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15/10/20 UP!
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マネジメント・キャリア

「女性活躍」に欠かせないイクボスの存在。今求められるマネジメントとは?

『女性活躍推進法』という法律が、この夏に成立しています。

 

女性の採用や登用機会の向上、職業生活における活躍を推進させるための法律です。

 

この法律により、従業員301名以上の企業は「自社の女性の活躍状況」を把握し、女性の活躍推進に向けた「行動計画の策定」、労働局への「行動計画の届出」が義務付けられるんです。

 

行動計画では、具体的に以下を把握することが求められることに。

 

1.採用者に占める女性比率

2.勤続年数の男女差

3.労働時間の状況

4.管理職に占める女性比率

 

そして、上記をどういう数値にしていくのか、という目標計画を行政に報告をする必要があるんです。各企業の行動計画は、厚生労働省のホームページで、来年公表される事になるようです。

 

要するに「どの企業が女性の活躍に熱心なのか」「どの企業が長時間労働の抑制に熱心なのか」。

 

そして…「どの企業が女性の活躍に関心がないのか」などが、白日の下にさらされるわけです。

 

法的な罰則はないものの、企業の女性への考え方、ひいては社員に対する労働の考え方がオープンにされる良い機会になりそうです。

 

これら情報は、転職希望者にとっても有用な情報になるでしょう。

 

さて。今の自分たちの上司はどうでしょう。

 

「女性の活躍」や「部下の育児について」どういった考えを持っているのでしょうか。女性の活躍には、現場上司の理解が欠かせません。

 

ミドルの転職で「イクボス」について、アンケートを実施しました。

イクボスについて
イクボスとは … 男性の従業員や部下の育児参加に理解のある経営者や上司のことです。部下の育児休業取得を促すなど、仕事と育児を両立しやすい環境の整備に努めるリーダーをイクボスと呼びます。

育児に理解のない上司。2人に1人は非協力的?!

Q:今の上司は育児に理解がありますか?

 

ミドルの転職の会員(有効回答:2,035名)に、今の上司は育児に理解があるかを聞いたところ、52%は「上司は育児に理解がない」と答える結果に。あらら。

 

以下のような声をいただきました。

次女(4歳の時)が朝、急に熱を出した。妻と共働きなので子供の発熱時対応は交互に行っていて会社には電話で有給申請をした。翌日、出社したが…社長から「良く有給を使うよね。」と嫌味を言われた。
以前勤めていた会社では、営業職の男性の勤務時間はとても長く、夜の10時以降の退社は普通、12時ごろ退社も多く、午前1時以降になると残業という間隔で働いている人が多かったので男性が育児に積極的になれる環境ではありませんでした。

 

まだまだ、現場では理解が追いついていないのが現状のようです。
一方で、以下のように理解のある上司も。

0歳4月に保育園に入れず、結局1歳6ヵ月めいっぱい育児休業延長することに。育休延長のご相談したところ、「無理に復職を急がず大丈夫。迷惑かけるから辞めるということだけは言わないでほしい。また働けること待っているから」と言ってくださり、心底ありがたかった。

部下の育児に対する”理解”は、その部下のためだけではありません。

 

はたらく環境の構築は、マネジメントの大事な役目。環境構築は会社組織の成長、強化にも繋がる。近視眼的な視点とその対応は、自社の競争力を低下させることを理解することが重要です。

 

女性だけでなく、男性も育児に積極的に参加する。参加できる環境を作ることが求められてます。

 

では、上司は、男性部下の育児参加についてどのように考えているのでしょうか。

男性の育児参加に賛同的な上司

Q:男性部下が育児を理由に会社を休むことをどう感じますか?

 

男性部下が育児を理由に会社を休むことについて、マネジメントをしている上司に聞いたところ、約80%の方が「休んでも良い」と回答する結果に。

 

意外ですね。上司は男性の育児参加に(頭では)一定の理解を示しているようです。

 

回答していただいた方から、メッセージをいただきました。

男性の平均年収が下がり続け、離婚率も急上昇する昨今、女性も正社員職に就かざるを得ないのが現状である。しかし、50台以上のバブル世代社員にその感覚はなく、現実浸透しづらい。少数でも実例を増やし続けるのが現実的であると考えます。また、今の乳幼児は第二次ベビーブーマー世代(200万人)の半数(100万人)しかおらず、希少価値は倍であり、国の宝である。(40歳 男性)

 

グローバル競争が激しく、景気が比較的良く労働力の確保が難しい今。企業の発展には、女性・男性を問わず、優秀な人材の確保がかかせません。

 

女性活躍の推進には、現場マネジメントの意識改革が必要不可欠。

 

冒頭の「女性活躍推進法」も成立したことから、既に他人事ではありません。マネジメントの当事者であるミドルの我々の姿勢、それが日本の企業体質を変えていくのです。

 

来年の公表時に、どの企業がどのような対策をしていくのかが発表されます。それに向けて、ある意味自分たちが自身の企業ブランドを構築していくことが可能。

 

その結果を見るのが今から楽しみです。

 

ではでは。
 

[今回参考にしたアンケート記事]

ユーザーアンケート 第111回「イクボス」について

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女性活躍には現場リーダーである上司の理解は欠かせません。部下の育児休業取得を促すなど、仕事と育児を両立しやすい環境の整備に努めるリーダー「イクボス」についてアンケートを実施しました。