みなさんの声を活かすためのユーザーアンケート集計結果
169回 アンケート集計結果

「働き方改革で得たもの・失ったもの」について

働き方改革で得たもの、第1位は「プライベートの時間」39%
改革によって労働生産性が向上すると思うかについては54%「思わない」と回答。
今回は「働き方改革で得たもの・失ったもの」をテーマにアンケートを実施しました。

働き方改革で得たものを伺った結果では、第1位は「プライベートの時間」で39%、次点は「休日・休暇」で34%でした。働き方改革を実施している企業の多くが「残業時間の削減」「有給休暇取得の推進」に取り組んでいることから、時間や休日・休暇を挙げる方が多かったと考えられます。反対に失ったものを伺った結果では、第1位は「失ったものは特にない」で36%。次点は「収入(29%)」で、残業が減ったことで残業代が無くなったという回答が多く見られました。

働き方改革によって労働生産性が向上すると思うかについては、54%が「思わない」と回答。改革により働きやすい環境づくりは進んだように伺えますが、労働生産性向上という点では課題や疑問を感じる方が多くいらっしゃいました。

アンケートでは、働き方改革についての多くの方の声をご紹介しています。転職活動の合間に、ぜひご一読ください。
アンケート実施期間 : 2019年12月27日 ~ 2020年1月30日有効回答数 : 2,188名
Q1.現在の勤め先は、働き方改革に取り組んでいますか?
Q2.Q1で「はい」と回答された方にお伺いします。
a) 勤務先の従業員数について当てはまるものをお選びください。
b) 取り組んでいる内容として当てはまるものをお選びください。
その他と答えられた方の回答より
  • 会社ネットワークへのアクセス時間制限。(50代・男性)
  • 月間の休日平均10日取得を目指しだした。(40代・男性)
  • 時間制の有給取得。(40代・男性)
  • 同一労働同一賃金制度推進。(40代・男性)
  • 一部の部門でフレックス制の試験運用を計画中と耳にしました。(50代・男性)
c) 働き方や環境に影響があったと感じる取り組みは何でしたか?
その他と答えられた方の回答より
  • まだ成果が出てないので、わからない。(40代・男性)
  • 非正規を有期雇用から無期雇用にした事。(40代・男性)
  • 自分の業務においては変化なし。(50代・男性)
  • 会社ネットワークへのアクセス時間制限。(50代・男性)
d) 働き方改革によって得たものは何ですか?
その他と答えられた方の回答より
  • 資格(統計検定)。(40代・男性)
  • 家族との会話。趣味。(50代・男性)
  • 睡眠時間。(30代・男性)
  • 管理職のため、部下の仕事の肩代わり増加。(50代・男性)
  • 無給残業。(40代・男性)
  • 積み残る仕事。(40代・男性)
得たものについて具体的に教えてください。
プライベートの時間と回答した方の声
  • 早めに帰れるようになったため、読書に使える時間や家族との時間が増えた。(40代・男性)
  • 時間が出来たので、考える時間があるのでアイデアが浮かぶ。(40代・男性)
  • 強制的な残業削減により生まれたプライベートな時間に最初は戸惑いがあったのですが、これまでの仕事中心の生活に比べると、心身ともに余裕ができ、自身の振り返りや棚卸しの良い機会となりました。働き方改革は、生き方改革でもあると感じております。(40代・女性)
  • 平日の家族との時間が増えたと感じました。そのおかげて子どもの日増しの成長を感じることができ、QOLも向上できたと思います。(40代・男性)
休日・休暇と回答した方の声
  • 休日は増えたので趣味の時間をより多く持てるようになりました。(50代・男性)
  • リフレッシュのための休暇を取得するのに罪悪感があったが、取得促進のおかげで休暇取得が楽になった。おかげで、仕事にメリハリが出た感じがする。(50代・男性)
  • 年間19日以上の有給休暇の取得が会社から目標として与えられることにより、家族と過ごす時間、娘の参観日など、平日にある行事への参加が、容易になった。(30代・男性)
  • 有給休暇を比較的楽に取れるため子供の急な体調不調に対応することができる。(40代・女性)
得たものは特にないと回答した方の声
  • 業務量が変わらないまま残業時間削減や有休取得を求められるので、大変になった。(40代・男性)
  • 得たものは、何もありません。(30代・男性)
  • 残業の上限が決められオーバーすると残業が残ってる人にしわ寄せが来る。(40代・男性)
  • 管理職に関しては特に恩恵を受けてないように思える。(30代・男性)
健康的な生活と回答した方の声
  • 日々仕事に追われてていたので、ストレスが解消され、精神面で健康的になりました。(40代・男性)
  • 自分の時間を使って、ジムに通うようになった。(40代・男性)
仕事のストレスと回答した方の声
  • 仕事が終わっていないにも関わらず、「なぜ残っているのか」という雰囲気が社内に漂っていてストレスが非常に増えました。結局持ち帰ってこなすだけなので、なにも良くなっていません。(40代・男性)
  • 残業時間を減らすよう強要される一方で業務量は減らず、仕事の持ち帰りや休憩時間を削るというストレスが発生しています。(40代・女性)
e) 働き方改革によって失ったものは何ですか?
その他と答えられた方の回答より
  • 仕事をやりきる意欲。(40代・男性)
  • 会社への信頼。(50代・男性)
  • じっくりと仕事にかかる時間。(50代・男性)
  • 業務遂行の組織として粘り良さ。(40代・男性)
  • 組織に対する情意が薄らいでいる。(50代・男性)
  • 昼休み時間。(40代・男性)
失ったものについて具体的に教えてください。
失ったものは特にないと回答した方の声
  • 施策毎に工夫をする事でマイナスは無い。(40代・男性)
  • 建設業界なので猶予があります。 ゼネコンさんは改革と言って色々と試していますが、下請会社はそのたびに振り回されています。(50代・男性)
  • 仕事の持ち帰りなど、マイナス面については特に発生していないと認識している。一部の社員は残業代の減少による収入減が不満かもしれない。(40代・男性)
  • 現状で失ったものは無いと思いますが、会社の将来的には失うものがあるのではないかと心配しています。(50代・男性)
収入と回答した方の声
  • 収入削減に伴い、配偶者に勤務してもらう必要が生じている。(40代・男性)
  • 残業代が稼げなくなり、収入としては低くくなった。プライベート時間は増えたが、残念がなくなった分の出費が増える傾向にあり、生活は苦しい。(30代・男性)
  • 残業時間が削減されたことにより,収入が月あたり5万円程度減額になった。(40代・男性)
  • 残業代の収入を期待し予定していたことが出来なくなった。旅行です。(40代・男性)
仕事へのやりがいと回答した方の声
  • 楽に仕事をこなすマインドばかりが高まった様に感じ、仕事を突き詰めるような意思が低下しているように感じる。(40代・男性)
  • 結果を出すためなら、自己責任でやりたいだけ仕事するという自由を奪われ、戦意喪失。(50代・男性)
  • 技術者として、のめり込む、没頭する、執着するといったことがなくなり、できなくなり、サラリーマン化が美徳になり、つまらない組織になった。若手が、成長する可能性を潰している気がする。(40代・男性)
  • 働く事を悪とし、仕事しない事を評価する風潮となり、有能な社員から退職が進んだ。(50代・男性)
本業に集中できる時間と回答した方の声
  • 部門内の役割分担が崩壊し、メインの業務以外の雑多な業務にも追われる様になった。その結果、メリハリが無くなり、メインの業務のアウトプットを出すべきタイミングで他業務の割り込みが入ったりして集中する事が出来ず、これまでの様に自身のパフォーマンスが出し辛くなった。(40代・男性)
  • 会議時間が業務時間に占める割合が増えたため、自分がすべき業務を持ち帰る必要が増えた。(40代・男性)
社員同士の活発なコミュニケーションと回答した方の声
  • 効率を追い求め過ぎて常に職場はピリピリムードに。(40代・男性)
  • 残業時間を制御されることにより、業務に集中する時間が多くなり、簡易なコミュニケーションや、会議などが減った。無駄というか遊びな部分が低下したことによって、良好なコミュニケーションなどが減少していると思われる。(40代・男性)
Q3.Q1で「いいえ」と回答された方にお伺いします。
a) 勤務先の従業員数について当てはまるものをお選びください。
b) 今後、勤務先で働き方改革に取り組む予定はありますか?
Q4.Q3(b)で「ある」と回答された方にお伺いします。
a) 働き方改革に対しては期待と不安のどちらが大きいですか?
その理由を教えてください。
期待と回答した方の声
  • 無駄仕事が多いため。(40代・女性)
  • 休日の増加が期待できるから。(40代・男性)
  • ワークライフバランスを取れる事で、家族との時間を得られる。(40代・男性)
  • 社員数も増えて、より良い働く環境を提供しないと、良い人材が採用できない。(40代・男性)
不安と回答した方の声
  • 営業の取り組み方や業務内容は変わらないのに、退社時間だけをやみくもに早められても業務が滞ってしまう。結局家に持ち帰ることになりそう。(50代・男性)
  • トップが意義を正しく理解していない。(40代・男性)
  • 仕事が追いつくかどうか収入に影響がでるかどうかそのあたりが不透明だから。(30代・男性)
  • 残業がないと給料だけではかなりやすくなってしまうから。(30代・男性)
ちょうど半々と回答した方の声
  • 担当する仕事内容や人数によって、恩恵を受けられる人とほうでない人が出てくるため。(40代・女性)
  • 仕事の効率化を上げ、残業を減らし、働きやすい職場にするのはとても嬉しいです。ただ、どんなに効率化を上げても、残業を減らしても、出勤日数は減らせない職種もあります。また、効率化ばかり優先して、融通が効かなくなってしまい、お客様とのトラブルの原因になる事もあるので、良い面ばかりとは言えないと思います。(30代・男性)
  • 働き方改革を会社がちゃんと理解して、従業員へ反映できるか心配な部分がある。(40代・男性)
  • 無理な残業削減や休暇取得の推進は現場の実情とそぐわなく大変さを生じさせかねないから。(40代・男性)
Q5.日本の労働生産性は先進諸外国と比較して著しく低いと言われていますが、働き方改革によって労働生産性は向上していくと思いますか?
その理由を教えてください。
思うと回答した方の声
  • 多種多様な働き方実現により、従業員満足度向上と、多様な働き方選択肢にここの実力の開花や個性の発揮が実現されやすい状況になるため。また場所と時間がそれぞれバラバラになり得る状況であり、パフォーマンスの重要度がより上がることも生産性にプラス。これらは以前の低生産性時代の皆同じ時間で同じ場所で、保守的な前に習えと対極な働き方。(30代・男性)
  • 今はまだ始まったばかりの段階であるが、働き方改革のような環境改善の仕組みが定着すれば、社会全体の考え方も変わってくると思うので、制度の先の意識改革にまで到達した先には、生産性向上につながると考えられるので。(30代・男性)
  • これまでの日本では残業をして残業代を稼ぐということも一つの働き方でした。でもそれはすべての人に当てはまるものではないし、時間あたりの効率をあげていく必要がある中では、残業をして仕事をするということを評価してはいけないと思います。ビジネススピードも早くなってきている中、いかに時間内で必要な仕事を必要な品質でやるかという時代になっています。残業を減らせた自分を振り返ると、いくら時間をかけたとしても、無駄になっている部分が多すぎていた気がします。(30代・男性)
  • 労働時間が減ってもアプトプットの質は下がらないと考えるため。(40代・男性)
思わないと回答した方の声
  • 単純に時間だけで議論している。日本企業は社内向け資料の体裁や社内階級の準備など過剰なまでに本質的ではない部分にコストをかけている。こういった文化を排除するまで生産性の議論はできない。(40代・男性)
  • 時間のことばかりを気にしており、生産性向上の枠組みがないから。(40代・男性)
  • まだ、政府主導だからやらされている感が強く、自発的なものと感じられないため。(40代・男性)
  • 働き方改革で作り出された時間をどのように活用するのか?余暇を漠然と過ごすだけではスキルアップにならないし、生産性は改善されない。(50代・男性)
  • 時間短縮だけに目が向いており、評価制度の抜本的見直しや評価者の考え方や行動が変わらない限り大きな変化に結びつかない。(50代・男性)
  • 民族性や伝統があったので、諸外国と比べるのは一概にどうかと思う。日本人は勤勉な民族なので、たくさん仕事をさせて、それに見合う賃金を支払うことでやりがいを持たせるべきだと思う。若手が育ち、将来的にも生産性のある職場環境の醸成に努めるべきであると考える。(40代・男性)
どちらでもないと回答した方の声
  • 伝統的な大企業や少し古い体質の企業は時間がかかると思われる。(40代・男性)
  • 一般論として働く時間に対しての対価(給料)という意味では短期的には労働生産性は高まると思います。しかし、どの国においても、大成功をしている人は寝食を忘れて仕事に没頭する時代があって、初めてゆとりのある生活になっていると思いますので、どの時間軸を考えるかによるのではないかと思います。国民平均として中庸で良いと考える日本の国策としてはうまく行くのかなと思いますが、そうなると世界で技術革新を起こそうと躍起になっているアントレプレナーにますます置いて行かれて、長期的には国として非常に労働生産性の低い国になっていくのではないかと考えます。(40代・男性)
  • 労働生産性を向上するのは、時間によるものではなく、仕事の能力、創造力、知恵等によるものだから。(50代・男性)
  • 働き方改革で、仕事の品質が犠牲になっているから。また、就業者が望んでいない制限等もあり、働き辛くなった側面もある。(40代・男性)
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