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書類選考に通る、職務経歴書のコツ

職務経歴書のコツ 電気・電子系エンジニア編

ポイントはここ!
電気・電子分野では、業務の専門化・高度化が急速に進んでいます。各工程が細分化され、それに伴い、求人企業が求めるスキルや経験の内容も細かくなる傾向にあります。求人企業としては「何をどこまでできるのか」をより詳しく知りたいと考えるようになってきているといえるでしょう。

しかし、キャリアコンサルタントの声によると、「エンジニアの方の職務経歴書は、求人企業の考え方にはまだまだ追いついていない」とのこと。例えば「設計」「開発」という大きなくくりで記載されていても、より細かい点が一切かかれていないことも少なくないそうです。

書類選考では、求められるスキル・経験を保有しているかどうかを第一に判断されます。この点が詳しく明記されていないことで、過小評価・過大評価され、最終的な採用に結びつかないことがあります。以下のような“作成のコツ”を踏まえ、人事・採用担当者にとって分かりやすい職務経歴書を作成し、採用に結び付けましょう。
コツはここ!
コツ1書類選考で問われるのは最低限の技術力スキル・経歴は過不足なく、詳細に記載を!
技術者の方の職務経歴書には、クールな、冷たい印象を与えかねないものも少なくありません。その原因のひとつに、大まかな技術経験をただ単に羅列していることが挙げられます。ポイントは、「読み手への配慮」。採用担当者が求めていることを、詳しくかつ分かりやすく伝えることが大切です。業務の細分化が進む中、自分が携わった仕事も「テスト」や「コーディング」といった細かいところまで記載していただくといいでしょう。またレイアウトに関しても、表組みの形式を取り入れるとより分かりやすくなります。
コツ2開発・設計に求められるのはチームワーク携わった仕事の規模(人数)は必ず明記!
大手企業になるほど、開発はコラボレーションが重要になります。何人のグループで業務に携わっていたか、またリーダーとして取り組んだ場合は何人の部下をマネジメントしていたかがポイント。きちんとコミュニケーションをとりながら成果を出せる人物かどうかが推し量られています。
コツ3仕事に対する意欲・考え方でプラス評価に自己PRでは、仕事への姿勢、向上心・好奇心をアピール!

技術面でのアピールはもちろん、意欲や考え方といった人間性でのアピールも大事です。「開発に携わりたい」という方には、生産管理など開発以外の職務に携わっている方もいらっしゃいます。経験が重視されるエンジニアの求人では不利な立場ではありますが、これまでの仕事への取り組み、自己啓発として行なっていることなどをしっかりとアピールすることで、チャンスは開けます。

また、自分で工夫してやってきたこと、主体的に取り組んだことについても書類作成の段階でまとめておきましょう。とはいえ、職務経歴書は長くてもA4用紙2枚以内に収めるべき。あまり長くなるようであれば書類には書かないほうがいいと思います。ただ、こうした話の引き出しを用意しておくことは、面接対策につながります。