職務経歴は、プロジェクト単位で記載するのが分かりやすいです。プロジェクトの内容、使用した言語・プラットフォームはもちろんのこと、忘れてはならないのが「規模」と「ポジション」です。
「規模」を明記しておくと、採用担当が自分の会社のプロジェクト規模と比較して判断しやすくなります。規模を伝えるために、アプリケーション開発の場合には「人月」単位で、ネットワークエンジニアの方であれば「サーバ台数」を使うと、分かりやすいですね。
また「ポジション」は、マネジメントの立場として携わったか、ひとりのプログラマとして携わったかによって経験の内容が変わりますので、ぜひ明記しておいていただきたいポイントです。
「職務経歴詳細ではなく、自己PRから読む」という採用担当の方も多くいらっしゃるようです。特に経験したプロジェクトの数が多い方に関しては、先に自己PRから読まれる傾向があります。自己PRを活用して、積極的にアピールしてください。
自己PRの最初に「技術」のアピールをするのが有効です。エンジニア採用の場合、採用担当者が最も読みたいのは「技術力」です。技術以外でのアピールポイントがあれば、その後に追記しておきましょう。例えば、精通している業界やメンバーマネジメントの工夫点など、ぜひ追記しておきたい内容です。
エンジニアの経験は、表組みを活用して表現すると見やすくなります。表組みにすることで、プロジェクトごとの「内容」「規模」「役割・ポジション」などがすっきりと整理できます。
また枚数については、多くとも2枚以内でまとめるようにしてください。経験プロジェクト数が多い方など、職務経歴書が4~5枚になるケースもあるかと思います。枚数が多い場合には、別途サマリーということで2枚程度にまとめたものを用意し、サマリーと職務経歴書本体の両方を提出するといいでしょう。