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135回 アンケート集計結果

「残業規制」について(2017年版)

残業は撤廃しない方が良い:54%
理由としては「必要な残業もある」
第135回は「残業規制」について伺いました。

残業は撤廃した方が良いと思うかをお聞きしたところ、「いいえ」と回答された方は54%。「はい」と回答された方と同等の割合になりました。

理由としていただいたコメントでは、「残業にならないように時間配分しながら仕事をしていても、どうしてもその日のうちにやらないといけない事もあると思う」「当日中に済ませなければならない事項・顧客対応なども有り、臨機応変・柔軟に対応しないと中小企業はついて行けない」「どの企業も繁忙月、時期はあると思うのでその対応を無理に減らすことはないと思う」といった、必要な残業もあるという内容がとても多く見受けられました。
また、他人と比較して働く時間が長いと感じるかという問いに対しては、約60%の方が「いいえ」と回答されています。

労働時間が長く、残業を撤廃してほしいという方はいるものの、労働時間はそこまで長くないので残業は撤廃しないでほしいという方の割合の方が多い印象を受けました。

他にも、皆さんから頂いたご意見を多数掲載しております。
ぜひ、ご一読ください。

アンケート実施期間 : 2017年3月1日 ~ 2017年3月30日有効回答数 : 755名
Q1.1ヶ月の残業時間はどれくらいですか?
Q2.昨年と比べて残業は減りましたか?
Q3.残業は撤廃した方が良いと思いますか?
よろしければ、その理由を具体的にお聞かせください。
はいと答えられた方の回答より
  • 個人による能力の差がありますが、私の場合は残業が出来ない分、通常勤務時間に、いかに効率よく、生産的に作業するかを考えることに繋がるから。また、私個人の概念では残業=作業効率が悪い、だと考えておりますゆえ、撤廃には賛成です。(31歳 男性)
  • 企業側も無駄な賃金を払わなくて済むし、その分を雇用に回せると思っているから。逆に時間管理が出来ない人は仕事が出来ないとみなす欧米の考え方も必要だと思っている。考えて仕事をする当たり前なんだけど、やはりまだまだ無駄話をしてる様なのは暇と一緒。(43歳 女性)
  • 残業する同僚の中にはダラダラと仕事をしている人もいるし、残業することが「頑張ってます!」というアピールになると思い込んでる輩もいるのを目の当たりにしており、無駄な時間だなぁ~といつも思うから、絶対に廃止するべきだと思います。(43歳 女性)
  • 常に残業しなければならない業務は効率化を考えるか、人員増を考えなければならないと考えます。しかし、突出的な繁忙期のある業種、職種に限り、その時期のみ残業を認めるようにすれば恒常的な残業は減らせると考えます。(41歳 男性)
いいえと答えられた方の回答より
  • 仕事が面白く、自分の裁量で進められているのであれば、一時的に時間が長くなっても問題ないことが多いと思います。一律に残業撤廃とするよりも労働時間についてはフレキシブルに対応するとするほうが、結果的に良い環境となる気がしています。(42歳 女性)
  • 残業が日常化すると本人も周囲も慣れてしまう傾向があるが、明確な目的と本人の意思を確認するチェック機能が働いていれば残業はあても良いと思う。人命に関わるような大きなトラブル発生時に定時退社なんか選択肢としてあり得ない。
    (46歳 男性)
  • トラブル時など定時内ではやりきれない仕事もあるため。見込み残業代を出してもらった方が良い。仕事はやらなければならないため、効率よく仕事をするようになるので、メリットの方が大きいと思う。(38歳 男性)
  • 適正な範囲内で本人の合意があれば撤廃すべきでない。そもそも、仕事には責任が伴うのは必然。また、時間内だけで仕事が終わらないことなんて想定内。日によって様々。残業なしなど、無責任な理想論者の戯言に過ぎない。(35歳 男性)
Q4.他人と比較して、働く時間が長いと感じますか?
Q5.昨今、会社側の残業に対する配慮に変化を感じますか?
「はい」と回答された方にお聞きします。
会社側の変化について、具体的に教えてください。
はいと答えられた方の回答より
  • 「ともかく仕事はいいから帰れ」という号令だけが掛かっており、スタッフクラスは混乱しているようです。日本的な「人に仕事がつく」という文化をやめない限り、残業はなくならないでしょうが。(40歳 男性)
  • オーナー企業の場合、長時間労働をさせることは場合によっては罪になるという意識が多少芽生えた。ただ、管理職に関しては、相変わらず長時間させても大丈夫との意識ですが・・・。(48歳 女性)
  • サービス残業をさせない体制になった。事務方には残業はあっても正確に記録されているが現場はそうではないようだったが、現在は完全にサービス残業はさせない状態になっている。(41歳 男性)
  • NO残業デーが徹底され帰りやすい雰囲気の醸成に努力していると思われた。こまめなヒアリングが増えたり、有休をしっかり取得する上司も増えた。(31歳 女性)
  • 残業を減らす試みとして、前からあった残業デーには定時退社するようメールでの通知をしたら、プレミアムフライデーを推進したりしている。(53歳 男性)
  • ノー残業デー設置、事業部の残業時間管理が徹底されるようになった。ペナルティーはないが残業は良くないという意識を根付かせ始めた。(38歳 男性)
  • 就業規則が厳しくなり、人事から残業時間の知らせが多くなった。ある程度の残業時間になると赤文字で警告メールが来ます。(43歳 男性)
  • ノー残業DAYが設けられ、定時以降に残っているスタッフに対して帰宅するようにメールが送られることがあります。(30歳 女性)
Q6.残業の原因はなんだと思いますか?
Q7.「残業規制」をすることで残業時間(営業時間外の業務時間)は減ると思いますか?
よろしければ、その理由を具体的にお聞かせください。
減ると思うと答えられた方の回答より
  • 取引先が残業ありで、多くの仕事を発注してこないのであれば、こちらも残業規制は可能。業界全体が変わらないと難しいとは思います。最初は仕事量が全体的に抑制されることになると思いますが、効率化が図られれば問題ないのでは。(35歳 女性)
  • 法的に規制されれば、会社側は規則に則るべきで、無理であれば人材を増員するしかない。個々の能力を再査定するチャンスでもあるので多方面で規制が影響を及ぼすことになりますし、残業は減ると信じています。(43歳 女性)
  • 法律で制限されるのであれば減らさざるを得ない。ただし、サービス残業(経営者から見えない残業)の発生、生産性低下(人員増強)による一人当りの給与低下が伴うと推測する。(34歳 男性)
  • 厳しい罰則を設けることが必要。ただ、能力が無い者、作業に時間がかかるものに対してはその分給与を減らすなど生産効率も明確化する必要があります。(39歳 男性)
  • 表面上は減ると思うが、パソコンの自宅持ち帰りなどで、自宅での残業が見えない部分で発生し、正当な賃金に反映されない気がする。(45歳 女性)
  • 残業して対処する選択肢が、皆の頭の中に常にある。原則できない、それを前提にできれば、無茶な依頼なども納期調整がてきる。(46歳 男性)
  • 実際にこの2月に自ら残業規制(残業時間を8時間に抑えた)をしたところ、後回しにした業務が溢れています。(37歳 男性)
  • 潜在的につきあい残業が多いように見受けられるので、公式に規制することでそうした残業は減るように思う。(47歳 男性)
減らないと思うと答えられた方の回答より
  • 規則化するよりも、仕事の効率化、システムの通信スピード、省略できる部分の不必要な仕事の見直しをしなければ改善はされないと思う。(35歳 女性)
  • 仕事の絶対量は変わらないので、さらに、外部から見えにくいサービス残業が増えるか、または家で仕事をすることになると思う。(34歳 女性)
  • 自宅へ持ち帰るタイプの残業が発生する(今でもそうだが)。結局、サービス残業を自宅ですることになり、改善はされない。むしろ、プライベートの時間においても仕事をすることになり、24時間監視された職場環境になる可能性がある。
    (40歳 女性)
  • 業務量が一定であれば、当然ながら残業規制によって、どこかにしわ寄せが生じて来るものと考えます。残業規制よりも雑務をアウトソーシングするか、システム導入など機械化を徹底した方が残業時間を減らせると考えます。(49歳 男性)
  • 残業規制がこれまで規制になっていない。残業を減らすことに本気であるのなら刑事罰、実刑、取引先にも罪を問う必要がある。また社会もスケジュールに寛容にならなければいけない。(43歳 男性)
  • 理想と現実は違いますが、固定残業代は支払うとかなら残業は減らないでしょう。逆にノー残業で仕事量は変わらず効率良い仕事したらノー残業代を払う方が良いかも。(40歳 男性)
  • 中小企業は残業をして何とか利益を出して生き残っていると思うので、プレミアムフライデー然り、恩恵を受けるのは一部の大手企業だけだと思います。(37歳 男性)
  • 表立っては定時にしているが、社内では世の中そんなこと言ってますがといいながら結局せざる負えない状況だと見て見ぬふりすると思います。(48歳 男性)
Q8.「残業規制」をすることのメリット・デメリットはなんだと思いますか?
メリット 
デメリット 
Q9.政府が検討している「プレミアムフライデー」は残業削減に繋がると感じますか?
「プレミアムフライデー」とは …
政府が経団連などと連携して検討してきたもので、月末の金曜日に早めに仕事を切り上げ、夕方から買い物や飲食、旅行などを楽しんでもらうという消費喚起策。
よろしければ、その理由を具体的にお聞かせください。
繋がると答えられた方の回答より
  • 長い目で見れば特定業種を除き、残業削減に繋がるまた特定業種も自動化すれば多少は削減できると思う為。(47歳 男性)
  • 業界によっては金曜の夕方が忙しくなるところがあるが、サービス業以外の業界であれば対応できるところはあると思う。(43歳 男性)
  • 繋がるかもしれませんが、月末よりかは月初めの金曜の方が良いと思います。月末締めの企業も多いですし、必ずしもどの企業も25日の給料日とも限らないので…。(45歳 女性)
  • 間違いなく繋がるとは思うが、Q7のように無理やりでは違和感を感じるし、実践できるのは元々ゆとりのある一部の企業のみでは?と考える。(49歳 男性)
  • 時間はかかると思うが、これによるメリットが広まってくれば繋がると思う。ただし、政府、民間両者の歩調を合わせる必要はある。(45歳 男性)
  • プレミアムフライデー自体が残業時間を減らす目的ではないように感じますが、ホワイトなイメージをつけたい会社は導入するかと思うので残業規制にはつながるのでは、と思います。(30歳 女性)
  • 物理的には繋がると思います。ただし、会社全体での取り組みや顧客理解があって初めて成り立つものと感じます。(37歳 男性)
  • 意識の高い会社がやるだろう。そのため国内での総残業時間は減る。ただし、中央値は変わらないかもしれない。(44歳 男性)
繋がらないと答えられた方の回答より
  • 買い物や飲食、旅行の際の交通手段で働いている人は休めず、一部の人にしか恩恵がない。その日の忙しさに人員が取られ、他の日の人数が削られ残業が増えていく現場には負担が掛かる政策。(36歳 男性)
  • 単純に残業を減らすことも出来ないのに、余計なイベントをやっても意味が無い。そもそも、36協定も守れない日本の企業がそんなことに合わせてくれるわけがない。(42歳 男性)
  • お客様や競合他社が仕事をしている限り、導入する企業は増えないと思う。そのしわ寄せ分、別日に忙しくなる。月曜の早朝出勤したり、何日も納期に追われて残業したりするくらいなら、金曜日も定時内きっちり働いて定時で帰る、ほうがまし。(35歳 女性)
  • 管理職層の意識改革にはなるが、直接的に残業削減にはならない。法律で1日7時間などというように最大時間を短縮したらよい。早く帰れるようになり、プライベートが充実する人が多くなれば自然と職場の空気が変わっていくと思う。(46歳 女性)
  • そもそもプレミアムフライデーは残業規制よりも、消費の活性を図る方に重きが置かれているのでは???単に休みを増やしても、仕事の効率化が図られないのであれば、解決策にはならないのでは?(56歳 女性)
  • 業務量の削減ができないのであれば、別の日にしわ寄せが来る。アドバルーンとして空気を替える役割は果たすかもしれないが、本質的には業務量削減がセットになっていないと早晩終わると思う。(34歳 男性)
  • 業務量が減らないので残業時間は減らないと思います。ただし、業務があまり忙しくないときに早く帰りやすい(時間休暇取得)雰囲気作りにはつながると思います。(44歳 女性)
  • 個々の業務自体減っていないのに、途中で仕事を打ち切れるのはごく一部だと思います。 給料自体減るのに消費の拡大は望めないと思います。(48歳 男性)
Q10.どうすれば残業がなくなると思いますか?
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