みなさんの声を活かすためのユーザーアンケート集計結果
第161回 アンケート集計結果

「リカレント教育」について（2019年版）

リカレント教育を行なったことが「ある」方は、47％。
学び直しによって、54%が「業務の質を高めることに役立った」と回答。
今回はリカレント教育をテーマにアンケートを実施しました。リカレント教育を行なったことがある方は47％。学んだ内容の1位は「専門的な資格の取得」47％、2位は「経営・ビジネスに必要な知識や能力」43％、3位は「英語などの語学力」42％で、学び直しをした方の54%が「業務の質を高めることに役立った」ことを実感しています。

今後、学び直しをしたい（続けたい）かという質問では、90%が「したい」と回答。学び直しをする上での課題の1位は「学費や受講料の負担が大きい」で75％でした。

定年延長など働く期間が長期化する一方で、終身雇用が見直されつつある現代において、社会から求められ続ける人材であるためには、個々人が学び続ける姿勢がより重要になります。リカレント教育にご興味をお持ちの方は、何を学ぶか・何を実現するために学ぶかなど、アンケートに寄せられた様々な声も参考にしてみてください。

今月もご回答ありがとうございました。現在実施中のアンケートにもぜひご参加ください。

リカレント教育について
リカレント教育とは… 義務教育や基礎教育を終え就職した後も、必要に応じて教育を受けること。
教育機関に戻って学ぶことに限らず、企業で働きながら学んだり、生きがいのために学んだりすることも含みます。
アンケート実施期間 : 2019年4月26日 ～ 2019年5月30日有効回答数 : 1,411名
Q1.これまで、学び直し（リカレント教育）を行なったことはありますか？
ある：47%、ない：53%
Q2.Q1で「ある」と回答された方にお聞きします。
具体的にどのようなことを学ばれましたか？（複数回答可）
専門的な資格の取得：47%、経営・ビジネスに必要な知識や能力：43%、英語などの語学力：42%、マネジメント：20%、プログラミングなどのIT関連スキル：14%、学位の取得：14%、リベラルアーツ：4%、その他：5%
その他と答えられた方の回答より
  • 知財関連など。（40代・男性）
  • FP資格。（50代・男性）
Q3.Q1で「ある」と回答された方にお聞きします。
リカレント教育を受けた機関を教えてください。（複数回答可）
民間サービス：65%、大学院：14%、専門(専修)学校：14%、大学：10%、大学公開講座：8%、短期大学：0%、その他：14%
その他と答えられた方の回答より
  • グループ企業研究会。（50代・男性）
  • 職場の講座。（40代・男性）
  • 通信教育。（40代・男性）
Q4.Q1で「ある」と回答された方にお聞きします。
学び直しを行なったことでどのような変化がありましたか？（複数回答可）
在籍企業での業務の質を高めることに役立った：54%、転職に役立った：30%、新たな人脈が築けた：29%、変化は無かった：16%、在籍企業での異動に役立った：7%、周囲の人間に迷惑をかけた：2%、ブランクが空いた分、転職にマイナスになった：1%、在籍企業での評価が下がった：1%、その他：9%
その他と答えられた方の回答より
  • 今までと、人生に対する考え方が変わった。転職活動時に僅かながら有利になった。これからが勝負と思う。（50代・男性）
  • 先々に稼ぐための自信に繋がった。（40代・男性）
  • 学ぶ事で、成長する意欲を取り戻しました。（40代・男性）
  • 学習継続する動機になった。（40代・男性）
Q5.Q1で「ない」と回答された方にお聞きします。
学び直しを行わない理由を教えてください。（複数回答可）
学費や受講料の負担が大きい：58%、勤務時間が長くて十分な時間がない：53%、職場を離れるブランク期間のマイナスの方が大きい：27%、ニーズに合ったカリキュラムや教育課程がない：13%、必要性を感じない：12%、自社内の研修で十分：6%、その他：6%
その他と答えられた方の回答より
  • 転勤が多く、途中で中断する恐れがある。（40代・男性）
  • 海外在住しており、学習したいプログラムが無かった。（40代・男性）
  • 書物等自己研鑽の範囲で行ってきた。（50代・男性）
  • 個人的に参考書を購入して勉強するため。（50代・男性）
Q6.今後、学び直しをしたい（続けたい）と思いますか？
したい：90%、したくない：10%
Q7.Q6で「したい」と回答された方にお聞きします。
具体的にどんなことを学びたいと思っていますか？（複数回答可）
英語などの語学力：59%、経営・ビジネスに必要な知識や能力：54%、専門的な資格の取得：50%、マネジメント：31%、プログラミングなどのIT関連スキル：28%、学位の取得：13%、リベラルアーツ：9%、その他：2%
その他と答えられた方の回答より
  • 接遇やコーチングなど、ヒューマンスキル。（50代・男性）
  • 株や資産の運用方法など。（40代・男性）
  • 統計検定のさらなる上位級、会計や簿記の資格。（40代・男性）
  • 新しいテクノロジー。（40代・男性）
Q8.Q6で「したい」と回答された方にお聞きします。
学び直しをしたいと思ったきっかけを教えてください。（複数回答可）
今後の人生を有意義にするため：69%、教養を深めるため：44%、キャリアチェンジを目指すため：40%、就職や転職のために必要性を感じたため：38%、他の人との親睦を深めたり、友人を得たりするため：38%、将来・定年後に備えるため：37%、現在の仕事に必要なため：22%、継続し学ぶことで自己への刺激を与えるため：14%、仕事以外で生活上の必要性を感じたため：10%、働き方改革の影響でOff-JTの機会が減っていると感じたため：4%、働き方改革の影響で自由時間が増えたため：3%、その他：1%
その他と答えられた方の回答より
  • 収入を上げる為。（40代・男性）
  • 今までに感じられなかった世界を感じるため。（40代・男性）
  • 変化のスピードに順応する為。（40代・男性）
  • 社会に貢献するため。（50代・男性）
Q9.学び直しをする上での課題を教えてください。（複数回答可）
学費や受講料の負担が大きい：75%、勤務時間が長くて十分な時間がない：47%、職を離れることによるキャリアの断絶が怖い：22%、何を学んだら良いのか分からない：15%、職場の理解が得られない：14%、学びたいカリキュラムや教育課程がない：8%、その他：4%
その他と答えられた方の回答より
  • 次の仕事での要求事項。（50代・男性）
  • 学校に通うには仕事上、家庭の役割上難しいので独学になる。（40代・男性）
  • 通うのが大変。（50代・男性）
  • 修得後のメリットが見えづらく、尻込みしてしまう。（50代・男性）
Q10.学び直しをすることで、実現したいことを教えてください。
  • 起業したい。（50代・男性）
  • プログラミング習得し就職しながらフリーランスとしても働けるようにしていきたいと思います。（30代・男性）
  • リタイア後もやり甲斐のある仕事を見つけ、それに就ける知識・技術を身につけること。（40代・男性）
  • 英語が少なくとも日常会話程度は話せるようになって、海外からのお客さまをおもてなしするボランティア等も行いたい。（50代・男性）
  • ゼネラリストでなくスペシャリストとして組織や社会に貢献していきたい。（40代・男性）
  • 実務を積んだからこそ、具体的なイメージや事例を元に学びなおすことで、基礎の理解が深まり、ビジネスにより活かせると考えている。（30代・男性）
  • 今後の人生が豊かになり役に立てばそれで良い。常に学び続ける姿勢を子どもたちに見てもらい、学ぶことの楽しさを伝えたい。そして学んだ事が仕事と人生の役に立ち、豊かな発想を生む事の幸せを知ってもらいたい。（30代・男性）
  • 知った気になっている知識の穴を埋め、新しい知識を得ることで自身のベースとなる強みを厚くしたい。（30代・男性）
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