募集要項
- 募集背景
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今、自動車、電気・電子分野から医薬・医療、衣料、住宅から水処理、スマートグリッド等産業用インフラの分野においての広い業界において、そのイノベーションの多くのキーパーツは、ポリマーやその複合体のポリマーアロイにより成し遂げられております。
それらは、飛行機のCFRPに限らず、自動車のボディーやエンジン周辺のECUモジュール等の基板、筺体からスマホの液晶表示体の各種光学用や一層が数10μmのFPC用さらに一般家庭に使用されているコモディティーの多く、そしてRO膜に代表される水処理用、太陽光発電、燃料電池、Liイオン電池等二次電池等の技術的なブレークスルーのキーテクノロジーとなっております。
その材質、その厚さ、分子構造、分子配列といった高機能特性を有する材料を、安価で効果的に製造する方式と量産装置の”トランスレーショナルリサーチ”的な開発設計です。
- 仕事内容
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今回の業務は、ポリマー、ポリマーアロイを主体に、その有機物質の分子構造や配列を考慮したナノオーダーテクノロジーを対象とした、製造工程、製造方法と、そのための量産装置の開発・設計業務です。
現在多くの分野でその製品イノベーションを牽引しているポリマー系有機材料は、試験管からの研究開発から、コンピュータによる分子構造の解析に基づく研究開発に移行しているようです。
その機能探索から構造が予測検証そして実証され、それを如何に量産に耐えられるプロセスで製造されるか、といったいわばフィードフォワード制御による開発が進められています。
そして、その機能性材料は、固体高分子型燃料電池(PEFC:エネファーム)の電解質としての固体高分子膜やLiイオン二次電池そして今開発が進む次世代の金属空気電池等のセパレータ―等といったように、それらの最先端工業製品の性能を決定づける部材として位置付けられております。
その部材を如何に、どのような製造用法を用いて、そして量産装置としてどのような装置にするか、装置の製造は一部外部委託企業との共同開発もありますが、それらの開発・設計となります。
その製造も、温度パラメーターによる分子レベル制御のため、最終的には実機による確認はあるとの事ですが、あるレベルまでコンピューターシミュレーション(CAE)で確認して開発が進められているようです。
具体的には、
・ポリマー系の製造方法、製造装置の設計技術開発 (押出機-口金-キャスト)
・ポリマー流動シミュレーション、熱流体シミュレーション、レオロジーハンドリング技術開発
・その他新規ポリマー、ポリマーアロイの製造に関しての研究開発
・その他
です。
- 応募資格
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- 必須
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・フィルム製膜又はポリマー成形技術に関係した機械設計経験者
・ポリマー流動・熱工学の知験のある方(歓迎)
・大学院修士、博士(機械工学専攻)
- 歓迎
- ・ポリマー流動・熱工学の学術的な方程式を基にした知験・能力
- 募集年齢(年齢制限理由)
- 35歳位までの方 (長期勤続によりキャリア形成を図るため)
- フィットする人物像
- ・フィルム製膜又はポリマー成形技術に関係した、CAEを駆使した機械設計経験
- 雇用形態
- 正社員
- 勤務地
- 滋賀県大津市(※転勤無)
- 勤務時間
- 9:00~17:30
- 年収・給与
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委細面談 モデル賃金 30歳 510万円(残業含まず)
昇給年1回、賞与年2回
- 待遇・福利厚生
- 健康保険 厚生年金 雇用保険 労災保険 通勤手当 残業手当 定年60歳(再雇用有) 退職金有 【福利厚生】財形貯蓄、住宅融資、従業員持ち株制度、社宅・寮その他
- 休日休暇
- 完全週休2日制・祝祭日 慶弔休暇 年末年始 夏期休暇 有給休暇