みなさんの声を活かすためのユーザーアンケート集計結果
168回 アンケート集計結果

「異業種への転職」について(2019年版)

88%が異業種への転職に「興味がある」と回答。
異業種への転職で懸念する点、第1位は「業種未経験でも選考が通るか」
今回は「異業種への転職」についてお聞きしました。

異業種転職への興味については、88%「ある」と回答。興味を持つ理由のトップ3は「仕事の幅を広げたいから」56%、「知識・スキルを磨きたい/身につけたいから」48%、「年収水準の高い業種へ移りたいから」41%でした。

異業種への転職で懸念する点については、70%の方が「業種未経験でも選考が通るか」と回答していますが、異業種への転職者数は増加傾向にあります。AI・IoTといったデジタル技術革新による既存事業の変革・新規事業開発に向け、自社にいない知識・スキルを持つ人材を求める企業が増えているからです。 

アンケートでは、過去に異業種への転職を経験した方へ、転職してよかったこと、苦労したこと、転職後に活かせたポータブルスキルなどについても伺っています。異業種への転職へ興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
アンケート実施期間 : 2019年11月29日 ~ 2019年12月26日有効回答数 : 2,138名
Q1.異業種への転職に興味はありますか?
全体
現在所属する業種別
現在の職種別
Q2.Q1で「異業種への転職に興味がある」と回答された方にお伺いします。
a) 具体的にどの業種への転職に興味をお持ちですか?
その他と答えられた方の回答より
  • エンタメ、音楽、映画業界。(40代・女性)
  • 農業系。(40代・男性)
  • ヘルスケアとITの融合分野。(50代・男性)
  • スポーツ、フィットネス。(40代・男性)
b) 異業種への転職に興味を持つ理由を教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • より自分が興味のある分野に取り組みたいから。(50代・男性)
  • これまでの経験の中で、特に秀でた部分に特化、磨きをかけたいから。(50代・男性)
  • 得意分野が異業種に役立つと思うから。(40代・男性)
  • 人の役に立ちたい、必要とされたいから。(40代・男性)
c) 異業種への転職について懸念する点があれば教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 人事選考者が異業種からの応募者の能力を見極められない。(50代・男性)
  • 努力がお給料にしっかりと本当に反映されるのか?(40代・男性)
  • 勤務地の融通。(40代・女性)
  • 年齢的に厳しい。(50代・男性)
Q3.Q1で「異業種への転職に興味がない」と回答された方にお伺いします。
興味がない理由を教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 異業種からの需要よりも今の業種での実績の方が需要があるから。(40代・男性)
  • すでに何度も異業種転職をしているので。(50代・女性)
  • 前回の転職で苦労した為。(30代・男性)
  • 新たなチャレンジに不安を感じる。(40代・男性)
Q4.これまでに異業種への転職をしたことはありますか?
Q5.Q4で「ある」と回答された方にお伺いします。
a) 異業種に転職をして良かったと感じたことを教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • 興味のある職種に就けた。(30代・女性)
  • 初めての経験ばかりで、毎日ワクワクして楽しい。(40代・男性)
  • 今までにない経験を持てた。今もこの経験は活かせている。(50代・男性)
  • 年齢はかなり離れているが、同期入社の仲間が出来た。(40代・男性)
選択された内容について詳しく教えてください。
知識やスキルを磨けた/身につけられたと回答した方の声
  • 転職前はネットサービスの企画を担当していたが、金融機関のネット強化するタイミングで偶然転職し、社内に経験者がおらず抜擢された。(40代・男性)
  • 各々の業種・業界特有の経理処理を身に付けることができた。その中で共通するビジネスの原則を見出すことができた。(50代・男性)
  • 法人ルート営業から個人新規開拓営業に転職。扱う商材も有形から無形となりました。結果、それまでの経験を活用できたこともありスピーディーに職位や給与が上がったのはもちろん良かったですが、何よりも営業手法の新たな引き出しが格段に多くなり、営業の醍醐味を味わうことができるようになった。(30代・男性)
  • 特殊な業務ではあったので、世間一般常識とはかけ離れた部分があった。これを異業種に転職したことで、自分の知識が偏っていたコトがわかりそれを修正することができた。(40代・男性)
仕事の幅が広がったと回答した方の声
  • 会社によってアプローチの仕方が違うので、異なった方法を理解し、マスターすることで仕事の幅が広がった。また考え方も柔軟になった。(40代・男性)
  • 新しい経験により、問題解決の選択肢が増えると考えている。課題や問題を一つだけの側面から捉えるのではなく立体的に捉えることができれば、今まで解けなかったものが解決できると思う。(40代・男性)
  • 調査会社から広告会社へ移りました。ちょうどマーケティングのデジタルシフトが本格化したタイミングだったので、数字を扱うスキルを評価していただけたとともに、自分のキャリアの幅を広げられました。(40代・男性)
  • 仕事の幅を広げることができ、結果自身の市場価値を高めることができた。ただ年齢やら役職、給与水準など、求めるものによっては厳しい面もあるのは事実なので、若いうちに経験しておくのが良いと思います。(40代・男性)
年収水準が上がったと回答した方の声
  • 年収があがり、異業種ゆえに新しい観点での提案ができたりして評価されたから。(40代・男性)
  • 鉄道→SIer→メーカー→メディカル→商社と転職してきたが、仕事の幅は広がり、年収は上がっている。システム経験やスキルを評価していただいた結果かもしれません。(40代・男性)
経験を活かせたと回答した方の声
  • 接客業から製造業と全く畑違いの仕事に転職したが、接客業でのコミュニケーション力が思わぬ助けとなり職場に馴染むことが出来た。(40代・男性)
  • ITからメディカル(医療機器)、医療機器から製薬への転職を経験しました。職種は同じであったためスキルは引き続き評価され、業界知識や仕事の幅が広がり、より上位職に近い思考を行うことができるようになりました。(40代・男性)
経験やスキルを高く評価してもらえたと回答した方の声
  • シンクタンクからコンサルティング会社へ転職し、シンクタンクで築いた専門分野での深い知見やスキルを軸にして、それをコンサルティング会社で他分野に拡大して活用することができ、その結果、社会的にも会社にも高く評価され、厚遇された。(50代・男性)
  • 電機メーカーから、自動車メーカーへの転職をしました。電機メーカーでは自身が設計、評価、商品企画をする仕事だったのに対し、自動車メーカーでは社内調整や説明が多いので、社員は細かな設計の勘所、感覚を持っている人が少なく職場では重宝されていると感じます。(30代・男性)
b) 異業種に転職をして苦労したことを教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • キャリア形成がゼロベースになってしまう事。(40代・男性)
  • 苦労とは思っていないが、常に自分から学ぶ姿勢でないと取り残される。(50代・男性)
  • 年収が新卒にもどった。(30代・男性)
  • 平社員からのスタートとなった。(50代・男性)
選択された内容について詳しく教えてください。
異なる習慣・風土になじむことと回答した方の声
  • 未経験の分野であるため、業界の常識に馴染むには時間と労力が必要だった。(50代・男性)
  • 風土が独特で馴染むのに2年かかった。(40代・女性)
  • 前職のシンクタンクではある程度時間をかけてじっくりと課題に取り組み、他でみられない成果を出すことを追及していたが、転職先のコンサルティング会社ではスピードが重視され、実践的な結果が求められるため、業務に対するスケジュール管理や取り組み姿勢を大きく変えることが必要となった。(50代・男性)
  • 会社によっては仕事の進め方などが恐ろしいくらい違う。(40代・男性)
新しい知識・スキルを身につけることと回答した方の声
  • 前職のスキルを活かせる領域を自分で見つける努力をし、一気ではなく少しずつ結果を出すことを自分の中で納得させる作業が必要だった。(30代・男性)
  • BtoCで培ったスキルの応用を期待されてBtoBに転職した際、理解のベースが違いすぎて苦労しました。(40代・男性)
  • 仕事というより業界知識・商品知識が皆無だったので、それを習得するのに苦労している。(40代・男性)
  • ベンチャー企業であったため、即戦力としての活動を求められたが、基礎知識が薄かったことがスタート時には苦労の元となった。(40代・男性)
実績のない中でイチから信頼を積むことと回答した方の声
  • 顧客との信頼関係を構築するのに時間がかかった。(40代・男性)
  • 信頼と実績を得るには、時間がかかりましたが、達成感があり後々の経験に繋がった。(40代・男性)
  • 勤務されている従業員の自分に対する警戒心を和らげるのに苦労した。中には自分のポジションの確保や今までの仕事の仕方を否定されるのではないかと、質問するたびに敵対心を押し出してこられる方もいらっしゃった。(40代・男性)
  • 課長職・部長職のポジションで異業種への転職でしたので、コミュニケーションを図りお互いの信頼関係を構築する事に時間がかかった。(50代・男性)
即戦力としての活躍を求められることと回答した方の声
  • 中途採用ということで、結果をすぐに求められるのは当然ではあるが、やはりプレッシャーと周囲の目線は厳しいと感じた。(40代・男性)
  • 即戦力を期待されるが、ノウハウがわからないままいきなり即戦力で判断されるのがつらい。(40代・男性)
教育環境が整っていなかったことと回答した方の声
  • 教育環境が整ってなく、人により作業がはらばらで馴染むのに苦労した。(30代・男性)
  • マニュアルも参考資料も無く、自分で失敗しながら覚えるしか無かった。(50代・男性)
c) 前職までで培った能力・スキルで異業種への転職後に役立ったものを教えてください。
その他と答えられた方の回答より
  • コミュニケーションスキル。(40代・男性)
  • プレゼンスキル。(40代・男性)
  • 語学力、駐在経験。(40代・男性)
  • 忍耐力。(40代・男性)
前職までで培った能力・スキルが転職後にどのように役立ったか、エピソードも踏まえて具体的に教えてください。
  • 前職まで精密機器の開発で内勤業務に従事しており、そこで身につけていた情報収集・分析に関する技能が、外勤(フィールドエンジニア)として転職したときに現場での情報解析、トラブルシュートに役だっていると感じることがある。(40代・男性)
  • 収集した情報を分析、課題を抽出して解決策を提示するという作業はどの職種でも共通のため、前職の経験が役立った。(40代・女性)
  • 基本的に営業職であれば商材が変わっても基本は同じで、お客様の要望や困り事をキチッとヒアリング出来れば数字に繋がるという確信が持てた。(40代・男性)
  • 前職がデザイナーでしたので、社内外に使用する資料作りには定評がありました。(30代・男性)
  • 管理職になると、オペレーターのメンタル管理が必要になり、福祉職で研鑽した傾聴力が役にたった。(40代・男性)
  • 転職して早々に新規開拓を任せられ、売上目標も与えられたが、前職から実施していたPDCAサイクルをまわすことで目標を達成した。また、前職でも比較的社長に近い場所で働いていた為、転職後も新たな取り組みを実行する際に経営層や関係部署への社内対応を上手く行うことが出来た。(40代・男性)
  • シンクタンクでは調査研究に際し、事前にいかに綿密に業務のフレームワークとフローを構築するかが、成果に大きな影響を持つ。調査研究とタイムスパンが異なるコンサルティング業務においても、こうした業務手法を援用することで、他者と十分に差別化できる成果を挙げることができた。(40代・男性)
  • 外国企業であっても、仕事の根本は変わらない。お客様主体の考え方は、全世界に通用する。(50代・男性)
  • 社外パートナーとのリレーション構築スキルは、会社が変わってもポータブルスキルだと感じた。(40代・男性)
  • 課題の本質を見極める力は業界関係なく万能。(40代・男性)
実施中のアンケートへ プレゼント当選者発表へ
転職先がご決定されたみなさまへ
毎月50名様にAmazonギフト券5,000円分をブレゼント!
転職先情報の入力へ
第168回アンケート集計結果「「異業種への転職」について(2019年版)」。ユーザーアンケート集計ページ。エン ミドルの転職をご利用頂いたユーザーの皆様に「働くこと」「転職について」に関するアンケートを毎月実施。アンケートにご回答いただいた皆様には、抽選で豪華商品プレゼント。