みなさんの声を活かすためのユーザーアンケート集計結果
109回 アンケート集計結果

「共感転職(仕事における価値観)」について(2015年版)

転職活動の際に、企業とご自身の価値観が合うかを確認している:71%
仕事において、同僚や上司と価値観の相違が原因で失敗したことがある:52%
今回は「共感転職(仕事における価値観)」についてのアンケートを実施しました。転職先を選ぶ際の重要性をお聞きしたところ、1位が「社風・職場の雰囲気」で94%。2位が「一緒に働く人の価値観」で83%。3位は「企業理念」で73%の方が重要であると答える結果に。

また、仕事の価値観の相違について、「同僚や上司と価値観の相違が原因で失敗したことがある」と回答された方は52%。約半数の方が、価値感の相違によるトラブルの経験をお持ちのようです。「仕事の進め方に対しての考え方や、仕事そのものの価値観の違いから上司と揉めた」というお声を多くいただきました。

では、どうすれば未然に防げたのかという問いに対して、1位は「もっとお互いを理解するために、普段から会話をすればよかった」でした。主に、日頃のコミュニケーション不足が価値観によるトラブルの原因といえます。

全体の71%の方が「転職の際に価値観を確認している」という結果から、価値観による入社後のトラブルやギャップを未然に防ぎたい求職者は多いことがうかがえます。「共感転職」はそんな求職者と企業をつなぐ新たなマッチング方法かつ安全な転職活動なのかもしれません。

他にも、皆さんから頂いたご意見を多数掲載しております。ぜひ、ご一読ください。

共感転職について
共感転職とは … 自分と同じ価値観(理念やビジョン)を持つメンバーと働くことを基準に職場を選ぶこと。
アンケート実施期間 : 2014年12月25日 ~ 2015年1月29日有効回答数 : 873名
Q1.転職先を選ぶ際の基準として、以下の3つの項目について教えてください。
a社風・職場の雰囲気
年代別グラフ
b一緒に働く人の価値観
年代別グラフ
c企業理念
年代別グラフ
Q2.Q1で回答された中で、最も重要視する基準を教えてください。
【ある】全体:73%、20代:81%、30代:76%、40代:75%、50代:74%【ない】全体:27%、20代:19%、30代:24%、40代:25%、50代:26%
選択された基準について、最も重要視する理由を教えてください。
社風・職場の雰囲気と答えられた方の回答より
  • 自分を中心に考えた時、社風や職場の雰囲気は働きやすさ、業務と自分のスキル等との適性に大きく関わってくると思うから。一緒に働く人の価値観はバラバラなのが当たり前だし、企業理念については、そこだけに捉われると自分が会社に「何をしに」いくのか分からなくなってしまう、と考えている。(45歳 男性)
  • 一緒に働く人の価値観や企業理念が多少自分と合わないことなどはよくあることなのではないでしょうか?社風や職場の雰囲気は一見ざっくりした意味のようですが、毎日の大半を過ごす場所として居心地の良さは一番大事な気がします。(49歳 女性)
一緒に働く人の価値観と答えられた方の回答より
  • 社風や雰囲気は時代の変化と共に変わっていきそうなもので、企業理念は当初、起業した際に掲げた理念であり、必ずしも守りきれるとは思えない。但し、「一緒に働く人の価値観」は、少なからず自分が同じ環境で仕事をしていく上で、ベクトルが同じ方向を向いているべきだと思う。(30歳 男性)
  • 仕事における、達成感ややりがいを感じるのは、仕事内容ではなく、どんな人達と仕事ができるかであると思う。仕事内容がどうであれ、同じ志や価値観があったり、共に頑張る仲間がいれば、仕事は面白くなるはず。逆に、いくらやりたい仕事でも、仲間が最悪だと続かないです。(25歳 女性)
企業理念と答えられた方の回答より
  • 企業の理念に共感できることは前提であると考えている。しかし、理念がたんなる掛け声で実態と異なるようでは問題である。実態が伴った理念であれば、社風や従業員の価値観も、その理念に大きく違わないと考えられる。(44歳 男性)
  • 企業理念のしっかりしている企業の組織は比較的社員のモチベーションが高く、組織体制が良いと思う。自身も、明確な企業理念を把握した上で、より達成力・モチベーションが上がり、貢献意欲が湧く。経営に近い職種の場合、より重要と考える。職場の関係者と共有化し易く、業務が円滑に進む。(53歳 女性)
Q3. 自分と同じ価値観を持つメンバーと働くことを基準に職場を選ぶことについて、どう思いますか?
年代別グラフ
そう思った理由を教えてください。
  • 企業はそこに働く人々が共通のゴールを目指すことで成長のスピードと程度を最大化できると考えられるので、価値観がそこに働く人が目指すものということであれば、非常に重要だと思います。一方、企業が発展的に成長するためには異質の人間が集まっている必要があると考えますので、価値観や考え方が同じ、同質という意味であれば、それは好ましくないと思います。(51歳 男性)
  • 企業において多様性は非常に大切であるが、自分が譲れないポリシーや理念に関わるような「根本的な価値観」が違う人と働くのは無駄な摩擦が多く、また「根本的」であるからこそ譲歩が困難であるため。ただし、考え方が異なることで良いアイディアや解決策に繋がることもあるため、一概に「同じ価値観が良い」とは断定できず、バランスが重要と考える。(40歳 女性)
  • 切磋琢磨していく仲間同士の価値観がある程度一致していることは重要だと思う。かといって、決まり切った価値観だけで動くのは危険だとも思うので、議論は必要だと思う。また、価値観が違う人の意見を聞くことも大切なことだと思うし、そういう人たちと価値観を共有していくことも大事だと思う。(37歳 男性)
  • 価値観は人それぞれです。問題は、相手の価値観を認める事が出来るかだと思います。価値観は違っていて当たり前。むしろ、全員が同じ方向だと、失敗時は事が大きくなります。価値観は違う。でも、お互いの意見交換ができる雰囲気が大切だと思います。決定に時間はかかるかもしれませんが。(37歳 男性)
  • いろんな性格の人間が集まるのが会社であり、人間社会だと思います。同じ価値観を持つ者同士が集まれば、楽しいかも知れませんが、それは社会的な企業とは言えないと思います。価値観が違うものが集まり、意見をぶつけ合うことが、企業の発展には欠かせないと考えます。(46歳 男性)
  • 様々な価値観がある人がいる職場のほうが、いろんな角度で物事を見ることができ、問題点があっても発見しやすいと思うが、その一方で価値観が合う人と仕事をすれば、それはそれで業務を進めやすくなると思う。(45歳 男性)
Q4. 仕事において、同僚や上司と価値観の相違が原因で失敗したことはありますか?
【はい】全体:52%、20代:31%、30代:47%、40代:58%、50代:50%【いいえ】全体:48%、20代:69%、30代:53%、40代:42%、50代:50%
Q5. Q4で「はい」と回答された方にお聞きします。
具体的なエピソードがあれば教えてください。
  • 現在では「社畜」などという言葉が認識されてますが、そのような言葉が無かった時代の話です。いわゆる長時間勤務です。確かに給料はいただけますが、会社(職場)で生活している訳では無いと思います。ダラダラと夜の9時~10時まで会社に留まり、それが評価される。私からするとナンセンスなのですが・・・。(54歳 男性)
  • 設計者である自分は、製品はお客様に購入頂くものであり、会社の名前を背負ったものであるため、中途半端なものではなく、完璧な状態まで煮詰め・作りこみ、市場投入すべきと考えていた。が、営業はそれよりも納期を優先し、最悪、何かあれば後で直せばよい位のことを言ってきたことがあり、もめた経験がある。(35歳 男性)
  • 日本企業の場合、定期異動等があり、自分で職場を選ぶ事ができない為、価値観が異なる人との業務が多々ある。また、一人当たりの貢献が少ない事が多いので、価値観がばらばらの低パフォーマンスの多くの人と業務をこなす事は、価値の創造にはつながらない。(48歳 女性)
  • 若いころに、年配の上司と意見が食い違った。成長中の企業の新規取引口座開設を止められた。今から思うと、この人たちの年代はパソコンも出来ないし、高度成長時代の成功体験にとらわれているので、仕方ないとは思う。(50歳 男性)
  • 上司とWebサービスに関する価値観の違いからたびたび衝突しており、良かれと思ってサイトの改善点を上げたところ、上司の考えを全否定してると誤解され、数年に渡ってパワハラを受けることになった。(32歳 男性)
  • 違う意見を言うと煙たがられる場合が多い。意見を言わないことも結局は自分を殺して結果を人にゆだねることになりよくないことなので、タイミングや言い方には注意する必要があると実感する。(41歳 男性)
Q6. Q4で「はい」と回答された方にお聞きします。
どうすればそのトラブルを未然に防げたと思いますか?
年代別グラフ
その他と答えられた方の回答より
  • 価値観が違いすぎたらトラブルは防ぎようがない。些細な差ならばコミュニケーションで解決できる可能性あり。(36歳 男性)
  • 最初が肝心なので、紹介して下さったコンサルタントにもっと相談していれば良かったのかもしれません。(39歳 女性)
  • 仕事の価値観や考え方からすり合わせる必要があったと思うが、そんな時間は振り返ってもなかった。(47歳 男性)
  • 上司は選べないので未然に防ぐことは不可能。ただ、我慢すればトラブルを小さくすることは可能。(51歳 男性)
  • 上司に価値観の多様性を受け入れる視点があればよかった。それを持たせる研修など。(42歳 男性)
  • 防げるとは思えない。トップダウンの組織体質で上からの業務命令は絶対であるから。(44歳 男性)
Q7. 転職活動の際に、企業とご自身の価値観が合うかを確認していますか?
【はい】全体:71%、20代:62%、30代:67%、40代:74%、50代:69%【いいえ】全体:29%、20代:38%、30代:33%、40代:26%、50代:31%
Q8. Q7で「はい」と回答された方にお聞きします。
転職先企業と実際に働いている社員の方の価値観をどのように確認していますか?
年代別グラフ
その他と答えられた方の回答より
  • コミュニケーションやその人の外見で(やはり制服があるところは考えが柔軟でなくコンサバなので)。(39歳 女性)
  • 社風に対して質問し、具体的な例を挙げてもらう。たとえば風通しがよいというならその具体例を。(51歳 男性)
  • 企業訪問時に従業員の表情、仕事中の姿勢、企業の周りを見て歩いています。(49歳 男性)
  • 実際に現場にいないとわからないからまずは派遣で働いてみる。(44歳 女性)
  • 経営層のマスメディアなどでの発言などで。(41歳 男性)
  • 面接日以外の日に訪問してみる。(49歳 男性)
Q9.現在もしくは直近の職種を教えてください。
年代別グラフ
Q10.現在もしくは直近の年収を教えてください。
年代別グラフ
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第109回アンケート集計結果「「共感転職(仕事における価値観)」について(2015年版)」。ユーザーアンケート集計ページ。エン ミドルの転職をご利用頂いたユーザーの皆様に「働くこと」「転職について」に関するアンケートを毎月実施。アンケートにご回答いただいた皆様には、抽選で豪華商品プレゼント。