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114回 アンケート集計結果

「海外での勤務」について(2015年版)

海外勤務の経験がある方は、2013年に比べて13%増の46%
第114回は「海外での勤務」について伺いました。

海外での勤務経験がある方は46%。前回調査時(2013年)より13%増加しています。特に40代、50代の海外勤務経験者が多く、50代では55%が海外勤務を経験しているという結果になりました。

企業のグローバリゼーションの影響か、2013年よりも海外で働く機会が身近になりつつあることが伺えます。また、転職先として海外勤務の可能性がある会社を「積極的に選ぶ」と回答された方は37%。前回調査時(2013年)より11%増加しています。

今回は、実際に海外勤務を経験された方に、海外での勤務を通しての意識・働き方の変化や、海外勤務で得られた学びなどについて、アンケートを行なっています。

ぜひ、ご一読ください。

アンケート実施期間 : 2015年6月1日 ~ 2015年6月30日有効回答数 : 1,023名
Q1.これまでに海外勤務(3ヶ月以上の勤務)をした経験はありますか?
Q2.海外勤務経験があるという方にお聞きします。
aどの地域で働いた経験がありますか?
b海外での勤務を希望していましたか?
海外勤務を希望した理由をお聞かせください。
  • またとない経験がつめるし、今後のキャリアパス上も非常にいい経験になると思っていたから。日本のような、型にはまった仕事や働き方ではなく、いろんな価値観や働き方があり、かつ肯定されている場所に身をおいてみたかった。(34歳 女性)
  • 海外現地法人の社長になり、現地法人のマネジメントをしたかったから。自分の英語力とマネジメント能力を存分に発揮するため。(48歳 男性)
  • 仕事上での経験がより多く積める、生活上での経験がより多く積める、駐在手当てがもらえる、言語能力を向上できる。(31歳 男性)
  • これから益々グローバル化すると予想しており製造業においては特に海外での展開が必須と考えております。(35歳 男性)
  • リタイア後、海外で過ごすことを検討していた。海外で仕事や生活ができるかどうか、試してみたかった。
    (36歳 女性)
  • 自身の見聞・可能性をより広げられるとともに、周囲への影響力が高められると考えたため。(34歳 男性)
c海外勤務の前後で「働き方」や「働くことへの意識」に変化がありましたか?
どのような変化があったか、具体的にお聞かせください。
  • 【日本流のやり方、日本人の考え方が全てではない事】海外勤務でまず壁にぶつかる問題として現地メンバーとの考え方の違いがあるかと思いますが、ここで日本人の考え方や日本流のやり方を押し付けるとうまくいかないと思います。良い意味で現地メンバーの考え方に対する妥協点を探し、例えそれが日本では非常識であっても、現地ではうまくいく場合が多々あります。逆に日本流のやり方や日本人の考え方を押し通し、現地の事業で失敗した企業は多くあるのでは?と思います。(40歳 男性)
  • 日本ではプライベートより会社に重きをおき、長時間労働、残業も当たり前になっているが、北米で両者同じか逆で、リラックスして働き、平日でさえも退社後の時間を有意義に過ごす人が多かったように思う。自分自身も日本の会社文化から一転してそのように過ごし、プライベートの時間を大事にするようになった。人生の満足度が全く違うので、可能であれば今後も北米の会社文化で働きたいと思うようになった。(33歳 女性)
  • 視線が(1)上司、(2)顧客に向きがちな日本の働き方に対し海外は上司の評価、顧客満足以上に先ず自己の成長、スキルアップ、自己(及び家族)の為の経済的充足に目が向いていて日本では異端だった自分がこれでいいんだと言う確信を持てた事。(48歳 男性)
  • 曖昧さがなく非常にドライな一方、日本の顧客絶対主義に比べ、顧客に対し、よりフェアな立場で仕事進めて行くことができる。顧客に対しても主張するべきところはしっかり主張することを強く意識するようになった。(43歳 男性)
  • 仕事のことだけでなく、海外の歴史や文化により興味を持つようになった。また、業務を進めるうえで、自分だけでできることは少なく、周囲との協力の重要さをより意識するようになった。(45歳 男性)
  • 日本企業のように型にはまった感じではなく、自由であり、また、社員を尊重し守られる風潮であったが、日本のような情はなく、いつでもクビになりかねない。
    (31歳 男性)
d海外勤務の中で得られた、最も大きな学びを教えてください。
  • よくもわるくも凝り固まった、フィルターのかかっていた自分のものの見方や考え方をとっぱらえたこと。多様性の中に身をおき生きることで、いかに今まで日本の生活が、型にはまったものであるかが身をもって体感できたし、型からはみ出すことにたいする恐怖や不安といったものを無意識のうちにもっていてこうでなければならない、という見えない枠にとらわれていたことにきづいた。いろいろなものや考え方、あり方があっていいんだ、だから受け入れることもしなくてはならないと、柔らかい頭と心になれたこと。また、本当に大切なものは何か本質を大切にするようになった。仕事第一がよしとされる日本での生活ではなくて、自分が本当に人生で大切にしたいものは何なのか、楽しみも苦しみも人生を謳歌している海外の同僚らをみて、何も考えずにレールの上を走るのではなく、きちんと考えてどうしたいのか、本質を追求するようになったことも大きな学びであった。(34歳 女性)
  • 【海外から日本と言う国(日本人)を客観的に見る事が出来る】日本で生活していると自国の長所や短所など自覚する事が難しいと思います。しかし、海外で生活する事により(現地メンバーの意見を聞く事により)、日本(日本人)の長所や短所などが身を以て理解する事が出来ます。それを仕事上に活かす事により、ビジネスチャンスを大きく開いていく事が出来ると感じています。(40歳 男性)
  • 自分がそれまでいかに小さい社会でしか活動していなかったか、改めて世界の広さを実感した。また、その世界がいかにダイナミックに動いていて、自分の非力さを感じながらも、非常に刺激的な仕事もできたと思っている。(44歳 男性)
  • 外国人を特に意識せずコミュニケーションが取れるようになった。また、習慣や考え方は違っても、根本的なところは日本人も外国人も変わらないと思えるようになったこと。外国人に対する偏見が減った。(45歳 男性)
  • 他国の企業と比較して実感した日本企業の強み、弱み。品質や丁寧な仕事ぶりは強みだが、反面スピード、語学力、トップマネジメントでの実行力などは欠けているように思う。(32歳 男性)
  • 日本人の勤勉さや正確さ、正直さを再認識しました。これまで日本人の先輩方が培ってきたものを絶やさないように頑張っていかなければならないと思っています。(37歳 男性)
Q3. 今後、自分自身が海外で働く可能性はあると思いますか?
よろしければ、具体的な理由をお聞かせください。
かなりあると思うおそらくあると思うと答えられた方の回答より
  • グローバル化が進み、特にアジアへの進出している企業は増えています。実際に何度か、1~2週間の出張でいっています。 また、英語もビジネスレベルではありませんが、おそらく海外で働く機会はあるのではないかと考えます。(43歳 男性)
  • 業態によっては、これからも海外進出に傾倒していく企業が増え、コントローラー、中南米諸国のスペシャリストとしての経験を必要とされる場面が増えると確信するため。(46歳 男性)
  • 企業人である限りはフラットな環境が日本では実現しそうにない事。海外の生活や文化が(家族を含めた)自分に合っているから。(45歳 男性)
  • 余程潤沢な内部留保がある企業は別として、海外での販売好調が寄与した企業でないと今後生き残っていけないと考えるから。(48歳 男性)
おそらくないと思う全くないと思うと答えられた方の回答より
  • 現在の仕事内容はともかく、今の会社ではそのような事は過去にもこれからもなさそうだから。他社は海外で事業を展開しているところもあるのでまったくないとは言い切れませんが。(38歳 女性)
  • 海外で働くモチベーションは全くないので自分から求めることはない。外国語での話書聞読のスキルがなく身に着けつる予定もないので、依頼される可能性も低い。(47歳 男性)
  • 英語を、話せない。勉強して、話せるようになったとしても、キャリアも経験もない37才なので、行きたくてもそのような職につけないと思う。(36歳 女性)
  • 年齢的側面及び家族の海外耐久性が難しい。自らは望まないが、会社から話があった場合はその可能性はゼロではない。(47歳 男性)
Q4.仮に今、在職している会社から海外勤務の辞令を受けたとします。あなたはどうしますか?
年代別グラフ
よろしければ、具体的な理由をお聞かせください。
赴任先に関わらず、喜んで受け入れる赴任先によっては、喜んで受け入れると答えられた方の回答より
  • 国内、海外問わず、新しい場所や役割の機会があれば受けるべき、と考える。人生そんなに長いわけではなく、選り好みしていては機会を失うこともある。それによって出世などが変わるかもということはあるが、人生の価値を自身の成長と思っているので、そこは気にならない。(47歳 男性)
  • 欧州やアメリカなどの先進国であれば喜んで受け入れる。アジア圏は拒否する。また中国の台頭はあっても、西洋が作り上げた自由の文化を上回ることはできないため、結局は西洋的な社会基盤が今後数百年はグローバルスタンダートになるという確信があるため。(29歳 男性)
  • ビジネス英語は話せないが海外勤務は若い頃からの夢。ただし家庭もあるので世界中どこでもというわけにはいかず、赴任先によっては、という条件になる。
    (47歳 男性)
  • 辞令は、人事評価されての結果かと思います。個人的に辞令の前に意思表示しての辞令なのでチャンスは、最大限に生かしたいので。(46歳 男性)
希望しないが、やむなく受け入れる拒否すると答えられた方の回答より
  • 家庭環境(たとえば子供の学校など)によって、単身・家族そろってを問わず海外転勤できる好ましいタイミングではないため。赴任先の環境(衣食住)、日本との距離(帰国の負担)、などが今の家庭環境と照らし合わせ好ましい保証がないため。(41歳 男性)
  • 父親の健康状態が良くないので日本を離れたくはないが兄弟が近くにいるので海外勤務を拒否するほどではない。(52歳 男性)
  • 家族全員連れての赴任は無理です。もし、単身でとなっても主人は仕事と家事育児の両立が難しいと思います。(41歳 女性)
  • 子供が中学受験をするので、転勤できない。6年後なら、赴任才によっては喜んで受け入れる。(36歳 女性)
Q5.海外勤務の可能性がある会社を、転職先として選びますか?
年代別グラフ
Q6.Q5で「積極的に選ぶ」と回答された方にお聞きします。
aその理由を教えてください。
年代別グラフ
その他と答えられた方の回答より
  • 日本の技術は信頼性が高く、海外でマッチングするとやりがいが大きい。(43歳 女性)
  • 留学や海外勤務が夢でもあったので実現したい。(40歳 女性)
  • 子供に海外生活を経験させたい。(36歳 男性)
  • サービス残業がほぼ無い。(43歳 男性)
b転職して、どこの国・地域で働きたいですか?最も働きたいところをお選びください。
年代別グラフ
その理由を教えてください。
  • 正直「最も」と聞かれると選び切れない。これまでアジアの勤務を経験したので、他の地域に興味があります。。東欧は古くからの歴史や文化に惹かれるところがあったので選びました。他にアフリカ・中南米・オセアニアや西欧・北米ももちろん興味があります。(45歳 男性)
  • アパレルの貿易の仕事をしています。転職しても同じ職種をしたいと思っています。ファッションの拠点はフランスです。いつかその本場で自分の仕事が出来る時が来ることを目標にしています。(43歳 女性)
  • オセアニアではなく、どこの国でも問わないが、日本と同じようにある程度成長が鈍化(安定)した国においてビジネスを伸ばす方法を模索してみたいため。(34歳 男性)
  • 東南アジアを含むアジア圏での業務は経験があり生活習慣に対して問題がないことと発展途上としてのやりがいを感じていたため。(45歳 男性)
c具体的に働きたい国名を教えてください。
  • ◆ アジア: タイ、マレーシア、ベトナム、シンガポール、インドネシア、中国
  • ◆ ヨーロッパ: フランス、ドイツ、イギリス
  • ◆ 北米: アメリカ
Q7. Q5で「積極的に選ぶ」以外を選択された方にお聞きします。
海外勤務がある会社を候補としない理由を教えてください。
  • 海外転勤のタイミングが、家庭環境(たとえば子供の学校など)と照らし合わせて単身・家族そろってを問わず海外転勤できる好ましいタイミングか否か保証がないため。ー赴任先の環境(衣食住)、日本との距離(帰国の負担)、などがそのときの家庭環境と照らし合わせ好ましい保証がないため。(41歳 男性)
  • 夫も仕事を持っており、単身での海外勤務の可能性は低いと思う。また、20歳代で、独身の時であれば積極的に選んでいたと思うが、老後を考える歳(現在45歳)なので、年金、貯蓄等を考えると、海外勤務はよほどの条件でなければ難しいと思うし、そのような機会は低いと思う。(45歳 女性)
  • 日本語でのコミュニケーションによる業務の方が、母国語であるため伝わる内容にずれが生じにくいと考えます。あえて海外で不慣れな母国語で業務を行うことに魅力を感じないためです。(34歳 男性)
  • 候補としないわけではない。積極的にしないだけ。そもそも行けと言われれば喜んで行く。かといって海外勤務の可能性が無い会社に興味が無いということは決して無い。(48歳 男性)
  • 外国語や海外の習慣に寝れない所で、仕事のパフォーマンスの精度や家族の生活の困難さを考えると行けない。経営者や経営陣が行くべき。(49歳 男性)
  • 外国語で仕事をしたくない。アングロサクソンと仕事をしたくない。子供は「日本で」「一緒に暮らして」育てたい。(47歳 男性)
Q8.現在もしくは直近の職種を教えてください。
年代別グラフ
Q9.現在もしくは直近の業種を教えてください。
年代別グラフ
Q10.現在もしくは直近の年収を教えてください。
年代別グラフ
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