×
書類選考に通る、職務経歴書のコツ

職務経歴書のコツ 営業系職種編

ポイントはここ!
営業職の場合は、職務経歴書の内容を通じて「成果の再現性」を判断されます。そのための情報が盛り込まれていることが、大事なポイントです。

しかし、日々職務経歴書をチェックしているキャリアコンサルタントの声によると、情報が不十分なものが多いとのこと。せっかく高いスキルや豊富なご経験をお持ちなのに、記載されていない。そのため、書類選考を通過できない。大いなる機会損失が発生していると言います。

情報が足りない背景にあるのは、「営業一本槍できたので、特筆するスキルがない」という思い込み。アピールポイントは、日々の営業の中でご自身が当たり前にやってきていることを深く掘り下げることで必ず見つかります。例えばクレーム対応に強い、営業資料・企画書作成が得意、新規開拓の成績は抜群といった点です。

営業職にとっての職務経歴書は、自分自身という商品を提案するためのツールです。相手のニーズを知り、それにあわせて自分の強みをアピールすることで、より効果的な提案が可能になります。

まずは、ご自身のやってきたことを、紙に書いて、目の前に見えるようにする。そして、そこからスキルとして抽出する作業が必要です。これをしっかりと行なうことで、書類作成だけでなく、面接での質問の受け答えが適切にできるようになります。
コツはここ!
コツ1再現性を判断する重要項目「売上グロス」「取引商品」「単価」「販路・販売先」を明記!
これらは、営業成績の「再現性」を把握するために求人企業が求めるデータです。これらの数値・情報は必ず明記するようにしましょう。
コツ2再現性を主張するための裏づけ売上や実績につながった「プロセス」をアピール!
先ほどの営業成績に加えて、その成績・実績をあげるまでの経緯をあわせて書いておきましょう。営業戦略、顧客フォロー、クレーム対応などを記載してください。これがあることによって「再現性」の裏づけがなされ、アピール度が高まります。
コツ3これまでの働きぶりを的確に伝えるために前職の「企業概要」を記述!
意外に省略してしまう方が多いのが、前職の企業概要。採用担当者が、前職はどんな職場で働いていたかイメージできるようにするためにも、ぜひ押さえておきたいところ。もし守秘義務に抵触しなければ、主要取引先の業態や規模なども書いておくといいですね。
コツ4データだけでなく、人間性も伝えておきたい自己PRでは「ヒューマンスキル」をアピール!
自己PRでは、簡潔にご自身の性格にまつわる内容を入れておくといいでしょう。データだけの冷たい職務経歴書に、人の温かさが付け加わります。3行~5行くらいで、ポイントをおさえて伝えるのが好ましいです。この点は、面接でも話のタネになります。