たなかった有能な人材は有資格者以外には多くいて、社会経験を積むことにより、公務員業務の重要性がわかったが、通常の試験では時間と労力がかかりすぎて踏み出せないから。(50代・男性)
反対の理由
  • 公務員資格を有することで、義務についてもより遵守する意識が強まると思う。(40代・男性)
  • 行政で働くからには、公務員の資格が必要と思われる。知識や技能等が一定レベル以上必要と思われるため、資格により維持する必要があると思われる。(40代・男性)
どちらでもない理由
  • 官公庁、行政と言っても一括りにはできないと思う。その組織において解決しないといけない課題を解決できる人材を、内部から調達できないのなら、外部の人材を採用することになると思う。(30代・男性)
  • 様々な立場の人の意見を取り入れることも重要だと思うが、内容によっては限られた人が従事するべき業務もあると思うため。(40代・女性)
  • 新しい風が吹くと考えれば、外部人材は良いかと思うが、やはり、行政である以上きちんとその組織の教育を受けた人間に職務を全うしてほしいと思う。(30代・女性)
  • 賛成:公務員試験を通過する事が本当に公務員に期待される能力を測れる基準とは思えないから。反対:単なる金や安定性だけを求めて遂行できる職務ではないから。(40代・男性)
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