約40年勤めた会社を定年退職。乞われた継続勤務を断り「経理財務のプロ」として新天地を目指した60歳。

約40年務めた前職を満60歳で定年退職したことがきっかけです。

会社からは継続勤務を求められましたが、今まで培った経理財務・経営改善のノウハウで、これからは社会のお役に立ちたいと思い至り、外洋に出ることを決断しました。さらに社会的バリューを高めるため、中小企業診断士資格の取得にも挑戦中。とにかく自分の能力で社会のお役に立てる仕事をして、できる限り長く働きたいと思っています。

定年退職時点で3社の転職サイトに登録し、翌月には某スカウト様の紹介で某社の最終面接まで進みましたが、結局不採用に。その後は興味のある会社のみ自分から応募するか、スカウト様からのご紹介会社に応募しましたが、主に年齢制限のためいずれの会社も書類審査さえも進めませんでした。

そこで活動4か月目からは転職サイトの登録数を12社まで増やし、「定年65歳」や定年記載のない会社であればほぼ毎日数社へ応募したのですが、応募の当日か翌日には「残念ながらご希望に添えかねて・・」の返事で、世の中の「60歳の壁」の高さを痛感しました。

その後、アイブレーン様と面談の機会があり、求人条件にマッチするからと今回の会社へ繋いでいただきました。前職の定年退職から採用決定までほぼ6か月かかりました。

転職活動中の60歳以上の方へ　

(1)求人会社は即戦力を期待するので、自分の強みとこだわりを明確にしアピールすること。逆に未経験領域はNGだと思う
(2)ある程度の妥協も必要なので、どこまで妥協できるか、あるいは何の条件は譲歩できないかについて整理すること（私の場合は年収・勤務地・職種にこだわり、業種・役職などは不問に）
(3)多くのスカウト様と面談機会を持ち自分を売り込むこと
(4)転職活動はいい社会勉強の場とポジティブに捉え、落ち込まずに「楽しんでみる」こと
(5)転職活動は（定年を待たずに）早めにスタートすること
(6)転職サイトから毎日送付される情報メールは面倒がらずにこまめに確認すること

ご成功を祈念します。

今般は高い「60歳の壁」に風穴を開けていただき、感謝感謝です。

結果として、転職活動開始時に思い描いたイメージ通りの仕事・ポジションに就くことができました。今回は人と人とのご縁の重要さを感じました。今後の人生でも肝に銘じたいです。