みなさんの声を活かすためのユーザーアンケート集計結果
第104回 アンケート集計結果

「カウンターオファー」について（2014年版）

カウンターオファーを受けたことがない：69％
受けたことがない方のうち、カウンターオファーを受けたいと思わない：65％
今回は「カウンターオファー」についてアンケートを実施しました。7割の方がカウンターオファーを受けたこともなく、そもそも受けたいとも思わないという結果に。

受けたくない理由としては「カウンターオファーを出すくらいなら、その前から昇給してほしい」「転職理由は会社自体への不信、不満が要因なので条件提示では心変わりしない」といった意見が多く、全体的にカウンターオファーで引き止めるくらいなら、その前にどうにかして欲しいという意見を多数いただきました。

実際にカウンターオファーを受けて、次の転職先を断ったことがある人は全体の約8％とかなり少数。ご意見を拝見すると、そのオファー内容は昇給や昇進がメインではないようです。

昇給や待遇の改善よりも「自分がやりたい新規事業の部署に異動させてもらった」「新部門の責任者へのオファー」など、仕事内容や仕事範囲に関する提案の方が引き止めに繋がりやすいようです。

転職希望者は、いざという時に引き止めを受けることを望んでおらず、もっと前からしっかりとコミュニケーションをとって欲しいと思われているようです。

ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。現在開催中のアンケートにもぜひご協力ください。

カウンターオファーについて
カウンターオファーとは … 転職を決めた後に上司から引き止めのための昇給の約束などを提示されること。
アンケート実施期間 : 2014年8月1日 ～ 2014年8月31日有効回答数 : 422名
Q1.「カウンターオファー」という言葉をご存知でしたか？
【はい】全体：28％、20代：10％、30代：21％、40代：24％、50代：32％【いいえ】全体：72％、20代：90％、30代：79％、40代：76％、50代：68％
Q2.今まで、カウンターオファーを受けた事はありますか？
【はい】全体：35％、20代：10％、30代：37％、40代：28％、50代：32％【いいえ】全体：69％、20代：90％、30代：63、40代：72％、50代：68％
Q3. Q2で「いいえ」とお答えの方にお聞きします。
転職の際に、カウンターオファーを受けたいと思いますか？
【はい】全体：35％、20代：11％、30代：49％、40代：32％、50代：37％【いいえ】全体：65％、20代：89％、30代：51％、40代：68％、50代：63％
受けたいと答えられた方の回答より
  • 自分の存在がどこまで必要なのかが知りたいから。（30歳 女性）
  • 給料が上がって、慣れた職場の方がよいから。（39歳 女性）
  • 退職する企業にとって、少なからず必要な人材だと感じる事が出来、また退職理由が金銭面等であれば、再考の余地がある為。（42歳 男性）
  • 選択肢が増えるから。（43歳 男性）
  • チャンスが広がるのであればと思います。（47歳 男性）
  • 会社の自分に対する評価や期待、今後の対応などが誠意という形で確認できる。（48歳 男性）
受けたくないと答えられた方の回答より
  • 二度の転職経験がありますが、どちらも転職の理由が待遇では無く会社自体への不信、不満でしたので条件の提示では心は動かなかったと思います。（54歳 男性）
  • 待遇面で転職を検討・決意したことがなかったため。また、自社も含めて知人でカウンターオファーによる残留をして、その後人間関係が悪化したり、上司が変わった事をきっかけに、条件が悪くなるケースを多々見てきた。（51歳 男性）
  • 転職するにはお金だけではない理由が存在するから。（48歳 男性）
  • カウンターオファーで引き止めるくらいなら、その話が出る前から昇給してほしいと思うから。（44歳 男性）
  • 転職の話が無いと出さないオファーなんていらない。出す気があるなら普段からやるべきです。また、言ったら出すなら他の人も真似をするのでやるべきでない。オファーを受けて取りやめる位の決意しか伝わっていないからでしょう。（49歳 男性）
  • 給与にも不満はあるが、真の退職理由は他にあるから。（42歳 男性）
  • 現状の業務内容に魅力を感じていない場合、カウンターオファーの条件に魅力を感じるとは、考えづらいから。（42歳 男性）
  • カウンターオファーを受けたいと望んでいるぐらいであれば転職活動をしていない。（32歳 男性）
Q4. Q2で「はい」とお答えの方にお聞きします。
どのような条件提示を受けましたか？
年代別グラフ
その他と答えられた方の回答より
  • 給料アップなどの改善。（31歳 女性）
  • 契約社員から正社員雇用とのことで引き留められた。（38歳 女性）
  • 昇給と新規プロジェクトの担当を約束された。（38歳 男性）
  • 兼業許可を条件に引き止められた。（43歳 男性）
  • 有給休暇の取得条件緩和や連休（4日程度）の取得の可能性、賞与支給の可能性について。（46歳 男性）
  •  
Q5. Q2で「はい」とお答えの方にお聞きします。
その時の職種を教えてください。
年代別グラフ
Q6. Q2で「はい」とお答えの方にお聞きします。
その時の役職を教えてください。
年代別グラフ
Q7. Q2で「はい」とお答えの方にお聞きします。
カウンターオファーを受けて、次の転職先にいくのをやめたことがありますか？
【はい】全体：27％、20代：0％、30代：22％、40代：32％、50代：26％【いいえ】全体：73％、20代：100％、30代：78％、40代：68％、50代：74％
Q8. Q7で「はい」とお答えの方にお聞きします。
なぜ、次の転職先にいくのをやめたのですか？
年代別グラフ
その他と答えられた方の回答より
  • それまで会社に対しての不信感があったのですが、提示された条件が実現されるのか確認したかったので。（48歳 女性）
  • 諸悪の根源が解決すると判明したので。（51歳 男性）
  • 福利厚生条件に問題があったため。（55歳 男性）
  • 転職先の採用決定が遅すぎたため。（58歳 男性）
Q9. Q8で「提示された昇給額が良かったので」とお答えの方にお聞きします。
具体的にどれくらいの額の提示を受けましたか？
年代別グラフ
Q10. Q8で「提示された昇給額が良かったので」以外の回答を選択された方にお聞きします。
具体的にどのような内容の提示を受けましたか？
  • 私が行いたい事業を社内でも立ち上げる事が決定し、そのための新規部署を設立し異動する事を約束してもらった。（39歳 男性）
  • 希望していた部門、役職をオファーされた。（57歳 男性）
  • 今まで2名の責任者と、それぞれのメンバーで運用していた業務を、全て任せて貰える事となり責任範疇が広がった事。（49歳 男性）
  • 単身赴任の解除。（51歳 男性）
  • 新規事業計画の推進。（48歳 男性）
  • 自分が企画した新規事業の推進を約束されました。（57歳 男性）
Q11. Q2で「はい」とお答えの方にお聞きします。
カウンターオファーを受けて得したこと・後悔したことがあれば教えてください。
  • 得したことは自身の能力を認められているのかなと思ったことで、後悔したことはかたくなに断らずその条件提示を飲んでみても良かったかなという点。（28歳 女性）
  • 昇給したのは得したが、新たなプロジェクトの約束は、その後途中で消滅し現在再度転職活動を開始している。（38歳 男性）
  • 単なる一担当でしかない自分に本部長自ら引止めを頂いたことは、今後同じような状況に陥った際の対応にあたっての良い経験・判断材料になると思います。当時は内定先の方の条件が残留するより適していたためカウンターオファーによって心は動きませんでしたが（時既に遅しでした）。（39歳 男性）
  • <得した事>新規事業（部署）の立ち上げに携わる事ができた。自分のやりたい事を行う事が出来た。<後悔した事>敢えて言うとすると、過去のしがらみから、実際の仕事以外の仕事もやらなくてはいけない事があった。（39歳 男性）
  • <得した事>給料が上がった。<後悔した事>会社の業績が悪くなっていった。（40歳 男性）
  • <得した事>年収が上がった。<後悔した事>新たな環境を味わえなかった。（43歳 男性）
  • 得したことは、自分の価値を再認識したこと。後悔したことは、転職回数を減らすいい機会を逃したこと。（53歳 男性）
  • やってみたかった仕事が経験できたのは良かった。結果的に昇給につながった。内定していた会社に行けなかったのは少し残念。（57歳 男性）
  • 自身の能力、現在籍先での存在価値を再確認できた。担当業務や（能力の低い上司の）人事配置の見直し等、こちらが退職意志を表示する前に改善を示して頂けなかったことが残念。（59歳 男性）
  •  
Q12. 現在（もしくは直近）の年収を教えてください。
年代別グラフ
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