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49回 アンケート集計結果

「給与体系」について

今後の賃金の見通しについて『不安を感じている』方は「86%」。転職して『年収が下がると思う』方は「40%」。
( ※ 一番多かった回答より )
第49回は「給与体系」についてお伺いしました。 バブル崩壊以降、年功序列賃金から成果主義への動きなど、賃金制度にまつわる様々な変化がありました。ただ、どんな制度でもそれぞれの課題を抱えているのが実情です。私たち働く人にとって、大きな関心事である給与について、どんな給与体系が望ましいと思うか、今後の賃金の見通しをどう考えているかなどをお聞きしました。あなた自身の求める給与体系をイメージしながら、ぜひ一緒に考えてみてください。
実施期間:20091224日~ 2010127
有効回答数:1167
担当:事務局 きむら
給与体系についてお伺いします。
a) 現在勤務している会社は、どのような給与体系ですか---【年代別グラフ】[個人の業績や成果が非常に大きく影響する]全体:18%、20代:16%、30代:14%、40代:17%、50代:24%[個人の業績や成果がより影響する]全体:36%、20代:33%、30代:32%、40代:37%、50代:39%[年齢・勤続年数・経験をより重視する]全体:36%、20代:43%、30代:42%、40代:37%、50代:28%[年齢・勤続年数・経験を非常に重視する]全体:10%、20代:8%、30代:12%、40代:9%、50代:9%
b) あなたにとって、どのような給与体系が理想的ですか?---【年代別グラフ】[個人の業績や成果が非常に大きく影響する]全体:19%、20代:17%、30代:20%、40代:18%、50代:21%[個人の業績や成果がより影響する]全体:47%、20代:61%、30代:52%、40代:46%、50代:39%[年齢・勤続年数・経験をより重視する]全体:27%、20代:19%、30代:21%、40代:30%、50代:32%[年齢・勤続年数・経験を非常に重視する]全体:7%、20代:3%、30代:7%、40代:6%、50代:8%
「個人の業績や成果が影響する」派の意見
業績が認められることでモチベーションがあがることがよいと思う。個人の業績や成果が影響する給与体系が望ましいが、ただし一部は年齢や経験も考慮されたバランスのよい給与体系が必要だと思う。(27歳 女性) 個人もしくはチームの能力を正当に評価されると、モチベーションが上がり、更に自分の能力開発に努めるから。(29歳 男性)
貢献度の高い人がより高い給料をもらえるのは、合理性があると考えます。しかし、企業は個人で仕事をしているわけではないので、個人の評価だけではなく、組織全体の評価のうえに、個人の貢献度を反映させるかたちが理想的と思います。(41歳 男性) 年齢、勤続年数を重視する会社にいるが、若い人材がなかなか育たないという課題がある。また、上層部にいたっては、仕事をしなくても高給が取れることになり、会社内での不公平感が顕著である。均等ではなく、正当な評価を行うべきだと考えている。(35歳 男性)
人間には波や運があると思います。努力して業績や成果が上がる年があれば、努力しても業績や成果が上がらない年もある。年齢や勤続年数による給与体系は、それらを平均化した給与体系だと考えますが、企業として社員個人の能力を最大限に引き出す事を考えると、業績や成果と連動した給与体系のほうが企業全体の業績向上に繋がり、最終的には個人の収入増加になると思います。(39歳 男性) 年齢・勤続年数だけで昇進した特定の年齢層が多く、会社は人件費負担増を懸念して、自分を含む20代~30代の昇進が行き詰まっている実情がある。能力・実力や実績に応じた報酬システムが理想的だと強く感じている。(33歳 男性)
「年齢・勤続年数・経験を重視する」派の意見
個人の評価ポイントが曖昧なまま導入してしまうと、結局組織全体も疲弊してしまう。成果主義とは聞こえは良いが、内容が非常に難しいと思う。人が人を正当に、正確に評価するのは本当に難しいはず。(36歳 男性) 若い世代が出した実績であっても、企業の歴史の基に成り立っている場合が多い。我々中高年は、底辺に安定したものがなければ、思い切ったチャレンジが出来なくなり、経済活動が稚拙なものになりかねない。(46歳 男性)
個人の業績や成果が影響することは良いことだが、あまり個人の業績や成果ばかりが影響すると会社の中が個人商店の集まりのようになり、社内で各々が協力することがなくなってしまい、バラバラになってしまう。(39歳 男性) いち個人の一定期間での成果は、個人だけで成し遂げられるものではない。企業内でキャリアを形成していくのであれば、一定の短期間での業績評価に比重を置くのは問題となる部分がある。(43歳 男性)
成果主義の導入により、セクショナリズムが進み、社内、個人間で所謂「足の引っ張り合い」が生じ、事業をトライしては、すぐにやめる体質が出来上がっている。さらには研究開発分野でも中途半端に終結させるので、組織が体をなしていない。従って、年功重視系のシステムに戻したほうがよいと考える。(47歳 男性) 業務内容によっては個人の業績と成果を客観的に測れないものもあります。実際のところ、飲み会に付き合う回数や、残業の時間など、上長の「印象」によって決まってしまうケースもあるでしょう。ですから、"年齢・勤続年数・経験をより重視"も悪くないと思います。(37歳 女性)
まず「あなたにとって、どのような給与体系が理想的ですか?」という問いに対して、3分の2の方が「個人の業績や成果がより大きく影響する給与体系」を選びました。特に20代では、78%の方がこの回答をしています。回答者の理由を見ると、「個人の業績や成果」を重視した方からは「モチベーション」と「若手の成長」というキーワードが多く出てきました。一方で「年齢・勤続年数・経験」を重視した方は「評価の正当性」や「行き過ぎた個人主義」に対する不安が寄せられました。転職活動で、求人企業の給与体系を判断する際のひとつの指標としていただければと思います。
今後の賃金の見通しについてお伺いします。
a) 今後自分自身の賃金の見通しについて、不安はありますか?---【年代別グラフ】[非常に不安を感じている]全体:42%、20代:31%、30代:39%、40代:48%、50代:42%[不安を感じている]全体:44%、20代:53%、30代:45%、40代:42%、50代:43%[あまり不安を感じていない]全体:12%、20代:15%、30代:14%、40代:8%、50代:14%[全く不安を感じていない]全体:2%、20代:1%、30代:2%、40代:2%、50代:1%
「不安がある」派の意見
景気に大きく左右される業界です。会社の業績により賞与も変わってきます。またこれから給与が上がるかどうか上司や同僚をみても不安を感じるため。(28歳 女性) 年齢給が廃止され、実績給のみの評価になりそうだから。実績とは売り上げだが、毎年、会社が一方的に決めたノルマを達成できるわけがない!(42歳 男性)
親会社(持株会社かもしれないが)の都合により、子会社は数年おきに合併や分割を繰り返している。そのため、様々な人事制度が乱立しており、2年先に会社が存続しているかもわからない。(30歳 男性) 今の会社では、転職組と新卒組が暗黙のうちに分かれている。転職組は、はじめの給与は高いが、使えなくなればお払い箱になる。常に結果を出し続けられる訳ではないので不安。(39歳 男性)
25年間、同じ業種で働いてきましたので、その経験しか活かすことができません。しかし、それは非常に稀な職種だった為に、他の資格や経験がないのです。それで、就職先が非常に絞られてしまい、良い条件の職場に再就職できる可能性が極めて低いからです。(47歳 男性) 家のローンや子供の教育費だけでなく、実家のローンの返済も残っている為、それなりの収入と貯金がないと不安で仕方が無い。今後もきちんと稼ぎ続けられるかどうか不安。(29歳 男性)
「不安はない」派の意見
制度としてはかなり整っていて、安定した給与体系をもつ企業に勤めているから。(29歳 男性) 業務遂行力並びに守備範囲を広げるべく、常に新しい情報及び新分野の能力開発を行っているため。(56歳 男性)
賃金がすべてではありません。転職やスキルアップや経験により、妥当な賃金をもらうように努力すればいい。疲れてしまったら、それなりの生活をすればよく、悲観することは無用。少しは不安もあるが、おおむね大丈夫だろうと思うことにしている。(46歳 男性) 企業だけでなく、個人の労働者間でもグローバルな競争が生じる時代になっていますが、コストパフォーマンスの高い人材になればよいのであって、不条理や個人の努力ではどうにもならない分野が急に増える訳ではないと思います。(39歳 男性)
少なくとも現時点での自分の実力・実績にはある程度の自信を持っているため、長い目で考えれば、将来的には昇進して役職に就くところまでビジョンを描くことが出来る。自分の賃金がアップする機会は十分想定にあるので不安までは感じていない。(33歳 男性) 賃金とは自分の実力で勝ち取るものであり、将来に対して不安を感じる事自体、自信の無さの表れだと思っている。(46歳 男性)
b) あなたの会社に、退職金制度はありますか?---【年代別グラフ】[ある]全体:65%、20代:53%、30代:69%、40代:69%、50代:58%[ない]全体:35%、20代:47%、30代:31%、40代:31%、50代:42%
c) 退職金制度はあった方がいいですか?ない方がいいですか?
「あった方がいい」派の意見
定年後の生活資金にもなりえること、また、何かしらの理由により退職した場合にも、再就職までの生活費になり、転職支度金にもなることから必要と思う。(25歳 男性) 退職にも色々と理由がありますが、次の職が見つかるまでは失業保険だけでは厳しいのが現状です。退職金で次の職探しに充てる余裕が出来ます。(27歳 男性)
将来定年退職した時など、持ち家の方は退職金でローンの返済を考えてる方が多いと思います。又、老後も年金で生活出来るか不安な為。(29歳 男性) 現在の給与は、退職金があることを前提としているから。退職金がないのならば、その分賃金が上乗せされてないと厳しいが、されていない会社が多い。(41歳 男性)
勤続年数に応じた慰労金的な要素はゼロにする必要はないと考えるため。但し、前払い制度を更に普及させるなど、幅広い選択肢があってもよいと考える。(当社では前払い制度、および前払い制度との併用が認められている)(34歳 男性) 定年退職する際には無いと人生設計が難しいと感じるため。ただ可能であれば、退職金制度は無にしてその分給与への反映が可能である制度と併用できることがあればより望ましい。(32歳 男性)
将来に備えた貯蓄が十分でないし、現行の給与体系は退職金を含めて成立していると思う。企業が一方的に退職金制度をなくすなら、その分、賃金をあげて欲しい。(51歳 男性) 今後の社会保障制度もきびしくなりそうなだけに、会社でこの制度を設けてもらえるのは労働者にとっては助かります。(45歳 男性)
「ない方がいい」派の意見
絶対につぶれない保障がないから。会社がつぶれたらなくなると思っているから。今もらえるときに、もらっておいたほうがよい。(30歳 男性) 退職金の分を給料に振り分けてほしい。老後よりもむしろ若い世代の時の方がお金が必要だと思うから。(39歳 男性)
現在の経済状況から、企業が退職金を払うまで存続している保証もないので、毎月の給与に含んで少しでもサラリーマンの直近収入を増やす方が、消費拡大効果が望めます。(34歳 男性) 退職金の積み立てを会社がするのであれば、その時の実績に応じて会社からなんらかの手当てを出してあげた方が、会社にも活気がつくし頑張る社員が増えるとおもいます。(24歳 男性)
日本経済が右肩上がりの成長経済でなくなった現在、退職金が貰えるまで会社が存続しているとは言い切れない。それよりも、給与を増やし、社員のやる気を上げた方が効果があるはず。(49歳 男性) 同じ会社に長くいることを推奨する制度だから。会社が泥船のように沈みかけたときに、すぐに逃れられない足かせにもなるから。(53歳 男性)
「今後自分自身の賃金の見通しについての不安」が「ある」方は、全体の86%と多数を占めました。昨今の経済状況などの影響もあり、不安感は高まりやすい時期といえそうです。ただ、こんな時にあっても「不安はない」と答えた方に注目しました。それらの方々からは「少なくとも現時点での自分の実力・実績にはある程度の自信を持っている」「賃金とは自分の実力勝ち取るもの」など、強い気持ちで仕事に向き合う姿勢が感じられました。
現在、転職をお考えの方にお伺いします。
a) 転職後に年収は上がると思いますか?下がると思いますか?---【年代別グラフ】[上がると思う]全体:29%、20代:49%、30代:34%、40代:29%、50代:19%[現状維持だと思う]全体:31%、20代:36%、30代:39%、40代:29%、50代:25%[下がると思う]全体:40%、20代:15%、30代:27%、40代:42%、50代:56%
「上がると思う」と回答された方の理由より
不景気な業界から好景気の業界への転職を考えているからです。友人の業界は、不況とはいえ、給与は私の1.5倍でした。考えていた程は上がらないでしょうが、基本的には上がると思います。(27歳 男性) 今よりもスキルを高められる会社・業務につけば、給与も上がると思う。また、今の会社では、正当な評価を受けていないように感じるため。(26歳 男性)
現状給与以上に会社の業績に貢献しており、現在より個人の成果・能力を重視する職場への転職を考えているから。(29歳 男性) 現状ではベースアップがこれ以上期待できない環境なので、転職して残りの人生をかけてみたいと思っています。(40歳 男性)
上がらなければ転職する意味が無い。今までの評価は正当なものだと感じていないから。(32歳 女性) 現在の仕事で平均以上の成果を出しており、十分会社の業績に貢献していると思うから。(36歳 男性)
これまでの実績や背景をベースに、上がる事を条件で転職するため。また、先方より望まれて転職するため。いわゆるポジティブな転職、キャリアアップの転職は、上がる事が前提であると考える為。(46歳 男性) 現在得ている収入が、自分の能力と比べて過分に貰っているとは思わないため、より自分の適性を発揮できる条件で転職すれば(今後の努力込みで)今より下がる可能性は少ないと思います。(39歳 男性)
「現状維持だと思う」と回答された方の理由より
採用時のその人の能力査定は難しいのでどうしても、前職の給与が参考になると思うから。年収が上がるか下がるかは、初年度の活躍次第だと思う。(31歳 男性) 会社に入り環境が変わることは、いい事と悪いことがあると思います。まずは、現状維持でその後の仕事を見ていただいてからスタートだと思っています。(33歳 男性)
今の会社でのキャリアは必ずしも評価されるものとは言えないので、現状維持か、一時的に下がる可能性もあるとは思うが、長い目で見て今の会社より上げることができるだろうと思う。(35歳 男性) 同業他社であれば下がる、もしくは現状維持になるかと考えます。ヘッドハンティングのように求められる人材であれば、もちろん上がりますが、通常の転職を考えているのでは、現状維持がいいところです。(45歳 男性)
いくら転職者の職歴と転職先会社のマッチ度が高くても、やることは100%前職と同じだと考えにくい。転職するとは、会社が変る、環境が変る、人間関係が変る、業界が変ることもある。いくらできる人とはいえ、適応期間が必要、その分マイナスだと考えられる。だが、給料が下がると、転職の意味がないと考える人がほとんどです。転職先会社も給料を現状維持から、今後の活躍、例えば業績や、成績をみて、給料を上げるまたは下げるの判断をするでしょう。(30歳 女性) 転職をすると多くは比較「0」からのスタート、もしくは不景気の場合マイナスからのスタートと思っています。そこから年収をあげるとなると、よほど目立つ功績をあげ、評価されなければならないと思います。普通にこなすだけでは難しいと思うので、現状維持、もしくは下がると思います。(28歳 女性)
「下がると思う」と回答された方の理由より
自分の今までの経験を、そのまま活かすことができる会社は、少ないと思っている。だから今と同じだけの給料をもらえるとは思わない。(30歳 男性) 実力主義ではなく、安定した年功序列的な会社で働きたいと思っています。そこを重視したら、必然的に給与水準は低くなると思う。(31歳 女性)
求人が圧倒的に少ない状況で、自分に特殊な資格が無いことを考えると、安易に転職したら下がる方が大半ではないかと思います。(34歳 男性) 職種が特殊なため(おそらく他社にはない!といっていい程に特殊)現職でのキャリアをキャリアとして、アピールできない。(47歳 女性)
難しい設問です。現状維持以上を目指して転職を考えてはいますが、下がってしまっても会社が成長して生涯賃金が結果的に現職を上回る事もあるでしょうし。一番重要だと考えるのは、たとえ下がってしまってもやりがいがあり人生のプラスになるかというところです。(39歳 男性) 今がそれなりに良い給与を貰えていると考えているが、将来的にUターン目指していることもあり、地方の給与水準を見ると、最高に良くて現状維持だが、ほぼ間違いなく下がる方向と考えている。(36歳 男性)
b) 転職して年収が下がることを受け入れられますか?---【年代別グラフ】[受け入れられる]全体:15%	、20代:14%、30代:11%、40代:13%、50代:23%[条件付きで受け入れられる]全体:63%	、20代:67%、30代:67%、40代:63%、50代:58%[受け入れられない]全体:22%	、20代:19%、30代:22%、40代:24%、50代:19%
c) b)で「条件付きで受け入れられる」とお答えの方にお伺いします。その条件とは何でしょうか?---【年代別グラフ】
「転職後に年収は上がると思いますか?下がると思いますか?」という質問に対して、20代の方の約半数が「上がる」と回答しました。全体でも、60%の方が「現状維持かそれ以上」という回答でした。私としては、転職して「上がる」とお答えの方の多さに驚き、その理由の「正当に評価されていない」という感想の多さに、少々心配になりました。
転職することで、仕事内容や環境、人間関係などが大きく変わります。その中で、これまで通りの実力を発揮するのが難しいケースも多々あります。年収が高ければ、それだけ会社の期待も大きくなり、時にはそれが重荷になってしまうこともあります。そうなると、また「評価されない」状態が再現され、転職を繰り返すこともありえます。年収は、自分が会社に提供した価値の対価です。転職先で、ゆくゆくはどんな価値を生み出してゆけるかをしっかりと説明できることが、正当な年収提示を得るための第一歩だと考えてはいかがでしょうか。
新しい会社で長く勤め、着実に評価を得てゆくためには、転職直後の年収額に目を奪われすぎないことも大事です。
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